【PS4】アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝 レビュー
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-05-10 |
価格 | 8532円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |

- 総合ポイント
- 76
- (難易度)
- 1.86
- レビュー数
- 21
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
100pt
GOOD!
すでに書かれてる事を、になりますがグラフィックの綺麗さ。
キャラクターがCGっぽく見えてしまうのも個人的には当然のことでたまに「あれ?実写っぽい?」と思わせられるほど懇切丁寧に書き込まれた仕事は実に見事。これが5点じゃなかったら何に5点つけるの?と言っても過言じゃない。
さらにゲーム難易度の幅。
これも実に丁寧。
練習からプロまでの幅広さで、練習はアナログスティックを両方普通に使える(左アナログで移動しながら、右アナログでカメラ操作ができる程度)人なら100%クリアできる優しさ。
さらにちょっとだけ癖はあるが、エイムアシストが完璧すぎて、敵の方を向いて構えて攻撃ボタンを繰り返すだけでバタバタ倒せ、敵の攻撃も「それ致命傷じゃないか?」と思えるぐらい受けてもすぐに死ぬ事がなく、ちょっと隠れて留まれば即回復、と銃撃戦で死ぬほうが難しいぐらい。
ちなみにこれら機能を使ったらトロフィー取れませんけど(笑)みたいな薄っぺらい糞制約もないので自分のようなド下手糞は練習でアシストフルにしてストーリーに集中できたし、「そんな低難易度で遊ぶほどこの俺様はヌルくない!」なんて人でも難易度プロでアシスト無し(ボーナス含む)でやれば多少の発狂まちがいなし。それでも過去シリーズに比べたら多少簡単な方らしいですが。
それに関連して、難易度不問でとりあえずクリアさえすれば開放できるボーナス。
見た目の変化もそうだが、無限弾などの開放もでき、一度開放すれば全難易度で使いまわせる。ここらへんも「自分の腕前に合わせて調整ができる開発者のフォローの凄さ」も10年以上前の国産ゲームを見てるよう。
ストーリーも相変わらずの初っ端からトップギアでぶっ飛ばし、「こうなった経緯は…」と言わんばかりに過去に戻ってから最初のシーンを追いかける。
このストーリー展開もハリウッドのアクション大作を見るようで常に手に汗握るシーンと、地味な移動シーンがいい感じで切り替わるので緊張と緩和で飽きさせない。
今作も「お前の握力おかしいだろ!(笑)」と言わんばかりのネイト(とサブキャラ)のボルタリングが見れます。
また、煩いこともなく、銃撃戦などの主要シーンで盛り上げるサウンドの出来も良く、銃撃戦などは音が鳴り止む=敵殲滅の合図と曲の出来以上の快適さを手助けしてる。
さらにこんな当たり前な事を…なレベルだが、予算削減なのか、能なしプロデューサーあたりが「ゲーノー人とパイプ作って自慢っするっしょ!」ぐらいな事しか考えてない、この人自分の手がけたゲームに愛情の欠片もねぇんだな、だからこの程度の出来しか作れねぇんだな(笑)でお馴染みのタレント声優起用なんてみっともない真似をしてない。
ちゃんと実力あるしっかりとした声優さんが声を当ててるので、イベントシーンはもちろん、道中のちょっとしたムダ話(アンチャーテッドはここも魅力)なんかも本当にすんなり耳に入ってくる。
GOOD欄に総評じみた事を書きますが、お金と時間と人をちゃんとかけて丁寧に作り上げればこれだけの最高のゲームが作れる、という良い見本であり「これ出されちゃ国産ゲームなんて1000本束ねても叶うわけねぇわ(笑)」と打ちのめされる。
国産メーカーにこの規模のゲーム作らせようとしたらあと30年~は不可能なんじゃないか?とすら思える最強の作りこみソフトです。
BAD/REQUEST
正直ない。ので、難癖レベルで。
トロフィーが相変わらず面白くない。このゲームに限った事じゃないが、ただのトライ&エラーによる偶然の一発目当てや「○○で××回倒せ!」や「難易度△△でクリア!」と言ったプログラムの手抜きばかりなので狙って取ろうとしないかぎりは急激に「やらされ感」になって一気に冷めてしまう。
完全一本道の弊害。
