【PS3】L.A.ノワール レビュー
発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-07-07 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:クライムスリラー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt |
80pt
GOOD!
●オリジナリティー
不可能だった事を可能にしたゲームです。
最新CG技術を駆使し、半端じゃなくリアルな人間の表情が作られていて、その細かな表情から
感情を読み取り、心理合戦を繰り広げる事が出来ます。緊張感とスリルがたまりません。
●グラフィック
上記の人物の表情の作り込みの他に、かなり精巧に再現された古き良きロサンゼルスの
街並みや、レトロな車の数々等、渋い世界感がとても良く作られています。
ただブラブラ歩いたり、ドライブするだけでいろんな発見があり面白い。
また、証拠品等の小物にも力が入っており、雰囲気を演出しています。
●ストーリー
非常に重厚で奥が深いです。ただ謎の事件を解決するだけのストーリーではなく、
さまざまな人間模様や登場人物たちの葛藤が描かれていて、いろいろと考えさせられます。
また、伏線が何重にも張られていて、複雑に感じますが、クライマックスでそれらの伏線が一気につながっていくのは鳥肌ものでした。エンディングは一見の価値ありです。
音楽も素晴らしいです。特に、初めてゲームを起動して、タイトル及びメインメニュー画面で流れる音楽で即ノックダウンされた人も少なくないはず。
世界観に合う渋く、それでいてお洒落な曲の数々に魅了されました。
BAD/REQUEST
●オープンワールドだが自由度が低い
店で買い物したり、好きな建物に入ったりは出来ません。
ストーリーを前面に押し出した作風なので仕方ないのかも知れませんが、
せっかく街を作り込んでいるんだから買い物の要素くらいほしかった。
●一部ムービーが飛ばせない
このゲーム、尋問の難易度が結構高く、完璧主義者のプレイヤーは何度もやり直す
ことになると思いますが、ちょくちょくムービーが飛ばせないのでやきもきするかも。
COMMENT
グラセフシリーズやRDRのようなドンパチメインの作品を期待していたファンは
肩すかしをくらったかもしれません。なんせ全く毛色が異なりますから。
この作品は、プレイヤーにもある程度の知性、知識、想像力が求められます。
そういう意味でも大人のゲームです。
登場人物の一人ひとりがとても魅力的で、ストーリーも面白く、
映画さながらのクオリティーでした。
ぜひ、最後までプレイして頂きたい。ラストの結末には涙せずにはいられません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 1pt |
62pt
GOOD!
1940年代のロスの雰囲気を余すことなく取り込んでいるところは良かったです。
最初はGTA感覚の箱庭系のゲームと思ったのですが、実際は箱庭系というよりも、新感覚推理アドベンチャーと言った感じです。被害者の検死をして、証拠を集めて、容疑者を尋問するという流れで、相手の表情を伺って判断する尋問のシステムは斬新で良かったです。
やり始めはしんどい感がありましたが、ゲーム中盤になってくると、事件の背景やキャラクターに愛着が出てきて、面白くなってきました。
ゲーム中に当時実在した人物も何人か登場しているところや、太平洋戦争中の回想シーン、当時のアメリカの思想背景等、現実の歴史の部分や時代背景が込められている所も良かったです!
音楽も、私的にはロックスター作品は音楽はいまいちの印象だったのですが、今作は時代背景にあった渋い音楽が最高でした!!
サントラが出ていたら買ってしまうそうな勢いです。
そして、現場検証時の死体がリアル過ぎです(笑)
このリアル感が、さすがはロックスターといった感じです☆
移動の際の、目的地までの車の運転をスキップできる親切設定もGOODです!
BAD/REQUEST
人にもよると思いますが、おもしろくなるまでに多少の時間を要すると思います。
最初の方は特に、操作方法やゲームの流れがわからずにゲンナリしました(泣)
アクションシーンが少なすぎです。
最初にGTA等の箱庭ゲームと思ってプレイした故に尚更なのですが、
もっとアクションシーンが欲しかったです。
メインのストーリー以外のサブストーリーがなかった(?)というのも残念です。
結果、メインの話しだけをガンガンに進めていってしまって、おまけ要素の路上犯罪等は一切やる気が起きなかったです。
COMMENT
GTA等の箱庭ゲームと思ってプレイしてしまったせいか、最初はゲンナリしましたが、
慣れてくるとこの1940年代のロスの世界観に引き込まれていきました。
ただ、アクション性がかなり少なかったので、ストーリーだけを淡々と進めていった感じです。
最初に販促の段階で「GTAとは違う、新感覚推理アドベンチャー」と銘打ってくれていたら最初から推理アドベンチャーという頭でプレイしていたのですが・・・
販促でそれがなかったのは失敗だったと思います。
推理アドベンチャーとしてならストーリー内容も含めて秀作ですが、アクションゲームとしては今ひとつです。
次回作はぜひ、「推理アドベンチャー」として、発売して頂きたいです(笑)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 3pt | 1pt | 1pt | 2pt | 0pt |
40pt
GOOD!
