【PS3】Deus Ex(デウスエクス) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-10-20 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
●FPSの潜入ゲーム
個人的には初めての種類のゲームでした。
他の方も書かれていますが、潜入中の雰囲気はメタルギアソリッドそのものですが、
FPSになるだけで、ここまで臨場感、緊張感が出るものかと驚きました。
●世界観の作りこみ
オーグメンテーション(人体拡張機能)と呼ばれる、人間の機械化が可能になった近未来。
オーグメンテーションは事故などで手足を失った人達に救いの道を与えると言った良い面もありますが、
医療の幅を超えて、超人的な能力を人に持たせられる(=人の限界を超える)面もあります。
オーグメンテーションの賛成派、反対派で世論が揺れる世界が舞台です。
近未来が舞台ではありますが、メディアや民衆、企業のお互いの価値観のせめぎあいは、
現在と同じで、本当に近い将来同じことが起こりうるのでは?と錯覚させるリアリティがあります。
新聞、電子ブック、ポスター、TV、民衆の会話etc...様々な小物やイベントが世界観を築きます。
(画像は格別きれいではないですが、世界観を築きあげる画像はすごい為、5点つけました)
●主人公自身を成長させる。
全身オーグメンテーションの主人公は、経験値を溜め、オーグメンテーションをアップグレード
させることで能力UPができます。
最初はかなり貧弱な主人公も、どんどん超人的になっていき、
物語を進め方の幅も増えてきて、楽しくなってきます。
(この特性上、序盤は難易度高→後半難易度易。と言った変わったゲームになります)
オススメは。。。
・3mジャンプ可能
・壁を殴って壊せる
・ダッシュ速度1.5倍
・どんな高さからもダメージなしで着地可能
等の身体的な成長。
FPSの視点も手伝って、スーパーマンになった気分になれます。
●潜入の自由度の高さ
ストーリーは基本的に一本道ですが、
その一本道の歩み方はとても自由度が高いです。
・ハッキングや、上記の身体的能力UPを駆使してありとあらゆる所に安全に侵入。
・交渉術を駆使して穏便に解決。
・敵を倒しまくりながら進む。
などがあります。
●ボリューム満点+飽きがこない
私は初プレイでは約30時間かかりました。
街中さまよったり、サブミッションをクリアしたりと寄り道をたくさんしていますが、
メインストーリーだけでも15時間程度はあると思います。
ストーリーも、二転三転とハプニングがほどよく続きながら
どんどん核心へ近づくよう作られており、良い意味で止めるタイミングが難しいです。
BAD/REQUEST
●専門用語、固有名詞が多すぎる
世界観を作り込んだ故だと思いますが、専門用語(医療的なものや、オーグメンテーション技術関連の言葉)や固有名詞(企業名やそれに関わる社員・社長等)が多く、
覚えるのに一苦労します。
字幕有りを推奨します。
●字幕がいけてない
吹替えがメインで、字幕はおまけみたいな扱いと思われます。
・会話のタイミングと微妙にずれている
・会話と字幕が若干異なる。(意味合いは同じですが、言い回しが異なる点がチラホラ)
・字幕の改行が悪い。
・一回の字幕が長い。
●2周目への引継ぎ要素なし
主人公の能力を苦労してUPさせ、2周目では無双だ!
と意気こんでいたのですが、
残念ながら引き継ぎ要素は一切ないようです。
またまた弱い主人公に逆戻り・・・
世界観をより深く理解する為にも、2周目をぜひやりたいところに、
モチベーションを下げる一撃でした。
今はしぶしぶ2周目やってます。
●持てるアイテムが少ない+アイテム保管場所がない
・武器をたくさん持ちたいのに持てない。
・保管場所もないから、捨てたら二度と手に入らない可能性もあり。
COMMENT
痒いところに手が届かない悪い点は散見されますが、
総合的にはかなりの超大作。おもしろい!
と感じました。
ただ人は選ぶかも。。。
購入を迷っている人の一助になれば幸いです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
77pt
GOOD!
・ボリューム 5点
メイン、サブすべてのクエストをこなすと20時間以上のボリュームがある。
トロフィーコンプ目指すと30時間以上。
・グラフィック 3点
特別綺麗ではないが十分な出来。ヘイシャの街の雰囲気がよかった。
・ゲーム性 4点
メタルギア風のFPSといった感じ。目的地までのルートがいくつかあり自由に選べるのが良い。
主人公もかっこよかった。
・操作性 4点
特に違和感も問題もなかった。一般的なFPSの操作性と変わらずスムーズにプレイできる。
武器の種類も豊富でGOOD。
BAD/REQUEST
あまりないが、あえて挙げるなら
・パソコンのハッキングが多くて少し面倒だった。
・出てくる用語が難しすぎてよくわからなかったが、プレイ自体に影響はあまりない。
・、このゲームは基本ステルス主体のゲームなので
人によってはつまらないと感じるかもしれない。
・エンディングがあっさりしてる。
BADといえるのはこのくらいです。
COMMENT
全体的に満足のいく作品でした。メタルギアなどが好きな人には
是非プレイして欲しい作品です。
一般的なFPSはストーリー性が薄いですがこのゲームはちゃんとした
ストーリーがあり、キャラクターもいい味が出てます。
海外で売れてると聞いて購入しましたが買ってよかったと思える作品でした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 1pt | 3pt | 1pt | 0pt | 1pt | 3pt |
17pt
GOOD!
