【PS3】マジック:ザ・ギャザリング デュエル・オブ・ザ・プレインズウォーカー 2012 レビュー
発売元 | Zen Studios Ltd. (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-07-06 |
価格 | 950円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:カード ■ プレイ人数:1〜3人(オンラインプレイ時:2〜4人) |
- 総合ポイント
- 67
- (難易度)
- 2.67
- レビュー数
- 3
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
67pt
GOOD!
・マジック・ザ・ギャザリングそのものの魅力
トレーディングカードゲームの元祖であり、
発売から15年以上経った今でも、洗練され進化し続けているゲームです。
現実のカードゲームは結構出費が必要で、対戦相手を見つける必要もありますが、
このゲームなら1000円でMTGのエッセンスが十分に味わえます。
CPU戦だけでなくオンライン対戦もできるので、対戦相手にも困りません。
隔離鯖ではなくグローバル鯖なので、すぐに過疎ってしまうことも無いと思います。
・多人数戦に対応している。
普通のカードゲームは1対1の個人戦ですが、
MTGには多人数プレイ用のルールも幾つかあります。
このゲームでは、最大4人の無差別戦と、2対2のチーム戦である双頭巨人戦、
さらに強力なCPU一人に三人で挑むアーチエネミー(魔王戦)というルールに対応しています。
・チャレンジ
いわゆる”詰め将棋”的なパズルを解くモード。
問題数は少ないですが、歯ごたえがあって中々楽しめます。
・ヴィジュアル、カードのイラスト。
カードゲームの魅力の一つといえばカードイラスト。
ハイ・ファンタジースタイルのイラストはどれも雰囲気抜群でカッコいいです。
高解像度のカード画像を画面いっぱいに拡大表示できるのもHD機ならでは。
イラストだけ拡大表示できればなおよかったけど。
イラストを加工して作られたOPムービーもカッコいい。
BAD/REQUEST
・デッキの編集に制限がある。自由にデッキが組めない。
普通のカードゲームなら、所有しているカードで自由にデッキを組み、対戦に勝利してカードを貰って、さらにデッキを改造したり新デッキを組んだり…という流れがありますが、このゲームでは予め用意された数種類のデッキしか使うことができません。
各デッキには16枚の追加カードが用意されていて、対戦に勝利するたびに追加カードがアンロックされ、それを使ってデッキを調整することができるようになっています。ゼロから新しいデッキを組むことは出来ませんし、あるデッキに入っているカードを、他のデッキに組み込むことは出来ません。デッキを調整するときも、土地の枚数を増減させたり、比率を変更することはできません。
理由がいろいろあるのかもしれませんが、カードゲームの面白さの一部分を無くしてしまっているのは何か釈然としないものがあります。
・全体的に淡白。
ストーリーモードなし(ロード中に背景設定の短いテキストが出る程度)
3Dキャラモデルを使った派手な戦闘演出があるわけでもなく、
サウンドも淡々としていてとても地味。
物語や(所謂日本的な)キャラクターの要素がないとモチベーションが保てないと言う人には少々辛い。
・ガチ対戦には無かないオンの仕様。
オン対戦の部屋では、相手が使うデッキが見えてしまいます。
そして、ホストがゲーム開始を選ぶまでゲームが始まらないので、
ゲストがデッキを選択→ホストが相手のデッキに対して相性のいいデッキに変更して開始…というセコいプレイができてしまいます。
サイドボード制なしの一本勝負なのも、いささか深みが無い。
・ローカライズ、校正の不備
些細なものも含めて、山のようにミスがあります。
漢字の誤変換、不親切な翻訳(オンラインマルチプレイヤーモードを”多人数戦”と直訳してしまっている等)文字の欠落、表記の重複その他その他…。
殆どはゲームを遊ぶ分には問題ないものですが、一部のカードのテキストに不備があるのは誤解を招きかねないです。
(翻訳のミスなので、ゲーム上ではちゃんと元のカードと同じように動作します)
COMMENT
一言で言うと、「物足りない部分はあるけど、これで1000円なら妥当」
デッキが自由に組めないのはカードゲームとしてどうなのかと言いたい所ですが、
デッキ構築のイロハをしらない初心者には優しい仕様とも言えるかもしれません。
実際、MTGに興味がある未経験者には、入門用として最適だと思います。
用意されているデッキは”クリーチャーを出して殴るだけ”以上の細かいプレイングが出来るように配慮されているので、基礎的なプレイング技術を身につけるのにも十分使えると思います。
逆に、バリバリの現役プレイヤーにはいろいろ物足りない内容だと思います。良いところといえば、イベントとかに行かないとやる機会の無い多人数戦が気軽に遊べるところくらいでしょうか。
DLCでカードやデッキが追加されたり、アップデートでシステムが変更されれば、もっと遊べるようになるかも。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
75pt
GOOD!
