【PS3】Champion Jockey: Gallop Racer & GI Jockey レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-09-22 |
価格 | 7560円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ジョッキーアクションゲーム ■ PlayStation Move:対応 【廉価版】 ■ 発売日:2012/11/08 ■ 価格:3,990円 |
Amazonレビュー
レビュー者: ジェイアールエイ
レビュー日: 2017-07-01
レビュー日: 2017-07-01
G1ジョッキー2からのファンです。今作品はG1ジョッキーの完成形とも言える出来だと思いますが...はじめはノーマルモードからスタートしました。慣れてきて年間500勝ぐらいは出来るようになったので、ハードモードに変えました。すると、とたんに全く勝てなくなりました。ハードモードは難しすぎるというよりは、ゲームバランスが悪すぎると思います。面白く無くなって、やる気が無くなって、またノーマルモードに戻しました。ゲーム全体の完成度が高いだけに、ハードモードだけが残念でなりません。近々任天堂switch版が発売されるようです。2012年以降PS3では発売されてないので、最新のデータで、ハードモードをもう少し改善して、PS3かPS4での発売を期待しています。
GOOD!
・貴重な騎手アクションゲームというジャンル
PS時代からの数少ない騎手アクションゲームギャロップレーサーとG1ジョッキーという、二大タイトルのメーカーの合併で始めて制作されたジョッキーアクション。
ギャロップレーサーシリーズの爽快感に重視を置いた「アビリティ」「レボリューション」のシステムをG1ジョッキーの洗練された操作システムに付加した構造になっています。
競馬ファンにはたまらないと思います。
だからこそ後述のBADポイントは次回作でぜひとも改善して欲しいのですが
・実名馬や実在騎手を想定したデータ、エディット機能
ゲーム中には実名馬が登場し、一部騎手に関しても実名で登場するため、架空の競馬世界を楽しめます。
また、馬の能力や一部偽名の騎手の名前や能力を自分の自由にエディットすることができるので、理想の自分だけの競馬世界をつくりあげ没頭することができます。
それに加え、父馬と母馬を選んで自分だけの競走馬を作り上げる育成馬システムもあります。
サウンドに関してはとにかく種類が少なく、G1のパドックやレース専用のBGMなどもっとバリエーションが欲しかったですが、曲自体はなかなか格好のいい曲があってよかったです。
また、オート騎乗、オート調教などなど、プレイの快適さを格段に上げる素晴らしい機能も実装され、サクサクプレイを進められるようになった点に関しては満足です。
BAD/REQUEST
・難易度設定が極端
これが一番ひどいです。
このゲームには難易度を選択できるシステムがついているのですが、ノーマルとハードの難易度の差が激しすぎます。
ノーマルだと人気薄の馬でもアビリティやレボリューションを駆使・・・時には駆使しなくても軽々と勝利できてしまうほど簡単なのに対して、ハードは1番人気の馬に騎乗しても掲示板にすら乗らない・・・ような事態が発生することもしばしば。
ハードにはハードの乗り方があるとはいえ、極端な難易度設定に戸惑ったプレイヤーは数多いと思います。
・手抜き
G1の演出はレース前にしょぼいロゴとファンファーレが申し訳程度に表示される程度。
パドックも盛り上がらない。
G1ジョッキー時代にあったコースポ(盛り上げ役の競馬新聞)も廃止。
レースに勝利してもガッツポーズできるだけで特に盛り上がる演出も何もない。
せっかく競馬世界に浸ることを楽しむゲームなのに、イマイチ雰囲気を盛り上げられていないので、プレイに対するモチベーションがあがらないです。
グラフィックも全然大したことないです。騎手はみんな同じ顔、観客汚いにもほどがある、レース場も粗の残るつくりです。
また、育成馬に関しても馬の能力値の設定が細かく設定されて面白かったGRではなく大雑把なG1Jのシステムを採用しているため、簡単に最強馬を作れてしまうという点が気になりました。
COMMENT
貴重なジョッキーゲームですので競馬ファンとしてはプレイせざるを得ませんでしたが、
ゲームとしての完成度が低く、これ以上長くはやってられない、やるだけの価値を見出せない・・・という感じで終わってしまったゲームです。
GRとG1ジョッキーのシステムの融合ももう少しバランスを洗練し、難易度をしっかり調節し、演出やレースの盛り上げにもしっかりと手を入れて欲しかったですね。そういう意味では次回作に対する期待がすごく高まるゲームです。
ゲームとしてはつまらなくはないですが、もっと良い物を作れたはずです。という感じです。