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良 い 所 |
序盤のラストから始まる、先の読めないシナリオ。自分で予想していた展開を、常に良い意味で裏切られ続けました。シナリオの部分部分を切り取ってみると、何かの映画や小説で見たことがあるなあという感じでオリジナリティの高いものではないのですが、テーマと世界観によって絶妙にアレンジ・統合され、これまでに味わったことのない素晴らしいものとなっています。シリアスな部分のテキストは秀逸で、夢中で読みながら、いつのまにか涙を溢れさせている自分に気付く・・・ということが何度もありました。 音楽もとても良かった。ストーリー中、少々強引だったり演出不足と思われる部分に、音楽を添えることによりプレイヤーの感情を揺さぶって、上手くフォローしていたと思います。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
下で散々書かれているセクハラ、行動そのものよりも、セクハラを受けた後の女性キャラの反応を含めたシチュエーションの描き方に非常に嫌らしさを感じました。「スカートめくり→いや〜ん→主人公と女性キャラとのじゃれ合い」という、どこまでも男性に都合の良い解釈には、嫌で嫌で吐き気を催してしまいました。 そしてわざとらしく専門用語をふんだんに盛り込んだ、独り善がりのセンスのないギャグ。大学生の知識を持った小学生が書いているようで、読んでいて辛くて辛くてたまりませんでした。 以上の理由から、序盤の途中から、表示されたテキストがギャグやセクハラシーンなら読まずに飛ばすということをしていました。そうしなければ、とてもエンディングまで我慢できなかったと思います。 そして、私にとって最大の、致命的な欠点が、上記の理由から、主人公どころかこのシナリオを書いたライターの方に対して生理的な嫌悪感を感じてしまい、その嫌悪感をずっと引きずってしまったことです。 そのせいで感動的なシーンでふと我に却って、シナリオライターの手の中で踊らされているような感覚を受け、ゲーム自体から退いてしまう、ということがたまにありました。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
私自身が主人公たちと同じような問題を抱え、治療を受けていることから、このゲームに興味を持ちました。生きていることが辛い、人と触れ合うのが怖い、このゲームは、そんな私にとって、大切な「何か」を提示してくれたように思います。「悪いところ」では散々酷いことを書きましたが、このゲームをやっていて、思わず嗚咽するように泣いてしまう場面が数多くありました。 色々な不満はあれど、私にとっては初めて出会って良かった、ゲームという趣味を持っていて良かった、と思わせてくれるゲームでした。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: ささらさん[04/06/09掲載] |
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良 い 所 |
音楽:曲名を失念したが、エンディング曲のアカペラバージョン (と書けばプレイ済みの方には分かって頂けると思う)が素晴らしい。 それが流れるシーンと相まって、聞く度に涙が浮かぶ。 他の曲も、ある意味基本に忠実な使われ方をしており、好感が持てた。 熱中度:5点にしようかと迷ったほど。中盤に差し掛かった辺りから2日徹夜したくらい熱中。 序盤の牽引力にやや欠けるのでこの点数。 満足度:理由は「満足したから」そうとしか書きようが無い。 悔しいほどに満足させられた。 ゲームをクリアしてホッとする事は多々あったが、 「クリアしてしまった……勿体無い……」と思える程のゲームには中々めぐり合えない。 ストーリー:ストーリーに満足したから、満足度が満点な訳でして。 シナリオライターの頭の良さに、殆ど崇拝の念を覚える。 『アドベンチャーにありがちな、序盤の繰り返し読まされる文章』、 その繰り返しに意味があったと気付いた時の衝撃は、筆舌に尽くし難い。 終盤の主人公と各キャラクターとの意思疎通の決着も、涙無くしては見られなかった。 そして、賛否両論あるようだが、あのエンディング。 このゲームを収束させるのに、あれ以上のエンディングは提示できないと思う。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
グラフィックス:一部のギャルゲーの様に極端に悪くは無いが、 それでも若干デッサンの狂いが見られる気がした。 また、多くのギャルゲーにありがちだが、 男性キャラクターのグラフィックがおざなりなのが残念。 ラバとか、ちゃんと描いてよ。 難易度:と言うより、これはゲームとは言い難い。ゲームの体裁を為していない。 「CROSS†CHANNELという名の小説を読む」という意識でゲームに望むべき。 必然的に、小説を読むのが嫌いな人にはお勧めできない。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
