「DUNAMIS15」(以下前作)の流れをくむ“サスペンス・フィクションアドベンチャー第2弾”を発売してくれたこと…。 真っ先に浮かぶ良い点がこれ、という事実には悲しいものがありますが。 公式の事前のネタバレもマシになり(前作が酷すぎただけですが)、サイトを眺める程度ならあまり問題はなくなりました(もちろん、事前情報がなければないほど楽しめると思いますが) ただしパッケージ裏だけはできれば見ない方が良いと思います。 本来ならありえるはずの可能性の一つが完全に否定されていますので。 序盤の緊張感と数々の疑惑、そしてあるキャラクターの存在(微妙に違う点も含めて)など、引き込まれる要素は十分にあり、あれこれ想像しながらの初プレイ時はかなり熱中しました。 瞬間的な熱中度なら4くらいになりそうですが、残念ながら長続きはしなかったので3です。 あと、細かい点ですが立ち絵に目パチアニメーションがついたこと…って、こんな点を挙げる時点でもはや…。
こちらは項目別に述べていきます。 ●オリジナリティー(1pt) ありません。 限りなく0ptに近い1ptです。 文章を読み進めて、ときどき出てくる二択を選ぶ、もはや使い古されたスタイル。 その二択もあまり意味がなかったり(勝手に逆の行動をしたりする…)、即ゲームオーバーだったり…。 特徴だったTIPSもなし(作るほど項目がないという事実が更なる涙を誘う…) ●グラフィックス(2pt) 枚数が少ないことをごまかすためか、頻繁に流したり拡大したりといった演出が入りますが、あまり効果的に働いているとは思えず(特に斜めの流しはガクガクして気になって会話が耳に入ってこない)、却ってごまかしの印象が増すことに。 さらにどの背景にも一人として人物が描かれておらず、誰もいない町なのかと錯覚するほどに寂しい。 ●サウンド(3pt) 前作が良すぎた分、期待値が上がりすぎてしまったという理由もありますが、今回はあまり耳に残る曲はありませんでした。 決して悪くはないと思いますが、さほど良いと思える曲もなく…。 タイトルBGMがドビュッシーの「月の光」。 なぜかはクリア後に曲解説を読めば納得はできるかと思います。 しかし、私は「作品の顔にこの曲を使ってまでやるべきことか?」という点で納得はできても理解はできそうにありません…。 ●満足感(2pt) ストーリー自体は好きです(警察から逃げたら余計ダメだろうとは思いましたが) ただ、いかんせん短い。 じっくり読み進めても前作の半分にもなりませんでした。 行動や改心(?)が理不尽かつ唐突なキャラクターも見受けられ、普段の文章のくどさの割にこういった点は逆に描写不足。 魅力的なキャラクターは多いので、もっと深く丁寧に掘り下げてほしかった(この辺り、PSPかVitaで「追加シナリオ」とかやりそうな気もしますが) ●快適さ(2pt) 前作にはあった「章間や選択肢でのオートセーブ」がありません。 うっかりセーブせずにバッドエンド直行の選択肢を選んでしまった日には…。 第2弾なのに不便になっていてはダメでしょうに。 ●難易度(0pt) 何せ二択の選択肢を選ぶだけなので…。 「過去の選択肢にさかのぼって~」ということもありません。 そしていくつかのエンディングはひどく投げやりなうえに、容疑者として追われているという重要な点すら完全に無視されるという…。 …というか、そもそも警察が無能すぎだし、市民からの通報という点もないがしろにしすぎ…(あんな特徴的な二人、普通だったら10分で通報されます)
前作での反省点をふまえ、事前情報は完全に断って、パッケージも説明書も見ずにクリアしました。 前述の通り、ストーリーは好きです。 残念なところはそれ以上に多くありましたが。 本編の90%以上がジョーとシーナの話になるので、この二人が気に入らないともはや苦痛でしかないと思います。 それと、ジョーの「ぼやき」(声つき)の数が半端ないので、優柔不断さがイライラする方も注意。 記憶喪失だと分かっていてもついイライラと…(笑) 魅力的なサブキャラクターは多いのですが、ほとんど活かされていないのがとにかく残念。 唯一、ヤスの個性だけは面白いと思いました。 また、“第2弾”ということで「DUNAMIS15」のキャラクターたちとの絡みや新たな展開を期待する方も多いと思いますが…。 そもそもこれはどういう位置付けなのか? からして不明です。 (孤軍奮闘する東吾とか見たかったなぁ…) まだまだ言い足りない部分はありますが(許されるのならばこの倍くらい書ける自信があります(笑))、最後に「オマケでついていたラジオCDの方が本編より楽しかった…」という笑えないオチをもって締めたいと思います。
GOOD!
