【PS3】風ノ旅ビト レビュー
| 発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2012-03-15 |
| 価格 | 1200円（税込） |
| レーティング | 【Ａ】全年齢対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル：アドベンチャー ■ プレイ人数：1〜2人(協力プレイ) |
- 総合ポイント
- 82
- (難易度)
- 1.03
- レビュー数
- 35
662人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt |
74pt
616人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 5pt | 5pt | 1pt |
87pt
GOOD!
１本の良作の映画を観終わったような感覚。
言葉がない世界での進行なので、万国共通に様々な思いが描けられる逸品であると思います。
グラフィックは、現実世界とおいても納得のできる自然な動き。
単純な中に奥深いストーリーと極々自然にマッチする素晴らしい音楽。
派手さはなく、大人向きのゲーム。
最近の華美なゲームとは真反対であり、それゆえ創造力を高められつつその世界観に浸れるエンターテイメント。
今更感はあるものの、丁度良い長さの展開で時間の合間合間にプレイしたのではありますが、とても大満足でした。
あと、操作性に関してはストレスは全く感じられず、シビアな入力もほとんどなく、画面に集中できます。煩雑で何を押すのか考えながらプレイする事がなく、ゆったりと世界観に浸れました。
BAD/REQUEST
やはり、先述のレビューされている方の通り、自由感はなく、１本道の内容。
故に、特別考えなくても直感で進められるところではあるのですが。
折角のアーティスティックな世界を創造しているのですが、１回目ではそれを満喫しつつ進められることがなかなか難しい。ついつい先を急いでしまい、素晴らしい世界が堪能しづらい。
COMMENT
本当に最近のゲームのグラフィックの向上と、それに伴っての敢えて華美を抑えたアートな世界。
クライマックスの爽快感と深い感慨。
日本人のテイストには日本のわびさびを感じられる不思議なビジュアル。
過去のファミコンを遊んでいた世代にとっては、たまらなく創造力を高められ、しかしながら、目で見た感じはデフォルメされず、妙にいろんな事が頭によぎる名作であると思いました。
プレイ時間もステージの広さも丁度良い。
ボリュームたっぷり系ではなく、あっさりしつつも深い作品でした。
593人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
90pt
GOOD!
・素晴らしいグラフィック、世界観
→砂の処理などは技術も裏付けされた映像表現。
スタッフ同士がうまく連携して作り上げたことが容易に想像できます。
もともとこ作品のように、イラスト（アニメ）的なテイストでありつつも
光源処理や物理計算が非常によくできているような表現手法が好みでもありますが、
このテイストは内容にもマッチしています。
海外の作品ですが、良い意味で日本的でもあります。
・素晴らしい演出
→ちょっとわずらわしく感じさせたり、退屈に感じさせたり、
ギリギリの苦痛を与えた後に
素晴らしい景色や爽快感のある展開が待っていたりします。
言葉を必要とせずとも絶妙に計算された演出がされています。
そういった部分は映画的でもあります。
・オンラインでの他者との関わり方が絶妙
→家に帰ってまで濃密なコミュニケーションを取りたいなんて思わない自分には
不快な思いをせず絶妙な距離感で他者と関わらせつつも、
ちゃんとオンラインで遊ぶ意味を持たせている本ゲームは
自分の感覚に非常に合います。
・触ってるだけでも楽しい
→ウロウロしてるだけでも癒されます。
それは作りこまれた映像表現、オンラインの絶妙なサジ加減の賜物だと思います。
BAD/REQUEST
・もう少し脇道にもそれたかった。
→本筋ではないところで他のプレイヤーと協力しなければクリアできない要素を
用意するとか
・全体のボリュームが少ない
→価格を考えたら文句のつけようはないのですが、
３倍、４倍の価格で良いからもっとこの世界を楽しみたいと思ったのも事実です。
