【PS3】アーミー オブ ツー レビュー
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2008-03-19 |
価格 | 7329円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ミリタリーTPS(ミリタリーアクション) ■ プレイ人数:1〜4人 Coオペレーションタイプのミッションクリア型シューティングが登場。主に次世代機をメインで多数のプラットフォームでの開発がおこなわれており、米国の民間軍事企業をめぐるポリティカルクライムサスペンスだ。タッグを組んだ屈強な二人組みが、協力しながらさまざまなミッションをこなしていく単純明快で非常に爽快なアクションゲームに仕上っている。武器のカスタマイズから乗り物までありとあらゆる物を利用可能。一人プレーも可能で、AIとの連携が新しい。(転用元:GDEXより) |
Amazonレビュー
レビュー者: PLAYER01
レビュー日: 2008-03-20
レビュー日: 2008-03-20
レジスタンスでFPSの面白さに目覚め、アンチャーテッドやCOD4にはまった人、レインボーシックスベガスのように仲間を使った戦術アクションが好きな人にオススメします。
このゲームは操作しているキャラクターの姿が見えるTPSというジャンルで、プレイヤーの操作するキャラとCPU(オンラインや協力モードでは人)の操作する相棒とのコンビで進んでいきます。タイムクライシスのイメージにも似ています。
このゲームのキモは何といってもアグロメーターという敵からの注目度を示すメーターです。
メーターの両端に自分と相棒が配置されており、一方が敵の前に姿をさらしたり、敵を攻撃すると敵の注目を集めてアグロメーターが傾き、集中攻撃を受けやすい状態になります。このアグロメーターを利用して進んでいくわけですが、仲間にバリバリ撃たせて敵の注目を集めておいて、自分はこっそり回り込んで、無防備な敵の背中を撃つという戦術(その逆も可能。)は決まると爽快です。前方からの攻撃が無効な重装甲の敵を倒すには必須のテクニックです。
敵の注目が完全に自分にむくと、攻撃力が倍になる『オーバーキルモード』。完全に味方に向くと自分の姿が敵から見えなくなる『ステルスモード』が発動するのもゲームらしい味付けとなっています。
武器も豊富でかつカスタマイズできる項目が多いのもうれしいところです。ガトリングガンのような派手な武器は攻撃力が高い代わりにアグロメーターが上がりやすく、拳銃やサイレンサーつきの武器は目立ちにくいという特徴があります。一方が陽動をし、もう一方が隠密撃破といった戦術も立てられますし、作戦中はいつでも相棒と武器の交換が出来るので、役割を交代することも可能です。
セレクトを押すとGPSが表示され、進むべき道が矢印で表示されるのも親切で、3D迷子になりやすい人にも安心です。反面、操作は仲間に様々な指示を出せる分、少々煩雑で、チュートリアルだけでは覚えきれないと思います。
難点も挙げます。
・洋ゲーにありがちな字幕の読みづらさはやはり健在です。文字そのものが小さい上、白い背景に白い字が表示されることも多く、見づらいのは残念です。ストーリーが相棒モノなのに戦闘中にも起こる面白いやり取りが楽しめないのは本当に勿体無いですね。
・ロードが少し多い。武器屋で頻繁にロードするのは少し残念なところです。
厳密なシューティングというよりは戦術アクションを楽しむゲームです。ストーリーも相棒モノの映画を見ているようで楽しいです。
相棒と背中合わせになり、四方から群がる敵を一掃するとき、相棒と息をあわせて二つのターゲットを同時に撃破するとき、敵にやられた自分を相棒が安全なところまで引きずっていって治療してくれるとき、相棒が壁の上から手を伸ばして引き上げてくれるとき、CPUのはずの相棒との間に不思議な絆が生まれるのを感じました。
味方に対して、作戦がうまくいったとき褒め称えてハイタッチしたり、失敗した不満をぶつけてぶん殴れるボタンがあるのも相棒モノらしく楽しい(それぞれに5パターン程度ある)。
しかし、主人公の二人がジェイソンみたいなマスクをかぶったゴツい二人組みというのが日本市場では損をしていると思いました。マスクのデザインを変えられますが、どれもおどろおどろしくグロいデザイン。タイムクライシスのように男前二人が活躍するゲームならもっと売れていたんじゃないかと思えてなりません。見た目で躊躇せず、まずは手にとってくれることを切に願います。おバカだけどカッコいい二人組。きっと気に入ると思いますよ。