正直言って、万人向けではないゲーム。 実際、友人に薦めたら「登場人物が電波過ぎる」との感想を頂戴した。 (「じゃあ、満足度やストーリーに満点をつけるな」とお叱りを受けそうだが、 そこは私の個人評価という事で、ご理解頂きたい次第) しかし、Web上で口コミで評判が広がった事実からも分かる通り、 プレイしてしまうと他人に勧めたくて仕方なくなってしまうタイプのゲーム。 しかも「どんなゲームなの?」と聞かれると 「ネタバレすると面白くないから……」としか言えない。嗚呼! もどかしいッ! という訳で、「プレイしてみて!」としか言えないゲーム。 だから皆さん、 プ レ イ し て み て ! P.S:「主人公が最低」等と言う評価が散見されたが、私的にどうも的外れな評価だと思える。 この主人公は(作中で霧に言われている通り)一種の『怪物』である。 怪物を人間の尺度で評価すべきではないと思う。 世界が偉人達の水準で生きられないのと同じく、怪物も人間の様には振舞えないのだから。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: 難波背弁さん[04/06/09掲載] |
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良 い 所 |
人にとって大切なテーマを書ききった、傑作と言わざるを得ない素晴らしいシナリオ。 決して派手では無いが場面にマッチした音楽。 オープニングとエンディングの演出も良く、深く印象に残る作品だと思います。 これほどの作品を、恋愛ゲーだからとか、ギャルゲーだからといった理由で、プレイしないのは勿体無いと思います。 このゲームは、本質的には恋愛ゲーでもギャルゲーでもありません。 確かに学園青春物ではありますが、一般に想像されるソレのイメージとは内容が大きく異なります。学園青春・恋愛といった要素は、演出上のフェイクと言っても過言ではありません。 とにかく、シナリオが秀逸です。 中盤から一気にシリアスになり、少しずつ盛り上がって行く展開で、予測不能な演出も多々ありますので、飽きずに読みきれると思います。 ミステリー小説とかが好きなタイプには、特にオススメです。 感動出来るかと言われると、人次第と思います。 終盤で泣きましたが、何と言うか、感動とは少し違う感覚です。 エンディング後の余韻は凄まじい物がありました。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
下ネタやライターの自己満足的なギャグが多いです。 よって、以下のような人には、この作品をオススメできません。 1) 多くの文章を読むのが嫌いな人 2) 下ネタやセクハラがどうしても許せない人 3) 自分に合わないギャグを許せない人 また、この作品はゲーム性が非常に低いので、「ゲーム」という物の捉え方によっては、駄作とも言えます。しかしながら、ゲーム性が高くないと満足できない人にも、これもひとつの形として、プレイしてもらいたいと思います。 私は PC版はやってませんが、PC版から移植の際、過激な表現が削られているそうです。 実際、ストーリーの展開上で Hシーン必須と思われる箇所や、もっと暴力的な描写をしたほうが良いと思われる箇所が、いくつかありました。 おそらく削られた部分だと思うのですが、この辺りに関しては、移植の際、もう少し上手く行かなかったのかな?といった感じです。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
この作品において、私のツボに入ったキャラクターは、女性キャラではありませんでした。主人公「太一」と、その友人「桜庭」です。 よって、これをギャルゲーとは呼べません(笑)。おそらく、女性キャラの全てを受け入れられなくても楽しめると思います……… ごめんなさい、嘘つきました。美希りんは可愛いかったです(笑)。 以下、本作を多くの人に体験してもらいたいため、詳細な感想を書きます。 かなり長文ですが、お時間がありましたら、参考にしてください。 この作品は、悪い点に挙げた例外を除けば、万人にオススメしたい作品です。 理由は、この作品において真に素晴らしい部分が「ストーリー」や「キャラクター」にあるのではなく、「テーマ」と「シナリオ」にあり、最後までやれば、ほぼ確定的に、作品の提示している大切なテーマについて考えさせられると思うためです。 この作品を語るために、あえてシナリオとストーリーを分けて表現します。 シナリオは、当然、ストーリーとキャラクターあってナンボですが、私が、ここで言っているストーリーとは、大筋の物語や設定という意味で、シナリオとは、展開や構成、演出や表現を含んだ意味です(同じ物語でも監督によって全然違うといったニュアンスです)。 正直、この作品を酷評しようとすれば、ストーリーやキャラクターの面においては、どうとでも批判が可能だと思います。 たとえば、一風変わった世界観で展開するストーリーは、万人受けするとは言い難いです。 また、主要登場人物は、それぞれ明確な特徴を持っていますが、全員が全員、変わった性格の持ち主(ストーリーの中盤以降で解ります)のため、読む人によっては、主要登場人物の誰にも感情移入ができないかもしれません。 しかし、シナリオという見方をした場合、多くの人に受け入れられる傑作だと思います。 本作は、話しの展開と構成、表現力が素晴らしく、テーマを正面から捉えて書ききっているため、読み終えた後に、深く印象に残るようになっています。 