【PS3】BIOSHOCK(バイオショック) レビュー
発売元 | スパイク (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-12-25 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/01/14 └ 価格:2,940円 ■ 発売日:2012/10/25 └ 価格:2,940円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
■オリジナリティー
科学者や芸術家たちの理想都市として1946年に建設されたレトロ+SFな海底都市“ラプチャー”を舞台に、理性を失いスプライサーと呼ばれる異形と化した住人たちなどが加わって、独特の世界観を有したゲームになっています。
■グラフィックス
驚くほどではありませんが、充分キレイだと思います。
さまざまな背景や小物などが、現在の崩壊したラプチャーと過去の繁栄していたラプチャーの姿を鮮やかに浮かび上がらせてくれます。
■サウンド
特に印象に残るBGMはありませんでしたが、ラプチャー内をゆっくりと歩いているビッグ・ダディの足音や、セキュリティカメラやタレットの作動音、「神は〜俺を〜愛してる♪」をはじめとするスプライサーのセリフ等々、ゲームを魅力的に盛り上げる音はいろいろと存在しています。
■熱中度
1周のボリュームは充分ありますし、プレイ中の熱中度も高かったです。
FPSですが、ラプチャーの謎が徐々に解き明かされていくADV要素や主人公と武器の強化といったRPG要素も含まれており、探索が楽しいです。
■満足感
<ストーリー>
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、主人公に対するある種の不満を伏線にした謎解きはなかなか良かったと思います。
理性を失ったスプライサー以上にぶっ飛んでいる某キャラの存在も魅力的でした。
<戦闘>
レンチで殴ったり銃を撃ったりするだけでなく、プラスミドと呼ばれる特殊能力を使用して敵の動きを止めたり同士討ちさせたりする事も出来ます。
トラップを仕掛けられる特殊な弾薬などもあり、敵や状況によって使い分けながら戦うのが楽しかったです。
■快適さ
目的地の方向が画面上に矢印で示されたり(オプションでOFFにも出来ます)、足を踏み入れた場所はマップの色が塗り替えられたりと非常に親切。
移動速度を速めるトニック(セットしておくだけで効果を発揮するスキルのようなもの)などもあり、全体的にあまりストレスを感じることなくプレイ出来ました。
■難易度
難易度はEasy、Normal、Hard、Survivorの4種類あり、最初から全て選択可能で途中変更も可能。
セーブ・ロードはいつでも出来ますし、一部を除けばクリアしたエリアにも戻れるため、入手し損なったアイテム(倒した敵から出現したアイテムやお金も含む)や購入し損なったアイテムなども取りに戻れます。
Easyなら回復アイテムや弾薬、お金が余りまくるぐらいに入手出来るので、FPSが苦手な方でもクリアは充分に可能かと。
BAD/REQUEST
特に大きな問題点はありませんでしたが、少し気になった点をいくつか。
×ラプチャーの施設はハッキング(水道管をつなげるミニゲーム)をするといろいろな利点があるのですが、数が多いので次第に飽きてきます。
お金を払ったりアイテムを使用したりすることでハッキングを一瞬で成功させる事も可能ですし、必ずしもハッキングしなければならないという事も無いのですが、もう一工夫あっても良かったかなという気はします。
×敵の種類が少なく、後半は戦闘が単調に感じられる事も(特にEasyの場合は)。
×私の場合、一度だけですがフリーズしました。
それほど酷くはありませんが、時々カクつく時もあります。
×キーコンフィグがありません。
個人的に、プラスミドや武器の使用はL2とR2ではなくL1とR1に変更したかったです。
×ロード時間がやや長め。
ロード画面の表示内容はチャプターが進むにしたがって変化していくため、1周目はほとんど気になりませんでしたが。
COMMENT
1回目Easy、2回目Survivorでプレイ。
DLCは未購入。
それ以外のトロフィーは獲得済み。
かなり親切丁寧に作られており、難易度も含めて他の洋ゲーFPSよりも敷居は低いかと思います。
グロイ部分は結構ありますが不必要に強調された不快なグロさではありませんし、洋ゲーだと強く意識した箇所はリトル・シスターの外見とプラスミドの説明ムービーぐらいでしたので、雰囲気や世界観に惹かれる物があるならば1度プレイしてみても良いと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
66pt
GOOD!
