オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
73pt
GOOD!
◇ストーリー
エピソードがいくつもある中で、ダレることなく最後まで進められる作り。
主人公の行動もある程度理解できる。
◇熱中度、満足感
誰が裏切るか、生き残るのか分からないため推理しながら最後まで楽しめた。
エンディングも好印象。
◇システム
BETシステムは新しく、かつこのゲームにマッチしており面白い試み。
BAD/REQUEST
◇ストーリー/設定
突っ込み所多数。
但しフィルタをかけて眺めれば、しっかりまとまっている出来とも言える。
文章力はもう少し必要。
◇グラフィック
一部良い部分があるものの、やはり全体のつくりは平均以下。
フォント(文章の魅せ方)のセンスもいまひとつ。
ただ、それはこのゲームにおいてそれほど重要ではない。
◇サウンド
効果音は良いが、一部声優の声が聞き取りにくく、また明らかに合っていない人物がいる。
COMMENT
各要素だけ見ると、平凡な印象です。
でもプレイ後はそんなことを感じない、パワー溢れる不思議なゲームでした。
ノベル系のゲームが好きな人にはオススメできます。
十分良作だと思いますよ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
84pt
GOOD!
・とにかくストーリーが秀逸
設定を見ただけで心奪われましたが、実際の内容も実に面白かったです。
閉鎖空間に閉じ込められた赤の他人同士、とんでもないルールで繰り広げられる生き残りゲーム。
こんな状況におかれたら人はどんな行動を取るのか。とんでもない生存条件を課せられ、主人公(プレイヤー)は生き残ることができるのか、もう先が気になってしょうがないため、プレイを始めたらラストまで一気に読んでしまいました。
また登場人物の行動の動機付けの描写が上手く、たっぷり感情移入できました。
特に主人公。単なる正義感からとかではなく、わりと説得力のある動機付けがされていたのがよかったです。
なので熱中度、満足度ともに5をつけました。
・いわゆるADVのようにストーリー中で分岐するのではなく、開始時にシナリオを選択肢、同じ舞台でまったく別のストーリーが展開する方式だったので、共通シナリオを再プレイするというダルさがなく快適でした。
おかげて1シナリオをクリアしても、次のシナリオではどんな展開になるか想像が付かないため、最終シナリオまで愉しんでプレイすることができました。
・システムが非常に快適
キャプターごとの自動セーブ、バックログからの任意の位置の再プレイ、オートプレイ等々、至れり尽くせりだったと思います。
これが通常のADVのような選択肢があるタイプでも、快適にプレイできたと思います。
BAD/REQUEST
・他の方も書いていますが、絵があまり上手くない
登場人物全て頭と目がやたらでかいロリっぽい造形になっていたり、わりと年齢層が高いキャラもいるのに、とてもそうは見えないのが気になりました。
あとシーンによって絵柄が異なるのもちょっと。
・お世辞にも文章がうまいとは言えない
「そうして」「のだった」が多すぎたり、時々妙に説明っぽい表現があるのが気になりました。
・ラストがちょっと突拍子もなかったかなあ
まあカタルシスは得られたのですが。
COMMENT
同人版未プレイ、オールクリア済み。
いやあ面白かった。ゆっくりプレイしようかと思っていたのですが、一気にプレイしてしまいました。
それにしてもBETシステムは上手いこと考えたもんだとちょっと感心しました。いろんな意味で。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
75pt
GOOD!
■グラフィックや声優コメントなどを回収するために賭け金をベットするシステムが斬新です。
選択肢を排除したことで多少希薄になったゲームへの参加意識が高まりました。
同時にプレイヤーを物語の舞台に引き込むトリッキーな仕掛けとしての効果も引き出しています。
(ある意味いじわるな趣向ですけれどね…)
■舞台が閉鎖された施設に限定されているため、時間と空間の広がりは「ひぐらしのなく頃に」ほど感じませんでしたが、
設定や脱出条件が何ともゲーム的でパズルを解く楽しさは深く味わえました。先の展開が気になり熱中度は高かったです。
■キャラクターも個性派揃いで敵味方問わず魅力的です。スミスは心底憎たらしいと思いました。主人公は好感の持てる人物でした。
■各章ともリセットされた状態でスタートするため重複する展開がなく、飽きのこない仕様でした。
■ノベルゲームの要所とも言える既読スキップ、クイックセーブなどシステム面は申し分ありません。
■声優さんもマッチ。同人版から半数以上変更していない心意気も加点要素です。
BAD/REQUEST
■キャラクター絵が私の好みでは無く、最後まで馴染めませんでした。
■キャラが立ち、好感が持てる主人公だからこそボイスも入れてほしかったですね。
■事の真相は「ひぐらし」に比べ比較的容易に想像できるため謎解きの面白さは低めでした。
COMMENT
■同人出身のゲームをプレイしたのは「ひぐらし」に続いて2作目です。
この2作をプレイするまでは、同人=アマチュアと思いこんでいましたがとんでもない誤解でした。
むしろ、人気に胡坐をかき、何の工夫も無い有名ゲームの続編より遥かに優れていると思います。
■私はこのゲームの発売を中澤工氏のブログで初めて知りました。
発売日直後にもかかわらず、近所のゲームショップはおろかヨドバシやビックカメラでも売っていないためネット通販で購入しました。
こんな有様では存在すら知らない方も多いのではないでしょうか。このサイトの力で少しでも知名度が高まればいいなあと思います。
■音楽はオープニング曲2曲とスミスの曲が印象に残りました。
GOOD!
・手に汗を握るストーリー。バトルロワイヤルのような生き残りゲームが、エピソード1から4まで用意されている。カードごとの生き残り条件も、いろいろと考えることができて良いアイディアだと思います。
・快適なシステム。スキップも早いし、バックログ画面で好きなところまで戻れるのが良い。個人的には、ロードした時にその場面よりも前のバックログが見れるのがとても良かった。
・奇抜なBETシステム。自分もゲームに参加しているような効果があり、最後にはちょっとした驚きも。ゲームシステムとBETシステムの良さを総合して、システムは5点にしました。
・声優の演技は良かったです。ボーカル曲は4曲で、飛びぬけて印象に残るものではありませんでしたが悪くは無かったです。
BAD/REQUEST
・4つのエピソードの関連性が最後まで明らかにされない。なにか関連性がありそうな言動がゲーム中にあったので期待していましたが、最後まで明らかにされませんでした。
・女性キャラの顔が皆同じに見える。それにもかかわらず、テキストでは個性があるように記述されるシーンが多く、少し違和感がありました。
・設定が濃すぎる。生き残りゲームという、それだけで非日常が溢れているのに、さらに濃い設定が積み上げられて興ざめするシーンもありました。
・動かされるキャラ。非日常を与えられた中でキャラが自然に動くという感じではなく、作者が想定した構成に従ってキャラが動かされていると感じるシーンが多々ありました。
COMMENT
・4つのエピソードは、どれも同じくらい面白かったです。
・最後のサプライズは、本当にうまく考えられていると思います。
・生き残りゲームという手に汗を握るストーリーで熱中度は高かったですが、個人的には最後にあまり満足感は得られませんでした。きっと、4つのエピソードの関連性が明らかにならなかったのが影響していると思います。