謎が解けたと思ったら謎が増えたり、読み手からは予測し難い急展開もあったりと、次の展開を最後まで期待させます。そして、終盤では一気に加速して話しが進んでいき、いくつかの謎が残ったままエンディングを迎えます。 急加速する前に飽きられたら終わりという欠点はあれど、この構成力は見事としか言えません。 謎が残ったエンドは、読み手に過去を振り返らせます。 例えば、序盤は、一般的なイメージの学園青春物語として、読み手そっちのけで話しが進んでいき、奇妙な明るさ、違和感が満載なのですが、エンディング後に振り返ってみると、これもテーマを語る上で必要な演出であった事が解ります。何気ない話題や行動にヒントがあった事に気付くと思います。 これに気付いたら罠に嵌ってます。 シナリオライターが意図していたのか解りませんが、「何気ない日常にも意味がある」という事は、大筋のテーマにも大きく関わってくる内容でもあるためです。 結果的に、テーマについてエンディング直後よりも深く考えさせられる事になります。 とにかく、一貫性のあるシナリオで、無意味な脱線はほとんどありません。 なんせ、主人公の下ネタやセクハラも理由あっての事ですから。内容はともかくとして… この作品が何ゆえ名作なのか? ネタバレ無し(展開面は良さを伝えるため、仕方無いです)で紹介したつもりです。 気になったら是非やってみてください。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: MTKYさん[04/06/01掲載] |
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良 い 所 |
他の評者の繰り返しになってしまうけど、やはりシナリオ。 序盤の最後であっと言わされ、そして中盤からじわじわと明らかになる世界観、登場人物たちの内面… 透明感のある音楽とグラフィックも良い。 男性キャラの声優がなにげに豪華。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
序盤が長すぎるかな? そして主人公が個性的すぎ。そこに意味がある設定とはいえ、あまりにもセクハラ大王すぎて、そこまでやりますか君は? と女性プレイヤーとしてはついていけなくなることしばしば。 饒舌なテキストも、好き嫌いが分かれるところだと思う。(自分はけっこう好き) 話があくまで主人公の主観視点で進むので、ラスト近くで主観視点がズレた?時に少し違和感を感じた。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
独特のテキスト(「友情は見返りを」て台詞とか超ナイス)、どう転がっていくのかまったく見えないシナリオが個人的には好印象。 これ以上は踏みこんだ感想を書くと、どう書いてもネタバレになりそうなのであと一言だけ… ラバ最高。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: ぽぽんたさん[04/06/01掲載] |
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良 い 所 |
まず、音楽とストーリーでしょう。(他の皆さんもそのようですが) 特にストーリーに関して単純に言うと 「壊れてしまった砂の城を少しづつ積みなおす」 となるのですが、まったく一筋縄では行かない所が凄いです。 また、話を進めれば進めるほど話の罠にはまっていくようで...。 (途中まで、この話って本当に完結するのか疑ってた。) | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
主人公の暴走、セクハラ爆発をどうとらえるか。とらえられない人には向かないゲームかも。 あと、テキストが結構多いので、じっくりテキストを読むのが嫌いな人にも向かないと思う。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
R11よりこちらの方がインフィニティーシリーズに近いと感じられることが結構ショック。 (”これがインフィニティーシリーズ最新作”だった方がかなり納得できてしまう。) この作品はE17と同じようにストーリーが完結した瞬間の満足はあると思うが、E17の ようなスッキリした高揚感ではなく、思わず腕組みして「ウーン」とうなってしまうかと。 (悪い意味ではなく、良い意味で) このソフトの発売日には他にも新作ADVが何本か発売されていたけど、これが当たりと思う。 (他にも2本程手を出したけど、他の2本は買わなきゃよかった(=自分としては大ハズレ)) | ||||||||||||||||||||
投稿者: ショウ999さん[04/05/22掲載] |
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良 い 所 |
ストーリーがとにかくいいです。ある意味、恋に青春の学園物そのままです。 主人公、ヒロインどのキャラも魅力あふれ物語をうまく盛り立てます。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
躁鬱の激しい展開と濃いギャグが合わない人にはキツイかも。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
