【PS3】NieR Replicant(ニーア レプリカント) レビュー
| 発売元 | スクウェア・エニックス （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2010-04-22 |
| 価格 | 7800円（税込） |
| レーティング | 【Ｄ】17才以上対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：アクションRPG ■ プレイ人数：1人 【廉価版】 ■ 発売日：2011/04/21 ■ 価格：3,990円 |
- 総合ポイント
- 73
- (難易度)
- 1.61
- レビュー数
- 70
499人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
85pt
530人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
78pt
GOOD!
◆オリジナリティ
世界観に独特な雰囲気が出ていて、シナリオは心に響くものが多かった(マルチエンディング形式)特にあのエンディング後の斬新なシステムはオリジナリティの言葉が相応しい･･
さらに各場面で別のゲームのように感じる様々な演出があり面白い。(視点の演出)
◆グラフィックス
決して「とても綺麗」というわけではないが、粗くも無い。肥えた目をお持ちの方以外であれば文句のないものだと思う。
◆サウンド
間違いない。最近のゲームの中ではズバ抜けて良い。心境を上手く音楽で引き立てていて感情移入もしやすい。
◆熱中度
魔法をある程度覚えてきた辺りから、さらに敵を倒すことが楽しくなる。メインシナリオも先が気になってどんどん進めてしまう。サブシナリオも切なくなるものが多いので受注したくなる。
◆満足感
買って良かった。最近、買ってみると期待にそぐわないゲームが多い中、期待通りの作品だったので、これほど面白ければ非常に満足。
◆快適さ
ロード時間はさほど長くもない。フィールドからマップ切り替え時に数秒入る程度。音楽が後押ししてくれているので余韻に浸れる時間だと思える。また、ストーリー進行に関しても長ったらしくないので快適に進められる。戦闘も同様、さくさく動くので快適。
BAD/REQUEST
◆文字が小さい
最近は、大画面液晶テレビを前提に作成されるPS3ソフトが多い為もあり、非常に文字が小さく読みづらい。目が疲れる。ムービー中の文字の大きさであるならともかく、無音会話中の文字はさらに小さいので読みづらい。メインシナリオ中もこういう文字が多いので辛かった。小さい液晶テレビや、ブラウン管テレビなどでは文字が潰れて読めない箇所も多いかと思われる。
◆音飛び
後半部に入ると目立つ。画面のガクガクと同時にビリビリと音が途切れて、せっかくの綺麗な音楽が残念。
◆難易度Hardについて
難易度が高いというより敵数が増して、ただ硬くなるだけ。ボス戦などはトドメを刺す際に、敵が硬すぎて何度も復活され、時間がかかりすぎる。面倒になるだけ。一周目をプレイするのであれば、Normalで快適にプレイするのがベストだと思う。
COMMENT
環境さえあれば、文句がつかない良いゲーム。
最近は購入後すぐクリア、すぐ中古で売って他のゲームを買い漁る。という事の繰り返しだったけれど、このゲームは手元においておきたい。久々に「あ、いいな」と思う作品に出会えました。
496人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 5pt | 3pt | 1pt |
82pt
GOOD!