個人的にはGOODな点でもあるが、開発者が想定したルート(そのエリア内なら複数ルートで突破できるが)内では、遥か遠くにふっとばされたり遥か高い所から落ちても死なないのに、ルートを外したら自分の身長二人分程度でも即死。
多分難易度練習では銃撃戦で死なないかわりに転落死が多いでしょう。
COMMENT
貶そうにも貶す所がないぐらい。
「アンチャーテッド」というこれまでのシリーズにおけるお約束を周到しながらより遊びやすさ、グラフィックの凄さに磨きをかけた恐ろしい作品。
シリーズ最終作という事もあって、大抵ちょっとダレた終わり方だったり「売り上げ次第では続編もあるかもね~」みたいな国産メーカーのお家芸的下品な終わらせ方など一切せず気持よくENDを見せてもらった。
(もちろん外伝的続編や絶対続編が作れない終わらせ方ではないので無いと言い切れないが)
あくまで難易度練習のクリアのみでマルチプレイも未プレイなのでその分の評価は一切考慮してないが、ソロプレイかつ、アンチャーテッドをやっていて「あのゲーム面白いよね!」と思っていた既存ユーザーはもちろん、まだ未経験な人にもアンチャーテッドコレクションから含めてオススメ(*)できる。
むしろ1~4まで一気に体験できるのはある意味羨ましいかも。
それに伴い今回点数をつける際に未プレイ箇所もあるのでそれを考慮して…とも思いましたが、やってない所で点を下げるのも意味不明なので「ソロプレイ単体の出来」という点においてこの点数にしました。
間違いなく100点をつけていいゲームだと思います。
(*)
コレクション…の方は未プレイなので移植度は他者のレビューを参考にしてください。
ここでいう「おすすめできる」はバグや移植度は度外視で「アンチャーテッドシリーズを楽しむ」という意味でのおすすめです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
93pt
GOOD!
来ましたね。
遂に、アクションアドベンチャーというジャンルが完成した! と思えるゲームです。
とにかく買って損は無いゲームなので、ここを見て購入するか考えている人は、いろいろネタバレを読んでしまう前にまずプレイした方が良いです。
ひとつだけ強くオススメしたいのは、「日本語吹替でプレイしましょう!」。
【グラフィックス】
実写のよう、というよりは絵画的な美しさ、空気感や質感を観る人に伝える方向の表現です。
そして、その圧倒的な造り込み。
市場の商品や料理、建物の壁の模様、遺跡の彫像、、職人魂を感じます。
ラストオブアスで一つの完成形を見せてくれていたノーティドッグですが、PS4プラットフォームでそのクオリティをさらに上げてきたと思います。
良くこんな仕事ができるものです。
【熱中度】
ストーリーテリングが秀逸で、次が気になり、ヤメ時がありません。
いつも明るいネイトのおかげで、つらくなるときがありません。
良くしゃべるキャラクターも良い味を出していて、みんなのために頑張ろうという気持ちにすらなります。
システム的にも、プレイ中のロード時間がなく、リトライもすぐなのですいすいプレイできます。
【満足感】
ストーリー、演出、プレイ感、価格、どれも文句の言いようがありません。
まさにパーフェクトなゲーム。
アンチャーテッドは全てプレイしてきましたが、今回が最後かと思うと寂しいです。
【演出】
プレイを盛り上げ、ストーリーを印象的にするいろいろな演出が素晴らしいです。
この演出こそがノーティドッグの真骨頂だと思っています。
途中のプレイへの伏線でもあるクラッシュバンディクー、タバコを吸うシスター、ネイトを襲う無茶苦茶なシチュエーション、
とても自然に割り込んでくるキャラクター同士の会話、平和な晴れた日と嵐の海の対照。
映画のような、と言うのは簡単ですが、その丁寧なつくりに感動します。
【エピローグ】
アンチャーテッド最終回となる今回は、かわいらしくも感動的なエピローグが付いてきます。
このエピローグ、なんかとてつもなく凄い。
画面が切り替わった瞬間に「え、これ動くの」とびっくりしてしまう超写実的なグラフィック。
おまけ演出なのか、時間の経過を表現するための表現なのか、、
とにかく驚きました。
【マルチプレイ】
他の対人シューティングと違い、アンロックする装備によって(そんなには)強さに差が出ないのがまず良いところです。
あと、マッチングは同じぐらいのレベルの人とあたるように調整してるのかな…?