なんといってもマジック・ザ・ギャザリングのカードゲームが出来るところ。私の知る限り、本格的なマジックがオフラインで出来るゲームはDC版のマジック・ザ・ギャザリングしか知りません。遊戯王とかに比べ、なかなかゲーム化されませんでしたが、やっと今回新作が出来、ファンとしてはうれしいです。
あと、よい点を上げるとしたら、DC版に比べ、ゲームの流れがスムーズで、CPUの思考時間もそんなに遅くありません。
ルール説明やチュートリアルもあるのでマジック未経験者の方でも、問題なく出来ます。
プレインズウォーカーたちもかっこよく、彼らを取り扱っているのは私としてはうれしかったです。
BAD/REQUEST
はじめに使えるデッキが制限されているところ。DC版のときは5色の中から好きな色のデッキを選べましたが、今回ははじめは2色(白、緑)からしか選べません。私は黒派なので、はじめは5色の中から選べるようにして欲しかった。
あと、プレインズウォーカーを取り扱っているのはよいが、私としてはマジックのストーリーにも興味があるので、キャンペーンモードは遊戯王みたくストーリー仕立てにして欲しかった。
音楽もあまり印象に残るものはなかった。
COMMENT
私はマジックはリアルではあまりやらず、ゲームでしかやったことのないので今回、これが出てきたのはうれしいです。私のように周りにマジックをやる人がいない人やこれから覚えようとする人にはオススメです。オフラインでも出来るので、初心者も安心して出来ます。これからもマジックを取り扱ったゲームをどんどん出して欲しいと思います。
GOOD!
・値段
いろんなカードが使えるのに、かなり安い。
・プレインズウォーカーが収録されていない
プレインズウォーカータイプのカードは基本出し得で、出すだけで有利になるくせに対処がしづらいのでこのゲームのデッキ内容では出したほうが勝つゲームになっていたでしょう。それを考えるといい判断だったと思います。
・古いカードが収録されている
今では手に入りにくいカードで遊べます。
・弱いカードに光があたっている
例えば同じ?マナのクリーチャでも悪斬の天使とセラ天では完全な上位互換なのですが、本作ではセラ天を使わざるおえないので、普通なら絶対デッキに入れないカードも活躍できる。
・魔王戦が楽しめる
現実ではやりずらい変則ルールなのですが、ゲームだと勝手に処理してくれるので簡単に遊べる。友達と協力してボスを倒しているような感じの共闘感がすごく良かった。
BAD/REQUEST
・デッキ内容の差
どう見ても、コスのデッキが酷過ぎる。現実なら友達にいらないカードをもらって簡単に作れる。一番レア度が高いカードでも現実なら800円位。それに比べてギデオンのカードは一時3000円にまで上がった、今では禁止カードに指定されている石鍛冶、いまだに高い(3400円位)の白赤剣、一時3000円は余裕で超えていた悪斬など豪華すぎる。単純に800円のデッキと10000円のデッキではだれが考えても10000円のデッキのほうが強い。
別に高いカードが入っていれば絶対に強いとは言わないが(安くても強いデッキもある)コスのデッキは単純に序盤動けずに中盤微妙なクリーチャを出し、後半にフィニッシャーがいないという何の魅力もないデッキ。使っていて退屈この上ない。
・ゲームの処理
このゲームは相手の行動に対して反撃するときに、わざわざ制限時間が設けられていて、時間を止める□ボタンを押さないと勝手にゲームが進んでしまう。しかも、制限時間が中途半端に短いため(4秒ぐらい)ほとんど□ボタンを押すことが前提のつくりになっている。そのためいちいちカードに対応して行動するときのテンポの悪さが半端じゃない。ストレスの原因になり、長時間プレイしづらい。
・デッキがいじれない
微妙な内容のデッキをずっと使いつづけるため、飽きが早い。一応敵に勝利することで新しいカードが16枚出るのだが、それも微妙なカードが多く、救済処置になっていない。
さらに、強いカードが大体一枚〜二枚しか入れられないので、先に引いたほうが勝ちという戦略性に乏しいゲームになっている。(強いカードを止められるカードも枚数が限られているため)
COMMENT
千円で構築済みデッキ(現実でも千円)で友達と変則ルールなどで遊べるマジックザギャザリングという感じ。かなり値段的には妥当。
自分は最近現実でデッキを盗まれて引退したため、ゲームなら盗まれないだろうと思い購入。それなりには楽しめました。
やっぱりカードゲームはゲーム内で遊ぶほうがいいです。お金もかからないし、俺ルールを押し付けられることもない。
次回はフルプライスでもいいので、できれば各環境ごとのカードで遊べるものがやりたいです。
基本セット2012内のカードを自由に使えて遊べるみたいな。やっぱり経済的に無理か・・・(;一_一)