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▼ 攻略集を見る。(注)ネタバレあり!


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掲載日:[2004/10/23]
投稿者: masaさん
プレイ時間
4 4 5 5 5 3 5 3 100時間以上


・あくが強く個性的なのに、喋ってみると好感の持てるキャラクター
・気分を最高に盛り上げてくれる音楽
・ストーリー中に散りばめられた色んな謎
・トレジャーハンターらしい探索パート
・複雑に絡み合ってる人間関係、
・バディや戦闘スタイルに合わせて自分好みに作り上げる事ができる主人公
…等々数え出したらきりがありません。

感情入力システムも、一見は魔人に似ているけれど、魔人の時以上にそれぞれの
コマンドに大きな意味があって、同じだと思ってほいほい押してたら痛い目に合います。
その分、返ってくる反応も違うのでよくできていると思う。
戦闘やクエストのこなし方も好きにできるのがいい。ボスばかり倒すのもよし、
クエストこなしながらグルグルするもよし、自宅でおさんどんばかりするのもよし。
後アイテム回収にはかなり燃えます。調理にも。


・説明書が全くといっていいほど役に立たないこと。
最低限、クエストの説明だけは欲しかった。依頼を受けるとゲーム中に説明が出てくるが、最初は全然意味がわからなかった。
・武器の数があまりないこと。
武器を自由に選べるのはいいいが、ある程度までいくと固定されてしまうのでそれ以上のパワーアップがない。いちいち買いなおさなくてもいいのは楽で良いけど、以降はお金の使い道もない。
・探索パートでの会話の少なさ。
遺跡で緊張感なくベラベラ喋られるのも嫌だが、ゲーム中のかなりの時間をいるのだから、もうちょっと喋ってもいいのでは。探索中に仲良くなるんだから、実際は結構喋ってると思う。
・ソフトリセットが無い。
めちゃ不便。一番面倒だと思ったこと。



とにかく面白かったー!一周目、かなりの時間が掛かりました。
特に中盤のボス戦では何度も死んで、途中「一周目終わったらもうやらない!もう疲れた!」と思いながらプレイしてたのに、EDを向かえた途端、2周目を普通にやってました。
はまってます。体壊しそうで恐いです。
脇キャラとのイベントの分岐がかなり激しいので、一周では全部見れない(仲間にしたらしたで他のキャラとの会話が見れなかったり)ため、面倒なゲームだと思います。
でもその面倒くささも、見たいという気持ちと比べたら、全然苦になりませんが。なんせ2週目以降はゲーム全体のコツや敵の弱点などがわかっているので、断然楽。
一週目は新米ハンターの苦労を、二週目以降はベテランハンターの快感を味わえるのではないでしょうか。(ゲームの難易度は最初が「4」、二週目から「2」と感じたので「3」をつけてます。)

ということで、誰にでもでは無いけれど、大変お薦めできるゲームでした。
ただしこのゲーム、キャラ別のイベントはあるけれど、キャラゲーではないのでそこは注意が必要だと思います。

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掲載日:[2004/10/23]
投稿者: かーとわーなさん
プレイ時間
4 3 5 5 4 2 3 3 20時間以上30時間未満


登場人物が非常に個性豊かで、そういった人物と楽しいやりとり(まじ楽しい!ありえないと思っちゃうけど、逆にこんなやつらと高校生活満喫し直したいと思う!)をしつつ遺跡探索アドベンチャーを進めていく・・・・というこのゲームのシステムは非常にGOOD!クエストの遂行やアイテム集めや合成といった作業も楽しく、ファミコンのようなおまけゲームもついていて気が利いているし、ストーリーも特に気になるような展開もなし。このメーカーのソフトをやったのは初めてだったが、自分にとっては新鮮なシステムで、すぐに楽しめるようになり、それからは日常生活をおろそかにしてしまう位ダレることなくプレイし続けてしまっている。したがって熱中度は5!

それから音楽が非常に良い!特に各話のオープニングで流れる若干古臭い音楽(&ムービー)が遺跡探索心をくすぐらせ、いまだにオープニングをとばしたことがないくらい気に入っている。そのほかの音楽もゲームに合っていて、決して違和感を感じさせるようなものはない。

難易度は、最初はサクサク進めていけたが途中だんだんと難しくなっていき、レベル上げなど多少必要になるくらいだろうか。まだクリアはしていないが、適度な難易度だと思えた。


まずは遺跡探索時におけるロード時間の長さだろうか。いろいろな場面でレスポンスが鈍くなったりするところが少しウザいと感じてしまう

一つ一つのダンジョンはボリューム不足かな まぁそれでも同じダンジョンを何十回も行き来して楽しめるからいいけど・・・・

モンスターが同じ場所に同じのしか出ないのが気に入らない 予想もしないくらいたくさん出てきたりしてくれたら難易度上がったり戦闘ももっと楽しいものになったかも知れない

少しこだわるけど、直進とカニ歩きのスピードが同じところ

銃のリロードをアイテム画面でするのが面倒 

説明書よりもゲーム中のメニューにある説明に頼らなければならないところ 一個一個確認していくのは正直だるかった

CERO15なのはどういった面からだろうか?特に過激なグラフィックや表現はないとは思うが・・・・



このソフトはこのレビューを見て買いました こんなにハマることになるとは・・・まだ全クリしていないが飽きっぽい自分でもこのまま間違いなく最後まで楽しめそうです ここ最近でもっとも熱中できるソフトでしょう 暇で買う余裕ある人は買っちまいましょう(^-^)

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掲載日:[2004/10/23]
投稿者: 徳利さん
プレイ時間
4 4 5 5 5 4 4 4 100時間以上


ダンジョンの探索パートでは読解力・創意工夫・発想の転換を要求されるが、
死が迫りながらトラップを解いた時の爽快感や
予想だにしなかった(しかし基本中の基本を踏まえた上での)アイテムの用途が見つかった時の
「してやられた!」という気分は最近のゲームでは味わえないものだ。
「もしかしたらあのヒントは〇〇では?」などと思いついたら、次の日の出勤を省みずに
またプレステを起動してしまう。なので熱中度5点。
そんな仕掛けが山ほど張られたダンジョンを、これでもかと言わんばかりの個性的な
仲間たちと共に”核心”に潜っていくこの楽しさ、そして充実感。

難易度には4点を付けたが、これは自力だけで正解にたどり着くまでの点数。
そして一本のゲームとして確立できるボリュームのある、ミニでは済まされないミニゲームもあり。
小ネタもふんだんに散りばめられている。トータルで満足度5点。

音楽も「名曲なだけ」なら4点なのだが、共通のメロディをアレンジする事により
各ダンジョンの個性を表すなど、芸が細かいだけでなく聞き飽きる事すらない。5点。


アイテム欄でのディスクアクセスの多さ、ソフトリセット無し、2週目以降のアイテム・好感度の引継ぎ無し。



寝食も惜しいくらいゲームに熱中したことなんて、ここ数年ありませんでした。
本当に「ゲームを楽しみたい!」という人に心底からお勧めします。

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掲載日:[2004/10/23]
投稿者: しろねこさん
プレイ時間
5 4 5 5 5 3 4 2 100時間以上


