【PS4】ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-11-19 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:錬金術再生RPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 87
- (難易度)
- 1.86
- レビュー数
- 21
スコアチャート
GOOD!
PS4版を購入しました。
□シナリオ・キャラクター・世界観・BGM
ゲーム全体の雰囲気は非常に穏やかで、殺伐さや緊迫した空気などは全く感じられません。
シナリオを読み解くにあたって難しい事を考えなくても良く、かといってシナリオに中身がないわけでもありません。
ファンタジーの日常物に冒険要素を足した感じでしょうか、BGMも相まって独特な世界観を形成していると思います。
シナリオラインもわかりやすく、次にやれる事の選択肢が複数用意され、プレイヤーがその中から好きな物を選ぶタイプです。
逆に言えば緊張感のあるシナリオを求めている方には残念ながら合わないと思います。
公式サイトでBGMが視聴できるのでそちらを開いてみれば大体の雰囲気は一発でわかります。
BGMはシリーズを代々担当してきた方で、この世界観に合った秀逸な、且つ主張しすぎないBGMを作って下さってます。
アトリエシリーズを推す上では自分の中では一番のセールスポイントだと思っています。
□システム
RPGの戦闘に加え、このシリーズは調合システムが売りです。
フィールドで拾った素材を集め、錬金術で一つのアイテムを作り出す、この一連の流れはシリーズのキモでもあり、
アトリエの存在価値と言っても差し支えないぐらいの物です。
集めた素材から特性を抽出しアイテムを作り出すのですが、その特性次第によっては作ったアイテムの効果が跳ね上がったり、
また特別な効果をつけ足したり(攻撃アイテムに状態異常効果・回復アイテムに蘇生効果等)と自由度が高いシステムです。
今作でも調合システムはしっかり洗練されており、主人公が成長するにつれて凄まじいアイテムを作り出したり、
プレイヤーがシステムに慣れるにつれて、一度作ったアイテムでも再度作り直すと全く違った効果を叩き出せたりと嬉しい事も様々。
□快適性
制作会社がアトリエシリーズばかりを作り続けてきただけあって、快適性自体はかなり洗練されてきています。
PS4版ですがロード時間はまずないようなものです、雑魚戦闘の移行なども1秒かかりません。
街のあちらこちらにイベントがあるのですが、一々歩く必要はなくゲームを進めればエリアジャンプですぐさま飛べるようになります。
広いフィールドやイベントのあるマップに移行する時だけ3秒ほどかかりますが、逆に言えばそれだけです。
とにかくゲームを通してストレスを感じない作りにされています。
また、シリーズにあった時間制限もなくなっています。
急いでプレイする必要もなく各々が自分に合ったペースで攻略が出来ますし、
作った使用アイテムもゲームを進めれば補充されるようになります。
この部分でアトリエシリーズを疎遠していた人にはお勧めできる点です。
□熱中度
上述した錬金術システムですが、パズル要素も相まって非常に時間が過ぎるのが早いです。
シナリオに沿って要求されるアイテムを作る→フィールドに出て採取する→合間にイベントが発生する
のサイクルが一切中弛みする事がなく、且つテンポ良く展開されるので辞め時がわかりません。
もちろんこれ以外にも戦闘ばかりしたり、自分の好きなアイテムを作り出したり、酒場の依頼をこなしたり、
強敵に挑んだりとやれることは多いです。
システム的に辞め時が見つからないタイプの熱中度だと思います。
BAD/REQUEST
□グラフィック
キャラクターは非常に良いのですが、外の背景やオブジェクトがまだ惜しい所があります。
ここに関してはもう少し何とかなる部分だと思います。
気にならないといえば気にならないのですが、そのため4点とさせていただきました。
ただし室内のオブジェクトはよく出来ています。
□ウワサシステム
酒場でウワサを聞くと、特定のフィールドで一時的にイベントが発生するのですが(強敵が出現・レアなアイテムが採取できる)
このウワサにランダム性があるので、特定のウワサが欲しい時に何度も酒場に通うのは大変だったりします。
この点で快適性は4点になりました。
COMMENT
2015年11月22日時点でのアトリエシリーズ最新作です。
アトリエシリーズは基本的に2部作か3部作で区切りがつけられており、これはその第1作目です(続くかはわかりません)
基本的に1作1作でシナリオが完結しているので、アトリエデビューしたいという方に本作はうってつけだと思います。
シリーズ物ですが今まで通りなら長くても3部作ですので、シリーズ物のシナリオを追うのは苦手、と言う人でもお勧めです。