■カバーアクションがある
FPSゲームとしては珍しく、カバーアクションができるため、アクションの幅が広がっています。
■ボリュームが多い
メインだけでなく、サブクエストもプレイすれば相当なボリュームがあります。
■様々な能力を身につけられる
オグメンテーションという能力をアップグレードすることにより、より有利にミッションを進めることができます。
■会話によって攻略内容が変わる
会話を成功させることによって、より簡単に潜入できることがあります。
失敗すると別の方法を考えなければなりませんが、どのようにして潜入するか考えるのが楽しいです。
BAD/REQUEST
■自由度が皆無
(満足度がゼロの理由です。)
完全な一本道ではありませんが、自由に行動できることを売りにしていたゲームなので、すごく裏切られた感じがします。
主人公はサイボーグなのに、人間並みの体力しかありません。
そのため、真っ向から突っ込むとすぐにやられます。
結局、見つからずに進むしかありません。
また、いかにもわざとらしい裏道や通路が用意されており、マップ全体に不自然さを感じます。
能力のアップグレードは自由にできるのですが、それによってゲームの自由度が大きくなるわけでもありません。(攻略方法に多少幅が出てくる程度です。)
重火器や特殊能力を駆使しての強行突破は不可能です。
結局は見つからずに進んでいくことが中心になります。
■なぜ見つかるか分からない
絶対見つからないような場所で敵に見つかったり、逆に、今の見つかったんじゃないの?と疑問に思うことが多々ありました。
敵に見つかるときのフラグが良く分かりません。
■ストーリーが分かりづらい
人物関係や企業の存在をしっかり把握しておかないと、意味不明な展開になってきます。
ゲーム中の無駄に長い会話や手紙が膨大にあるため、しっかり読んでおかないと分からなくなります。
膨大なテキストや会話は、アクションゲームとしては不釣合いな存在に感じました。
■ロードが長い
マップ間の読み込みに30秒、死んでリトライで20秒程度読み込み時間が入ります。
初回プレイ時に本体にインストールするんですが、一体何のためのインストールか分かりません。
■グラフィックが大雑把
グラフィックが汚いわけではありませんが、全体的に大雑把なオブジェクトを組み立ててマップを作っています。
そのため、見ていても綺麗に感じません。いかにもCGっていう感じのグラフィックです。
SFチックな世界に没入できません。
■操作が特殊
昨今のFPSゲームにやり慣れた方は、すごくプレイしづらいです。
今どきキーコンフィグできない点もマイナスです。
■近接格闘がなぜかムービー
近接攻撃をすると画面がブラックアウトしてムービー再生が始まり、勝手に敵を倒します。
まったくもって意味が分かりません。
周りの敵に見つからないようにとか、そういった緊張感がゼロです。
■Z指定の謎
なぜZ指定になっているのか謎です。
そんなに残虐な表現はありません。
残虐表現はカットされているので、D指定(17歳以上)などでも良かったんじゃないでしょうか。
COMMENT
42インチ液晶テレビ 7.1chサラウンド環境でプレイしています。
どのようにプレイしても、面白さを見出せませんでした。
結局、最後までプレイすることなく、挫折しました。
ヒットマン・メタルギアソリッド・スプリンターセルの偉大さを感じさせるゲームです。
様々なアクションゲームをプレイしてきましたが、このゲームは個人的にお勧めできるゲームではありません。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-01-12
メタルギアのような三人称視点かと思いましたが、主観視点FPSスタイル
海外版の初回特典は標準で組み込まれているようです。(ミッション、武器)
最近のステルスゲームよりも遥かに敵の視界はシビア
囲まれたらほぼ即死。
ゲーム序盤は特別な能力が使えず、
テイクダウンに何故電池を要するのかも疑問を持たれるかもしれません
ハッキングも意味が分からないまま失敗し、警報を鳴らされてしてしまうと思います
強制的に戦闘をさせられる最初のボスも分けがわからず殺されて心が折れるかもしれません
リトライ時に入る長いロードもイライラする思います
しかし能力が使えるようになり、システムに成れた中盤頃から
あまりの中毒性に辞められなくなります
箱庭ではないですが、シームレスで建物に入り屋上から隣の建物に移動したり
市民の自宅の鍵を開けて部屋を徘徊したり移動の自由度はとても高いですね
一般人全てと会話できるのも嬉しい。
一度クリアした後、面白さを見出せなかった序盤をもう一度プレイすると
その精密に構築されたゲームシステムとバランス、そしてまったく異なる潜入ルートの数々
色んなことに気が付き、2週目なのに1周目めよりも面白いという現象に。
また特定のボス以外はテイクダウンとスタンガンで全て攻略可能
無理にランボープレイをするとかえって難しくなりますし
ゲーム本来の楽しみが失われます。
星を一つ減らした理由はロード時間の長さ、エリア移動・セーブデータロードを頻繁に行うため
ロード時間がかなり気になります
マップ表示も縮小できないので場所が把握しにくいですね。
実績はwikiに載っていないものが多数追加されているようです、+マークが付いています。
コンプリートはとても大変
GOOD!
