【PS3】テイルズ オブ エクシリア レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-09-08 |
価格 | 8379円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:揺るぎなき信念のRPG ■ プレイ人数:1人(戦闘時のみ最大4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 1pt | 2pt | 4pt | 1pt |
52pt
GOOD!
◯戦闘
今回の戦闘はキャラとのリンクが重要になっており、
攻撃や守備など戦局に合わせてキャラをチェンジする
のが楽しかったです。また、リンク中の術技も手早く
簡単に発動出来て良かった思います。後は戦闘中の
キャラチェンジなど快適に戦闘を行えるようになっていました。
◯快適さ
今回のロードはフィールドから戦闘まで、かなり早くて快適だったと思います。
エンカウントリンクなどの際に敵が多いと少し遅くなりますが、気になる
レベルではありませんでした。
◯サウンド
街や戦闘など場面にあった選曲がなされていたと思います。
なかなか耳に残る曲が多かったと思います。
BAD/REQUEST
◯熱中度
今回は全体的にストーリーが短いと感じました。
私は40時間程度でクリアしましたが、サブイベントを
除けば30時間程度だったと思います。これまでテイルズシリーズ
では平均60時間ぐらいだったので、私はかなり短く感じました。
また、サブイベントも全体的に量が少なくお使いが中心だったので、
もう少しイベントに深みを持たせて欲しかったです。
そして個人的には闘技場に歴代キャラが出ないのが残念でした・・・(;_;)
◯ストーリー
主人公を二人にするという新しい試みは良いのですが、正直さほど違いがなく
どちらを選んでも変わらないので二つ作る暇があったら、ストーリーの完成度を高めて欲しかったです。そして主人公の旅する動機が不純であったり、何度裏切られても結局、仲間になる
キャラがいたりと少し不自然に感じる所もありました。まあ、良くも悪くもいつもの
テイルズと言った感じです。
◯難易度
ちょっと低いように感じました。特にラスボスはレベル40代
後半あれば倒せてしまうので。まあ、そのために難易度変更があるのですが・・
COMMENT
自分はテイルズシリーズをラタ以外全てプレイ済みです。
今回は、全体的に製作期間が足りないと言う印象を受けました。
私としては、1年以上じっくりと製作期間を設けて
完成度の高い作品を生み出してもらいたいです。(金銭的な問題もあるので・・)
とまあ、悪い所ばかり書きましたが、テイルズの醍醐味である戦闘は
確実に進化を遂げ楽しくなっているし、ストーリーに関しても
近年のJ-RPGの中では間違いなく良作の部類に入ると思います。
なのでテイルズファンの方、アニメ調のものに抵抗のない方なら
誰でも楽しめると思います。
それでは長文を長々と失礼しました。私の個人的な見解ですが参考なれば幸いです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
・グラフィックス
何と言ってもアニメーション。オープニングアニメや作中のアニメは、綺麗に丁寧に描かれていて、さらに良く動き感動しました。特にオープニングはゲームだけでなくテレビアニメなどのオープニングと比較しても比べ物にならないほど素晴らしいです。アニメ以外でも街やフィールドなどがかなり細かく作り込まれています。さらにカメラを操作できるようになったため、それらの景色を存分に楽しむことができます。
・熱中度
楽しく奥の深い戦闘や成長、ストーリーがうまく折り重なり一切飽きずにプレイできます。戦闘にはアクション性や技を繋げる爽快感があり、新しいスキルや技が入ることにより常に進歩していくような点がプレイヤーを引き寄せます。
・戦闘
ユニゾンアタック、合技、チェインパートナーなどシリーズでは今まで中途半端だったペアの連携が今回やっとまとまった感じです。他のキャラクターとリンクすることにより共闘感を味わうことができます。全体的にスピーディーであるところも好印象です。