シナリオの妙技というか、後半からの怒涛の展開はとにかく必見です。 主人公、ヒロイン達ともにとにかく必死に立ち回ります。 グチャドロに行き詰った人間関係と、それをシニカルにしか見れない主人公の悲哀。 その世界を白を基調にした清潔感ある背景と音楽がうまく演出しています。 2週目やると細かい複線がわかって色々楽しめるかも。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: 二千円札さん[04/05/16掲載] |
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良 い 所 |
1.プレイヤーに対する詳しい状況・舞台説明を序盤ではあえて描かず徐々にこの狂騒の世界を読者に提示する構成。 なにげない言葉・ギャグ・設定が後々重要になるのだが、それらの衝撃性を高めるのに、この手法が効いている。 2.主人公、黒須太一の存在感。 詳しくは書かけないが、彼の存在を上手く生かせたことがこの作品が成功した最大の理由だろう。 3.歪んだユーモア・文章。 文章の体をなしていない文章、下世話なギャグが作品世界の一部を形作っている。 4.BGMに徹したBGM 単体で聴くために作られたような音楽をそのままBGMにして、作品の邪魔になっている作品も多い中(そういう作品は正直好きになれない)、この作品はあくまで音楽を演出効果の一部として有効に利用している。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
・セリフ語りの場面において、テーマが物語から浮く場面が少しばかりある。 それまで、物語内に上手く消化していたものが、直接的でありがちな「説明言葉」になっ てしまっている。 ただ、大幅な減点対象にするほどのものではないし、分かり易くするためにはこういっ た部分も必要なのかもしれない。 ・とにかく人を選ぶ。上で「良いところ」として挙げた部分(特に2と3)を逆に「欠点」 として捉える人がいてもおかしくはない。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
プレイしていない人に対して、何かを語ることが非常に難しい作品です。 HPを見て自分に合うかどうか判断すると言っても、 その時点で面白さの何割かを失ってしまうし、 レビュアーの方々には申し訳ないのですが 正直に言うと「このページの意見を参考に」と言うことも 躊躇してしまいます(実際、「少しまずいかな」と思うものもあります)。 私の文章の中にも人によっては「マズイ」と思われる部分があるかもしれません(十分気をつけたつもりですが)。 一番の方法はDJ 79さんも書いているように体験版を実際にプレイすることです。 ただし、PC版なので18歳未満の方がプレイできないのが難点なのですが・・・。 ネタバレとまでは言えませんが、作品の性格上、以下はクリアするまで読まないようにしてください。 **************************** この作品は田中ロミオ版「内なる殺人者」とも言えます。 テーマの扱い方・主人公の設定・文章の形を崩す手法など、さまざまな共通点があります。 太一をこの作品のルー・フォードと比較すると面白いですね。 (ただし、この作品が模倣ということはなく、トンプスン作品にはない巧緻なプロットを導入し、作品世界も改変することで作者独自の作品となっています。) 特に終盤に見られるある描写の壊れたドライブ感は両者に共通するものです。 両作品ともに、この部分は物語の上では破綻を含んでいながら、最も印象的なシーンでした。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: ハジメさん[04/05/16掲載] |
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良 い 所 |
シナリオが重いけど深くて、夏夢夜話にもあった「このまま全てを失っても本望だ」的な儚くて美しいシーンがあり、ギャグのキレ具合も良好という、笑いあり感動ありな作品です。 プレイを進める度に、次々に新しい事実が明らかになり、先の展開がとても気になり、何度か徹夜してしまいました。 ピアノメインの音楽も綺麗でいい感じです。特定の場面によく合っていましたし、作曲者の人にゲームをプレイしてもらって、曲作ってもらったのでしょうか。 ギャグっぽいシーンなどで、たまに絵もコミカルに描かれてたりしてて、何度か笑わせて貰いました。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
