【PS3】ファイナルファンタジーXIII−2 レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-12-15 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
75pt
GOOD!
トロフィーコンプ済
▼オリジナリティー
独自性はともかく、「FF」というジャンルの作り込みの凄さは健在。
敵キャラ一体一体の作り込みなど良く頑張ったな、という印象。
この作品でしか味わえない感覚、良くも悪くもプレイヤーが身を任せるしかない
設定を実現したところ。
▼グラフィックス
なかなか綺麗。これがPS3の標準であるべきクオリティー。
緻密だが、おどろおどろしさは排除されている感じ。
一部モンスターのコミカルな表現は巧いと思う。
▼サウンド
「死に行く世界」の戦闘BGMは良かった。
Vo入りの曲はクオリティーが低い。ペルソナの真似はしなくていい。
▼熱中度
基本的に高いが、プレイヤーが感じる達成感「独自にこんなことが出来た!」という
快感は無いに等しく、途中でゲートのキーが見つからなくなった段階で
醒めてしまう可能性が高い。
熱中度はクリア前〜DLCを制覇するくらいに復活するのが面白いが、
制作側はそれが何故なのか考えて欲しい。
▼満足感
色々考えられて作られているのは分かるし、普通にある。
▼快適さ
快適さは問題無し。
常にヒストリアクロスに戻れる仕様、セーブ出来るは良かった。
BAD/REQUEST
▼主人公2人
10代なら感情移入出来るのか分からないが、どうにも綺麗事過ぎる。
FFは服装が伝統的に×だし、
あまりリアリティーのある「人間」が伝わって来なかった。
▼能力、モチベーション、ストーリー
武器やアイテムに大した意味がない。
どうにも戦闘が軽く、クリスタリウムで能力を上げても嬉しくない。
4属性などほぼ意味なし。
結局、ストーリーが独り善がり過ぎ、設定やステージにリアリティが無いんだと思う。
RPGではなくFFであっても、ゲームの大事な部分が置いてきぼりになったままなのは
残念だと思う。
▼可能性
強敵との戦闘でパラダイムを考えたり、瞬時に判断して行動するのは楽しいが
面白かったのはほぼその部分のみ。
当たり前だが、バトルの面白さをもっと追究すべきだった。
ストーリー的にもパラドクスの解決に特化させて推理・戦闘に重点を置いて
分かりやすい展開にすれば良かったのに。
ジョブ選択、素材収集、レア装備、召喚獣、モブハントと揃っていた
FF12inter版からゲームとして全てが退化しているのは相変わらず。
▼カジノ
コインをギル化出来ない。
スロットは設定がキツ過ぎる。何時間も出来るわけがない。
▼デコレーション
必要なし。
▼モンスター
メガテンからアイデアを取っただけで中途半端。
▼チョコリーナ
いくらなんでも寒過ぎる。
COMMENT
結局は中途半端な凡作。
ストーリーも多くの人が感じたように消化不良。
FFナンバリングタイトルの迷走期であることは間違いない。
凡作FF10をHD化してしまうあたり、企業として気持ちは分かるが
どうせなら傑作FF12inter版をHD化したり
佳作FF9をフルリメイクするような冒険をして欲しいですね。
HDMI32
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt |
65pt
GOOD!
【全般】
ストーリー重視で本編終盤まで一本道だった前作に対して今作は自由度が高まり進行の仕方も比較的自由になっています。パズル的な仕掛けを解くものやカジノ等のミニゲーム要素まで前作で不満が多く挙がっていた要素がきちんと取り入れられました。
個人的にはストーリーに集中出来た前作も好きでしたし、対照的な今作も良いと思います。
【ストーリー】
前作はオートクリップで逐一説明が加わるものの、なかなか理解出来ない部分もあったのですが、それらについても補足するエピドードがありようやく「あぁ、あのシーンはそういう事だったのか」と納得出来ました。
ライトニングリターンズへ繋がる作品という事で、ハッピーエンドで終わりという事はなくちょっと意外な結末だったのも従来のFFっぽくなくて良かったと思います。
【戦闘】
ほとんど前作と同じですが、作戦毎に単体重視か範囲重視かを設定出来るようになり便利になりました。相変わらずその時の状況において適切なロールの組み合わせを考えていく必要があるので緊張があって面白いです。
仲間モンスターがおまけ程度ではなく、きとんとバランス調整されているのは良かったです。
ランダム+シンボルエンカウントに変更されたので緊張感はあるのですが、大平原が閑散としてるのは少し寂しいような気も…。
BAD/REQUEST
【ロード時間】
前作も長かったですが、今作もほとんど同じでした。更に頻繁に利用するヒストリアクロスからエリアに侵入する際も毎回長いロードが入るので、ここはもう少し改善して欲しかったです。
チョコボに乗り降りする際無駄に演出が凝っていて長かったのが改善されていたのは良かったです。
【DLC】
ライトニングのエピソードは単なる追加エピソードというよりはストーリーの核心部分にもなっているので本編に収録されているべきでは、と思いました。
【モンスター】
モンスターを仲間にして育成出来、主人公2人以上にカスタマイズ出来るので手間はかかりますが継承し続けていけばかなり強くなります。ただ、そこまで苦労して育ててもそれが必要とされるようなバトルがDLCのボス戦くらいしかないというのはちょっといただけないと思います。
期待していた大平原の強敵も前作と比べて弱体化されていますし、戦法も変わらないので新鮮味がありません。
COMMENT
【トロフィー関連】
約100時間ほどのプレイでプラチナトロフィー獲得出来ました。攻略本等に頼らず完全に自力でやるにはフラグメント関連(エネミーレポート・クイズ・時計盤)辺りがかなり厳しいと思います。
それらを除けば他はそれほど難しいものはないと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
75pt
GOOD!
