【PS3】KILLZONE 3(キルゾーン3) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-02-24 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:FPS ■ プレイ人数:1〜2人(オフライン) /オンライン:1〜24人 ■ PlayStation Move:対応 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
80pt
GOOD!
<目を見張るグラフィックと迫力のサウンド>
静止して眺めているとCGアートワークのような印象さえあるグラフィック。これにリアルタイムで様々なオブチェクトが動き回る。コンシューマー機における最高峰の品質だと感じた。「グラフィック=ゲームの面白さ」と直結はしないが、間違いなくテンションは上がる。荒廃したグレーな雰囲気ばかりだった2とは違い、雪原・ジャングル・宇宙ステーションと見た目にバリエーションがあり飽きさせない。
サウンドも銃器・爆発のSE・環境音の迫力は勿論、随所でかかるBGMが特徴的で耳に残るものが多いのも◎。この手のジャンルではBGMが「ノリは良いけど印象に残らない」ことが多いが、本作では非常に良曲揃い。ときに哀愁を感じさせる弦楽器のテーマなどセンスが光る。ストーリーを盛り上げるのに一役買っている。
<ハイレベルなMove対応>
FPSにパッケージソフトとして初めてMoveに本格対応させた本作。不自由するような遅延もなく快適に操作でき満足度は高い。”狙って撃つ”行為が単純に楽しく、FPSの操作性の新たな一歩として歓迎したい。かなり細かく設定がいじれる為、自分にあった設定を探すのに苦労するがピタリとハマったら快適に操作可能。視点変更が難儀と思っていたが、慣れで解決できるレベル。
<充実したシングルキャンペーン>
やたら固い敵と視覚効果のおかげでプレイするとグッタリ疲れる前作と違い、随所に敵をなぎ倒したり動き回るといった”爽快さ”を感じられる要素が加わった。プレイ中のストレスが、プレイしていて”気持ちいい”方向へシフトしたのは歓迎すべきポイント。様々な乗り物にのってのライドシーンが増えたのも嬉しい。Moveでプレイするとさながらアーケードのシューティングのような感覚でプレイでき非常に楽しかった。
<インストール無しでキャンペーンのロード時間改善>
前作ではキャンペーンのチャプターごとに30秒近くの長いロードが残念だったが、今回はムービーシーン中に裏でロードを行っているので目に見えるロード画面はなくなった。スキップする為には裏読みのロードを待たなければならないがその際も10〜15秒程度で読み込みが完了しスキップ可能。チャプターによるがプレイを再開するまでも劇的にロードは早くなっており快適にプレイできる。
<キャンペーンにオフラインCo-op搭載>
ここは地味ながらも嬉しい追加要素。オンラインではプレイできない為、利用シーンは限られるが友人を呼んだときにプレイしたらそれはそれで楽しかった。
<マルチプレイのオペレーションルール追加>
BFBCでいうラッシュのようなルールが新設。爆弾設置等により、段階的にエリアが解禁され3段階の攻守が楽しめる。目的要素が高く、チームでの共闘感は随一。マップによりオペレーション内容も変わり、段階毎に短いカットシーンが挿入されるのも◎。攻守で異なるパターンがあり格好良く、モチベーションを上げてくれる。
BAD/REQUEST
<キャンペーンの演出が中途半端・日本版規制>
要所要所に挿入されるデモシーンですが、一部カメラワークやキャラの仕草に「?」と思わせる雑さを感じさせます。台詞の途中で次の台詞になってしまうなどテストしたの?と思える不自然さが残る。せっかく重厚な雰囲気で盛り上がっている所へ水を差すのが非常に残念。また日本語版の規制により一部シーンが白フェードで処理されている。シーンによっては何が行われているのかまったく分からずあまりに雑な規制の仕方。別アングルを用意するなどスマートな規制手段があるはず。
<マルチ:武器種類が物足りない>
マルチプレイではポイントを貯めて武器やスキルをアンロックしていくFPSではスタンダードなシステムなのだが、アンロックできる武器の数が物足りなく感じた。サブ武器は他の兵科と重複するものもあり物足りなさに拍車をかける。「次はどんな武器なんだろう」という楽しみが少ないのは残念な点。
<オペレーションのマップが少なすぎる>