・まずは世界観。PV等でも見てわかると思うが、あのアメリカの1960年代の独特な
懐かしい雰囲気を上手くSFな世界とミックスさせ、ワクワクさせてくれるモノがある。
またそれに一役かっているBGM。マップの所々にあるスピーカー等からアナログちっくに聞こえてくる。そこで一休みするのも一興。
・大変難易度がカジュアル向きである。だからそれこそ初心者向けFPS。
セーブとロードがどこでも好きな時に出来る。
復活ポイントも所々あり、それに伴ったリスク等特にない。
FPSといえば銃火器で敵をなぎ倒すだがその銃火器が今作では余り強くない。
今作では最初に手に入るレンチが最強武器にる。コンバットナイフが最強武器みたいな感じか。
RPG的作りで様々なスキルが用意されているが、
初期状態でも結構使えるレンチにそれをパワーアップさせるスキルが豊富にある。
微妙にステルス機能まで使えるスキルもあるので下手に銃等使うよりレンチで倒した方が楽という始末、弾の節約にもなるし一石二鳥。接近戦が好きなら楽しめる。これらの要素は、FPSというコアゲーマーが多いジャンルでは
マイナス的な要素としても見られてしまうが、このゲームはアクション性よりホラーアドベンチャー性が高い作品でそちらが売りでもあるので、そういった意味ではこれはありだと思う。一応設定である程度難易度を高くし復活ポイントも無くす事もできる。
・数々の魅力的なキャラクター。まずこのゲームの象徴的キャラクターだと思われる少女とビックダディ。こいつ等が一体何者なのかという好奇心ももれなくついてくる。因みにダディとリトルシスターは一人ではないです。私は最初個人だと思ってたが本編で何人も出てくる。
・スパイクの今作のローカライズ本気レベル。日本語吹き替えに日本語字幕が丁寧にされている。細かい部分までちゃんと字幕が用意されている。ちょっとしたヒントも翻訳されている。
オプションぐらいかな最低限な程越しされてなかった部分は。
・このゲームの一番の受けた部分?だと思われる映像作品ではできなかった嫌らしい演出。
ネタバレがあるので深くいえないが、ゲームをプレイしているからこそ味わえるからくり。
BAD/REQUEST
・まず元々PC専用ゲームなら多少しょうがないと思えるが、コンソールでも予め出す予定の作品にしては完成度が低い。フレームレートを安定させるか?画質が落ちるがフレームを上げるか?の設定項目がある。こんな項目が用意されてる時点で安定した環境がなってない。
実際プレイ中不安定になったり私は一度だけフリーズした。コーウェンが出てくる辺りのエリアだっけか。人によって町々だと思うけど、作品内容やローカライズが完璧な分残念だった。一応バグ等の問題部分は取り除いたモノを提供しているみたいだが。
・このゲームでは機械的代物だとハックができる。敵だったものを味方側にしたり自販機を安くしたりと、これはこれで凄く面白いし味方になった偵察機は心強いのだが、ハックする作業が大変めんどくさい。これもスキルでかなり簡略できるが、そうすると更に作業感が際立つ。ハックする概念は悪くないんですよ。
・操作方法が固定。下手にFPSに慣れてると難易度的難しさでなく操作的戸惑いによる難しさを感じてしまう事が度々あります。普段L1やR1は武器のトリガー的役割だったりこのボタンはこうだという先入観が入ってるので、できればボタン配置を再設定したかった。
・所々スピーカー等がありしゃべってくるモノが沢山あり敵キャラもよくしゃべるんだが、このゲームでは拾えるメモも音声メモになっている。勿論音声は全部日本語になっています。だが肝心の音声メモを拾ってそのままダイレクトに聞くと周りの雑音に打ち消されてしまうことがよくある。他に重要人物が喋り出した時も同じくそれが聞き取れない事がある。
ただし一度音声で聞けた内容はオプションで聞き直せる事も一応できます。
その辺のバランスが上手くされてないって事です。
COMMENT
海外で大変評価されてただけの素晴らしい作品と思わす内容が用意されています。
基本ある程度ゲームになれてる人ならクリアが簡単に思える内容でもあります。
敷居は高くないです。ですがホラー的敷居は思ってた以上にあるとは思います。
ブレードランナーの様なサイバーパンクな作品です。ストーリーがわかれば自分は
一体何者なのか?楽園であったラプチャーが何故あんな狂気的な世界になったのか?