主人公君の、周りへのセクハラが、ちょっとやり過ぎかな、と。コミュニケーションだと彼は言いますが、そういうのに嫌悪感を抱く人には無理にこのゲームを勧められません。それと、過去の話などで、ぼかしてはありますが血みどろなシーンが出てきたりするので、そういうシーンなどを見たくない人にも、無理にお勧めできないかと。 それから、良かった部分で、笑いありと書きましたが、若い人置いてきぼりな古いネタだったり、ブラックジョークや下ネタが多かったりします。Ever17の電波なんかと同じで、好きな人には堪らないものだったりするのですが、合わない人は引いてしまうだけかもしれません。 このゲームに興味があるけど、セクハラや下ネタが気になる方は…Windows版の体験版があるのですが……Windows版は18禁ゲームなので、下ネタもセクハラもリミッターカットで全開な上に、ちょっとサイズが大きい(179メガバイト)ですが、それでも宜しければ、プレイしてみて合うかどうか試されたほうが良いかもしれません(http://www.flyingshine.com/product/crosschannel/dl.htmlの一番下にあります)。 今までのKIDゲームより、ちょっとシステムが悪くなっているのが残念です。メッセージ既読率や選択肢達成率が判りませんし、絵が見られて音楽が聞けるおまけモードも完全にクリアしないと出てきませんし、電源消すとクイックセーブの内容が消えてしまいますし(これは仕様と言われればそれまでなんですけど、今までのKIDゲームでは、システムデータを保存すると、クイックセーブもメモリーカードに記録されていましたので)。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
終わった後に、いろいろ考えさせてくれます。 セカンドプレイしながら、「人は(自分は)なぜ、他者と関わっていたいのか」とか、「人は(自分は)どうして、他者にやさしくしようとするのか」とか考えてみると面白いかも。では、また来週。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: DJ 79さん[04/05/12掲載] |
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良 い 所 |
まず、この作品のテーマであるところの「人間」まぁいろいろ言い方はありますが、僕はそう解釈しています。それと音楽、設定、全てがうまく絡み合っています。逸品なのは間違いありません。 主人公の葛藤が非常に現実離れしている。ありえない。と、感じるかもしれませんが。人間って、こんなんだと思います。痛いくらい痛感しました。 基本的に僕は「シナリオがよく、しっかりとした文章」であればもう言う事はない人なのでもう大満足。まあ、後者は少々問題ありましたが(笑) ただ、 「小説とかよめねーよ」 「読んだけどわけわからんからおもろない」 ↑ こんな方にはお勧めしたくない。 物語の全容も知らないうちに烙印をおすような方にはお勧めしたくないです。いいものをなんの根拠もなしに悪いと言われるのは正直不愉快なので(汗) あ、あと音楽、最高です。ぼろぼろに泣かされました。 恥 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
ギャグがねじれすぎ。個人的には嫌いじゃないが…… 序盤、演出なんだろうが、あれでは確かに短気な人には見捨てられてしまう。もっとやり方を考えるべきかなと思った。 たまに描写不足。そして進行が強引過ぎるのも玉に傷。 エピローグっぽいところらへんのねたが、僕が以前つかったねただった(だからどうした) | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
いろいろといいたいことはありますが、一言で言うならぜひプレイしてください。 最後の二時間ぐらい泣きっぱなしでした。 しかも今までに流した事のない種類の涙(笑) 17同様僕の中で殿堂入りしてます。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: 真昼さん[04/05/12掲載] |
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良 い 所 |
シナリオ最高!! シナリオだけという人が多いかもしれないけど、音楽も最高! 何よりこの作品を引き立てる最高の演出のひとつがこの音楽だと思います。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
メーカーさんのゲーム紹介のホームページで、序盤の大事な部分のネタバレが・・・。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
しっかりしたテーマがあり、それをただ伝えるだけではなく、面白い物語として成立させている点がすごいと思います。純文学とか読む人に勧めたい。 クリアした後で、何とも言えない清涼感とずっと心に残る余韻を感じることができる数少ない作品だと思います。 後、主人公についていろいろ言われていますが、私にとっては最高にかっこいい主人公です。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: じーざすさん[04/05/07掲載] |
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良 い 所 |
他の方も書かれていますが、田中ロミオ氏のシナリオがとにかく凄いです。また松竜氏のイラストも非常にこのゲームに合っており、なんとなく涼しげな雰囲気で楽しめました。 また、中盤以降はずるずると引きずりこまれるようであり、各々の人物の葛藤と狂気が明かされていく流れは圧巻です。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