良い点で挙げたオペレーションであるが、残念なことに使えるマップが3種類しかない。KILLZONE独自の盛り上がるモードだけにもっと様々なバリエーションで楽しみたかった。DLCでの追加配信を期待したいが、配信する予定はないとの開発者発言があるなど期待できない様子・・・。
<マルチ:ロード時間が長い>
キャンペーンのロードは快適で不満は皆無だがマルチは別。マッチングとステージのロードが長く、ロード中にできることも無い為、唯々ロード時間を持て余すしかない。また試合前20秒程度、試合後30秒程度とインターバル時間があり(この間とくにロード等している訳ではない)余計にテンポを悪くしている。インターバルとロードを同時に行うか、ロード中に戦績やアンロックなど、何かしらの操作ができれば良いのに。
<マルチ:兵科毎に前回の使用スキル・武器を記憶して欲しい>
兵科を変えると前の兵科で選んでいたスキル・武器の状態を記憶してくれない為、毎回選び直す必要があり使いづらい。アップデートで選んだ武器は記憶しているようだが、スキルのほうは相変わらず。PS3の立ち上げから再開すると両方やり直しなのも相変わらず。
COMMENT
コンシューマー機におけるFPSとしてはある種の到達点のようなグラフィック。シングル・マルチの両方においても息を呑むグラフィックはプレイする価値ありです。FPSというグラフィックが重視されるジャンルでは尚更。Moveに完全対応した唯一無二のFPSであることから興味を持ってプレイしましたが、満足度は非常に高いです。今後もシューターを選ぶ際はMove対応をひとつの基準にすることになると思います。それぐらいプレイアビリティーが大きく変わる要素だと感じてます。マルチプレイは現段階で残念で惜しい仕様が散見されますが今後のアップデートに期待したい。
40インチ液晶・サラウンド環境・Move使用でプレイ
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
74pt
GOOD!
FPS(一人称視点)ゲームが大好きで、特にkillzoneシリーズのデザイン、世界観、ISAとヘルガストという二つの勢力、全て個人的に好みな為、高評価です。今作も発売される前から楽しみでした。
キャンペーンは大変良くできていて、映像も前作よりさらに進化しており、爆発、空気にただよう塵、埃、雪、緑色のエネルギーなど全て非常に良く作られていると思います。
また、オンラインは前作より動きが早く爽快感が多くなり、ジェットパック、二足歩行ロボットの2種類の乗り物が扱えてかなり熱中します。
キャンペーンで出てくる非常に大きな四足歩行のロボットは迫力、音ともにインパクトがあり非常に臨場感あふれるプレイが出来ます。
オンは5種類のクラスがあり、それぞれ特徴ある個性的なデザイン、スキルがあり、その時の気分、状況で使い分けて遊ぶ事が非常に楽しいです。
大きなマップが多く、スナイパーとしても、他のクラスでも色々な戦い方が出来、楽しめます。
ロードは前作よりかなり改善されていて、メニュー画面が簡素化されたおかげか、サクサク出来るようになりました。
BAD/REQUEST
キャンペーンでムービーに移行する際に変に途切れたり、セリフがダブったり、これは前作にもあった症状なのですが、せっかくの綺麗な映像も雰囲気が悪くなります。
ストーリーも最後の辺りまでは良かったものの、終わり方が変に味気なく、狐につつまれたような「いまのがラストシーン?」と一瞬戸惑う気分になりました。
メインメニューの音楽、変に他のゲームを意識しすぎか、かっこつけすぎたか雰囲気に合っていない気がします。前作の音楽の方がkillzoneの世界観に合っていて良かった。
またオンラインでのチームバランスの悪さが目立ちます。片方チームに多数いてそのまま進行し続けている為、自動的に割り振る機能はないのか?と思います。
それに今日、無敵チート?を使っているプレイヤーを発見しました。
その辺りの対策が今後どうなっていくのか非常に気になります。
COMMENT
killzone3の全てのデザイン、世界観、とても良く出来ていてかっこいいと思います。
キャンペーンも良く出来ていて、とても楽しめます。
映像も迫力あり、オンラインでの大勢交わった際にも大きなラグはなく、快適にゲームが出来ます。
個人的には買って良かったと思うタイトルでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 5pt | 5pt | 2pt | 2pt | 1pt | 2pt |
47pt
GOOD!