・アタッチメント
キャラクターに付けることができるパーツが非常に楽しいです。位置、角度、大きさ、色を自由に設定することができます。本当に自由に設定できるため、元のアタッチメントを別のものとして見立てることさえできます。
・快適さ
ロードが無い訳ではありませんが、かなり短いです。他にもストーリーが少し進むと一度行った場所へはすぐ移動できたり快いプレイへの配慮がすごいです。
・キャラクター
購入前はぬいぐるみキャラクターのティポがうるさくてストレスになることを覚悟していましたが、いざプレイすると可愛くむしろ癒されました。時ににおちゃめ時に格好いい老爺のローエンや元気なレイアなど魅力的なキャラクターがたくさんいます。
BAD/REQUEST
・レベルアップシステム
レベルアップの後メニューから自分の手で術技やスキル、ステータスを自分で選ぶリリアルオーブがありますがレベルアップの度にメニューから選ぶのが途中から面倒くさくなりました。自由に選べるとはいえレベルが高くなるにつれてほとんど同じになり、いちいちプレイヤーに選ばせる必要を感じませんでした。
・サウンド
戦闘や街、イベントのBGMは良く、主題歌の progress も良かったのですが洞窟などのダンジョンのBGMはダンジョンの雰囲気に合ってはいるものの、ほぼ無いようなもので残念でした。
・ダブル主人公
物語りで大きく分岐するところは短く少ないため、あまり意味がなかった。さらにミラ編を2周目にしたから良かったものの、先にミラ編をプレイすると話が見えない気さえする。主人公を2人にするのならPT人数を増やして5人ずつのパーティで所々合流にしたり、片方の主人公の敵側をもう1人の主人公にして違う視点からストーリーを味わうことができたらよかった。
・○○が少ない
過去シリーズに比べ減った、あるいは無くなったものが気になりました。まずキャラクター数が6とちょっと物足りないです。また、技などの数もあまり多くなかったです。ゲーム自体は面白かったのですがこれらを理由に満足感は3にしました。
COMMENT
ジュード編クリア→ジュード編サブイベント収集→ミラ編プレイ中です。
プレイ時間は約50時間です。
本シリーズのマザーシップタイトルはレジェンディアとイノセンス以外全てプレイ済みです。
30時間弱でクリアと若干ボリューム少な目に感じましたが、お使いなどによる時間稼ぎが無かったことや周回プレイをする事を考えるとちょうど良い長さだと思います。
今作をプレイして最も感じたことは安定の面白さです。戦闘、グラフィックス、ストーリーなどの出来の良さがバランス的です。逆にどの要素もいい線を行っているものの、他に類を見ないほど素晴らしいと思える点はアニメーションしかありませんでした。
PS3では3作目ですが世界観の良いヴェスペリアと戦闘重視のグレイセスの中間点を取り、臨場感と高度なグラフィックスを兼ね備えたイメージです。
物足りなく感じる点は少々ありましたが、非常に楽しくプレイすることができます。
是非多くの人にプレイして欲しいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
78pt
GOOD!
<ジュード編クリア済み>
[システムの快適さ]
・まず今までの作品と大きく違うのは、ロードが凄く早くなっている所。
エリア切り替え一回目の戦闘ロードがヴェスペリア並みなのはそうなんですが、それ以外の街移動や戦闘時のロードが一瞬。
・グレードがコンプリートと関係するようになった為、後半のグレード稼ぎが不要になった。
・街ごとに商品が変わるのではなく、価格が変動する素材を納品する事によって商品が高価になっていく上、素材も今までより集めやすくなっている。
・経験値&ガルド稼ぎが料理で出来るようになった。
[戦闘]
・共鳴術技(協力技)の種類が豊富で、また操作キャラ外も発動するなど飽きさせない。
・術技がテンポよくコンボから出せる為、畳みかけるような戦闘が容易に出来る。仲間との協力戦においては、シリーズで一番よく出来ていると思う。
[グラフィック]
・アニメーションシーンがCGと組み合わせて綺麗になっていました。アビスの合戦シーンに比べて、こっちのものは細かくて綺麗だったので満足しました。