【バトルシステム】
13で生まれた独特のバトルシステムはやっぱり面白い。
今までのRPGはレベルを上げて戦うと回復さえしてればいいゲームばかりだったけど、
しっかり戦略を練らないと勝てず、さらにそこまで難解でもないのも良いです。
【ストーリー・ゲーム内容】
13で一本道と言われていたせいか、かなり選択肢が多いストーリーに。
ストーリーは無難なタイムトラベル系で悪くはないかと思います。
【熱中度】
難易度は少々低すぎましたが、それもそれで熱中できました。
強い敵は強いし、雑魚をいかになぎ払うかという感じにもなってたので。
プラチナとるまでひたすらやってました。
【モンスターを仲間にできる】
こちらのシステムは少し難しいですが、クリア後の育成や強化でかなり強くなるので育てがいがあり楽しかったです。
【フラグメント】
クエストをこなしたり、アイテムをとったりするともらえるフラグメント、
これを集めることで特典などがあるのですが、地味に最後まで飽きずに集めれました。
BAD/REQUEST
【自由度があがった代わりに難易度が下がった】
最初から最後までやり込みボスも含めて難易度が低かった。
13のころは能力が固定・制約されてた上に一本道なので、バランス調整がうまくいってたんでしょうが、
今作ではステータスもレベルの上げ方によって変わったりモンスター次第で楽にもなるしきつくもなるため、少し緩めに作らざるを得なかったんだとは思います。
さらにレベルは序盤からいくらでも上げれるため、難易度がかなり下がってます。
ステータスやレベルアップ、ストーリーの進め方、モンスター育成などの自由度を上げた反動かとは思いますが、やはりそれにしても低かったです。
【(限定条件下で)ロードが長い】
ロードはマップチェンジの時さえしてしまえば、後はあまりロードがないのですが、終盤モンスター育成ともなると色々なマップを行き交うので、ロードの長さは少し気になりました。
【ストーリーが急展開、意味不明】
13プレイ済みでしたが、オープニングしょっぱな何もかもが意味不明でした。
【めんどうなトロフィー】
100回連続奇襲成功が、そこまで難しい訳ではないのですが作業感たっぷりでした。
細かいところですが一応あげておきます。
COMMENT
プラチナトロフィーをとる最後まで普通に楽しめたので、満足しています。
(中古が安いのでコストパフォーマンスは最高でした)
ダウンロードコンテンツが多いと聞いて若干不安でしたが、DLCはないならなくてもいい内容で、DLCなしでも十分一本のRPGとしてのボリュームはありました。
割と低い評価が目立ちますが、メジャー作品や続編というのは非常に評価が落ちやすいです。
前作や過去作品と比較されたり、最悪その比較対象である過去作品がただの思い出補正で特別視されてたり、メジャーを否定したくなる年頃の人もいます・・・が、
客観的に見れば及第点の70点程度はあるかと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-04-24
安いわけがわかりました。
GOOD!
・シナリオ選択が自由になったこと
・限られた素材でモンスターをカスタマイズしてパラダイムに組み込む楽しさ。モンスターごとに13でいう6ロールのどれかに決まっています
・13からの流用が多いものの、サンレス水郷やアルカキルティ平原(晴れ)、ヲルバ卿等に新たに加えられた良曲
・「過去を変えれば未来が変わる」と共に「未来が変われば過去が変わる」というテーマ
・仲間モンスターを変えてもパラダイムがセーブされる様になったこと
・時計のミニゲームが厄介でしたが面白いミニゲームであった点
BAD/REQUEST
まずキャラの弱体化で暴れ回る感が減退したこと。
味方でも敵でもそのせいで前作の醍醐味だった爽快感、大味感がなくなってしまいました。
またボスの様に体力が高い敵もBAH、BAAとDDD、せいぜいJDA、BEHの切り替えのワンパターンで爽快どころか面倒とさえ感じました。
主人公は一新しましたが能力的にはセラもノエルもあまり違いがなく、今回のクリスタリウムは分かってしまえば偶数、奇数回目に魔法攻撃力、物理攻撃力を上げるのを狙う為の様なものです。
爽快感のみならず、ゲームバランスもいまいちでした。
絶妙のバランスに仕上がっていた前作とは違い、かなり簡単です。
苦労してボスを倒し章をクリアするという達成感が失われてしまい、非常に物足りないゲームになってしまったんですね。
ジャマーが弱体化して厳しくなったかと思いきや、アタッカーとディフェンダーゴリ押しで非常に簡単にクリアできてしまう、そんなゲームです。
前作にあった大事な何かが欠けてしまった感じが、、、
後、ラスボスは木偶の坊でした。
COMMENT
FF10−2以来の、ナンバリングの続編となる作品。13の良いところを継承しつつ、内容の進化というのは難しかったみたいですね。
難易度の評価に関しては大凡の皆さんが仰る通り低い水準であり、HP全回復(LRFF13では廃止の様です)やリトライ戦闘を加味しても、初心者向けのFFという認識で見ざるをえません。
また、ゲームのボリュームも短く、攻略難易度が低いこの作品においては、いまいち強い仲間モンスターやロール、パラダイムシフト等の重要性を主張できかねているところがあります。
進歩した技術力を攻略自由度に振り向けた点は評価としたいですが、歴代の作品、特に前作13をプレイしてきたユーザーに対するスパイスが欠けているようにも感じてしまい、やり応えとしては何とも中途半端な出来だったと思います。
細かくは言いませんが、蛇足的な要素も多々追加され、シンプルな面白さが感じ取れない部分もあったので、私の評価としては評価点と不満点を相殺して普通程度としておきたいと思います。