PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

非常に面白いシステムで、最後まで飽きずにプレイできた。

用意された一本のルートを攻略するのではなく、ステージごとに複数のルートが用意されており、プレイヤーはその中のどれを選んでもかまわないし、もしくは自分で見つけ出してもかまわないという自由度の高さ。
RPGですよ？
生かすも殺すも決められるし、非致死解決の難しさと、暴力で解決する簡単さのバランスがいい。

また、RPG要素として、魔法のような超能力を取り入れたのもいい。
まず、別に現実世界ではないのでリアルを求めるゲームでないため、こういったいかにもRPG要素です！見たいのは斬新で面白かった。
銃を持った兵士たち相手に、魔法で対処するなどといった、真新しい部分もある。
イメージで言えば、映画の「魔法使いの弟子」的な感じであった。
どこか魔法が違和感を感じる世界なのに、その違和感を含みながらも魔法などがうまく世界観と融合する、いい作品だった。


グラフィックは特徴として大して挙げられないが、
しいて言えば、汚いのを汚らしいと思わせるのがうまいと思った。
つまり、汚いものを見れば嫌悪感を抱かせるグラフィック。
早い話が、平均点のグラフィックであるが、最近のグラフィックは高水準すぎて、こういった感じのほうがゲームらしくていい。


音楽は、ストーリーや場面場面での素晴らしいエッセンスとして効いていて、非常によかった。
特に気づかれそうな瞬間が大好きだった。
あのドキドキは、久しくゲームで感じれなかったものだった。


熱中度は大して感じられなかったので、BADにて詳しく。


満足度は、大満足。
プレイしたルート、そしてそのエンディングにもよるであろうが、私は大いに満足した。
一本の映画を見終わったときのそれに近い満足感がちょうどよかった。
ステージごとに達成感を感じ、次も……また次も！このような感じでステージのクリアごとに素晴らしい満足感があり、大満足でした。

BAD/REQUEST

はい、コレは熱中度と難易度による部分が多いです。

まずは熱中度。

やりこみ要素がないわけではない。
クリア特典や、二週目のようなものはなく、事実上クリアしたらもう一度やり直すしかない。
厳密に言えば、「Aというステージ」に再チャレンジする際に、どのデータがロードされるかと言えば、「初めてAというステージにアクセスしたデータ」が読み込まれるわけである。
つまり、流行の「強くてニューゲーム」がない。
せっかく覚えた魔法も、また取り直し……
いや、苦ではない……が、コレが痛い。
非致死プレイ・皆殺しプレイ・そのほか色々あるとは思うが、何週も何週もするのは正直骨が折れる。
私が、非致死から入ったのが間違いだったのだと思う。

もし何週もするつもりならば、まず皆殺しプレイで世界観を把握し、その次に１週目で培った知識と経験で誰にも気づかれることなく、非致死プレイなどの完全仕事人プレイをやれば、きっと熱中度は違うものになると思う。

難易度もコレに依存する。
パワープレイで通用する場面が多く、正直、負けようがない。
主人公が強いのだが、あまりにも強すぎてパワープレイでは簡単すぎて……
かといって、その強い力を封印し、誰もあやめず、誰にも気づかれずにやろうとすれば跳ね上がる難易度……ちょっとバランスが悪かった。
なので、簡単すぎることに重きを置いて減点対象。
もうちょっと、敵に歯ごたえがあれば違ったはず。


そして、フリーズの多さ。

うん、PS3の寿命がきっとかなり縮んだ。
何十回というフリーズ。
しかし、なぜかこのベゼスダと言う会社のゲームはフリーズしても「あぁ、また？」ですんでしまい、すぐにやり直す気力が出てくる謎仕様。
しかし、仕事人プレイでフリーズしたときの悲しさよ……

COMMENT

総じて、非常に素晴らしいゲームでした。
１人称視点で遊ぶ、アクションRPG。
かくれんぼすら恐怖でした。

メタルギアシリーズが好きな人で、ああいったゲームをFPS感覚でやるとどうなるか、気になる方はぜひ試してみるといい。

買って損はない。
むしろ、買わないと損だ。
新感覚のゲームが、ここにあります。