PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

●このゲームの一番の魅力はなんと言っても戦闘システムではないでしょうか。

戦闘はライトニング一人が設定した３パターンの戦闘スタイル（コスプレ）を瞬時に切り替えて攻撃し、敵の弱点をつきつつノックダウンさせて大ダメージを狙います。その瞬時の切り替えの判断が重要で、ＦＦシリーズでは一番忙しい戦闘だと思います。たまにＮＰＣと共闘します。

全体的に例えればシンボルエンカウント性の少しスタイリッシュになったダークソウルです。（意味不明ですが個人的にそうなんです）

シリーズ通して複数人のパーティー制で各キャラが攻撃・防御・アシストなどの役割で割り振られ、弱点をついてダウンさせてから大ダメージを狙うものでしたが、今作は主人公ライトニング一人で全てこなします。
操作キャラが一人だけですが、戦闘スタイルを状況によって瞬時の判断で切り替えて戦います。これは雑魚戦でも多様するため煩わしく思えますが、1秒近く硬直が入る無印１３のオプティマチェンジと違ってスタイルチェンジは一瞬です。一瞬故に防御や回避の重要性が半端ないため、アクション制がかなり強いと思います。

一言で言えばこのゲームの面白さの９割は戦闘です。手首が痛くなるまで戦ってます。
あと１割はライトニングさんがコスプレで頑張ってくれます。

●時間制限とクエストは意外と気になりませんでした。

悪名高い時間制限ですがそんなに制限はなく、むしろシステムを理解し始めたらかなり余裕ありまくりです。その余裕は自分で頭を使って時間操作して作るものですが、クエストを十分消化出来る程です。

クエストはステータスアップに関連します。他に主人公のレベル等をあげる手段はありません。
これまで私はこの手のクエストというと単なるおつかいにしか感じられず、苦痛で害悪でしかありませんでしたしゲーム自体やめてしまいました。もちろん今作もこのようなおつかいの面はありますが、時間制限との兼ね合いで緊張感があったため特に気にはなりませんでした。むしろその緊張感が楽しい位なのでメインクエストと同時進行でサクサク消化しています。

●サブキャラやモブキャラが意外としっかり作られている。

クエストをやっていて結構意外でした。メインクエストのチョコリーナというキャラの話は個人的にちょっと感動しました。

BAD/REQUEST

●シナリオが破綻しています。

最近のＦＦの宿命でしょうか、どうしようもないです。前科のある自己陶酔シナリオライターが平気な顔して再犯しているのですから。シリーズ通して意味不明な内容ですがやっぱりプレーヤー置き去りのやっつけです。専門用語に加えて「神」とか「奇跡」とか「救い」など宗教観の強い表現もあり、登場人物たちが凄まじい理解力でどんどん話を進めていきますのでおなかいっぱいですよ。

極端な話、初見でもムービー全スキップで後でオートクリップだけ読んでればいいです。本当にヒドイ。

●戦闘画面が時々見づらいことがあります。

一部ですが強い魔法を使うと敵を覆い隠すほど派手な演出が発生して敵の動きが見えず、防御・回避がうまくいかないことがあったり、特定の戦闘で画面が真っ暗で見えなかったりします。

●レアドロップ関連

このような確率管理はいい加減やめてほしいです。
強い敵を倒したら確定ドロップでいいじゃないですか。

COMMENT

総じて贔屓目ですがやっぱり人を選ぶゲームだと思います。

時間制限システムも空いた時間に気軽にゲームをやりたい人には合わないでしょう。逆にじっくり構えてやり込もうと思えばいくらでも楽しめます。

難易度ノーマルが難しいとよく聞きますがなんてことはありません。普通です。むしろいろいろな面で親切設計です。最近のゲームが易し過ぎるだけです。これが理不尽だという人は頭使わず何も考えずに映画見てるほうがいいんじゃないですか。

私はＲＰＧにシナリオを重視しません。本筋シナリオで感動なんてしたことありません。クリアの達成感を求めます。
何度も言いますが今作の要は戦闘です。ＦＦ１２のガンビットも良かったですが今回も没頭できる素晴らしいシステムです。

これまでＰＳ３ソフトはデモンズ・ダークソウルにどっぷりハマり、それ以外やったゲームはクソゲーでしたが今作は久々のヒット作になろうとしています。発売初日に７千円で買いましたが後悔はしていません。

１週目終盤で未クリアですが２週目が本番らしいのでトローフィーコンプも目指してこの先も楽しみです。

※シナリオは終わってます期待しないで下さい。皆さん分かっていたことです。