太一くんの毒がかなり薄まってます。結果、無意味なギャグの連発に感じるところもあり、そのせいで多少序盤がだらける印象があります。 従来のキッドシステムではなく、なぜか新しいものを用いている。あの至れり尽くせりのシステムメニューでプレイしやすさがかなり変わるのに。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
最初に、このゲームはテキストを見ながらゆっくりと内容を読みこなすプレイでなければ、このゲームの良さは伝わらないと感じました。じっくりと腰をすえて楽しむべきです。 個人的には人とのつながりを描いた傑作『怪作?』だと思います。ここでは群青という世界でものを語っていますが、結局のところ異常と正常の違いは本人にその自覚があるかどうかでしかなく、誰しもこのゲームの登場人物のような異常は抱えうるものではないかと感じました。もしプレイしたことがない人ならぜひプレイしてみて、このゲームで言うところの『群青色』を感じ取ってほしいです。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: 隆一さん[04/05/07掲載] |
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良 い 所 |
最初は普通の学園ゲーかと思ったんですが、やってみて驚かされました。 次々と謎が明らかになっていく構成力は素晴らしいと思います。 キャラとの会話が面白いです。特に主人公がキレています。 音楽とグラフィックの調和がとれていて、すっきりした物に仕上がっています。 ここまで完成度の高いゲームはないでしょう。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
基本的に鬱ゲーです。 ギャグからいきなりシリアスに切り替わるので展開についていけないかもしれません。 実のところ、キャラ全員みんな病的です。ギャグでうまく緩和されていますが、それに嫌悪感を感じる人は止めた方が良いです。 移植に伴い削られている部分があるので違和感を覚えるかもしれません。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
クライマックスが感動的でした。 おそらく、あのストーリーにはあのエンド以外在り得なかったでしょう。 風刺的なゲームですので、キノの旅などを好んで読まれる方は気に入ると思います。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: tetsuさん[04/05/07掲載] |
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良 い 所 |
さりげなく空虚な世界が良いですね。 寓話チックです。 それでいてキャラクターも機械的でなく活き活きしています。 ギャグはノリで誤魔化されますがシニカルです。 主人公の倒錯的な傾向でカタルシスを狙いすぎですが、それもまあ、魅力と言えるのかもしれません。 ヘルシングでアーカードが好きな人はこの主人公を気に入るかと。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
パッケージに騙されました。 暇なときにちょろちょろ遊べるほんのりとした学園ラブストーリーを期待して衝動買いしたのですが裏切られました。 微妙な表現が散見されました。 PCからのコンシューマ化による弊害らしいので仕方ないかもしれません。 ギャグの内容が際どいです。 私的には許容範囲なのですが、友人に勧めたら「セクハラしすぎの主人公がアウト」と言って一日で返されました。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
このゲームは引きこもりによる引きこもりのためのアンチテーゼだと思います。 過剰なまでにデフォルメされた主人公と突飛な設定が皮肉でした。 infinityシリーズとはまた違いますね。 ストーリーとしての技巧とテーマに対しての技巧がうまく絡まっています。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: hiroさん[04/05/07掲載] |
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良 い 所 |
オープニングデモ直前の「生きてる人いますか?」っていうキャッチフレーズはすごく印象的でしたね。 どんなストーリーなんだろう想像を掻き立てられました。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
淡い色のグラフィックと、全体的に静かな曲が多いせいで、プレイしていると無性に眠たくなりますね。 同じようなシーンを繰り返し何度も見せられるのも減点。 加えて全体の7割くらいが男女の不毛な会話に終始しているので、かなり退屈でした。 はっきりいってやる人を選びます。 シナリオライターの自己満足的なギャグの嵐にもついていけません。 同日に発売されたリメンバー11と比べると、グラフィック、サウンド、システムなどの全体的なポテンシャルで大きく水をあけられています。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