「DUNAMIS15」(以下前作)の流れをくむ“サスペンス・フィクションアドベンチャー第2弾”を発売してくれたこと…。
真っ先に浮かぶ良い点がこれ、という事実には悲しいものがありますが。
公式の事前のネタバレもマシになり(前作が酷すぎただけですが)、サイトを眺める程度ならあまり問題はなくなりました(もちろん、事前情報がなければないほど楽しめると思いますが)
ただしパッケージ裏だけはできれば見ない方が良いと思います。
本来ならありえるはずの可能性の一つが完全に否定されていますので。
序盤の緊張感と数々の疑惑、そしてあるキャラクターの存在(微妙に違う点も含めて)など、引き込まれる要素は十分にあり、あれこれ想像しながらの初プレイ時はかなり熱中しました。
瞬間的な熱中度なら4くらいになりそうですが、残念ながら長続きはしなかったので3です。
あと、細かい点ですが立ち絵に目パチアニメーションがついたこと…って、こんな点を挙げる時点でもはや…。
BAD/REQUEST
こちらは項目別に述べていきます。
●オリジナリティー(1pt)
ありません。 限りなく0ptに近い1ptです。
文章を読み進めて、ときどき出てくる二択を選ぶ、もはや使い古されたスタイル。
その二択もあまり意味がなかったり(勝手に逆の行動をしたりする…)、即ゲームオーバーだったり…。
特徴だったTIPSもなし(作るほど項目がないという事実が更なる涙を誘う…)
●グラフィックス(2pt)
枚数が少ないことをごまかすためか、頻繁に流したり拡大したりといった演出が入りますが、あまり効果的に働いているとは思えず(特に斜めの流しはガクガクして気になって会話が耳に入ってこない)、却ってごまかしの印象が増すことに。
さらにどの背景にも一人として人物が描かれておらず、誰もいない町なのかと錯覚するほどに寂しい。
●サウンド(3pt)
前作が良すぎた分、期待値が上がりすぎてしまったという理由もありますが、今回はあまり耳に残る曲はありませんでした。
決して悪くはないと思いますが、さほど良いと思える曲もなく…。
タイトルBGMがドビュッシーの「月の光」。
なぜかはクリア後に曲解説を読めば納得はできるかと思います。
しかし、私は「作品の顔にこの曲を使ってまでやるべきことか?」という点で納得はできても理解はできそうにありません…。
●満足感(2pt)
ストーリー自体は好きです(警察から逃げたら余計ダメだろうとは思いましたが)
ただ、いかんせん短い。
じっくり読み進めても前作の半分にもなりませんでした。
行動や改心(?)が理不尽かつ唐突なキャラクターも見受けられ、普段の文章のくどさの割にこういった点は逆に描写不足。
魅力的なキャラクターは多いので、もっと深く丁寧に掘り下げてほしかった(この辺り、PSPかVitaで「追加シナリオ」とかやりそうな気もしますが)
●快適さ(2pt)
前作にはあった「章間や選択肢でのオートセーブ」がありません。
うっかりセーブせずにバッドエンド直行の選択肢を選んでしまった日には…。
第2弾なのに不便になっていてはダメでしょうに。
●難易度(0pt)
何せ二択の選択肢を選ぶだけなので…。
「過去の選択肢にさかのぼって~」ということもありません。
そしていくつかのエンディングはひどく投げやりなうえに、容疑者として追われているという重要な点すら完全に無視されるという…。
…というか、そもそも警察が無能すぎだし、市民からの通報という点もないがしろにしすぎ…(あんな特徴的な二人、普通だったら10分で通報されます)
COMMENT
前作での反省点をふまえ、事前情報は完全に断って、パッケージも説明書も見ずにクリアしました。
前述の通り、ストーリーは好きです。
残念なところはそれ以上に多くありましたが。
本編の90%以上がジョーとシーナの話になるので、この二人が気に入らないともはや苦痛でしかないと思います。
それと、ジョーの「ぼやき」(声つき)の数が半端ないので、優柔不断さがイライラする方も注意。
記憶喪失だと分かっていてもついイライラと…(笑)
魅力的なサブキャラクターは多いのですが、ほとんど活かされていないのがとにかく残念。
唯一、ヤスの個性だけは面白いと思いました。
また、“第2弾”ということで「DUNAMIS15」のキャラクターたちとの絡みや新たな展開を期待する方も多いと思いますが…。
そもそもこれはどういう位置付けなのか? からして不明です。
(孤軍奮闘する東吾とか見たかったなぁ…)
まだまだ言い足りない部分はありますが(許されるのならばこの倍くらい書ける自信があります(笑))、最後に「オマケでついていたラジオCDの方が本編より楽しかった…」という笑えないオチをもって締めたいと思います。