・オリジナリティ
アクション部分などは大して個性的ではないが、シナリオの展開や、作品全体としての雰囲気が独特で新鮮味が感じられた。
・シナリオ
メインストーリーを進める途中で起こる色々なショートストーリーが上手く纏まっていて非常に切ないものが多い。なんとなくワンダと巨像のキャッチコピーが頭に浮かんだ。
クエストにもそういう小話があるものもあり作業的にならずにすんだ。
メインストーリーの本筋は少年期までは王道的でもあり、少年期ラストの展開は熱かった。
また二週目には色々分かることもあるので二週目もプレイすることをおすすめしておきます。
・グラフィック
背景、建物等は非常に綺麗にできている。また大型のボス戦での演出は迫力のある良い見せ方をしていると思う。
・サウンド
久々にサントラを買おうと即決しました。ヴォーカル曲がどれも非常に良い。切ない曲調のものから、場面を一気に盛り上げるものまでサウンドが演出面で大きく働いているゲームは本当に久々だったし今までプレイしたゲームの中でもピカイチでした。このサウンドでなければこのゲームの印象はかなり違ったと思う。個人的に最初の村のテーマであるイニシエノウタと、そのアレンジが鳴る場面が凄く好きだった。
・熱中度
買ってから全エンドを見るまでサクっとプレイできた。
・満足感
最近やった他のソフトに比べ独特の雰囲気と新鮮味を持っていたことが5の理由ですね
それ以外に理由はないが、個人的には新作をプレイして新鮮味がありなおかつ良いものであればそれで満足です。
・快適さ
インストールをしていたのでロードはサクサク進んだ。またロード中の画面でゲーム内の資料？的なものが見れるのでロードが気にならなかった。
・難易度
難易度はノーマルでプレイしました。回避とアタック、パワーアタックを上手く使えればアクションが苦手な方以外は勝てると思う、ごり押しでいける。魔法は使わないとダメなとこだけで良い。またこのゲームはレベルがあるけど道なりに敵倒してれば必要分はあがります。
BAD/REQUEST
・シナリオ
メインシナリオの作りの弱さ、出てくる意味深な専門用語やら事件の根本にある大きな核心についての中身がほとんどなく漠然としている。ミステリーチックな設定だけを散りばめて上手くまとめられず内容が無く、オチがないものは個人的には評価できない。
とりあえずプレイでその核心についての結果はわかるがわかるだけで物語のオチとしては働いていないと思う、核心について具体的な内容やその他諸々については妄想するしかないに近い。
GOODに青年期を入れなかったのはこれが理由で、青年期には核心に迫る要素がちらほら見られますが、主人公は盲目的にスルーしていきます。そういうキャラ設定でしょ？と言われればそうですが、ラストのメンバーの懸命さと目標との間にギャップを感じてしまいました。全てをきっちり理解した上で主人公が決断したなら主人公の行動にも重さが伴うしオチにもなると思うが、盲目的であるが故に大詰めなのにも関わらず少年期の最後よりも薄っぺらく感じる。
こういう物事の核心を主人公が全力でスルーするシナリオなのはシナリオ担当者の実力不足か怠慢なんじゃないかと思う。大きな話は上手く具体的に設定、説明できるほど練り込めないけど抽象的な良い味付けは思いつくので適当に振りかけておきましたみたいなね。
シナリオの枝葉が非常に良い内容な為幹がしっかりしていないのが余計に残念に感じます。
・グラフィック
人物に関してはあまり出来が良くない、特に少年期のニーアには違和感があるというか顔がのっぺりでかい感じがする
・快適さ
他の方も書いておられますが、長時間プレイすると音が飛び、グラフィックがガクガクになる場面がある。まあ長時間プレイ前提だし、再起動すれば直るらしいのでそれほど気にはならないかな？
「最後」のエンディングまで見ましたが、複数エンドがあってもいいけど同じことを何度もやるのはめんどくさいと感じた、正直二週が限度だと思う。まあプレイ時間が短いのでなんとかなったけど。
ワード、武器、等集められるものはあったけど意味がない。武器は軽くて高威力のもので良いし、ワードは効果に差はあるが使うものは大体一緒。また武器の強化もしなくても全く問題ないし、やっても作業。
COMMENT
凄く良いゲームで凄く切ないゲームでした。
メインシナリオさえきっちりとした内容があれば個人的には満点のゲームです
ただメインの弱さがあっても80点くらいのレベルだと思います。
バッドにいろいろ書いたものの久々に買って損無しなゲームでした！