・オリジナリティー
一言で言うと「濃い」。
テレビドラマを意識した(全13話、話の冒頭と終わりにOP、ED)作り、
伝奇、個性的な(それ故に人も選ぶ)キャラクターデザインや実際の学校を撮影して作った背景、
遺跡における神話をモチーフとした謎解き(神話に詳しくなくても石碑にヒントがちゃんと書いてあります)、
事ある毎に説明がでてくる日本神話、UMA、怪談、科学のウンチク等々随所に
シャウトの伝奇やジュヴナイル作品へのこだわりが見られます。
魔人シリーズ独特の感情入力も九龍で使われており、味方キャラ、敵キャラ問わず
自分の思ったとおりの感情を返せるのが面白い(時たま予想外の反応が返ってくるのはご愛嬌)。
メインパートの遺跡探索も戦闘と仕掛け、宝がほどよいバランスでちりばめられており
慣れてくると苦戦していた敵も弱点属性や部位狙いで一撃で倒せるようになります。

主人公は顔グラフィックもなく、プレイヤーの分身として無個性なはずなのですが、
校舎や学園内の備品をパクりまくり、クモの落とす卵のうからイクラ丼や明太子を作り(何の卵だ)
「コケる」「話の途中だが殴っておく」等の選択肢が存在し、クエストでは総理からカツ丼入手を依頼され、
ガーターベルトやステンレス包丁、果ては輪ゴム(注:近接武器)を装備して戦う事も出来ます。
おそらくこのようなゲームは他では作られないでしょう。

・音楽
中毒性があります。ダンジョン、戦闘は全てメインテーマのアレンジですが、
その場所毎に上手くアレンジされていてずっと聞いていたくなります。
EDテーマやその他の曲も素晴らしいと思います。サントラが出たら買います。

・熱中度
合計プレイ時間は既に200時間越えています。
今は少し落ち着きましたが、発売直後は寝食忘れてプレイし続け、あやうく人間をやめるところでした。
アイテムコンプリ、HANT情報コンプリ、狙ったキャラクターとのクリスマスイベントなど
やり込み要素はたくさんあり、また、こだわりのプレイ(二丁拳銃のみで戦うや一匹狼プレイ等)を
始めると終わりがありません。


・良い所でオリジナリティーがあると書きましたが(事実その通りですが)
作品中に意識的に既存のドラマ、小説、アニメネタを多用されているので
(一つ例を挙げるならば、各話のタイトルは全てジュブナイル小説の題名です)
そこでにやり、とするか冷めるかで評価が変わると思います。
全体的にアクの強い出来なのでその辺りがツボに入らないと評価は下がるでしょう。
あと、シナリオ進行は基本的に一本道かつワンパターンなので
シナリオはストーリーよりむしろキャラ同士のかけあいや感情入力の反応を楽しむ物と割り切った方が良いです。

・ロード箇所が多い。一回は短くても部屋移動毎に行われるので気が短いとイライラするかもしれません。

・引き継ぎ要素がありません。二周目特典らしき物はありますが、基本的にゼロからのスタートとなります。
やりこみ要素が多く、好感度上げも結構大変なこのゲームにはあっても良かったのではないでしょうか。
今までの作品が引き継ぎ要素が多かった為余計残念に感じます。

・アイテム、特に調合コマンドが使いづらいです。まとめて調合くらいさせてください。



魔人学園シリーズを作ったシャウトが新たに作ったジュヴナイル伝奇。
二周目を終えましたが、剣風帖の正当派進化という印象を受けました。
絵がとっつきにくく、独特のシステムに慣れるまでは少々大変かも知れませんが
プレイしてみる価値はあると思います。

久々に熱中したゲームでした。
心から満足すると同時に、良い意味(もっとキャラクターの活躍や新しい冒険が見たい)で物足りなさも感じます。
アトラスにはファンディスクを是非出して欲しいと思います。

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掲載日:[2004/10/14]
投稿者: トリビアの池さん
プレイ時間
4 4 4 5 5 4 4 2 60時間以上100時間未満


・キャラクターに魅力がある。オカマやガスマスクをはじめ、主人公周りの登場人物は
 皆個性的で見てて飽きないです。
・仲間を集めるのが楽しい。登場するキャラクターはほぼ全員仲間にできるようになっ
 てるが、普通にプレイしてたら半分ほどしか集まらない事もある。仲間にしたければ
 感情入力をいろいろ試してみて、好感度が上がりそうな選択を選んでいけばいいのだ
 が、中には仲間にする条件が厳しいキャラもいて、相当好感度を上げておかないと
 仲間になる代わりにオレンジスコーンなんかを渡されちゃったりします・・・(涙
・ゲーム中にできるロックフォードというキャラが主人公のアドベンチャーゲームが面
 白い。オマケのミニゲーム的扱で、昔のファミコンのゲームっぽいグラフィックです
 が何故かはまります。1時間ほどでクリアできるんですが、このミニゲームの中だけ
 で一つの世界観があるので、このミニゲームの続編をぜひともやってみたいですね。
 ゲームを進めれば本編の主人公のパラメータが上がるのも良いです。

特に良かったところは上に書いたとおり。他にも音楽、システムストーリーなどは80点以上の点数ですね。とりあえず一回クリアしましたが、仲間にできなかったキャラも多く、隠しモードもあるそうなのですぐに二週目始めました。止め時が見つからないくらい熱中してしまうので熱中度5点付けました。受験生は絶対止めたほうがいいですw


・レスポンスが遅い。と言っても、あくまでPS2の平均並みといったところでしょうか。
 ただ、ゲームオーバーのシーンはとばせるようにして欲しかった。
・遺跡に仲間を連れて行くとき、バディとして2人まで連れて行けるが、ダンジョン内
 での会話やイベントがほとんど無いのが寂しい。特定の組み合わせの仲間で発生する
 イベントなどを用意して欲しかった。
・二週目への引継ぎがほとんど無い。システム的に引継ぎ無しでもあまり問題ないが、
 敵情報や用語辞典などは引き継いでも良かったと思う。



ここ数年のうちにでたゲームの中では、間違いなくトップクラスの出来でした。
主人公=プレイヤーなので、インディージョーンズのようになりきってプレイするも良し、愛に生きるトレジャーハンターになるのも良し。いろいろな楽しみ方があります。
最近の名前だけで売れてる大作と呼ばれているゲームとは完成度が比べ物になりません。久しぶりに面白いと思えるゲームに出会えました。
ジャンルはちょっと違うんですが、PSの「ガンパレードマーチ」というゲームに近いものを感じました。
このゲームはあまり売れてないみたいなので、続編を出してもらうためにも一人でも多く是非買ってやって下さいな。男女問わずに楽しめると思います。新品で買っても絶対損はしません。

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掲載日:[2004/10/14]
投稿者: Takkaniさん
プレイ時間
4 4 5 5 5 2 4 2 100時間以上