ほぼ期待はずれです。 終盤のシナリオはどうあれ、序盤はプレイヤーを突き放してシナリオが進行するので、着いていけない人はその時点で投げ出す可能性大。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: XYZさん[04/05/07掲載] |
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良 い 所 |
非常に刺激的なストーリー。中盤以降の展開はかなりのめり込んでしまいました。 主人公もギャルゲーに多い無個性な人物ではなく、物語中で最も存在感がある 人物になっています。このゲーム自体が主人公の人生である、 といっても過言ではないかも。 透き通った音楽も世界観に良くあっています。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
この手のタイプの宿命とは言え、似たようなテクストを読まされる。 タダでさえ内容がヤバイゲームなので、コンシューマー化による規制が多い。 (規制を逆手に取った、PC版経験者がクスッとなるシーンもあるのですが) 非常に重いストーリー&主人公がとんでもないので、耐えられる人のみどうぞ。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
一見ほのぼの学園アドベンチャーに見えて実は…というタイプ。 最初はプレイヤー放置状態で淡々と物語が進行し、 プレイヤー側は終始「?」が消えないと思いますが、 導入部の最後の一言で、世界観が一気に変わる展開には少なからず 驚かされると思います。 その後も次から次へと新しい展開が待っているのでのめり込んでしまいます。 ED後の余韻も素晴らしい。 ever17などが好きで、刺激を求めている方にオススメです。 ちなみに限定版付属のドラマCDは、本編ではイマイチ交流の薄かったヒロイン達 (特に美希×曜子×冬子)の掛け合いがたくさんありますので、 PC版経験者にもオススメかも。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: yamadaさん[04/04/27掲載] |
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良 い 所 |
まずはじめに、パッケージ買いをした人は痛い目見ます。 学園での青春ストーリー、そんなものは存在しません。 ですがそれがこのゲームの最大の魅力でしょう。 大胆かつ繊細なストーリー、話が進むうちに剥がされていく世界のナゾ、登場人物たちの狂気、読めば読むほどぐいぐいと引き込まれました。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
所々のギャグや表現にパワー不足な感がありました。 コンシューマ版に移植となると仕方がないんですが。大きな魅力のひとつであったので残念です。 あと、親友役の某有名声優さんが変更されたのも残念でした。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
逸脱した作品。ゲームにおいてシナリオがどれほど重要な存在であるかお思い知らせれた。 ライターさんの才能もさることながら、あっさりと清涼感のあるキャラクターデザインもグッド。。 やって損はないと思います、中身のないRPGや格ゲーをやるぐらいなら これをやるほうがよっぽど心に残るものがあります。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: 角既知さん[04/04/26掲載] |
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良 い 所 |
・テーマははっきりいってありきたりであるのだが、その題材の調理が非常にお見事。痛切に心に訴えかけるものがある。 ・PS2版に追加されたEDムービーがいい感じ。 ・テキストが非常にいい感じ。 ・ギャグはおおむね好みだった。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
・始めの七香のギャグがちょっとひつこすぎ。 ・尚、ギャグ自体受け入れられない人もいるだろうと思う。 ・PC版からの移植によるHシーンの削除による弊害でシナリオが一部微妙になっている。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
こういってはなんだが、PC版を遊んだ人のファンディスク的な内容かもしれない。 PC版からやっていない人しか分からないギャグもあるし。 ただ、シリアス的な部分は誰しもがふと考える題材であると思うのでぜひやって欲しい。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: Foolisさん[04/04/26掲載] |
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良 い 所 |