またこのゲーム、「最後」のエンディングはある意味最高にさっぱりとしたものなので
ぜひとも「最後」のエンディングを見てください。
558人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
■アクション戦闘
ゼルダを1.5倍速くらいにして、ジャンプと魔法を追加したようなアクション。
チュートリアルが出てくるのが遅いので、序盤は重要なアクションを把握しづらく、
なんてつまらない戦闘なんだ・・と思ったのですが、要領を掴めば、印象は正反対に。
速すぎると感じた動きも、気が付けば、楽しさに繋がっていた。
大量に出てくる敵を魔法やジャンプ攻撃、切り抜けで蹴散らせば爽快感は抜群。
大型の中ボスやボス戦は、それぞれにしっかり個性がある上に、
弾幕系シューティングのような回避要素なんかもあったりして、かなり楽しい。防御しても良いですが。
大げさな表現ではなく、怒首領蜂並みに弾が乱れ飛びます。
なんだ、自機狙いか・・なんて思いつつ避けてみたり。
初めて見た時は、本当にビビりました（笑）
また、アクションにおいて、魔法が本当に良いアクセントになっています。
強いのもあるが、派手で使っていて、単純に気持ちがイイ。
さらに、密かに気に入っているのが回避行動。
この人間離れした高速回避は癖になります。移動にも使えたりして。
パーティ戦が出来るのもこの手のゲームでは珍しいので、ポイントは高い。
■シナリオ
序盤の眠たくなるような展開から一転。
ボス2〜3匹倒した辺りから、かなり盛り上がってきます。
周回プレー前提のシナリオではありますが、相当面白い部類に入ると思います。
世界観がかなりダークなので、重たいシナリオではあるのですが、
キャラクター達のおふざけ気味の絡み（雑談？）が良いアクセントになっていて面白い。
シロとの絡みは特に面白くて、笑ってしまう事もありました。
画像を見た人はお分かりでしょうが、キャラクターの顔に癖がありすぎます。
自分は正直、嫌いなタイプの顔デザインなんですが、
それでもこのゲームのキャラクター達が好きになってしまいました。
シナリオに相当魅力があるという事なのかなと思いました。
一部、パロディもありますが、面白かったです。
■ステージ構成
このゲームの凄さだと思います。
3Dゼルダタイプのアクションを基本に、
上方からの見降ろし視点、クウォータービュー、2D視点など。
上で書きましたが、ボス戦に至っては、弾幕シューティング要素もあって。
一つのゲームでここまで詰め込んだゲームって他に無かったと思います。
■音楽
歌有りの曲が多く、立ち止まって聞いてしまう事もあった。
歌の入った曲がたくさん流れるのは、新鮮で良かったと思います。
声優も違和感なし。
音楽に関しては、ケチをつけるような所が一つも無いです。
ピーター最高。
■ロード
一度で落とす量も多く、一度ロードを挟むとしばらくロードがない。
ロードも速く、非常に快適です。
そして、このゲームの個性とも言えるロード画面。
病に冒された妹の日記が出ます。
ロード画面って、ただの一枚絵だったり、単色な事が多い気がしますが、
これは非常に上手い使い方だと思いました。
ボーっとして過ごす事の多い、ロード時間で物語への感情移入度を上げてくれる。
BAD/REQUEST
■ロックオンがない
このゲームのアクション唯一と言える欠点じゃないでしょうか。
攻撃がある程度、敵に向かって飛ぶように出来ているので、
敵に軸を合わせるのが簡単で、不快に思う事はないのですが、
プレーの快適さという点から見ると、あった方が良かったかなと感じる。
■クエスト
個人的にあまりこの手のクエストが好きではないので。
最近のゲームだとありがちですが、
MMOを彷彿とさせるようなお使いクエストですね。
■難易度設定Hard
プレーする時に選ばない方が良いと思います。
難しくなるのではなく、敵が固くなって、ダメージがきつくなるだけ。
ボス戦は良いんですが、雑魚戦でやたら時間がかかるようになるだけなので、
戦闘がかなり淡泊になってしまい、攻撃手段に乏しい序盤はゲームがつまらなくなります。
■チュートリアル
ダウン攻撃とジャンプ攻撃。
この二つの重要度を知っているかどうかでゲーム性が変わります。
この辺りは、序盤の練習マップで、ダメージが大きい事を説明すべきだった。
あと、獣の呼び出しも。
どれもこれも説明のタイミングが遅い。
COMMENT
当初、購入予定では無かったのですが、
ネットでの評判が異常なまでに高かったので買ってみました。
プレー開始から、まもなくの印象は最低でした。