1940年代を舞台にしたL.Aを非常に忠実に再現しており、
店のショーウィンドウから、看板に至るまで細部までとことんこだわっている。
人物のグラフィックも本当に表情豊かで、今まで見たこともないほどリアル。
BAD/REQUEST
グラフィック以外の部分が適当過ぎる。肝心の捜査パートの証拠集めは、
最初から最後までただ怪しいところでボタン押すだけだし、
尋問パートの部分もミスしても勝手に話は進む。ミスしてしまうと、ただでさえ
断片的で分かりづらいストーリーがさらに理解しにくくなるので、
結果的に間違えるほどゲームが面白くなくなる。
話は進むがやり直しがきかないというのはかなりのストレスなので、
攻略サイト頼りになりがち。
ロケーションへの行き来はカットはできるものの、
うんざりするほど広いだけのマップをドライブするだけなんですぐに飽きる。
途中で路上犯罪の無線が入るが、目的地と真逆であったりすることが多く、
さらにげんなりする。
路上犯罪も、犯人を追いかけるか銃で撃つかだけで飽きやすい。とはいえ、
他に面白い要素がないのでこれで楽しむしかない。
肝心のストーリーもご都合主義全開で、唐突に微妙なルックスのおばちゃんと
いい仲になったり、どう考えても犯人だろという人が説明なしに
犯人じゃなかったり、ユーザーの努力を突き放す要素が高い
COMMENT
雰囲気最高のタイトル画面を見たときはシビれたが、
そこが盛り上がりの最高潮でした。
グラフィックは素晴らしいが、肝心のゲームやシナリオといあった根幹部分が
あまりにもお粗末であり、トロフィー獲得やゲームクリアーしても徒労感しか残らない。
最初から最後までやらされてる感の強いゲームです
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-01-14
私は、現代的な科学捜査が浸透していない前時代の刑事もの、探偵ものが好きなんですが、LAノワールをプレイする前からシャーロック・ホームズやLAコンフィデンシャルが好きでした。
だからというわけでもないんですが、今作品は完璧な時代考証と雰囲気で一気にのめり込んでしまいました。
簡単にレビューすると、今作品は最後までプレイできる熱意かあるかないかで、評価がわかれる作品なんだと思います。ラストが気に食わない方もいるでしょうが、あのラストは個人的に最高にかっこいい男の生き様でした。RDRのジョン・マーストンもしかりですが、R☆は、漢が描ける数少ない会社だと思います。
開発のチームボンディが倒産してしまったのは、すごくやりきれない思いでいっぱいですが、ここまでの規模と雰囲気、時代考証のオープンワールドを製作したことだけでも敬意を表したいし賞賛に値します。
最後に、この言葉で締めくくらせて頂きます。
R☆最高!!!
チームボンダイすげえ!!!
では、よい週末を。
GOOD!
5点:満足度
主にストーリーラインなのですが、一見、古き良きアメリカの刑事モノを謳っていますが、裏腹に現代アメリカまで通ずる「病気」を扱っています。
それは具体的には「帰還兵」についてなのですが、まぁニュースでよく見るヤンチャな彼らの内面を、僕ら日本人に直撃する時代でやってくれるっていうのは、すごく良い。
使い古したB級っぽいゲーム性も好きですね。オリジナルに拘らず、演じたいことを見せてくれたら、それで満足なんです。だって変な熱意に溢れてますし。
5点:グラフィック
液晶の中で、人が本当に泣いてるって、面白いですね。
顔をクシャクシャにして。
嘘つきって、大抵、右の方に視線を移すんだって、学べたりします。
そういうのを、モーションなんとかって言うんですって。
BAD/REQUEST
洗練されたゲームじゃないですね。
GTAの延長を無理にアドベンチャーに押し込んだけど、決定的な違いが生まれず、何となくリリースしたけど、どうかな?って感じです。
でも、僕にはそれが良かったんですよね。
無駄が多いから知りたくなるってイケズな心境を駆り立てられて。
あばたもえくぼ、ってやつですか。
COMMENT
次世代機で不在だった「完璧B級」の王座を奪還してくれたLAノワール、最高です。
B級の良さって、ほつれた糸の果ての強烈な衝撃ですよね?
これには有りますって。本当に。
なんか紛い物以上の何かが。
誰もが愛すべきゲームだと思います。
もっとこういうゲームがリリースされて欲しいって思います。