対人戦が苦手な私でも楽しめています。
BAD/REQUEST
BADは特に感じなかったのですが、強いて言えば・・・
【宝物】
いろんなところに宝物が落ちていて、集めると2週目以降で使えるボーナス要素がアンロックできます。
が、宝物を探してマップの隅々まで行く作業が、ストーリーへの没入感を邪魔します。
もったいない。
【分かれ道】
今回のアンチャーテッド、分かれ道が多いです。
どっちに行っても大丈夫なんですが、ストーリーが進んでしまうと「さっきの道、行ったら何かあったのかな」と気になってしまい、これも没入感を邪魔します。
一本道のところは一本道でいいんだけどなあ…
【殺しすぎ】
かなりの人数を殺します。
ゲームシステム上しょうがないのですが、、あんなに殺したのにお咎めなしでいいのか…? と思ってしまいます。
COMMENT
ゲームの歴史の中でも、一つのマイルストーンとなるであろう名作だと思ってます。
家に来た非ゲーマー友達が5時間もプレイを見てて飽きなかった2黄金刀。
ゲーム表現の地平を切り開いた3砂漠。
集大成の今回。
ノーティドッグの新作が待ち遠しいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt |
80pt
GOOD!
1.グラフィック
実写レベルといっていいほどのリアルなグラフィック。ジャングルや荒野の細かいディテールと壮大な奥行き感から、登場人物の表情の微妙な 動きに至るまで精緻に表現できていてすばらしい。
2.キャスティング
声優陣も実力派ぞろいでキャラの個性も十分に引き出せており、ムービー場面もしっかり入り込めます。話題性に走ってタレントなどをキャス ティングする例がゲームに限らず映画等でもよく見られますが、ヘタクソが一人いるだけで一気に冷めますので、しっかりとした声優陣で固め たところはgood。
3.ダイナミックなアクション
ジャンプで崖を飛び移ったり、ロープを使ったスイング移動、カーチェイス、銃撃戦等これでもかというほど体を使ったアクションが盛りだく さん。
それに大胆なカメラアングルやムービー演出を加えて”プレイする映画”に仕上げてあります。画の動きが実に楽しい。
4.アドベンチャーとしての適度な緊張感と謎解き要素
そもそも難易度は高め。さらに一つ操作を間違うと即死となる高所での飛び移りや突如始まる銃撃戦等で少しも油断できない緊張感がみなぎっ ています。
特に銃撃戦については敵の初期配置こそ決まっているものの、銃撃戦が始まると動きにランダムさが加わり、ただ漫然と障害物に隠れて撃って くるのではなく、こちらの死角に回り込んでの不意打ち、包囲等使ってくるので常に周囲に気を配っておく必要があり、何度戦っても楽観でき ません。
また、一方で謎解きもしっかりとした作りになっていて、パズルをじっくり考えて解く楽しさもあります。
5.ロード時間の短さ
ある種死にゲーとも言えますので、リプレイ時のロードが長いと苦痛になりますが、この作品はゲーム開始時のロード時間こそ長いもののリプ レイ時のロードはほとんどないためストレスを感じることがありません。
BAD/REQUEST
あまり思いつかないのですが、あえて気になったことを上げるとすれば、
1.飛び移り可・不可のわかりにくさ
飛び移ってぶら下がれるところとそうでないところの区別が判りにくい感じがします。
ぶら下がれるだろうと思って飛び移ったら掴まれず、そのまま転落して即死、というのがかなり多発します。
2.終盤でのくどいミイラ爆弾
ネタバレになりますが、終盤に出てくるミイラ爆弾がクドすぎる。とにかく爆死、爆死の連発でイライラしました。
意表を突いたトラップという位置づけが妥当なアイテムだと思うので、行く先々でミイラ爆弾だらけというのは少々多すぎかと。
COMMENT
難易度は高めですが、とにかく楽しいの一言。
まずは初級あたりでクリアし、ボーナス特典を解除してから上級難易度でプレイするのがいいと思います。