シナリオはそつなく纏まっていると思います。毎話基本的な流れは変わりませんが、
脇のキャラ達が非常に個性的なので、会話を追うのが楽しいです。

依頼を受けてアイテムを探し、届けるというトレジャーハンターとしての仕事も
平行して行え、依頼の中に出てくる貴重アイテムを失敬する事が出来ると言った事等、
アイテム収集が好きな人はたまらない物です。

ダンジョンは他の方々もおっしゃられている通りアイテム探し、複数の武器を使い分け、銃器は確実に弱点を突くことによって少ない手数で相手を倒せる戦闘、
遺跡探索物映画にはお約束のトラップ群と言ったギミック満載で楽しませてくれます。
又、その時連れて行く仲間によって違うセリフを言ってくれたりするので
そういった物が気になる方は更に中毒度アップしてしまうかも。

音楽は、オープニング曲が光っています。魔人とは全く違った雰囲気なんですが、
なんとなく口ずさんでしまう所などはやはり魔人と同じ新田さんだな、と思います。
ダンジョンの曲も、基本のメロディーラインは一緒でも全て違うアレンジを
かけてあるの、という面白い構成で、探索中曲が邪魔にならず良い感じです。

おまけのミニゲームが又実に良いです。懐かしい感じの謎解き要素付き3Dダンジョン、
要するにウィザードリィっぽい物ですが、シナリオ4本くらい詰めてGBAで出されたら
私は買います。そしてあわよくば逆転裁判のようにシリーズ化を。

最後は主観ですが、ゲームオーバー時の視界が横倒しになってゆっくりと暗くなり、
最後に死亡確認される様は実に良い雰囲気を出していると思います。
同じアトラスだからか真・女神転生3の天使が迎えに来るゲームオーバー、
通称パトラッシュを彷彿としましたよ…。


感情入力は魔人(及び類似品)と少し違う入力方式なので最初は戸惑うかもしれません。

ダンジョン探索中、部屋のロードが少し長いのが気になります。又、出現する敵の
位置・種類・弱点、ダンジョンの構造が全て一緒なので、終盤に行くにつれて
戦闘が単調になってしまいがちです。

ダンジョン→移動画面→自室と言った切り替えのたびに、一枚絵でロードするのは
少し気になります。

話の展開と、主人公のトレジャーハンターと言う立場上仕方ないことかもしれませんが、
少し話数が少なく感じられます。プラスディスク出して欲しいですね…。



個性の強い登場人物、ニトロを川に流したがる依頼人、そもそもなんで学園の地下に
そんな巨大なダンジョンあるんだよ地下鉄に引っかからないのか等、突っ込む要素は
数ありますが、純粋にゲームとして面白いので是非一度やっていただきたいソフトです。

もし続編が出るなら、その時は本編のダンジョンとは別にフリーバトル用の
ランダム生成ダンジョンが欲しいですね…。某不思OなOンOョンの様に
モンスターハウスなども入る形で。

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掲載日:[2004/10/14]
投稿者: おにきすさん
プレイ時間
5 3 3 4 5 2 4 4 わからない


まじんシリーズはこれが初めてだけど、イン○ージョーンズみたいで面白いみたいです。
調合とか謎解きとか、楽しい。システム面もそんなに新しいという感じはないけど、続けていけば良い感じになってくる。キャラも変なのばかりでいい。
レベルが成績表になってるのが、唯一の高校生らしいところ。
最近では、お勧めのソフトかな。


始めてやった時の感想はCGのしょぼさ。
10年くらい前のダンジョンマスターを思い出した。>^^やってるうちに、気にならなくなるけど。
あとキャラの声をもう少し入れてほしかったかな。ダンジョン内を見渡せないなど、視点に不具合があった。



次回も同じスタッフで作って欲しいです。
いろいろ強化して欲しい面もたくさんあるので、ぜひシリーズ化して欲しい。
秋の夜長にまったり遊べるゲームをありがとう。

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掲載日:[2004/10/14]
投稿者: シュウさん
プレイ時間
4 5 4 4 4 3 4 2 50時間以上60時間未満


ジュビナイル伝奇として今度は宝探し屋をテーマとしたシャウトデザインワークスが昇華させた良作である。システムは魔人学園の感情入力をよりシンプルにしてリアクションが素直になった。
最も特筆すべきはキャラのグラッフィック。アクが強い人物ばかりが登場する中で、一部のコアな層に偏りすぎず、かといってインパクトに欠けるようなデザインは一つもなく、見た目で性格が想像できそして生き生きと描かれているのは秀逸。
3Dダンジョンも綺麗に描かれ様々なトラップを解いていく過程はなかなか面白い。
仲間の扱いはかなり特徴的。連れて歩くことができる人数は2人と少なく彼らの存在はあくまで主人公のサポートという立場にとどまり、戦闘に主人公と同じように参加するような従来のものとは一線を画す。
しかし各キャラの性格そのままのコメントの挿入と独自のスキル、そして主人公に対する能力値の上昇は大いに冒険に影響を及ぼし、時には命を救ってくれる。信頼できる仲間に常に傍らにいるような感覚である。
前評判も高く期待していた作品だったが、見事その期待に答えてくれた久々の秀作。


コントローラーの全部のボタンを使用するのはしょうがないとしても、アドベンチャーパートもしくは移動モードから戦闘モードへ移行しても重要なボタンが同じなため慣れるま誤操作が多くなってしまう。特にセレクトボタンの扱いはよろしくない。普段はメニューを開くボタンだが、戦闘モードでは重要なターンの終了。近隣に強敵がいたときの誤操作は致命傷になるのでボタンの割り当てはもう少し考えるべき。
また、キーレスポンスが悪くなる時がありハントの起動直後やアイテムの収集時に反応が悪いと感じるときがしばしば。
アイテムの表示もジャンルごとに分けられているのはともかく、一度に画面に出るものが限られているため調合の片割れを探すのかなり手間取る。またアイテム表示でいちいちディスクを読み込むため、簡単なアイコンとテキストで全画面表示に切り替えできればもっと効率的だったろう。
が、以上に挙げたこともゲーム全体から見れば格段に評価を落すようなものでは無いことを付け加えておく。



んん〜作りが巧かったです。13話という短いストーリーでしたが堪能しました。
高校生でトレジャーハンターというと私も高校生だったころに読んだ菊池秀行のエイリアンシリーズを思い出します。けっこうHな描写も満載でしたので色々な意味で興奮していました。
さらに付け加えるとたかじげ宙・皆川亮二の『スプリガン』なんてのもいいです。九龍の主人公の立場は『スプリガン』の主人公御神苗優に酷似してますのでむしろこちら側が元ネタです。ぜひ機会があればご一読下さい。
さて、初回プレイで子供と脂肪とオカマにマスク怪音波、そして先生方と探偵のバディに失敗し二週目を硬く心に誓っております。特に雛先生。最高です。ぜひ今度は夜の怪しい地下墳墓へのデートにお誘いしたいところです。