このゲームは操作しているキャラクターの姿が見えるTPSというジャンルで、プレイヤーの操作するキャラとCPU(オンラインや協力モードでは人)の操作する相棒とのコンビで進んでいきます。タイムクライシスのイメージにも似ています。
このゲームのキモは何といってもアグロメーターという敵からの注目度を示すメーターです。
メーターの両端に自分と相棒が配置されており、一方が敵の前に姿をさらしたり、敵を攻撃すると敵の注目を集めてアグロメーターが傾き、集中攻撃を受けやすい状態になります。このアグロメーターを利用して進んでいくわけですが、仲間にバリバリ撃たせて敵の注目を集めておいて、自分はこっそり回り込んで、無防備な敵の背中を撃つという戦術(その逆も可能。)は決まると爽快です。前方からの攻撃が無効な重装甲の敵を倒すには必須のテクニックです。
敵の注目が完全に自分にむくと、攻撃力が倍になる『オーバーキルモード』。完全に味方に向くと自分の姿が敵から見えなくなる『ステルスモード』が発動するのもゲームらしい味付けとなっています。
武器も豊富でかつカスタマイズできる項目が多いのもうれしいところです。ガトリングガンのような派手な武器は攻撃力が高い代わりにアグロメーターが上がりやすく、拳銃やサイレンサーつきの武器は目立ちにくいという特徴があります。一方が陽動をし、もう一方が隠密撃破といった戦術も立てられますし、作戦中はいつでも相棒と武器の交換が出来るので、役割を交代することも可能です。
セレクトを押すとGPSが表示され、進むべき道が矢印で表示されるのも親切で、3D迷子になりやすい人にも安心です。反面、操作は仲間に様々な指示を出せる分、少々煩雑で、チュートリアルだけでは覚えきれないと思います。
難点も挙げます。
・洋ゲーにありがちな字幕の読みづらさはやはり健在です。文字そのものが小さい上、白い背景に白い字が表示されることも多く、見づらいのは残念です。ストーリーが相棒モノなのに戦闘中にも起こる面白いやり取りが楽しめないのは本当に勿体無いですね。
・ロードが少し多い。武器屋で頻繁にロードするのは少し残念なところです。
厳密なシューティングというよりは戦術アクションを楽しむゲームです。ストーリーも相棒モノの映画を見ているようで楽しいです。
相棒と背中合わせになり、四方から群がる敵を一掃するとき、相棒と息をあわせて二つのターゲットを同時に撃破するとき、敵にやられた自分を相棒が安全なところまで引きずっていって治療してくれるとき、相棒が壁の上から手を伸ばして引き上げてくれるとき、CPUのはずの相棒との間に不思議な絆が生まれるのを感じました。
味方に対して、作戦がうまくいったとき褒め称えてハイタッチしたり、失敗した不満をぶつけてぶん殴れるボタンがあるのも相棒モノらしく楽しい(それぞれに5パターン程度ある)。
しかし、主人公の二人がジェイソンみたいなマスクをかぶったゴツい二人組みというのが日本市場では損をしていると思いました。マスクのデザインを変えられますが、どれもおどろおどろしくグロいデザイン。タイムクライシスのように男前二人が活躍するゲームならもっと売れていたんじゃないかと思えてなりません。見た目で躊躇せず、まずは手にとってくれることを切に願います。おバカだけどカッコいい二人組。きっと気に入ると思いますよ。
GOOD!
なんといっても、アグロというシステムが一番のポイントだと思います。
例えば、リオス(スカルマスク)が敵に向かって発砲し、アグロメーター(目立ち度)を高め、セーレム(カスタムタトゥー)がその間に敵の後ろに回りこみ、敵を倒す等の戦法が出来ます。後ろに回りこまないと倒せない敵もいるので、アグロはこのゲームを進める上で必須になります。
また、アグロメーターがMAXになったときに発動できるオーバーキルは爽快です。敵の動きがスローモーションになり、自分のアグロメーターがMAXの時は、攻撃力二倍になります(ただし、隠れられなくなる・動きの速さは敵と同じ?)。相方のアグロメーターがMAXの時は、ステルスモードになります(敵に気付かれない・自分だけ早く動ける)。
このゲームは、1人で突っ込んで行けるゲームバランスではなく、物陰から手だけを出して打ち合いをしたり、アグロを活用するゲームなので、爽快感を求めない、リアル嗜好向けだと思います。
2人の協力アクションも見所です。
1人が車のドアを壊し、それを構えて盾にし、もう1人がその後ろに隠れて銃を撃つライオットシールド。
1人が足場となり、高い壁を乗り越えるステップジャンプ。
四方を敵に囲まれた時、お互いに背後をカバーし、銃を撃ちまくるバックトゥーバック。(これは決まった地点でしか出来ない)
