【PS2】薄桜鬼 新選組奇譚 レビュー
発売元 | アイディアファクトリー (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-18 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / 限定版 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ジャンル:女性向恋愛AVG ■プレイ人数:1人 ■限定版:9,240円 |
- 総合ポイント
- 71
- (難易度)
- 1.67
- レビュー数
- 3
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
38pt
GOOD!
・イラストが綺麗
グラフィック担当を「カズキヨネ」さんがされているので、
スチルや立ち絵もとても綺麗で魅力的
・クイックセーブ・クイックロードがある
セーブ時間やロード時間も気にならない程度で、
その方面に関しては問題無し
BAD/REQUEST
・アドベンチャーゲームではなく、実際にプレイしてみると
「ノベルゲー」状態で、がっかり。
ただひたすら現れてくる主人公の思考を読んで、
時たま現れる選択肢をいくつか選ぶだけなので、
いくらイラストが綺麗でも、「これは別に
ゲームとして販売しなくても、絵の付いた
ドラマCDとして販売したとしても、
なにも問題がないのではないか?」と思えてしまう。
ストーリーも文章としてのおもしろみが無く、
読んでいて「退屈」で、だったらふつうに
小説を読んだ方が安いし、面白いと思えてならない。
COMMENT
購入してみて、正直、オトメイト作品という時点で
期待はしてなかったのですが、やはり、「ゲームとしての
魅力」はありませんでした。
なぜ「ゲーム」という媒体で発表するのか、
その意義や意味を、プレイヤーに感じさせる
ことが出来てこそ、「ゲーム」を売る商売の
「プロ」だと思います。
オトメイト作品には、そういったものを感じられません。
「ゲームでなくては表現出来ないもの」
「なぜこれをゲームとして発表するのか」
そういったことをいろいろと考えて、
これからの作品を作って欲しいです。
この作品は『「カズキヨネ」さんの描く「新撰組」ファン』、
または『カズキヨネさんのファン』向けの作品だと
感じました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
76pt
GOOD!
良いところ(箇条書きですみません)
・CGイラストが綺麗
・史実にほぼ忠実なシナリオ
・システム周りが快適
・洋装になるとかっこよく見える(これは私だけかも・・・)
女向けとしてはかなり良いできだと思う。
キャラクターが時代に合わせて衣替えをするという部分も。
BAD/REQUEST
悪いところ(これも箇条書きですみません)
・萌えが足りないかもしれない・・・
・↑のためキャラクターが好きになれないと辛い部分がある。
・攻略キャラクターによって恋愛(ラブラブ)度?の温度差がちがく感じる。
・史実に忠実なため悲壮感漂うエピソードがある。
・サブキャラにもいいキャラがいるのでそちらも攻略したかった。
・最期になっても元には戻れない。
私は新選組というか幕末に詳しくないので、
歴史上の単語とか人物出てきて混乱しがちだったがプレイしていればあまり気にならない。
用語集があるので気になる方はそちらをみるといい。
COMMENT
プレイしての感想ですが、自分は緋色からこちらを購入するきっかけになりました。
歴史にあまり詳しくなかったので特に思い入れも無かったのですがプレイしてみてかなり楽しめました。
最近この手のゲームはあまりやってなかったので。
ただ、攻略キャラによっては恋愛のラブラブ度の差が激しい気がする・・・
EDもとある攻略キャラを除いてハッピーエンドだけど微妙に悲壮感漂う。(キャラによってはある意味お先真っ暗?)
これから購入する方へ、
このゲームは史実というか新選組について書かれているので、メイン攻略キャラ(パケのキャラ)は最期に取っておくことを無理にとは言いませんがおすすめします。
GOOD!
・カズキヨネさんによる美麗なヴィジュアル
・各キャラにほぼ和装・隊服・洋装プラスアルファの立ち絵があり、バリエーションが豊富に見える
・主題歌がいい
・声優さんの演技が安定していて、好みを別にすれば安心して聞いていられる
→相変わらずヴィジュアル面、主題歌はいいです。一枚絵も多少の崩れはあるものの、現在発売されている乙女ゲームの中では高水準なのでは?ただ流血表現が多いので、血に弱い人は駄目かもしれません。
・シナリオが史実からあまり逸脱せず、うまくゲームオリジナル要素と絡めている
→羅刹の設定が入った+主人公の存在があるので、史実とまったく同じという訳にはいきませんが、それでも池田屋事件、鳥羽伏見の戦い等々意外に史実を壊していない。史実では途中でお亡くなりになる人もルートによっては生きていて、ここでこういう風につなげるのか、と感心する場面も。ただその分歴史に興味がない人にはきついかもしれないと感じました。
・恋愛ばかりのベタベタなシナリオではない
→基本的に登場キャラクターたちは当初、自分の信じるもの>(超えられない壁)>>>主人公です。甘い台詞を吐きまくってくれるわけではなく、あからさまに邪険に扱うキャラもいるので、甘やかされまくりたい人にはお勧め出来ません。恋愛要素は薄めで、とにかく「新選組」という組織で、刀から銃に戦の主力が移る中、激動の幕末をがむしゃらに生き抜こうとした隊士たちの物語がメイン。当然流血あり、人死にあり、どシリアスな展開で、全員がハッピーな結末はまったくなし。だ が そ こ が い い(強調)と思います。
BAD/REQUEST
・BGMの種類が少なく、演出が単調
・音声の大きさがキャラクターによってまちまち
・漢字の読み方や、呼称(沖田の斎藤君or一君とか)がバラバラなのが気になる
→主題歌はすごく好きなのに、本編中で印象に残っているBGMはなし。この場面でこれを?というようなトンデモBGMが流れてきたりして、雰囲気ぶち壊しです。同時に音声も、せっかく皆さんいい演技をされているのに音量がまちまちで、あるキャラは大きすぎ、あるキャラはBGMに紛れてしまいイライラ。
COMMENT
・乙女ゲームとしては少し異色で人を選ぶと感じました
→主人公の存在意義が薄いのに加え、素性が特殊なのにそれが活かされていないような。なので、守ってもらうよりむしろ私も一緒に戦います!というタイプの主人公が好きな人には向かないでしょうし、始終甘いorほのぼのした雰囲気のゲームが好き、砂糖吐かせてくれなきゃ嫌、血みどろなんてもってのほかと言う人にもちょっとおすすめ出来ません。
・アドベンチャーゲームである必要性を感じない
→突っ込み所は色々ありつつも面白くプレイできましたが、これをゲームでやる必要はあったのかと聞かれると…?? 音の出る、絵の綺麗な紙芝居と言われてしまえば反論できない。
・オトメイト作品中ではかなりの良作、新選組ゲームとしても○。
→人は選びますが、オトメイト作品では久々にディスクを叩き割りたくならなかった作品でした。新選組という題材を、割とうまく料理していたと思います。歴史ネタが好き、殺伐とした雰囲気・血みどろは苦手じゃないむしろウェルカム、攻略キャラがそっけない?君のために生きたいって言わせてやろうじゃない、という人は楽しめるのでは。