【PS3】L.A.ノワール レビュー
発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-07-07 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:クライムスリラー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 1pt |
73pt
GOOD!
●オリジナリティー
このゲーム一番のウリと言ってもいい、人物のリアルな表情。会話中の微妙なクセ
表情の変化を見つけ、供述のウソを暴く、というプレイスタイルは今まで体験した
事がなく、非常に斬新でした。逆転裁判の「意義あり!」に似ているようで、また
ちょっと違う感覚です。
●グラフィックス
顔の細かなシワ、自動車のボディの質感、40〜50年代のLAの町並みは見事。
事故れば車はへこむし、急ブレーキすればタイヤの跡が残る。イベントシーンでは
まるで本物の洋画を見ているようで、ツヤツヤ美形キャラの美麗グラフィックとは
また違った意味で実写のようでした。
●サウンド
カーステレオから40年代当時のジャズやR&Bなどが流れ、とても良い雰囲気。
事件が核心に迫ってくると、自然に盛り上げる曲へと変わり、緊張感が増します。
その他、現場調査中には専用のBGMが流れ、全ての証拠を集め終えると曲が自動
でストップする親切設計が便利。(これはオプションでON/OFFできます。)
●熱中度
各シナリオ完結タイプながら、本筋のストーリーも同時に進んで行きます。各事件
の裏に隠れた重大な陰謀が少しずつ見え隠れし始め、ぐいぐい引き込まれながらも
1シナリオ約1時間程度と区切りが良く、計画的に進める事ができます。
その他、自動車やランドマーク探しなどのコレクション要素や、本編には関係のな
い路上事件の解決などで楽しめます。
BAD/REQUEST
●快適さ
表情を読みながら暴くのがウリのはずなのに、顔色ひとつ変えずに嘘をついている
キャラクターが居たりする。表情はあくまで真相を聞きだす材料のひとつでしかない
という事らしいが・・・それだと難しいし、分からんw
上記理由により、尋問を間違える→リセット→また間違える→(ry
を繰り返したため、時間もかかりテンポも悪くなるので、結局攻略サイト頼りになる。
(特に間違えても進行に影響はないので、気にならない人はサクサク進めます。)
オートセーブのタイミングも微妙で、上記のような直前から再開したい場合にかなり前
まで戻されたり、ロードが長かったりでイライラ。
操作方法が複雑で、探索時、運転時、格闘時、射撃時でガラリと変わるため、普段ゲー
ムに慣れてない人にはかなり難しいと思います。
その反面、操作に慣れるとどれも作業的な単純操作ばかりになってしまうため、慣れる
頃には飽きてしまっている。
格闘は「アーバンチャンピオン」よろしくただ殴りあうだけのうえ、敵の強さも一緒。
蹴りや投げ技があったり、犯人がボクサーとかプロレスラーなどの強敵が居ればメリハ
リあってよかったと思う。射撃戦は、とにかく銃乱射してれば勝ててしまうので、一般
人や爆発物などの保護目標、撃ってはいけないものがあれば、もっと良かったと思う。
COMMENT
各種メディアでの前評判を発売日直前に知り、衝動買いしました。
GTAなどの同社他ゲームは一切未プレイ。購入の決め手は紹介ムービーでした。
洋ゲーではゴッド・オブ・ウォー3作、アリス・マッドネス・リターンズ、
デストロイ・オールヒューマンズなどのプレイ経験があります。
ジャンル:クライムスリラーとありますが、事件発生して調査(アドベンチャー)
から始まり、尋問、車で移動、カーチェイス(レースゲーム風)、犯人が逃げたら
走って追いかけ捕まえて、格闘(アクション)銃撃戦(FPS)そして逮捕までの
一連の流れを体験できるゲームです。死体の描写もそれほどキツくないので、Z指
定とはいえグロ苦手な人でも大丈夫だと思います。
購入をご検討中の方は、まず公式トレーラーを見る事をお勧めいたします。
40年代のLA。当時の音楽。雰囲気。そういったものが好きか嫌いかで決まると
思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 1pt |
67pt
GOOD!