キャンペーンは兵士(ノーマル)でクリア、オン対戦は大佐までプレイした時点での評価です。
グラフィックは素晴らしい、2の時点でもかなりの高クオリティだったのに。
3になって更に情報量が増えてます。光と影の演出も2と同じくハイレベル。
キャンペーンでは破壊出来るオブジェクトも2より増えているのも、爽快感UP要素です。
発砲音や爆発音も2よりも通る音になって、爽快感があります。
以上の理由から両方5点にしました。
前作のスカーミッシュに相当するボットゾーンでは、AIが前作の様な理不尽なヘッドショットや
ピンポイントで投げ込まれるグレネードが修正されていてより人間ぽいです。人間のように裏を取って来たりはしませんが。
オペレーションの追加も+、人数は8対8で他の対戦より少ないですが、明確なミッションと限定化されたMAPでより共闘感があります。
キャンペーンで弾薬庫が追加されて、残弾数を気にせず撃ちまくれるのも爽快感があります。
スニーキングで進むところや、乗り物もたくさん追加されていて飽きさせません。
ロード時間も2より明らかに短縮されてますし、ムービー中に行われているのでキャンペーンでは全く気になりません。
BAD/REQUEST
キャンペーンと打って変わって、ロードがあまりにも長いオン対戦。
マッチングも自分が知る限り最低最悪で、同期画面のままでそもそもゲームが始まらないなんてこともしばしば。
キャンペーンの快適さの+部分で1点つけましたが、オンだけなら快適さは0点です。
3からの追加要素がリボン(能力強化)、WASP(爆撃出来るタレット)、エクソスケルトン(乗れるロボット)、ビーコン(爆撃指示)などあるのですが、全部いらないです;全て有利に進めてる勢力しか有効活用出来ない為に7−0で勝利や敗北することが2の頃より増えてゲームをつまらなくしてるだけの要素に感じます。少なくとも2の32人から24人に減らしてまで導入するべき要素ではないです。
その為押されている側は本拠地でリスキルされまくる(しまくる)なんて事もよくあります。
一度押されてしまうと逆転するのはまず不可能です、2ならリスポーン位置を戦術兵で設置出来たので、0−3から逆転なんて事もあったのですが・・・リスポーン設置能力がなくなったのもつまらなくなった要因の一つだと思います。
スナイパーライフルだと足だろうが腕だろうが一撃で倒せる、クローク能力で静止してると見えない、戦術の標的指示にも掛からないといくらなんでも優遇しすぎだと思います、その為所謂芋砂が大量発生して、それに対抗するためにこっちも偵察で芋るなんて状況に良くなります。
部屋制では無く、ランダムマッチングなので、クランで組んでる相手と当たったり、10対2とかゲームとして成立しない状況が多々発生します。
チームバランスも無いし、武器やスキルを制限する事も出来ないので、無制限の部屋で突撃兵のロケラングレラン祭りだった2よりも確実に状況は悪化しています。
MAPが6つオペレーションだと3つもいくらなんでも少なすぎます、2のMAPくらいすべて収録して欲しかったです。
そのザマで発売日に有料DLC(しかも2のMAP2つで500円)ってのも嫌悪感を感じましたのでDLCは購入してません。
キャンペーンもスニーキングステージ以外はとんでもない遠方から遮蔽物に隠れててもこちらを認識して攻撃してくるのでどこから撃たれたのか分からない事がかなりあります。キャンペーンはレーダーもありませんし。またスニーキングステージでも一度発見されてしまうと、隠れても無駄で、見失う事はありません、こちらが敵を見失う事の方が多いです。
以上のようにアンチャーテッド2のAIに対した時の要にカバーが有効ではありません。