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掲載日:[2004/10/14]
投稿者: NNさん
プレイ時間
2 4 5 4 3 3 2 3 50時間以上60時間未満


【ADVパート】
ベタベタなストーリーが笑えます。
でも時にシリアスに、そして時には熱く展開するのも良い。
所属する部活動で特殊な会話があるのもいい感じです。
【戦闘・探索】
探索・戦闘パートが面白い!とにかく面白いです!
適度な謎解きや、敵の弱点を探したりと中々楽しいです。
【キャラ】
濃すぎるキャラクター達も良いのですが
相関関係図が中々良いです。
キャラ同士の関係が見れるのが面白くてしょうがない!
【音楽】
音楽は文句の付けようが無いですね。素晴らしいです。
熱くなったり、悲しくなったり、その場面場面に適した音楽だと思います。
【その他】
おまけのロックフォードはいい味出してます。あれだけでもいけそうな気がします。
アイテムの調合が面白い。そして美味しそう(笑
ハントの音声にバリエーションがある。
不意にメールが届くのがリアルっぽい・チャクメロが変えられる。


【戦闘・探索】
バディの扱いに不満。
バディとの強力技とかが使えれば良かったかも。
【ADVパート】
探索・戦闘パートが良いせいか、ADVパートは薄いです。
1話辺りのボリュームはあれ位でいいので、もっと話数を多くして欲しかった。
あと、学園生活を感じさせるイベントが皆無。
もっと何かあってもいいじゃないかと思います。文化祭とか、修学旅行とか。
感情入力システムも魔人と比べると分かりずらくなって×。
【クエスト】
単純作業で飽きます。もっと何とかして欲しい。
【その他】
ソフトリセットが無い。
説明書がデザイン重視で分かり難い・読み辛い。
あれじゃ説明書の役割果たしてませんよ。



ADVパートに多大な期待を寄せていただけに残念!
ストーリーに魅力が無い訳ではないのですが・・・
続編が出るとしたらADVパートはもう少し練って欲しいですね。
でも戦闘・探索パートが面白すぎなので結果オーライって所でしょうか。
妙にはまる事間違い無しです!

それにしてもOP・ED等の音楽はいいなぁ。
サントラ是非欲しいです。

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掲載日:[2004/10/14]
投稿者: ちゃっくさん
プレイ時間
5 5 4 5 5 4 4 2 100時間以上


ストーリー自体が良く,感情入力によって違和感少なくストーリー(対キャラクター)が進められます.また,所々出てくる魔神ネタが昔からのプレーヤーをニヤリとさせてくれます.ちなみに,各キャラクター毎にEDがあり,ED目当てに繰り返しプレーするのも可.
ゲームバランスも良く,敵毎に弱点があり弱点をつかないと倒しにくくなっています.戦闘自体にも自由度が多く,武器の選択や戦術に幅があります.また組むバディによって能力も変化してくるのでバディの選択にも戦略が出てきます.更には,クエストによっては弱い武器で倒す必要があるものもあり,なかなか頭を悩ませてくれます.
アイテムも豊富で,調合によって様々な武器やアクセサリー,料理等を作成できます.


音楽自体は良いのですが,やや使いまわしが気になりました.もうちょっとアレンジした曲などを入れてもよかったかも.
あと説明書が説明不足で,かなりクリア寸前とかでわかった操作方法などもありました(ダッシュとか・・・って俺がダメダメなだけかorz).
後はもうちょっと武器の種類が多ければなと思いました.特に近接系の武器で有効な武器の数がもっと多かったらなと思いました.
また,やや敵の種類が少なく,フィールドでの出現位置も決まりきっていて,レベル上げやアイテム集めをしてるときはやや単調に感じました.
隠しダンジョンも思っていたよりも短く,自動生成する100階ぐらいのダンジョンつくってもいいのではと思いました.

しかし以上の事は,悪い所ってほど気になるレベルではなく,説明不足なども自分で操作しながら覚え,楽しかったです.



全体的にプレーした感想としましては,かなり良く出来てる作品だったなと思います.全13話のボリュームで,各話ごとに結構ボリュームがあります.でも,ダンジョンに潜ってアイテム集めたり,クエストこなしたりする時間も長いのでたまにストーリー忘れてたりもしますw
また,各話の最初にはオープニングムービーがながれ,最後にはエンディングも流れ,アニメのような感じです.しかも良い感じにカウ○ーイをかなり意・図・的にパクってますw(お前絶対ス○イクだろって奴いましたw

この作品をまとめると,秀逸なビジュアルノベルとゲーム性の高い3Dダンジョン探索が上手く組み合わさっており,個人的にもかなりオススメです.

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
5 4 4 5 5 2 4 2 60時間以上100時間未満


【ADVパート】
・個性的な登場人物。ゴスロリ、オカマ、武士、ガスマスク……ここ本当に高校か。
・とはいえみんな筋の通ったいい奴だから、必ずお気に入りキャラが見つかるはず。
・特殊な《力》を持つ敵を、あくまで常人(やたら強いけど)の主人公が倒す。痛快。
・魔人シリーズ以来の感情入力システムも健在で、自分なりの主人公像を描ける。
・おまけゲームはファミコンさながらのチープな絵と音に爆笑。本編とリンクあり。

【遺跡探索パート】
・ダンジョンは記紀神話ベースで、有名なエピソードが数多く使用されている。
・戦闘、仕掛けの解除、アイテム入手、隠し部屋の探索と、やるべきことが豊富。
・急所探しや弱点属性による武器の使い分けなど、戦闘の効率性に頭を使う。
・戦闘とクエストの成績が数値で評価されるため、やり込みのしがいがある。
・交換と調合により強力なアイテムを作り出せば、探索がとても有利になる。
・仲間のスキルはどれも非常に強力。最適な組み合わせを考えるのも楽しい。

【その他】
・大量に用意されたエピグラフや成績表の特記事項。作り手の遊び心が窺える。
・魔人シリーズとのクロスオーバー。知らなくてもOK、知っていればより楽しめる。
・CERO15だけにエロい。スカートめくり、ブラ透け、エロナビ、ヒモ水着……嗚呼。


【ADVパート】
・メッセージスキップ状態にしても、一定の箇所で元に戻ってしまい再設定が必要。
・仲間同士の会話が少ない。自由移動時に、二人や三人と一緒に話せればよかった。
・仲間条件が厳しい。遺跡探索がメインなので、やり直すと数十時間が簡単に飛ぶ。
・終盤が駆け足。特に《役員》は、あと3〜4話使ってじっくり掘り下げてほしかった。

【遺跡探索パート】
・ナビ音声がわずらわしい。重要なメッセージのみ再生するモードが欲しかった。
・足元に謎解きやトラップなどがあるのに、ステータス表示を消しても見にくい。
・敵出現位置は基本的に毎回固定されているため、戦闘に意外性は期待できない。
・体力ゲージと重なったり敵の体色に紛れたりで、照準を急所に合わせづらい。
・状態変化が分かりにくい。こういう時こそ音声で説明させるべきだったのでは。
・一個ずつしか調合できない。使い捨てアイテムを大量生産する際手間がかかる。
・バディの組み合わせにより特殊なスキル(方陣技のような)が使えるとよかった。