ビッグダディーとリトルシスターって何者?知れば知るほどこのゲームの世界観に
はまっていけるかと思います。RPG的作りでもあるのでじっくりとプレイしてみて下さい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 1pt |
83pt
GOOD!
オリジナリティー
ジャンルはホラーFPSだとおもいます。
ラプチャーの神秘性やそこの住人達の狂気に満ちたすがた、ビックダディーやリトルシスターの怖さなどどれおとっても引き込まれていきます。冒頭、ラプチャーに潜水艦で行くシーンは普通に美しいと感じ、ラプチャー内も狂気に満ちた世界観を良く表現しています。
またFPS珍しい魔法(ゲーム内ではプラスミドと呼ばれる)を使えるのは非常に面白いシステムでした。魔法だけでなくレンチの武器威力をあげたり、本作ではショップや機械の敵をハッキングして味方にしたり、ショップの価格を安くしたりで、そのためのスキル(ハッキング時間を延ばしたり)が用意されたいます。
オリジナリティーは5点
グラフィック
現行のグラフィックと比べると、見劣りします。しかし、十分綺麗な部類にはいります。独特な恐怖感や血しぶきが壁や床に飛び散っていたり、恐怖や狂気に対するこだわりは秀逸だとおもいます。
グラフィックは4点
サウンド
耳に残る音楽はありませんが、住人達の行かれた会話や、鉄パイプを床にこすりつける音やビックダディーのうなり声など緊張感を感じさせるSEやセリフはすごいです。
サウンドは4点
熱中度
謎解きなどはありませんが、魔法を使って住人同士を殺し合わせたり、強敵であるビックダディーを一定時間味方につけたり、相手を凍らせたり、燃やしたり、電撃でしびれさせたりなど倒し方が様々で面白いです。
また本作の強敵ビックダディーも緊張感があって面白いです。でも危害を加えない限り手は出してこないので安心です。
またカメラを使って敵を分析して、敵に与えるダメージや弱点を見つけたり、あら名たる能力が目覚めたりなど非常に凝っていて面白いです。
これらの戦略やコレクター要素?で熱中どは結構高いです。
熱中度5点
満足感
中古で3000円前後で購入しましたが、非常に面白いです。5000円でも満足なできですね。しかし、FPSの定めとしてクリア後のお楽しみがすくないのが残念です。DLCで強くてニューゲームが可能です。
4点
難易度
だれでも楽しめる、簡単なモードがあります。このモードなら回復を忘れない限り、死ぬことはありません。
快適性
●ボタンで簡単に回復できたり、装備もR1の長押しで戦闘をストップして選べるのでらくです。それ以外は普通のFPSのシステムになります。
BAD/REQUEST
フリーズ
フリーズがあります。私は一回だけでしたが、フリーズしてセーブをロードすると章の中盤まですすんでいたのに、章の最初からやり直しになります。セーブはどこでも可能なのでこまめにすることをお勧めします。
魔法
魔法の使えるものと使えないものの差が激しいです。使ってみてこれはいらなかったというもが結構おおいです。魔法を購入するのでビッグダディーを倒さないといけないので、もう少し使えるものを増やしてほしかったです。
COMMENT
ここでたまたま見て評価が高いので購入してみました。評価数が少ないのが疑問に思うぐらい面白いです。
ホラーかつグロイので耐性がある人はお勧めです。感覚的にはFall Out3のレイダーの館が最後まで続くかんじです。
Fall Out3が面白と感じた人には、たぶん合うとおもいます。
2がもうすぐ発売されるので購入してみたいとおもいます。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-01-10
例えば炎を飛ばすインフェルノで敵を燃やし、敵が炎を消すために水の中へ飛び込んだ後に、電撃を放出するエレクトロボルトを使い感電させたり