オン対戦の戦術兵の標的指示のような能力があれば良かったのですが。
COMMENT
前作は、キャンペーンが微妙でオン対戦が楽しかったのですが、今回はキャンペーンはまあ想定どおりでオンが壊滅的な印象です、対戦に期待して購入しましたので、正直期待外れでした。
グラフィック鑑賞ゲームって感じですね。映像は本当に凄いので。
オペレーションは良かったのですが、対応MAPが3つてのは少なすぎる気がします。
今後のパッチで私が感じた問題点がどれだけ改善されるかわかりませんが、元々のMAPが少ない上に追加MAPが有料な時点であまり長くは持たないゲームになりそうです。2はかなり長く人がいましたけど、それでも有料MAPが配信される度に人が分散されて減っていきましたし、今回も過疎化を加速させるだけなりそうです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-03-24
なんかしっくり感が2のほうが好きだったかも
GOOD!
オフライン:
まず英語版、日本語版それぞれあるのがいい。また声優の熱演っぷりが評価出来ます。またムービーのグラフィックが素晴らしく感動するレベルになっています。キャンペーンでは死んでしまっても仲間が大抵助けに来てくれるため結構快適です。かと言って簡単な訳ではなく、敵の固さがとてつもなく中々刺激があります。シナリオ自体は熱いお馬鹿なノリになってますww
下二つに関してはマイナスの面もあるので、そちらも参照。
オンライン:
こちらの出来が大変素晴らしいです。
まず兵士の種類があり、その特徴性が面白さを何倍もに引き上げています。
とても綺麗でかつ絶妙なマップであり、一部のマップを除き必ず対面し殺し\"合う\"ようになっています。
オートエイムの機能は無く、完全に実力がモノを言うようになっています。
ウォーゾーン、オペレーションといったものが対戦中に作戦が変わるものでとても面白いです。
BAD/REQUEST
まずオフラインの方から。
シナリオが若干お馬鹿な感じになっていますw
仲間が捕らわれる→助け出す→捕らわれる→助けられるのような馬鹿シナリオです。
これは面白いと感じる人もいれば、アホくさ…と思う方も多々いると思います。
次に敵の固さがマイナスとなりうるかもしれません。
10発程度ではまず死にません。障害物に隠れながらちょっとずつちょっとずつダメージを与えて殺していく感じです。
弾の補充地点は多く存在するので弾切れにはならないのですが、やはりこの敵の固さに苛立つ方は多いそうです。
次にオンラインの方を
かなり人を選ぶと思います。
まずある程度離れていても基本的には腰だめで敵を倒していきます。サイトを覗き込んで撃つのはよほど遠い地点にいる場合で無いと使用しません。
対面する機会が非常に多くまたフルオート機能は無いので瞬間的な実力が必要な為、弱い人はどんどん殺されます。
また兵のクラスによっての装備や特殊能力に違いが激しいため最初の全然ポイントを解放していないうちはかなり苦しむかと思います
COMMENT
FPSは箱○のhalo、COD、L4Dを代表にそれなりにプレイしてきた自分ですが、正直何と言われようともこのゲームのオンラインが一番楽しいと思っています。
何よりも対面して撃ち合うっていうのがとても多く、コソコソとキャンプしながらキル数稼いでいくような腹が立つプレイヤーが少ないので(キャンプしづらい設計にマップがなっているのですが)とても快適です。本当に楽しいです。
撃ち合い殺し合う…これがFPSの醍醐味なんじゃないでしょうか?
建物にこもって迎撃範囲内に入った無防備な敵をただ撃ち殺す…それは作業ですよね笑
しっかり撃ち合うオンラインのFPSをしたいって人に是非オススメします