◇熱中度
このゲームはいかに敵に発見されず殺さず静かに潜入できるかが前提となっている作品です。そして見つからずに潜入するためにはどうすればいいか?と試行錯誤するのが一番の醍醐味と言えます。そこでポイントとなるのが潜入方法ですが、複数パターン用意されているため何度か挑戦して「こんなところに抜け道が!」と発見した時の喜びや全く感づかれることなく任務遂行した時の快感がたまりません。緊張感漂う中でアレコレ試すのが病みつきにになります。
◇世界観
近未来の世界を舞台にオーグメントと言われる機械を身に付け(早い話がサイボーグ)光学迷彩や特殊兵装を施した主人公を軸に舞台が展開します。SF好きな方なら憧れるような行動が多くできるのでその手の人には楽しめます。
◇成長システム
経験値やアイテムによって主人公の強化が可能です。自分の好みの能力を成長させて思い思いのプレイで進行させるシステムによってよりゲームを楽しめます。また主人公だけでなく武器もアップデートパーツによって強化可能なので徐々に変化していく武器に愛着がわきます。
BAD/REQUEST
◇シナリオ
非常に解りづらいです。人名や企業名・地名が何の補足も情報もなく次から次へと繰り出されるので終始主人公の世界や周囲で何が起こっているのか把握できません。そのため行く先々で起こるイベントから果ては事の顛末におけるまで実感なくエンディングを迎えてしまいます。せめて出てきたキーワードを整理して閲覧できる様にしてもらえればわかりやすく世界にのめり込むことが出来たと思います。
◇見せかけだけの自由度
自分好みの主人公に育てる、出会う人々との接し方・選択、見つからずに潜入するか多少強引に戦闘しながら進むか、それによって変わる結末…など、プロモーションビデオでうたい文句にされていますが、結局のところ確立された「進め方」が一つしかなく、それ以外では非常に効率悪くデメリットしかないというのがこのゲームの最も醜悪な部分です。
具体例を挙げますと、まず正面切っての戦闘はNG。主人公の装甲は無に等しくイージーモードでも即死します。そのため戦闘能力を強化する機能の一部が必要無し。必然的に見つからない事を意識したプレイスタイルになります。加えて殺害行為も推奨出来ません。任務中の非発見・非殺害(気絶)行為は経験値を多く得られるのに対し、殺害・破壊工作・悪行に関しては利益がありません。なので基本善行的な行いになります。つまり宣伝の様に自分勝手に行いたくても、結局効率のいい有利なやり方が「誰も傷つけず見つからずに」というものなのでそこにプレイスタイルが集約されてしまいます。また、引継ぎ要素も皆無なので「2週目はこうしてやろう」ということも出来ません。
◇その他
・ゲームアクションとして、主人公の視点が三人称(主人公を後ろから見ているような視点)ではなく、一人称(主人公自身の見ているような視点)を採用した点が理解出来ません。敵との距離感や全体の動きなどが把握しづらいです。物陰に隠れている時のみ三人称になるなどの区別は明らかに不要であるといえます。
・難易度の違いが敵の攻撃力が増したという点のみ。難しくなれば敵が動きや音に敏感になったり、人数が増えたりするのかと思えば、実際は主人公がより脆くなったということだけ。であるというのに、ボスに関しては武器のチョイスさえ間違わなければ上級のラスボスでさえ1分近くで撃破することが可能…。
・イベントシーンになると全体に霞がかったようにボヤけてグラフィックが汚くなります。
COMMENT
◇「廉価版が出たら買ってみましょう!」
というのが私のこのゲームの宣伝文句です。決して面白くないゲームではないが誰にでもオススメできる良作でもないポジションです。様々なプレイヤーがいる点を考慮して結果思いついたのが「7980円は高すぎる。いいとこ5500円くらいだろう」というものでした。興味があるが、買おうかどうか迷っているといった方はもし3000円ほどに値下がりした廉価版が出たら買ってみてはいかがでしょうか?もしそれぐらいのお手頃価格であればまだ未熟さを感じる当作品でも程よい満足感が得られると思います。次回作に期待したいですね。