オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 1pt | 0pt | 1pt | 0pt | 1pt | 2pt |
15pt
GOOD!
■閃の軌跡シリーズの終幕
この一言に尽きる。
どうせこれからも出てくるんだろうけど、このメンツをメインで見ることがなくなっただけでもかなりの評価点。
BAD/REQUEST
■最終章なのに手抜き
1年前に出たⅢのちょいバージョンアップみたいな内容。これでⅢもⅣもフルプライスなのはいただけない。
■グラフィック
相変わらずPS3と言われても気づかないようなしょっぱいグラ。というかⅢと全然変わってない。
あと各モーションが本当にしょぼくていい加減見ていて辛い。1年間なにをやっていたのか。
■機神戦
ゲーム史に名を刻むレベルでつまらないこの戦闘。
各所で散々いらないと言われ続けてまだねじ込むその姿勢。もはや何も言うまい。
■BGM
空FC~閃Ⅱにあったようなメチャクチャ格好良い曲や心に沁みるような曲は今回もなし。
かなり盛り上がる敵との戦闘で適当にアレンジサントラ流してお茶を濁す悪しき風習もⅢから引き継ぎ。
シーンに見合うクオリティを持った新曲が作れないから過去の遺産に頼るとか情けないにも程がある。
最低の出来だったⅢと同等かそれ以下なので最低評価。
■シナリオ
中学生が書いた黒歴史ノートの特につまらなくて恥ずかしい箇所抜粋という表現が一番しっくりくる。
goodでも書いたがリィンたちメインの話が終わって本当に良かった。感想はそれだけ。
ワンパターンな展開しかなく、うんざりを通り越して呆れてしまう。
次回作から当分の間、リィンたちは存在を匂わせるのすらやめてほしい。
『さあ──“全員”で見届けてやるとしようぜ』
『この最悪で、クソッタレなお伽噺の結末をな』
(公式サイトより)
はい、本当に公式の謳い文句の通り最低最悪のお伽噺でした。
COMMENT
軌跡はシリーズ通してプレイ済み。
当シリーズも4作目。早いもので、もうリィンたちとは5年の付き合いになりますね。
率直な感想を述べると、全編通してダメダメでした。話もつまらなければ戦闘もつまらない。
頼みの綱のサウンドも途中からクオリティだだ下がりと、何もいいところがありませんでした。
次回作は出ても様子見ですね。私とは逆にリィンたちがメインから外れたから買うって人も一定数いそうですケド。
最悪にして最長のシリーズだった閃もこれにて完結。この反省を活かせるかどうかで今後のシリーズ展開が大きく変わるかと思いますが果たして…?
GOOD!
(1) 終盤のシナリオ
中だるみする場面もありますが、終盤の展開は文句なしの素晴らしさです。
過去作である空の軌跡~碧の軌跡のストーリーやキャラクターも絡んでくるシナリオで、軌跡シリーズの総まとめといっても過言ではないスケールで話が展開していきます。
閃の軌跡だけ遊んでいるプレイヤーはもちろん長年の軌跡ファンまで満足出来る大団円エンディングでしょう。
次回作に向けて新たな伏線を張っている部分もありますが、今まで謎だった部分を一部明らかにしている点も評価出来ます。
(2) 魅力的なキャラクター
空の軌跡から閃の軌跡までに登場した主役・準主役のほぼ全員が活躍する総決算的な展開です。
それら過去の作品を遊んだことがあるプレイヤーは彼らの「その後」を公式で知ることが出来て感慨深いと思います。
また、閃の軌跡Ⅲから登場した新Ⅶ組のメンバーの成長も垣間見られる点も良かったのではないでしょうか。
(3) BGM
安定と信頼のファルコムクオリティです。が、前作までに比べると耳に残る楽曲は少ないです。
格好いい場面で流れるBGMも閃の軌跡3以前のものが多く、肩透かしだった部分は否めません。
BAD/REQUEST
(1) キャラクターが多すぎる
過去作で登場したキャラクターも登場するため、どうしてもシナリオ展開が煩くなります。
具体的には、序盤~中盤にかけてのシナリオ展開のワンパターンさが顕著な問題として挙がります。
主人公勢の戦闘→勝利→敵の奥の手/増援→過去作の主人公が突然現れてピンチを救う場面の連続です。
また、プレイアブルキャラクターも最終的には30人前後に膨らむことで強引なダンジョン攻略を強要されるシーンも多いです。
複数チームを編成してダンジョンを攻略しながら最終エリアにたどり着く展開の多さもご都合主義に感じてしまいます。
(2) OPムービーの質が低すぎる
10年前の低予算アニメーションのような質の悪い動画です。
これであれば変にアニメ化しなくても静止画を上手くつかってくれた方が良いと思いました。
(3) いつまで経っても終わる気配を見せない軌跡シリーズ
閃の軌跡はこれで完結しましたが、性懲りもなく終盤で次回作への伏線を張っています。
空の軌跡が発売してから10年経ちますが、最初からプレイし続けているユーザは何人残っているのでしょうか。
話としては壮大になっている気はしますが、過去作の設定を新作で塗り替える(前作の○○は新作での○○の布石だった)のは止めて欲しいです。
今作でも、意味深な言葉だけ残して本筋に大きく関わらないキャラクターなどもおり辟易します。
(4) DLCのコスチューム設定画面のインタフェースが悪すぎる
今回はDLCを色々と買ってみて見た目の変更を楽しんでいるのですが、ユーザインタフェースが悪すぎます。
選択できるコスチュームは多岐に渡るジャンルがあるのですが、衣服以外の要素(髪型やメガネ、アクセサリ)が一切カテゴリ分けされていません。
入手できるコスチュームは数十個あるため、毎回膨大なリストの中から意図したものを選択する作業を強いられます。
COMMENT
空の軌跡から閃の軌跡Ⅳまでずっとプレイしてきました。
軌跡シリーズ総決算ともいえる中盤~後半の展開はとても面白く、寝食を忘れて没頭するほどでした。
ですが、10年経っても終わらないシナリオに付いていくのが辛くなってきました。前作の設定を引き摺り過ぎではないでしょうか。
イースシリーズのように作品単位では独立しながら壮大な世界観を描くような形になって欲しいです。