小生、1930〜40年代のJazz Jump Jiveミュージックが大好き、ww2時代の歴史や風俗に大変興味があるので、本作のテーマや時代設定は文句なしにハマった。そしてそれを再現したリサーチや技術力、執念に感心した。
1)モーションスキャンによる登場人物たちの表情のリアルさ、とても驚嘆した。これは5点。
2)ビリーホリディ、ルイ・ジョーダン、ライオネル・ハンプトン、エイモス・ミルバーンなど、当時のジャズやR&Bの作品がBGMで、聴いてるだけでうきうきする。FALLOUT3などもそうで、洋ゲーはそのあたりのセンスが格段に違うという気がする。
3)当時のマップを元にした街並みの再現は美しく、タイムトリップした観光旅行のよう。
4)ゲームというよりも、インタラクティブな映画作品というのか。私は楽しめた。だいたいタイトルもだからこその「ノアール」なんでしょうから。
5)エンディングはアレで良いと思う。あれが現実の世の中だから。故にこれは「大人向けゲーム」なんだと思う。
BAD/REQUEST
1)似たような事件が多く、正直なところ終盤は作業的になる。
2)路上事件も似たようなものが多く、作業的。
3)銃撃戦の時に壁に隠れての動作で、コントロールがやりにくい。
4)全クリはしたが、尋問に失敗してもクリアはできる、ゲームが先に進む仕様で楽といえば楽、歯ごたえ無いといえば歯ごたえ無い。
5)尋問して事件解決したケースをまた周回する、という気持ちになりにくい。
6)マップが相当広いので、車の運転も最後は面倒になって相棒に任せっきりに。
COMMENT
いままでにないゲーム体験として、購入して良かったと思う。ただヤリ込み要素が少なく周回する意欲が湧きにくい。新しい事件にチャレンジしないと面白くないので、DLCで新しいシナリオを購入する必要がある。映画というよりもテレビの連続シリーズ的感覚のつくり。
開発会社内のゴタゴタニュースはよみましたが、こういう作品を年月かけて創り上げるセンス、執念、こだわりはやはり何か違うなという感じがする。日本のメーカー・デベも大人向けのゲームづくりを頑張って欲しいと思う。
余談ですが。第二次大戦の帰還兵がPTSDのために帰国しても世間になじめずホームレスになる橋の下でのシーンが印象的だった。これはゲームの中の1947年の話ではなく、今も進行している2011年の話だとプレイしながら感じた。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 2pt |
66pt
GOOD!
・グラフィックが綺麗
これはかなり綺麗だと思います。古き良きアメリカの街並みにはとても満足しました。
人の表情もかなりリアルで気持ち悪いぐらいでした。
・ロードが快適
気になるロードは特にありませんでした。かなり快適な方だと思います。
・目的地にワープできる
相棒に運転させることでワープができます。
移動が面倒になる終盤、これはかなり便利でした。
・BGMのJAZZが良い
好みにもよりますが、JAZZ好きの自分は満足でした。
BAD/REQUEST
・操作性が悪い
小回りが利きづらいです。
・アクション性が低い
アクションがあまりに味気ないです。もう少しアクション性があっても良かったと思います。
・飽きやすい
オムニバス形式で似たような事件が続くので、正直飽きやすいと思います。事件のオチも腑に落ちないものが多かったです。
COMMENT
推理ゲームとアメリカ雑貨など、古き良きアメリカが好きなため購入しました。
最初はとても面白かったのですが、似たような事件が続き、終盤はだいぶ飽きてしまいました。
エンディングもあまり良いと思いませんでした。
でも、古き良きアメリカを味わえただけでも満足でした。
もし次回作が出るならば、アクション性を高くして、「推理アクションアドベンチャーゲーム」として出てきてくれることを望みます。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-01-14
私は、現代的な科学捜査が浸透していない前時代の刑事もの、探偵ものが好きなんですが、LAノワールをプレイする前からシャーロック・ホームズやLAコンフィデンシャルが好きでした。
だからというわけでもないんですが、今作品は完璧な時代考証と雰囲気で一気にのめり込んでしまいました。
簡単にレビューすると、今作品は最後までプレイできる熱意かあるかないかで、評価がわかれる作品なんだと思います。ラストが気に食わない方もいるでしょうが、あのラストは個人的に最高にかっこいい男の生き様でした。RDRのジョン・マーストンもしかりですが、R☆は、漢が描ける数少ない会社だと思います。
開発のチームボンディが倒産してしまったのは、すごくやりきれない思いでいっぱいですが、ここまでの規模と雰囲気、時代考証のオープンワールドを製作したことだけでも敬意を表したいし賞賛に値します。
最後に、この言葉で締めくくらせて頂きます。
R☆最高!!!
チームボンダイすげえ!!!
では、よい週末を。
GOOD!
【グラフィックス】
ここまで表情にこだわったゲームはない!
今までプレイしたゲームの中で人の表情に関してはナンバー1の作品です!!
【快適さ】
ミスしてもストーリーは進むし、ゲームオーバーになってもすぐにやり直せる
直感能力という特殊能力が使えるし、振動や音楽でヒントを知らせてくれる
イベントや移動をスキップできるし、相棒が道案内してくれる
○相手のリアルな表情を見て尋問できる
○GTAの世界観で推理モノが楽しめる
○格闘戦や銃撃戦が楽しい
○ロードは気にならない
BAD/REQUEST
×事件が強制的に始まるので、GTAみたいにマーカーに行けば事件開始が良かった
×GTAのようなアクションメインのゲームではない
×回想シーンがややこしい
COMMENT
オープニングにフリーメイソンのシンボルが!
このゲームは探偵アドベンチャーゲームだと思います
表情に関しては本当にリアル、ここまでこだわるのかと感嘆します
タギングに「GOOD!表情」ってのがほしいぐらいです