【その他】
・ソフトリセットがない。特にADVパートの途中でミスしたとき、やり直しが面倒。
・説明書が薄い。オンラインヘルプは戦闘中閲覧できないので慣れない序盤は困る。
・二周目以降への引き継ぎがない。収集・やり込み要素の多い作品だけに惜しい。



魔人シリーズのコアともいうべき《ジュヴナイル伝奇》テイストをそのままに、まったく異なるゲーム性へと仕上げた意欲的な作品。個々のネタを取り出してみれば非常にありがちなのに、その組み合わせ次第でこれほど胡散臭く、これほど馬鹿らしく、そしてこれほど魅力的でオリジナリティ溢れるものになるのか、と感嘆させられた。不満点も多々あるものの、短所を補って余りある麻薬的な吸引力に抗えず、睡眠時間を犠牲にしながら遺跡探索にいそしむ毎日となっている。世界観や登場人物など、いろいろな意味でかなり癖の強いゲームだが、ここのレビューや公式サイトを見てピンと来た人なら外れはないはず。ぜひ購入して《宝探し屋(トレジャーハンター)》気分を満喫していただきたい。ただし、健康管理には十分ご注意を。続編への期待も膨らむところだが、まずは本編で語りきれなかった部分の補完が先か。良質の追加ディスク、待ってます。
投稿者: 黄金の徹夜明け団さん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
4 4 4 5 5 4 4 2 60時間以上100時間未満


やりこみ要素が多いし、ボリュームも十分。ギャグもありがちだがおもしろい。キャラがとてもいい味をだしています。メインキャラの八千穂と皆守に関していえば、おいしいイベントありすぎです・・。


エンディングにキャラ別ほしいよね、やっぱり・・・。クリスマスが代わりなんだろうけど、男キャラにも一枚絵をつけてほしかった。



あきやすい私でさえ、テストそっちのけでクリアしました。良作だと思います。続編でたら絶対買います。
投稿者: ピータさん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
4 4 4 5 5 3 4 3 60時間以上100時間未満


オリジナリティ■
基本のシステム自体は主観型3Dダンジョンと、感情入力型のアドベンチャーパートで、物珍しいものではないのですが、その両方がとてもよいかたちで昇華され、組み合わされているので、妙な新鮮さを感じます。
クエストなども、自動生成で、珍しいことをやっている訳ではないのに、何かとても楽しく感じられる所が、微妙な着想の勝利なのかと思いました。

グラフィック■
みやすく、小奇麗なグラフィックです。
キャラクターは魔人学園のように、思わず画面から半ば目を逸らしつつプレイすることもなく、時折のキャラクターの表情を素直に可愛いと思えました。好きずきは別れるかも知れませんが、ある程度の水準以上であることは間違いありません。
またマップグラフィックなども、みやすく、遺跡の中をうろつくだけでそれなりに楽しめました。

音楽■
OP曲、ED曲、雰囲気の違う両曲ですが、いずれも世界観にマッチしていて、とても好きです。
フィールドやアドベンチャーパートのBGMに使われている曲なども、聴きやすく、みみざわりがいいものが多くて、サントラは是非欲しいものです。

熱中度■
日常生活に支障を来す程ゲームに熱中したのは、数年ぶりです。
止め時が見付からないというのか、あとちょっとだけ、と、思っているのに、気が付けば時計の針がン時間進んでいる、という事ばかりでした。
全13話のクリアタイムは50時間ぐらいでしょうと開発者の方がインタビューで言っておられたのを事前に読んで、じゃあ30時間ぐらいか、と、思ったのが大層な誤解であったと気が付いたのは、3話の終了時の時点で既に20時間近いプレイタイムだった時でした。

満足度■
これ程満足出来たゲームは、ここ久しくありませんでした。
1周を50時間以上かけてクリアしましたが、それでもまだ、やり足りていない事ばかりですし、クエスト、隠しダンジョンなどにも殆ど手を付けていません。
コンプリートしてクリアしようと思ったら、本当に、100時間では足りないのではないでしょうか。

ストーリー■
全体的に薄味ですが、それがゲーム全体の面白さを損ってはいません。
シナリオ自体は、次には誰が出てきて何をやらかしてくれるのかと、半ば胡散臭げな興味にも狩られて、続きが気になって仕方ないシナリオではありました。


特筆する程悪い点は然程見当たりませんが、敢えて難を上げるならば、下記のようになるでしょうか。

システム■
反応が鈍いのです。
メニュー画面の起動に一瞬のタイムラグがある、死亡時の演出がスキップ出来ない、アイテムの読み込みが重い、など。
戦闘開始時のロードも多少、気になりました。

引き継ぎ等■
遣り込み要素が多いゲームであるのに、2周目への引き継ぎが基本的にはない、という所は減点対象かも知れません。

シナリオ■
ダンジョン探索パートの比重が重い為か、シナリオ部がどうしても薄く感じてしまいます。
特に後半、10話以降、いささか駆足気味の印象です。
特に出す必要の感じられないキャラクターもいたので、その部分をもう少し改善する、或いは、クリア後に、外伝扱いでシナリオを増やす、などすれば良かったのではないかと思います。
それから、これは個人的な好みですが、キャラ毎の個別EDぐらいは欲しかったです(最終話の夜会話がそれだと言われればそうなのかもしれませんが、物足りなさが残ります)

難易度■
これは良し悪しでしょうが、最近のゲームにしてはいささか難易度は高めかもしれません。
基本的に殆どの敵はハメて倒せるのですが、それでも、レベル上げを全くせず、シナリオだけを追う、という事は難しいバランスになっていますので、映画のようなゲームが好きな方には、向かない知れません。



これを待っていた。その一言です。

こういうゲームがやりたかったのです。

この、充実感、この満足度。
不満点がない訳ではないのですが、それらの不満点など些細な事だと思わされてしまう作り込みに脱帽です。
そこまでしなくてもと思う程の、下らない作り込みの多さに、にやりとした表情が戻らないうちに、また次の作り込みに気が付かされるといった感じでした。
アイテムの調合の無駄なまでに多いレシピや、主人公に対する特記事項(主人公は学生なのでステータスが成績表なのですが、そこに記載されるひとことのコメント)の多さなど、無駄に色々試してみたくなってしまいます。

誰に対してでも諸手を挙げてお勧め出来るゲームとは言い兼ねるかも知れませんが、ウィザードリィやメガテンなどの、シナリオやムービーではなくゲーム要素に比重を置いて、それを楽しむと云うゲームが好きな方には、たまらないのではないでしょうか。
投稿者: 閼伽さん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
4 4 4 5 1 0 2 3 50時間以上60時間未満


3Dダンジョン部分がハマる。
ちくちくレベル上げし能力や技能を上げることで、できることが広がっていく実感
無尽蔵に発生するクエストの存在により、ついつい何時間も潜ってしまう。
アイテム収集や合成も凝っていて、その作りこみ具合には感心した。
ADV部分の感情入力による仲間たちとの掛け合いも面白い。
自分が話題の中心にあり、主人公として各キャラと関わっていくのが楽しい。
各話に登場するキャラがそれぞれ魅力的なこともあり、
この物語はどう展開、収束していくのだろうかと先が楽しみで仕方なかった。


トレジャーハンターという独特の雰囲気を出すためか
操作系統がかなり独特。慣れれば問題ないのかもしれないが
宝箱や扉、セーブポイントを調べるたびにいちいちカーソル選択>決定を強いられたり
妙にレスポンスが悪かったり、ロードが頻繁に入ったりするなど
はっきり言ってプレイしててかなりストレスが溜まった。
何度も繰り返し同じことをするゲームなので尚更そう感じたのだろう。

ストーリーも毎回同じことの繰り返しで、後半は飽きる。
エンディングも大きな不満が残る。もう少しなんとか出来なかったのだろうか?