センサーマインと呼ばれる爆弾をガスボンベに付けた後、物体を引きよせたり投げ飛ばしたりするテレキネシスで敵に投げつけたり
他にも敵をおびき寄せたり、仲間割れさせたりなどなど、面白い効果の能力ばかりで、どの能力で攻略するかで違った楽しみがあり、飽きないゲームだと思います。
ゲームの基本的な難易度は簡単で、死んでも近くの復活地点でアイテムを保持したまま復活できるシステムや、オートエイムがありますのでFPS初心者でも楽しめる難易度だと思います。
ですが、オプションでこれらの機能をオフに出来る上、最高難易度でのクリアやトロフィー集め、ダウンロードコンテンツなどのやりこみ要素もあるので、長く遊べるゲーム内容です。
このゲームの最大の魅力は、美しいグラフィックの海底都市とホラー的な雰囲気が合わさった奇妙な世界観と、よく練られたストーリーです(レビューのタイトルは某掲示板でこの様なことが表現されてましたのでそこからつけました)。
特に主観視点を生かした演出が素晴らしく、リアルタイムで進行していくイベントにはとても驚かされました。
体験版も公開されているようなので是非ダウンロードしてプレイしてみることをお勧めします。
GOOD!
・ホラーとアドベンチャーはどちらも世界観とストーリーが
大事だと思いますが、この作品はどちらもよくできています。
荒れ果てた謎の海底都市、遺伝子操作で正気も原型も失った
狂気の住人、異形の少女たちと、恐るべき力を持つその守護者。
先に進むだけでドキドキしてくる感覚は大事ですね。
・ハッキングによって監視カメラや固定機銃を味方にしたり、
カメラで敵を撮影することでボーナスを得られるなど、
他のFPS等との差別化も見られて好印象。
・エリア探索やアイテム、レコーダー(登場人物の独白記録)回収、
中ボス的存在との戦闘など、熱中できる=楽しい要素が多いです。
エリア移動ごとに入るロードまで、時間を忘れて楽しめました。
・難易度は易しめ。難しい謎解きは無く、長いエリア探索中に死亡
しても一定ポイントに戻されるだけです。探索にしても方向を
示す矢印が常時表示されるので、ちょっと親切すぎるくらいです。
・ローカライズはほぼ完璧。ボイスを聞く機会が非常に多いゲーム
ですが、声優の演技もセリフの内容も違和感はありません。
雰囲気を壊さない翻訳はとてもいい仕事だと思います。
BAD/REQUEST
・処理落ち等がすごかったです。敵と相対して撃ち合う時に処理落ち
というのはFPSで一番あってはならないことのような気がします。
その他にも定期的に何かを読み込むようにカクカクし始めることや、
果ては数秒画面がブラックアウトするなど、本体が壊れたのか心配に
なるレベルの現象がありました。他の方がそれほど書かれていない
ようなので自分の本体のせいかと思いましたが、その後別のゲームは
普通に作動しているのでそうでもなさそうです。セーブデータが
肥大しやすいせいでしょうか?
・エリア移動の際のロード+オートセーブがやや長めです。
・パネルをあわせて土管をつなげるハッキングミニゲームは、終盤まで
緊張感は保てますがやはり単調になりがち。ハッキングの重要性上、
このミニゲームを何度も繰り返しプレイするので、何か工夫が欲しかった
ところ。
COMMENT
難易度ノーマルでクリア。
あらためて振り返ってみると、FPS+特殊能力の戦闘、探索型主観
ADVというのは、それほど珍しくないものかもしれません。
しかし練り込まれた独特の世界観とストーリー、手抜きの無い
マップ構成やシステムが、その辺の作品より頭ひとつ抜けた
完成度を実現していると思います。
ホラー要素(パッケージにもありますが「恐怖」というよりは
「狂気」が強いです)もあり、人を選ぶ作品とは思いますが、
プレイしないのはもったいないです。特に世界観に惹かれた方は
ぜひ一度プレイしてみてほしいですね。