私は最初からプロでチャレンジしましたが、終盤で完全に詰んでしまい、リプレイ回数200回余りで断念。中級に難易度を落としてプレイ続行しましたが、ボーナス特典取得後、無限弾数や任意に銃を変えられるようにしてからプロで再トライしたらクリアできました(それでも170回ほどリプレイしましたが)。
敵の車に引きずられたり、装甲車の追跡から逃れるアクションなどは大胆なカメラアングルでの操作となり、アドベンチャー映画の主人公になった気分が味わえます。また、今作はオカルトじみた化け物キャラも出てこないのでよりリアルな考古学探検アクションになっていると思います。
本当にこれで最終作になってしまうのでしょうか。もったいない気がします。
次はサムやネイトの娘が主人公の作品にしてシリーズを続けてほしいなあ、と思っています。
あ、忘れてましたがこのゲームは3D酔いする人にはツライかも。私は3D酔いしたことがなかったのですが、本作で初めて酔いました。
背景の作り込みが緻密であるが故、画角を回転させた時に目に入ってくる情報量が多く、酔いやすいのかもしれません。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-31
先程、全クリしましたが、全体的にはとても良かったと思います。本当に”PLAYする映画”って感じで、ストーリーも良かったです。(基本的な流れは、今までのシリーズとあまり変わりませんがw)
ただ、賞味15時間位で全クリしてしまい、だいぶ短いと感じました。でも、中身は濃かったので、結構満足しています。
ネイトの最後のGAMEで売る気はないので、幾日がしたら二週目をPLAYしようと思っております♪
GOOD!
これまでのレビューと同様になりますのであっさり気味に
書かせてもらいます。
1 素晴らしいグラフィック
2 邪魔にならないサウンド
3 ストレスにならないインターフェイス
4 壮大なストーリー(きちんと落ち着き)
初代から続けてプレイしてきていますが
恒例の序盤からフルスロットルから落ち着いた
しばらく後、突然つながる伏線に快感を覚えます。
とても素晴らしい。
BAD/REQUEST
大変素晴らしいゲームですが、参考のために
あえてBADを重点的に書いていきます。
1 ネット対戦が実質有料
PS PLUSに加入してなければ対戦はできません。
PS4では当たり前のことですが、私は加入していないので
ネット対戦が出来ませんでした。ただし、もともと対戦に
重きを置いていないので個人的には無視できる範疇です。
2 恒例のクリーチャーが出ない
初代からアトランティスまで、
「この手のやつが出てきたら物語も終盤だな!」と思う
例のアレが出てきません。
おかげで終わりにも気づかずに走り抜けてしまいました。
中には、初代のアレでビビってしまってクリアを断念した
人もいるようなので、そのような人には朗報です。
3 OPのテーマが流れない
シリーズをした人ならわかってくれると思います。
電源を入れて、ロード画面中の例のかっこいいOPテーマが
流れません。骸骨が無音でぶら下がっているだけです。
寂しすぎる。
4 最終ステージがなんか地味。全体的になんか地味。
初代のエルドラド、2のシャングリラ、3の砂漠のアトランティス。
どこもこんなところがあったら素敵すぎる!と胸が熱くなる映像でしたね。
今作は基本的に洞窟がメインのため、なんか地味。
ただしリアル志向といえばリアル志向。
グーグルアースで見つからないわけだわ。
全体の雰囲気でいうとグーニーズです。
5 謎解きもっと欲しい…。
確か「砂漠に眠るアトランティス」だったと思いますが、
移動してもこちらを睨み続ける銅像の正体は
顔の部分だけ凹んで描写しているというギミックであったり
ドームいっぱいを使った影絵の謎解きだったりと
壮大なギミックが少なかった印象です。
目玉の謎解きが、絵の中の記号探しとか寂しすぎる。
COMMENT
あえてBADをいっぱい書きましたが
アンチャーテッドシリーズを結ぶにふさわしい
「集大成」である事は間違いありません。
魅力的なキャラクターが盛り上げるストーリー。
ストレスなく、ゲームに没入できるアクション。
横で見ている人も思わず声が出てしまう演出。
是非次回作も期待したいものです。
シリーズ、すべて最高でした。