クリアするまでは熱中していたが、エンディングを見た途端
一体なんのためにこのゲームをやってきたのかと虚しくなってしまった。
極端なことを言えば仲間を増やす意味もない、強い装備をそろえる意味もない
インテリアやコレクション、着メロも二週目以降引き継げないので意味がない。
やりこみ要素の全てが自己満足に収束していくと、
これほどまでに強く意識させられたゲームはない。

終わり悪ければ全て悪し、を地で行った作品。
投稿者: 猿さん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
4 4 5 4 4 3 4 2 100時間以上


◎各話で流れるオープニングが秀逸。流行は繰り返すと言いますが、
 1980年前後のTVドラマを彷彿させるセンスはバツグンです。
 弾丸が薬莢ごと飛ぶのも30オーバーな世代には感涙モノですね。
 新田氏のサウンドも『魔人』のイメージを覆すほど意表をつく
 ベタさ加減で良い感じ。往年の(マイナーな)TVアクション
 ドラマのテーマ曲、『大追跡』とか『プロハンター』(古いw)
 などを知る人なら、思わずニヤリなサウンドです。もう最高。

○登場人物数が少ない分、ADVパートの練り込みが『魔人学園』よりも
 良くなったように思えます。『魔人』の過去2作は後半が散漫になり
 まとまりがなく、今井氏のクセなのかクドい回想シーンや説明口調の
 連続に辟易したものですが、今作はそれが抑え目で良い感じです。

○RPG(探索)パートが3Dダンジョン物となり、穴蔵好きには
 堪らないです。『BUSIN』+『ダンジョンマスター』っぽい
 システムも、複雑になりすぎずシンプルにまとまっています。
 なにより照準を合わせて敵の急所を狙い撃つ戦闘は新鮮でした。

○日本神話をベースにした設定、謎解きなど良い感じです。
 謎解きは適度に難しく、たんなるお使いでもひと捻りされていて
 楽しかったです。必ずヒントが用意されているのも好印象。


×登場するアイテム群に魅力が乏しいこと。アイテム同士を調合して
 新しい物を作り出せる点は良いのですが、食料アイテム以外には
 役に立つアイテムは数えるほど。とくにもっともユーザーが期待
 するであろう装備面は、銃器以外は寂しい限り。
 ダンジョンRPGとして見ると、悔やまれる点と言えます。

×『魔人』シリーズもそうだったのですが、ディスクアクセスの
 頻度が高いため、ちょっとヘタったPS2だとかなりの負担が
 かかります。とくに装備画面を広げたり、スクロールさせる
 だけでも頻繁に表示アイテムのグラフィックをロードするため、
 たえずフリーズする危険にさらされます。
 
×販売元のアトラスを意識しすぎのような気がします。
 『女神転生』シリーズのファンに対するサービス要素が
 盛り込まれているのですが、『魔人』ファンには魅力なしです。
 もしや今後、メガテンとコラボなんてことを考えているのかも
 しれませんが、私的にはやめて頂きたいなぁ、と。

△アイテム購入後(代金支払い後)、買ったアイテムが全部貰えない
 というバグがちらほら。敵を倒してもお金が稼げないシステムなので
 ちょっと理不尽です。……というか、バグは駄目だよね(^^;

△ゲームの構成上、仕方のないことですが、ADVとRPG部分の
 ブツ切り度が非常に高く、話を先に進めるためにはRPG部分で
 レベル上げや資金稼ぎに足踏みする必用があります。おそらく
 『魔人』シリーズの熱烈なファンほど、このあたりにジレンマを
 覚えるのではないかと。RPG中、もっと頻繁に同行した仲間が
 喋るなりする要素があれば、ブツ切り感も和らいだのでは。
 とにかくRPG中の仲間は空気のように希薄な存在です。

△ストーリー性が高いうえにダンジョンも固定なので、クリア以降の
 繰り返しプレイには辛いものがあります。一応『ウィザードリィ』の
 ように、クリア後も引き続き楽しめるような要素もあるのですが、
 前述したアイテム面の魅力の乏しさもあり、非常に物足りない。
 せめて所持アイテム継承で初めからプレイできれば、おそらく
 多くの人がやるであろう「2周目は全員仲間に!」というプレイの
 意欲向上につながったのではないでしょうか。

△驚きのエロいボイスの数々。これは15歳以上じゃなくって、
 18以上推奨なんじゃないの?…とCEROに聞きたいところですが、
 なによりもこれでSONYチェックを通ったのは驚きましたョ!
 子供がプレイしてる横に親がいる場面は想像したくないです(^^;



『剣風帖』からのシャウト好きですが、『外法帖』では色々な
意味で非常にガッカリしておりました。ですが、今回は間違いなく
「当たり」でしょう。クリアまで、素直に面白かったです。
むしろ『魔人』シリーズの正統な続編は、この『九龍』のような
気がします。そういう意味で、ファンはプレイ必須ですね。

学園の地下に眠る未知の遺跡を、有志と共に探索していく……。
そんなシチュエーションに惹かれるなら、迷わず買いの良作です。
クセが強いゲームなので万人にはお薦めできませんが、
年季の入ったゲーム好きなら、ぜひ試してほしいところ。
投稿者: 駄ゲー番長さん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
4 4 5 5 4 4 2 4 60時間以上100時間未満


まず思ったことは…音楽が非常に良いです。
キャッチーで劇的なメロディを持った曲からピアノを基調としたジャジーでお洒落な感じの
曲などがあり、BGMとして最上級だと思います。ナビの音声も良い感じです。

熱中度もかなり高いと思います。
寝る前などに「ちょっとクエストでもこなしておこうかな」という感じで始めてしまうと、
いつのまにか1時間経ち2時間経ち…これは次の日の仕事や授業に差し支えます(笑)