・わかりやすい説明やセリフ、わかりやすいゲーム性を求める人には
合わないかもしれません。
COMMENT
つかみからなんの説明も言葉も無い。敢えてそうすることにより、
違う世界に連れて行かれたような、
言葉を持たない動物になったような、
言葉の必要ない原始生命体や神になったような、
不思議な感覚に囚われました。かつ、難解ではありません。
そういった没入感はインタラクティブな「ゲーム」という媒体であるからこそ
味わえたものであると思います。
映画ではここまでの感覚にはなれなかっただろうと。
「ゲームであるべき意味」がいわゆる「ゲーム性」だけではない、
と考えさせられるような作品でした。
こういった挑戦的な表現を持ったゲームは
かつて、日本のお家芸であったように思います。
海外でこういうものを作られると賞賛したい反面、悔しさもありますね。
627人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
【グラフィックス】
値段が安いので期待してなかった分、映像の良さに驚いた。光と闇の映像の使い方、砂漠や雪との調和がスゴイ。砂や雪の動きや、体に雪がついて見た目が変化したりで、グラフィックスが最高で映像で癒される。
○世界観、雰囲気、音楽が全て良い。
○テンポが良く、ロードも無く快適。
○演出が良い、特に最後の演出。
○オンライン協力プレイがある。近くに仲間が来ると画面の端が光ってわかる。
BAD/REQUEST
×目的がわからない。
×イベントをスキップ出来ない。
×オンライン協力プレイでフレンドを選択してプレイ出切るようにしてほしい。
×もう少しやり込み要素がほしかった。
COMMENT
まさにタイトル通りのゲーム。１人プレイでクリアした後に、オンライン協力プレイしたら、面白さが倍増しました。光を集めて取れるトロフィーがあるんですが、どれを取ってるのか表示されているのも良かった。
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GOOD!
Flowery の体験版が肌に合わなくて結局買わず、本作の体験版も？？？な私でしたが、GOTY的な特集映像で紹介された、ある美麗なシーンに引かれて購入しました。
結果、素晴らしかったのはグラフィックだけではありませんでした。
オンラインでプレイして下さい！ とにかくまずこれに尽きます。そしてこれ以上はネタバレが怖くて言えない。良さを伝えるために説明を加えると良さが損なわれるこの思い！ もどかしいですね！
（とはいえ私のレビューを目にするくらいなら、みんな他のいろんなレビューを読んでしまうのでしょう・・・私は事前情報なしにほぼネームバリューだけで買ったことを、今回は非常に幸福だったと思っています）
音楽も、安らぎと緊張とが表現されていて素晴らしかったです。
操作やルールは、最初はよく分からないと思いますが、使用ボタンが極端に少ないため最終的には思いどおりに動かせるようになると思います。ファミコン時代のシンプルさに、現代のアナログ操作のエッセンスを加えた感があります。下手なままでもクリアできますし、うまくなると楽しいです。
ストーリーも、さっぱり分からないと思います。
しかし、主人公は、おそらくある種の赤ん坊なのだと思います。だからこそ、諸々の説明の無さが、主人公とプレイヤーの一体感、感情移入につながっているのだと思います。
物言わぬ主人公・登場人物に、これだけ感情移入したのは久しぶりです。
BAD/REQUEST
強いて言えば、斬新さ一点のみに賭けたゲームです。
ゲームに「達成感」「爽快感」をメインに求めている人は、消化不良になるかも知れません。
とすれば、これはゲームじゃないのかも。ゲームだと思って買った人を裏切る作品なのかも。
「こういうゲームが好きなら風ノ旅ビトきっと好き」という薦め方が非常に難しいです。
COMMENT
結果、非常に満足です。
非常に小規模な作品ですが、ちまたの凡作に比べて満足度の高いことといったらありませんでした。
万人受けではないでしょう。しかしゲームも映画も小説も所詮そんなもの。
ゲーム史に残る作品たる「斬新さ」と「完成度」がありました。
「ゲームを冠したものはまんべんなく楽しみたい」という人、「ゲームって何だろうという哲学に浸りたい」人は、この作品をスルーしてはいけません。
話題だから買ってみたら、なにやら素晴らしいものに出くわした、そんな気持ちです。