ストーリー。ギャルゲーだと思ってバカにしてたら、すごく面白かった。 続きが気になって結局、一日でクリアしてしまった。 キャラクター同士のやりとりも、コミカルで面白かった。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
ギャグとか雰囲気で隠してるけど、主人公は人間としてマジ最低。 同じ文章を繰り返して読んでる気がした。これはマイナス。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
友人に薦められて、最初は全然のり気じゃなかったけど、やってみたらすっかりのめり込んでしまった。 一日遊んでないけど、あの一時の熱中度はすごかった。 よーく考えると、最後の展開はしょーがない当然の報いなのかなっても思う。 あと、ギャルゲーバカにしてました、ごめんなさい。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: luzさん[04/04/23掲載] |
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良 い 所 |
独特の世界観の中繰り広げられる、心病んだ少年少女たちの、何とも病的なストーリー。 正直ゲームとしては地味。他の大作ギャルゲーにあるような、壮大な仕掛けだとか、 強烈な泣かせだとか、派手な演出効果だとかいったような一般受けする要素はあまりない。 しかし、クリア後に何とも言えない余韻に浸れる作品でした。 シナリオもさることながらテキストが良い。 特にスタッフロール直前、主人公が語りかける台詞にが非常に印象的でした。 BGMは地味でおとなし目。しかしこのゲームの雰囲気には合っているかと…。 エンディングテーマはシナリオライターの方が作詞しただけあってこの作品の世界観にピッタリ。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
主人公は文字通り性格破綻者。行動・言動も突飛。前半はこの主人公の繰り出す濃い目の ギャグシーンのオンパレード。過剰なセクハラや下ネタ、度を越したヒロインへの悪ふざけ、 支離滅裂な会話やモノローグ、ギャルゲーであることを逆手に取った楽屋おちネタ…。 また、ギャグシーンもそうだが、主人公が逝ってしまっている状態でのテキストが非常に難解。 主人公(というよりシナリオライター)の思考についていけませんでした…。 正直、このノリについていけない人は前半でアウトでしょう。 (主人公のぶっ飛んだ行動については、実はキャラクター設定上不可欠となっているので一概に 否定はできないが、ちょっと暴走し過ぎの感は否めない。) ゲームとしてはかなり地味。シナリオだけが売りといった感じ。 PCからの移植作だが追加要素はあまりない。機能的にも必要最低限のもののみ。 グラフィック的にも平均レベル。 私のように「シナリオさえ良ければそれで満足」といった類の人向け。 PCからの移植作ということで仕方のない面もあるが、システム的にはKIDオリジナル作品に比べると 見劣りすると言わざるを得ない。(尤も、プレイするにあたってそれ程不自由ではなかったが…) | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
一般には全く無名だが、実はかなり注目していた作品。シナリオライターは田中ロミオという人だが、 別の名前で非常に評価の高い作品をいくつか出していることもあって、かなり期待しておりました。 正直前半のギャグ部分にはうんざり(ちょっと羽目を外し過ぎたか?)でしたが、後半のシリアス展開に なって評価が一転。毎作そうですが、このライターのシナリオには何か訴えかけるものがあり、 心に残るテキストがあります。今後もこの方の作品には注目です。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: yanさん[04/04/23掲載] |
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良 い 所 |
なんといってもストーリーが凄いです。 重めのストーリーなのですが、随所にセンスの光るギャグがありそれも楽しいです。 とても感動しましたし、プレイ後にはいろいろ考えさせられるものもあります。 プレイ中の音楽も秀逸で心に残るものが多くあります。 CGも綺麗ですし。AVG好きのひとはもちろん、やったことのない人にもぜひおすすめです。 | ||||||||||||||||||||
悪 い 所 |
主人公がとある事情で少々個性的な性格をしてまして、それに嫌悪感を感じる人もいると思います。 また、確かにストーリーは素晴らしいのですが、ENDがよく分からない形で終わっています。 人によっていろいろな解釈ができるのですが、そういったのが嫌いな人は微妙だと思います。 | ||||||||||||||||||||
感 想 な ど |
とにかくおすすめです!!少しでも気になってる方はプレイした方が良いと思います。 また、このゲームをする上で絶対にネタばれは厳禁です。 ネタを聞くだけでも面白いのですが、プレイ中の感動が薄れまくります。 | ||||||||||||||||||||
投稿者: 春バルさん[04/04/23掲載] |