キャラクターが個性的で良い意味でクレイジーなキャラが多く良かったです。
魔術的な装飾を施した変形学生服を着込みスカンジナビアの真性ブラック・メタルを想起させる
白塗りメイクを施した少女や、視線恐怖症で常にガスマスクを装備したミリタリー・マニアなど
味のあるキャラが多数登場します。化学が得意だから「リカ」、銃の扱いを得意としているから
「砲介」など、やや安直なネーミングセンスも味でしょうか。

随所で発揮される妙なセンス。
例えばクエストが自動生成のため、時々変な依頼が出てきて面白いです。
怪我をした兄を楽にするために包丁を求める少女(とどめを刺すのだろうか…)や、蛸の足を
暗殺に使おうとしている秘密結社団員など、思わず笑ってしまうようなものがあります。
回復は主に食料品で行うのですが、担々面を啜りガムをくちゃくちゃ噛みながら包丁で
怪物を切り刻む主人公も、よく考えると随分シュールなイメージがあります。

心地良い自由度の高さ。
ストーリーを無視して遺跡に潜り、クエストを黙々とこなしてもいいし、クエストの依頼品を
横領しまくるのもいい。ADVパートでも主人公の取った態度により、周りのキャラ達の
相関関係も刻々と変化していくので、八方美人に徹して周りを険悪にさせるも良し、
気に入ったキャラと仲良くするも良しで自由度の高いプレイが楽しめます。
主人公の設定も細かく出来、入った部活によっては特定のキャラとそれについての会話が
あったり、細かい所までこだわっている感じを受けました。
かといってあまりにも自由過ぎて何をすればいいのか分からなくなったりと言った事もなく、
自由度という点では最も心地良いラインにあるゲームかと思います。

細かい所の作りこみ具合も素晴らしいです。
例えば主人公の取った行動により成績表(所謂ステータス画面)の「特記事項」の欄が
変化していきますが、(例を挙げると遺跡を何回も出入りし準備を整えてから探索に臨むと
「用意周到です」、感情入力で【燃】ばかり入力すると「熱血です」など)これがいくつ
あるか分からないほど多いです。ただ、遺跡探索がメインになるとどうしても「好奇心旺盛」
「落ち着きがない」「化人ハンター」辺りに偏りがちなのが難点でしょうか。
ヘルプや用語集、モンスターを調べた時に表示される説明なども詳しくて良いです。


説明書がデザインを重視しすぎ、不便になっている。
クエストにしても「依頼を受けその暗号通りの行動をすることにより達成される。達成すると
セーブポイントにてそのアイテムを入手する事が出来、それを依頼主に贈る事で報酬が
貰える。尚、セーブポイントに寄らず遺跡を出るとアイテムは無くなってしまうので注意が
必要だ」くらいの説明は最低限必須かと。
私は多分インターネットを出来る環境でなかったら投げていたと思います。

二周目引継ぎが無い。
確かに引き継ぐとつまらなくなってしまう部分もなきにしもあらずかとは思いますが…
好感度を引き継げないので【愛】【無視】オンリープレイなどをするとバディに出来る
キャラが極端に少なくなり、難易度が撥ね上がってしまいます。

個人的には、クリ××スイベントを複数起こせるのが気に入らない(笑)
確かに黄龍や世界樹など色々と背負った緋勇と違い、今回の主人公は自分自身の分身という事で
「浮気キャラ」設定でも良いとは思いますが…う〜ん(笑)



このゲーム、「魔人」と比べると難易度は結構高いです。
特にボス戦はどんなにレベルを上げようと戦略によってはゲームオーバーになってしまうので、
「魔人」路線のADVパートを重視したものを期待するとちょっと外れるかもしれません。
ですが、ボスを倒した時の達成感や新しい有用なアイテムを手に入れたときの喜びは、
何にも勝るものがあります。

主人公のパラメータの成長やレアなアイテムを手に入れることに喜びを感じる人には
かなりお勧め出来るゲームかと思います。
投稿者: ペイガン★フィアーズさん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
5 4 5 5 4 4 4 2 60時間以上100時間未満


システム一つ一つは斬新…って程でもないのだけど、うまい事組み合わせて昇華してるなぁという印象を持ちました。
魔人シリーズよりもストーリーはアッサリめですが、それでも他の同ジャンルと比べれば良く出来てると思います。先が気になりましたしね。
音楽は外法帖の方が個人的に好みでしたが、オープニングやダンジョン内では雰囲気出まくりで良かったです。
熱中、満足という点においては今年買ったゲームでは最高だったかなと。発売日には買えなかったのに、既に70時間ぐらいやってますし。
そこまでハマったのも、レアアイテム探しや、調合、無限クエスト等々。1周目はストーリーを追って(それでも30時間以上はかかると思います)2周目はダンジョン探索でレア探し&クエストのランク上げに勤しみました。2周目もしっかり遊べる工夫がしてあるのも、良かった点ですね。
難易度は、標準よりやや低い…かな。謎解きが多少難しく感じる場面があるかも。
最後に…やはり「ロックフォードアドベンチャー」ですかね〜。
FC版のwizやディープダンジョンを思い出しました(笑)。こちらは難易度が低く、わりとあっさりクリア出来ますが…ミニゲーとしては異例の大作と言えるかも。


ダンジョン内でのナビがいちいち五月蝿いと感じました。
あと、他の方も仰ってますが、今回は「ストーリー」よりも「ダンジョンで謎解き&クエスト」をメインにもってきてるので、魔人ファンの方はソッチ方面を期待すると肩透かしを食らう可能性が。
そのゲーム性を追求するがあまり、キャラとの関わりというこのシリーズ独特の味が薄れてしまったように感じたのが残念ですね。まぁ魔人とは別の新しいシリーズだと割り切れば踏ん切りもつくのですが…それでもやはりキャラが個性的(過ぎ?)なので、もっとストーリーに絡んでくると良かったかなぁと。このへんの評価は人によって大きくかわるので難しいトコでもありますね(^^:



総体的にみて良作だと思います。最近の重厚なストーリーメインのゲームに飽き飽きな方にはピッタリかと。やや難易度が低めですが、やり込む際の足カセにならず、これはこれで成功だったのかなと。
「悪い所」で、ストーリーやキャラとの関わり方について、いろいろ言いましたが1周目は楽しめるんで安心してください。繰り返しプレイ時に「もう一度最初から九龍のストーリーを〜」と思わせる程の力が無いってだけなので。
あとは…しつこいですがロックフォードアドベンチャーが素敵です。PS2でファミコンミニをやってるような、不思議な感覚でしたからね(笑)。チープな音楽も味があるなぁと思えますよ〜。
魔人シリーズもいいけど、九龍もこのシステムの骨格を残して、是非是非シリーズ化してほしいです。

久々に徹夜してまで遊んだゲームでした。
投稿者: ネジさん

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掲載日:[2004/10/03]
プレイ時間
4 4 3 5 5 4 4 2 50時間以上60時間未満


・キャラがいい。主人公との関わりも強く、相関図を見てるのは楽しい。
・やりこみ要素がすごい。はまるとなかなか進めない。
・感情入力システムがあることで、まんま主人公=自分って感じがする。
・お約束なギャグがいい。