・キャラクターやイベントシーンなどでも、公開前のものより綺麗に見えた。
・アタッチメントの位置や色を変えられ、自分好みに出来る。
BAD/REQUEST
・料理が1個ずつしか持てず、移動中料理コマンドがない(買うしかない)。料理出来ないテイルズなんて……。
・とにかくキャラクターの成長がめんどくさい。一個ずつ選択してアップしてという手間にイライラする。自動でやるべき所をわざわざ選択させているような苛つきを感じる。
・引き継ぎの為のグレード稼ぎが出来ない為、思うように引き継ぎしにくい。また引き継ぎ可能な項目も減っている。
[ストーリー等]
・サブイベントにストーリー性が薄いものが多い。今までのものは世界観やキャラクターを掘り下げる事が多かったが、傭兵っぽい依頼が多くなったので楽しみが無い。
・ストーリー上人間関係と敵がコロコロ変わり、若干使い捨てっぽい部分が多く感じられた。また説明不足やイベント不足で、当然補完されるべきストーリー上のガジェットが足りない。もっとも、ストーリーに五月蠅い人でなければ気にならない部分かもしれませんが。
[その他]
・フィールドが狭い。マップで見ても移動部分が狭く、星のごく一部の地域で起こっている事件という感じになっていました。無駄にフィールドが多くないのはいいですが……。
・恐らくノーマル難易度では、最近のシリーズ中最も難易度が低いです。
COMMENT
キャラクター選択式といえど、コンパクトに纏められていてサクサク進む上作だと思いました。遊んで損はないと思います。
戦闘なども含めて初心者にもやりやすい出来。
ただストーリー上優遇されているキャラとそうでないキャラの差が激しく、アルヴィンなどある意味ミラよりジュードに深く関わっているので、もっと他のキャラも出してあげてほしかった。それにアルヴィンやエリーゼは明らかにコミケ層に向けたアピールが多すぎる…。
キャラクター描写に関しては安定しているのですが、ストーリーは足りない部分が多い。
ヴェスペリアほどのやり込みはなかったですが、戦闘はこっちの方が楽しかった。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-08-03
2に向けてとりあえずクリアしようと始めましたが、
意外にも大変面白かったです。
テイルズはF,D,D2をプレイしたことがあったのですが、
グラフィックの進化に驚きました。
そしてリンクシステムが非常に爽快で良いですね。
昔からのファンの方からすると、色々便利になりすぎて
やりごたえが無いように感じるのも事実だと思います。
しかし、こういったやりやすい仕様になったのは今の需要だと思います。
ストーリーが分かりにくいという評価も多く見られますが、
チャット内容までしっかり見ていれば分かると思います。
時折矛盾点や変な展開の部分があったのは事実ですが、
そこは行間を読むように理解したり、多少許容すれば問題ありませんでした。
ストーリーが秀逸だとは思いませんが、
私としては戦闘システムが大変面白かったので、
プレイを続けることが出来たと思います。
しばらくテイルズに触れていない方で、3D戦闘に不安がある方でも、
この作品であればオススメできます。
GOOD!
【オリジナリティ】
相変わらずのテイルズ。だが成長システムに自由度がやや高めなリリアルオーブシステム、戦闘では操作キャラ以外にパートナーを選択し、各キャラ毎の特徴を利用して戦闘を有利に勧めることができるシステムが初登場した。
パートナーシステムでは敵をハサミ打ちにしてボコボコにしたり、操作キャラの詠唱を邪魔をする敵の進行を防ぐなど、操作キャラの動きに対して柔軟に行動を決定することで、これまでのテイルズシリーズでもどかしかった味方の行動の統一性に関して解決が見られる。
ストーリはおせっかいで良い人・博識キャラのジュードと、使命に燃え数々の障害を力づくで乗り越えていくミラ、この2人の主人公を中心に様々な人の信念を描く物語。
進行に対して差異はないが、2人の主人公から1人を選んで周回することになる。選択はゲーム開始早々に行う。(初回はジュードがお勧め:理由はBADに記載)
