・メインストーリーは、設定自体はベタな物ですが、感動的なものでした。
サブストーリーも、この手のゲームにありがちな、相手が違うだけで内容が一緒というものではなく、それぞれのお話に個性があって好感が持てました。

・少し物足りない作品でした。
メインシナリオは、シンプルながらも感動できましたし、サブシナリオも個性があってなかなか良かったです。が、音楽の出来が悪かったのと、ボリューム不足が影響して、このような評価になってしまいました。

・積極的にお奨めできる作品ではありませんが、そこまで酷い物でもないので、暇な人で感動系の読み物が好きな人には楽しめる作品だと思います。

ビジュアルは有名な原画家を起用しているということもあり、まあまあ高水準だと思います。
シナリオは感動系を狙ったもので、ベタで少し痛い設定もありますが素直に感動できます。いくつかのヒロインのストーリーは、先が読めそうで読めないストーリー展開だと思いますし、意表を突いている結末もあります。

非常に地味な作品であることが、これ以前に１件もレビューがないことからも伺われます。実際内容が地味ですし、ボリュームもないですが、安価なものが出回っているで、それなら次第点ではあると思います。
一番の重要キャラは言うまでもなく妹なのですが、この妹の扱いが許せるかどうかで評価が変わってくると思います。大丈夫な人は、ヒロインたちとの心温まる交流が楽しめると思いますし、さらに感動系がある程度好きな人にはオススメですかね。