□基本的に主人公+Wヒロインを軸に織りなすストーリーによって世界が展開されていく感じで一見よくありそうなAVGなのですがその脇を固めるキャラクターまで質量共に圧倒する掘り下げぶりが用意されてる点はとにかく凄いの一言でした、またキャラ間との掛け合いの凝り方も秀逸でより世界観の構築に一役買っている事もありプレイヤー側で考えさせられる含みをあえて残したような手法を取ってるフシがある事もなかなか面白い試みだなと思いました、この手のジャンルでシナリオや設定が作品に占めるウエイトは大きいと思うのですがドッシリと骨太な作りになっているので最後まで世界観に入り込む事が出来ました、大雑把な書き方ですが以上の点を主な理由としてオリジナリティと熱中度の採点材料としてそれぞれ数字として出してみました。 □楽曲自体のクオリティもさることながらカットへの歌やBGMの入り方の演出技法の秀逸さに加えて声優陣(特にWヒロイン)の熱演もまた素晴らしかったです、音楽もゲーム進行上においてあらゆる面で多大な影響力があるので出来はかなり重要になる部分ではありますが回想シーンによるエコーの使い方などいろんな技巧を駆使して演出した点も含めて文句なしの5評価にしました。 □システム面についても必要最小限でスッキリとまとめられており基本読む作業が中心になっている作品によくマッチしているかなと思います、フォントも大きめで見やすいですし気になる部分やもう一工夫あればと思うところもありますが概ね良かったかなと見ています。
■モーションポートレートを使って大きなキャラを使って動かしているので処理能力上において致し方無い部分も考慮しなければいけないのでしょうがスキップが遅いかなと感じました、プラチナ及び各攻略キャラのコンプリートを目指す際に周回が必須になってくるので台詞を飛ばして早く進めたいという場合にはマイナス点になるかなと思いました。 ■基本読み進めて行くオーソドックスなAVGなのでコントローラーを持たずプレイする事も多く出てくる状況も想定されますが置いたところに一番近いボタンのL2R2にオートセーブを割り振っているので反応が良すぎるL2R2に引っ掛かってオートセーブ画面が出てきてしまうのは個人的には残念な点でした、簡素化されたコンフィグ及びシステム関連に関しては良いと思うのですがここだけでも個人的にカスタムでいじりたかったなと感じました。 ■作画が不自然というか安定性に欠けるところがある面もありますしモーションポートレートの出来が良いキャラとイマイチなキャラの差が結構あるのがいささか残念でした、動きが小さすぎて分かりにくかったりとそういう面もありましたのでグラフィック評価に反映しました。
とにかくあまりに壮大かつ壮絶で内容もありすぎて書きたい事はそれこそ山ほどあるのですが作品の性質上を考えるとあまり具体的に書いてしまうと長くなりすぎて到底書ききれませんしどうしてもネタバレが絡む所まで突っ込んでしまいますので当レビューではゲーム性の感想に極力絞るような形で記載させていただきますが個人的には今まで遊んだこの手のジャンルの中でも三指に間違いなく入るであろうというくらい素晴らしいクオリティと思いましたし総合採点でつけた採点以上の感覚とインパクトを心身に残してくれた作品であると確信しております。 ですが恋愛というただでさえデリケートな題材を取り扱っているとこに恋愛による副産物である苦痛な面や葛藤を心理描写等にいろんな方面から絡めて心へガンガン締めつけ斬りつけてくるスタイルを採用しているのでプレイヤー的に精神面の耐性と性能がまず要求される事が予想されますので非常に高い採点をしておきながら矛盾する所もあるのかもしれませんが筆者的に万人にお薦め出来る作品かというと懐疑的に感じて心境的には正直なところかなり複雑です(苦笑)。 最後に一言、この作品に出会えた事は筆者にとって大変幸運でした。
GOOD!
□基本的に主人公+Wヒロインを軸に織りなすストーリーによって世界が展開されていく感じで一見よくありそうなAVGなのですがその脇を固めるキャラクターまで質量共に圧倒する掘り下げぶりが用意されてる点はとにかく凄いの一言でした、またキャラ間との掛け合いの凝り方も秀逸でより世界観の構築に一役買っている事もありプレイヤー側で考えさせられる含みをあえて残したような手法を取ってるフシがある事もなかなか面白い試みだなと思いました、この手のジャンルでシナリオや設定が作品に占めるウエイトは大きいと思うのですがドッシリと骨太な作りになっているので最後まで世界観に入り込む事が出来ました、大雑把な書き方ですが以上の点を主な理由としてオリジナリティと熱中度の採点材料としてそれぞれ数字として出してみました。
□楽曲自体のクオリティもさることながらカットへの歌やBGMの入り方の演出技法の秀逸さに加えて声優陣(特にWヒロイン)の熱演もまた素晴らしかったです、音楽もゲーム進行上においてあらゆる面で多大な影響力があるので出来はかなり重要になる部分ではありますが回想シーンによるエコーの使い方などいろんな技巧を駆使して演出した点も含めて文句なしの5評価にしました。
□システム面についても必要最小限でスッキリとまとめられており基本読む作業が中心になっている作品によくマッチしているかなと思います、フォントも大きめで見やすいですし気になる部分やもう一工夫あればと思うところもありますが概ね良かったかなと見ています。
BAD/REQUEST
■モーションポートレートを使って大きなキャラを使って動かしているので処理能力上において致し方無い部分も考慮しなければいけないのでしょうがスキップが遅いかなと感じました、プラチナ及び各攻略キャラのコンプリートを目指す際に周回が必須になってくるので台詞を飛ばして早く進めたいという場合にはマイナス点になるかなと思いました。
■基本読み進めて行くオーソドックスなAVGなのでコントローラーを持たずプレイする事も多く出てくる状況も想定されますが置いたところに一番近いボタンのL2R2にオートセーブを割り振っているので反応が良すぎるL2R2に引っ掛かってオートセーブ画面が出てきてしまうのは個人的には残念な点でした、簡素化されたコンフィグ及びシステム関連に関しては良いと思うのですがここだけでも個人的にカスタムでいじりたかったなと感じました。
■作画が不自然というか安定性に欠けるところがある面もありますしモーションポートレートの出来が良いキャラとイマイチなキャラの差が結構あるのがいささか残念でした、動きが小さすぎて分かりにくかったりとそういう面もありましたのでグラフィック評価に反映しました。
COMMENT
とにかくあまりに壮大かつ壮絶で内容もありすぎて書きたい事はそれこそ山ほどあるのですが作品の性質上を考えるとあまり具体的に書いてしまうと長くなりすぎて到底書ききれませんしどうしてもネタバレが絡む所まで突っ込んでしまいますので当レビューではゲーム性の感想に極力絞るような形で記載させていただきますが個人的には今まで遊んだこの手のジャンルの中でも三指に間違いなく入るであろうというくらい素晴らしいクオリティと思いましたし総合採点でつけた採点以上の感覚とインパクトを心身に残してくれた作品であると確信しております。
ですが恋愛というただでさえデリケートな題材を取り扱っているとこに恋愛による副産物である苦痛な面や葛藤を心理描写等にいろんな方面から絡めて心へガンガン締めつけ斬りつけてくるスタイルを採用しているのでプレイヤー的に精神面の耐性と性能がまず要求される事が予想されますので非常に高い採点をしておきながら矛盾する所もあるのかもしれませんが筆者的に万人にお薦め出来る作品かというと懐疑的に感じて心境的には正直なところかなり複雑です(苦笑)。
最後に一言、この作品に出会えた事は筆者にとって大変幸運でした。