ショップ関係では店の成長システムが登場した。敵や宝箱、探索ポイントからの収集品や通貨ガルドを貢ぐと各ショップがレベルアップし、新商品や割引が実装される。どこのショップでも同じレベルになるのでアイテム管理はやりやすい。
【グラフィック】
リアリティや圧倒的な映像美があるわけではないが、アニメ調で統一されたグラフィックはとても見やすい。
今回はダンジョン、フィールド、街マップ全てで視点回転ができ、従来のテイルズシリーズとは一味違った雰囲気だが、全体的に破綻なく良くできていた。
【サウンド】
CVがとても良い。スキップすることなく聞き続けたくなる演技・演出は素晴らしい。シリーズ従来からあるチャットシステムに加えて、戦闘以外の時にキャラクターが色々呟く内容が結構おもしろい。「(非戦闘要員が)俺も戦わせろー」「腹減ったー」等の内容をそれぞれのキャラクターが個性丸出しで随時しゃべってくれる。
【熱中度】
良好。ストーリー展開もだが、最近のテイルズは戦闘が本当におもしろくてつい熱中してしまう。RPGとして良い熱中度レベルを持っている。
【満足感】
15周年テイルズ新シリーズということで、いままでの総括になるのか、全く新しいものを展開するのかどちらになるのだろうと考えていたが、結論からすると後者だろう。過去作のパロディは少なく、エクシリア単体の世界観を重要視していてそこが非常に丁寧に作られている。今後のシリーズ展開にも期待が持てるような作品だと感じた。
【快適さ】
時々1秒程度のロードがあるが、基本的に読み込みが少なくプログレスバーも出ることがないのでかなり快適。戦闘で敵が10匹程度出てくる場面もあるが、そういう時にもラグ感は無くキッチリPS3を使いこなせていると感じた。
バグは2週プレイして見かけなかった。最近はオフゲームでもパッチ当てが簡単にできるためか、細かい調節を怠るゲームも見られるため、この点は好印象。
○キャラクター
グレイセスエフからは大分改善した。それぞれ王道路線のキャラクターが集まっているが、細かく変な癖や嗜好があり魅力的になっている。
○マップの高低差表現
ダンジョン・フィールド・街それぞれのマップにリアルな高低差があり、真の意味での3Dマップになっている。
BAD/REQUEST
【サウンド】
BGMが全体的に単調。邪魔にならないという意味では良い意味もあるが、BGMによる情景描写はもっと丁寧な方が良い。
後半の方でjazzで荒廃さを表現する手法も見られたので、特に減点要素にはしていない。
▲ストーリーと2人の主人公
テイルズでは新しいシステムだが、一週目にミラを主人公にした場合かなりストーリーの消化不良を起こすことになる。特にこだわりが無ければ主人公はジュード → ミラと選択することをお勧めする。
▲ダンジョンとフィールドマップ
謎解きギミックが皆無で同じ様な光景が続く。goodに記載した高低差表現が有り、序盤プレイ中はかなり期待したものの、後半になっても特に3Dマップを利用した特徴的なマップは出現しない。
▲やりこみ激減
プレイ中に「あれ・・・サブイベントは?」と何度か感じてしまった。クエストはあるが従来作品にある倉庫整理やミニゲーム等が一切ない。ちょっと衝撃的。テイルズにはやりこみ要素が必要でしょう。
これらのBAD項目によりオリジナリティ、満足感から1点引いた。
COMMENT
画面は42型の1920*1080。PS3本体はCECH-2000A、ただしHDDを500GB,7200rpm,キャッシュ16MBに変更。
両主人公偏クリア済み。
プレイ時間は初回かなり時間をかけて41時間。
テイルズシリーズはTOGf(PS3)、TOD、TOE、TOP(以上PS)、TOS、TOR、TOD2、TOA(以上PS2)、TOV(xbox360)プレイ済み。特に好きなシリーズはTOAとTOS。
難易度はRPGとしては標準(戦闘難易度ノーマルにおいて)。ただし強いBOSS戦闘があるためにやや難しい〜難しめと感じるプレイヤーもいるかもしれない。
良い部分は戦闘とストーリー、イマイチなのはマップ。グレイセスエフと雰囲気は似ているがプレイ後の感触はかなり異なる。相変わらず王道RPGなので気になったらプレイしてみるとおもしろうだろう。