ゲーム購入を後悔した程です。
ですが、数時間遊んでいるうちに、その印象は180度変わってしまいました。
最初の印象が悪かったのは、難易度Hardを選んだのが不味かったのかもしれません。
ステージも多彩で、やればやる程にアクションが面白くなって行きました。
そして、気が付けば、この世界感やキャラクター達に魅了されていました。
ゲーム的には、限りなく神ゲーに近い良作。
ワンダやICO、ゼルダと言った名作と同じような印象を受けると思います。
難しいゲームではないので、PS3を持っている人は買ってみると良いとも思います。
ここまでのレベルのゲームは、近年、そんなに多くないと思います。
かなりのオススメゲームです。
ただ、難易度はNormalかeasyで。下着姉さんとシロ、最高です！（笑）
Amazonレビュー
レビュー日： 2017-03-03
◎感想
ゲームでここまで泣いたのはクロノトリガー以来かも。
とにかくストーリーと音楽が最高。
個人的にPS3のゲームの中でも1.2を争う作品。
仲間のエミールとカイネに物凄く愛着が湧き、2人の境遇に涙流しながらプレイしました。
クリアした後も言いようのない余韻が残りゲームサントラ聴いたりするたびに泣きそうになります。
正義とは人、立場においてそれぞれにあり、ただ愛する人を守りたいという気持ちが両サイドのキャラクター達からひしひしと感じ、とても共感できました。
一つ残念に思う事は他のレビューでも言われているように物語に対する説明不足です。(何故人類が絶滅しかけたかなど)
これらは設定資料集などに書かれており、ゲーム内では一切出てきません。
こうした手法は製作者が新世紀エヴァンゲリヲンの影響をかなり受けていることによるのかなと思いますが、本来はゲーム内で語られるべきだと感じます。
ただそれを差し引いても、このゲームの構成や演出は傑出しており私は大変楽しんでプレイ出来ました。
本当にこの作品に出会えて良かったです。
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GOOD!
[オリジナリティ]
ゲームの作り自体はオーソドックスでシンプルなA･RPGです。
コンボの構築の楽しみや敵との駆け引きがあるゲームではありませんが、他の方が言及している通り「スピーディーなゼルダの伝説」と言った様相。
敵が多数出現するところでは魔法を駆使するなどして切り伏せる爽快感もしっかり味わえると思います。
またアクション要素に加えて、随所に視点の変更を始めとした「工夫」が凝らされており楽しませてくれます。
開発者が「色々なゲームの要素を取り入れた」と発言している通り、
横スクロールアクションから弾幕シューティングさながらの猛攻、更にはサウンドノベルのようなものまで様々です。
それらが絶妙に重なって、アクの強すぎない程よい新鮮味を生み出しています。
[グラフィックス]
グラフィックだけに関して言えば誉めるほどではなく貶すような質でも無くと言った感じです。
しかし広い平原では空が晴れ渡る透明感、砂漠では砂塵が舞う埃っぽい空気、
海岸の街では釣りをしたくなるような(実際にできますが)日差しと青い海といった具合に
雰囲気を作るのが非常に上手く、また後述のサウンドと相まってプレイ中のグラフィックについては全く気になりませんでした。
[サウンド]
今作での一番の目玉は音楽です。と言い切れるぐらいにどの曲も素晴らしい出来栄えです。
様々な言語に加えて独自の造語を加えた、「歌」のある曲が多いのですが
そのどれもが場面場面を盛り上げるのに一役買っています。
と言うよりその曲があるからこそ場面が盛り上がるのだと感じるほどです。
もちろん歌の無い通常のフィールドで流れるようなBGMもそれぞれに合った曲調になっています。
「音楽にはかなり力を入れた」との開発者の言葉は間違いありませんでした。
[熱中度]
ストーリーの出来や演出が良く、先が気になってどんどん進めて気付けば数時間…という事がありました。
途中で受けられるサブクエストもちょっとしたショートストーリー仕立てになっているものもあり、
その話自体も中々心に触れるような内容のものであったりして、メインストーリーを忘れてサブクエストに夢中、気付けば数時間が…
と言う具合にかなり熱中していました。
主人公の移動速度や戦闘を始め全体のテンポがいいのでサクサク進められるのが大きいです。
その気になればクエストを無視して本筋だけ追うのも攻略上支障は無いです。
[快適さ･難易度]