・キャラ別エンドが欲しかった。
・ボスは殴って逃げるを繰り返せばたいてい勝てる。



ほとんど休みなしに一気に終わらせました。普通にクリアまで一直線で進んだけど、それでも50時間はかかります。選択肢でみのがしたイベントも多かったので、2週目もやるつもりです。個人的にこれはとても面白いと思います。是非やってみてください。
投稿者: 壮竜さん

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掲載日:[2004/09/25]
プレイ時間
4 4 5 5 5 2 3 2 60時間以上100時間未満


■ストーリー
・「学園の地下に遺跡が!!」という馬鹿馬鹿しい話を大真面目に作った事(褒めてます)
・濃すぎるキャラクター達、ありえねぇと思いつつもハマります。
■戦闘、探索
・謎解きの難易度が程よく、適度に詰まり、適度に考えさせられる。
・敵の弱点が細かく分けられ、銃や剣、鞭、楽器等の使い分けが必要。
・状態異常が厄介、他のゲームでは大した障害でもない状態異常がこのゲームでは驚異
 捻挫や石化にかかると簡単に殺されます(だが、それがいい)
・文具プレイやノーバディプレイ、縛り要素が多いのも○
・遺跡とはいえ森があったり機械棟があったり、飽きさせないマップ作りに好感。
・ただ単にレベル上げするだけでなく、クエストを平行してこなす事によりハンター気分を満喫できます。
■音楽
・ジャズ調で、魔人とはまた一風違った新田ワールドが楽しめました。
・各ステージのアレンジが上手く、雰囲気出てます。
・なによりテーマ曲兼戦闘曲が最高、テンション上がります。
■その他
・食料系アイテムのグラフィックが美味しそう
・アイテム合成が楽しい。
 特に食料系アイテムの種類が多く、ちょっとした料理人気分。
・某アイテムを装備させたナビの音声
・亀急便の配達人の声が複数ある。
・おまけゲームのロックフォードの出来がいい。


■ストーリー
・魔人とはうってかわってADVパートよりも探索パートを重視されてるせいか、ストーリーは結構薄味。
・生徒会に支配されてる為かどうかは分からないが、季節感のあるイベントが少ない(運動会とか、文化祭とか)
・戦闘後、随分あっさり寝返る執行部や生徒会がなんとも、戦闘前はあんなに反目してたのに…
・仲間同士の繋がりが薄い、相関図でフォローされてるとはいえイベントとかないし。
・話数に対して仲間が多すぎるせいか、各キャラの掘り下げが足りない。
・中途半端に続編を意識した終わり方は頂けない、続編が出ることは歓迎なんだが…
■戦闘、探索
・APが高ければ殆どの敵がハメれる。
・歴史スキルが足りずに碑文が読めなければ半ハマリ状態(後半はバディのスキル補正でなんとかなるが)
・戦闘開始時のバディやナビの音声を飛ばせない。
・エンカウントバトルではないためレベル上げが面倒、一度外に戻らないと敵が復活しない。
・敵が落とすアイテムやクエストアイテムをセーブポイントまで取りに行くのが面倒、その場で手に入れろよ。
・マップ切替時のロードが結構かかる。
・難易度上、仕方ないのだろうがバディをもっと連れていきたい。
・化人の種類が少ない、色替えが多くてガッカリ
・バディスキルに依る所が大きいが、後半は銃器より刀剣の方が圧倒的に強いような…
・アイテムが揃い出す後半はかなり難易度が低くなる、一番キツイのが中盤だったり。
・お使い要素が強いクエスト、後半マップが増えてくると指定地点へ辿り着くだけで一苦労。
 せめてセーブポイント同士がターミナル式に繋がっていれば…(アトラスなんだし)
■音楽
・不満無し、サントラ買います。
■その他 
・魔人シリーズほどでは無いがそれなりのフリーズ率。
・恒例だが、感情入力が分かり難い。(【同】が消えて【燃】ってのもイマイチ)
・死亡時の演出を飛ばせない、妙にリアルでいい感じなんだが…
・タイトルロゴが飛ばせない、結構長いだけにうっとおしい。
・ソフトリセットが無い、前述と併せてイライラ度アップ。
・食べ物に比べて刀剣や銃器の種類が少ない。



ここまで来るまで長かった…
某転生に引っかかり、某血風にお布施し、遂に本命に辿り着きました。

さて、感想ですが「いい意味で裏切られた」これに尽きます。
今井監督と言えば学園伝奇物の魔人学園シリーズが有名で、実際そこからこのゲームに流れてきた人も多いと思います。
しかし、魔人学園が戦闘パートよりもADVパートを重視していたのに対し、この九龍妖魔学園紀はADVパートよりも探索パートを重視した作りとなっています。
そのため、魔人学園の様な今井節を期待していた人は肩すかしを喰らった事でしょう、というか僕が喰らいました。
けれど、純粋なゲームとしての面白さに特化した九龍はそれを補って余る魅力を持っています。
随所にある遊び要素にも今井節は生きてますし。

待ってて良かった…心からそう思える作品に巡り会えました。
まだまだ不満も多いし、期待通りじゃなかった部分も多い、それでも全部ひっくるめて面白かったゲーム…
それが九龍妖魔学園紀です。
投稿者: 水邪さん

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掲載日:[2004/09/24]
プレイ時間
5 4 4 5 5 3 4 2 60時間以上100時間未満


純粋な意味でのオリジナリティには正直欠けるのだが、それぞれの要素の関連付けが、ゲームの面白さに直結している例は稀であろう。クエストをこなすことでレアアイテムを入手することが「必須」ではないけど「重要」であることが、面白さに繋がっている。クエストの(半ば自動生成であるのだろうけど)味のある依頼内容も、想像力を刺激する。バディの選択も、闘いっぷりによって「使える」度合いが変わってくるし、二挺拳銃だったり三刀流だったり虎になったりと、遊ぶ側のイメージを利用できるのも良い。論理性を無視し、「遊び易さ」を重視したシステムも良い。
正直良いところを挙げればキリがない。プレイする者の、触れてきたモノが多ければ多い程、その良さを多く見出せると思う。


ソフトウェアリセットが無い。ゲームオーバーで終了する過程がスキップできない。
セーブポイントもボス前にある等多めなのだが、クイックセーブも欲しかった。
バディ同行時のコメントが、少ないし、レア過ぎるし、音声が欲しかった。
マニュアルが見辛い上に解りづらい。キーコンフィグが無い。
アイテムの入手確率のバラツキが発生しやすい。

若い者には、各章のタイトルの「意味」が、わからない。
とりあえず2周目に突入するつもりでも、潜るのが楽しくて、なかなか先に進めない。
止め時に困り、睡眠時間が削られ、翌日に差支えがある。
某キャラの水着が、悩ましすぎる。
某キャラのくれるオレンジスコーンが、涙の味がする。



過度に難解なワケでもなく、無軌道に自由なワケでもない。
灰汁の強いソフトではあるけども、ゲーム好きを自認する人には、是非物です。
投稿者: はなまるさん
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