瀕死の仲間を安全な場所まで引きずり(瀕死の仲間は銃を撃つことは可能)、治療することも出来ます。
他にもCO-OPスナイプ(2人同時狙撃)や、パラシュート降下、ホバークラフト等もあります(戦車・バギーはオフラインでは出てこないようです)。
コミュニケーションとして、相手に感謝・怒りを表現できます(オンライン向け)。個人的にこのやり取りが一番のお気に入りです。銃をギターに見立ててギターの音まねをノリノリでしたり、拳を互いに軽くぶつけて友情を確認したり・・。怒った時は頭突き!をかましたり、とても楽しいです。ただ、感謝・怒りそれぞれ動きが3種類+セリフ数種しか無いのが残念です(10種類ぐらいは欲しかった)。
リオス・セーレムのキャラも立っていて、2人のやり取りが面白いです。(特にセーレムはいいキャラしてると思う)
武器のカスタマイズもやりこみ要素のひとつです。
メイン・サブ・スペシャル・アーマーの四種類を、ミッションを達成して手に入れた報酬(お金)を使用して、アップグレードすることが出来ます。
アップグレードはトップメニューからだけでなく、ミッション中のチェックポイントに入った時もすることも出来ます(全てのチェックポイントでアップグレード出来る訳ではなく、1つのミッションで全チェックポイント中2箇所程度)。
敵が強くて行き詰ったときは、アップグレードすると手っ取り早くストーリーを進めることが出来ます(ただし、一度購入した武器は売ることが出来ないので、よく考えて購入することが必要)。
格闘アクションの種類が豊富で、カッコいいです。
頭突き・殴り→蹴りのコンボ・首を掴み→投げ飛ばす・背後から強烈な肘の一撃等・・・
一方、敵もこっちが近づくと格闘をしてきますが、パンチはマスクがあるので効きません(殴ってきた敵の方が痛がる)。
BAD/REQUEST
一番気になるのが、字幕がとても小さいことです。
英語音声しかないので、これは致命的です。しかも、戦闘中にもかまわず通信が入ってくるので、なかなか話に集中できません。
オフラインのステージ数が少ないのも気になりました。全6ステージはあまりに少なすぎます。
ラスボスを倒しても、まだ続きがあると思っていたので、スタッフロールが流れてきた時は唖然としました。また、ラスボスが弱すぎます(ラスボスから一発も被弾することなく終了、強さも硬いというだけ)。
ストーリーももっと大きな陰謀が絡んでくるのかと思っていたら、特に大きなどんでん返しも無く、あっさりと終わってしまいました(続編を期待させるような終わり方ではあったが)。
予告のムービーではあったアクション・要素が無かったのは残念な点でした。(怒りを表していると思われるドロップキックや、フォークリフトの協力アクション、綱を利用して高い所を降りる)
敵の種類も少ないです。大きく分けると3種類しかないのはちょっと・・・(青:ほとんど隠れないで撃ってくる。爆弾を背負って突っ込んでくるものやRPGを使う奴も居る 赤:多く隠れながら撃ってくる。ボスもこの分類になる 緑:重装備で、正面の攻撃が効かない。動きが遅く、隠れずに堂々と銃を乱射してくる。)
オンラインの人数も少ないように感じました。おそらく、オンラインの範囲が日本国内だけなのだと思います。
それと、遠くの敵の動きがカクカクするのも気になります。
COMMENT
はじめから2人の協力を前提に作られたゲームは珍しいので、オリジナリティーは4点にしました。
ムービーの画質はとても良いです。プレイ中の画質は、光の表現が素晴らしかった(暗い所から明るい所に出ると、まぶしくてよく見えなくなる)。
しかし、遠くでヘリから降下してくる兵士の動きがカクカクするのを見て、興醒めしてしまいました(例えるなら、ゲームウォッチのような感じ)。
なので、グラフィックスは3点です。
音楽は正直、あまり記憶に残りませんでした。なので3点にしました。
二日で速攻クリアするぐらい熱中できましたが、ストーリー・オンラインの人の少なさがネックなので熱中度は3点です。
満足間は、ステージの少なさで2点にしました。
快適さは、文字が小さすぎてストーリー把握に支障をきたしていたので、2点にしました。
個人的には好きなゲームでしたが、ボリュームの少なさ・オンラインの人数の少なさから、早く見切りを付けて発売日から3日目に売ってしまいました。なので、レビューに間違いが多くあるかもしれません。
全体を見ると、出すのが早すぎた良作といった感じです。あと半年ぐらいは構想を練っていて欲しかったです。なので、続編が出すのであれば、悪かった点を改善して欲しいです。そうすれば、かなりの良ゲーになれる作品だと思います。