HDDにインストール可能です。
当方もインストールした上でプレイしてますが、ロードでの不満は待ち時間中の演出もあり皆無でした。
長時間プレイしていると一部の敵が多数出現する場所で音ズレが発生しましたがフリーズなどは無し。
ただ環境によっては何とも言えないうえ、やはりプレイ中気にはなるので−1です。
難易度はEASYでやれば相当アクションが苦手じゃない限りは死ぬことは無いと思います。
NORMALで一周目はそこそこの難易度、HARDは敵が堅牢なうえ受けるダメージも高いので力押しでは厳しいかと。
ただ青年期以降は武器の装備によって大きく変わります。こちらは他の点と併せてBADにて記載。
HDMI 24インチの液晶モニタでプレイしましたが文字の大きさなどは問題ありませんでした。
BAD/REQUEST
いくつかあります。
まずはストーリーと設定。
一応全EDは見終えましたが、「想像を膨らませるためあえて描写しなかった」と言うより
「単純に説明不足」な点が個人的にいくつかあったのが気になりました。
こちらで具体的な内容を記載するのはストーリーが重要なこのゲームにおいて致命的なネタバレに繋がりかねないので避けますが、
結局○○って何？○○の原因は矛盾してるような？と言う具合です。
全体の設定やキャラクターの魅力がゲーム内で描かれているより先の想像を膨らませてくれるので、
色々と考察しだすと気になる点が出てくると言った感じでしょうか。
そしてゲームのアクション部分、難易度に関わる点です。
このゲーム、少年期(前半)と青年期(後半)と言う二部に分かれているのですが、
前半部分は武器の種類が少ない代わりにボスの動きがかなり凝っており、
動きを予想する･見切るなどしないと辛いバランスになっており個人的には楽しめました。
しかし後半は武器の種類が増えた代わりにボスの動きが割りと控えめになってしまい、
強い武器を選んで殴りダメージを受けたら回復アイテム使用で力押しで全て乗り切れてしまいます。
前半も回復アイテムさえあれば何とかなりますが、後半のボスにももう少し特徴的な戦い方を用意して欲しかったかなと思います。
また武器も種類があるといえ他のものに比べてやたらと高性能な槍が存在し、それ以外は攻略上ほぼ必要が無いのも残念でした。
大剣や片手剣で戦う利点のようなものがもっと欲しかったです。
またターゲットのロックオンが無いのも地味に面倒です。
敵に吹っ飛ばされることが多いので常に標的を前方に見据えることができれば良かった。
そしてゲーム中のチュートリアルも最初から用意されているわけではなく、
敵を倒す、オブジェクトを壊す、新しい攻撃方法を入手することで取得できる仕様なのですが
取得した時点で「もうそれ知ってるよ」となることが多いためあまり意味が無かったように思います。
細かいことですけどね。
ボリュームについては恐らく25〜40時間でざっと全EDを見れる程度です。
純粋なRPGでは無いので自分には丁度良かったです。
トロフィーを集めるために敵が落とす武器改造のための素材を集めたりするともう少しかかりそうですが、
概ねこれぐらいと見て間違いないかと思います。
COMMENT
音楽やストーリーを除きどれも75点ぐらいの出来であるのに終わってみたら全体の評価は90点近く、
若しくはそれ以上になっていた不思議なゲームです。
音楽やストーリーはもちろん、未完成な部分が見受けられても全体的に
「気合入れて作ったんだろうな。楽しんでもらおうと思って作ったんだろうな。」
と言うのが感じられる内容だったのでこちらも終始楽しめたのではないかと思います。
あまり例がないような独特のダークで悲壮感のある世界観とキャラクターではありますが、
プレイヤーを引き込むには十分すぎるほどの出来だったと思います。
合う、合わないが分かれるゲームですができればもっと多くの人にプレイして欲しいなぁと思います。
音楽だけでも、Youtubeで視聴ができるので是非一度聞いていただきたいです。
そしてこれからプレイされる方は必ず2週目をクリアして下さい。
2週目をやらなければこのゲームの魅力が5割減です。それくらい印象的な内容になるので。
DLCの配信も決定しているとのことでこれからもストーリーの考察の余地がありそうですし、
これから始める方もより楽しめる形になりそうで良いですね。
資料集の発売もあるとのことなのでそちらで詳しく設定の解説があることを期待しています。
かなり長くなってしまいましたが、ご一読いただきました方に感謝いたします。
これからのご購入の参考になれば幸いです。