PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

まず、自由度の高さ！
といっても、ＧＴＡのように全く拘束されない自由度ではなく。あたかも一人の人生を歩んでいるようかに好きな生き方ができる自由度の高さ。好きな職業を選んで極めるもよし、コソコソとスリや泥棒に励むもよし、当然見つかれば強い衛兵に追われる、でも装備・スキルを高めれば倒せちゃったりと、とにかく好きな生き方が出来る。そういう意味で自由度が高い、太閤立志伝５の自由度の高さに似ている。

グラフィック
とにかく綺麗。何キロも先まで見渡せる世界、夕日や水面の表現など見ているだけで楽しい。キャラクターもリアル。おそらく第七世代ゲームで発売されているソフトでは最高のグラフィック。ＳＤＴＶ環境でも十分満足。

自分で楽しみを見つけられる
自由度が高いので、これをしなきゃダメ、って事がない。もちろんゲームとしての本筋はあるんだけど、放っておいていろんなギルドでクエスト受け続けてみたり、闘技場で戦い続けたりや、例えば冒険で見つけたダンジョン探検して、持ち帰ったお宝を売って金を稼ぐなど、自分だけの楽しみ方ができる。

作りこみの徹底
ゲーム中のオブジェクト（食器、本、文房具、装備品etc）はほとんど手で持つ事が可能で、自分で家を買ったら好きなように配置できたりする。倒したキャラからは服や装備品を剥ぎ取れて、剥ぎ取ったキャラの実際グラフィックに影響が出る。また本は実際に読む事が出来る。

クエスト数が豊富
ただ探検するだけでも十分楽しめるが、クエスト数も豊富なので、かなりの時間ゲームを楽しめる。

BAD/REQUEST

字幕フォントが潰れている事
XBOX360版発売時にかなり言われていたが、はっきり言ってこのゲームの最大の欠点。ブラウン管ＳＤＴＶの20型環境ではフォントが完全に潰れてしまっている。どんなに目を近づけても判別不能。フォントが白地の為、ダンジョン以外では淡いシーンが多いこのゲームでは非常に見難い。英語ボイスに日本語訳をつけているゲームなので、字幕が読めないとストーリーを全く楽しめず、感情移入もままならない。

洋ゲー度が高すぎ
グラフィックが綺麗で、キャラメイク可能だと言っても、どう作っても洋ゲーグラフィック。人間（インペリアル）でキャラメイクしても見た目は欧米人か、がんばっても中東の人がいいとこ。もう少し幅があって欲しかった。ストーリーもいろんなファンタジー映画や小説を継ぎ接ぎしたような内容で微妙。

ローカライズ
スパイクが強調した翻訳の完成度も、直訳すぎてまるで中学生が訳した英語のよう、かなり萎える。さらに所々、誤字脱字がある。例えば英語の読み方をそのまま日本語に直した時、REという発音部分を、あるところでは「レ」、別のところでは「リ」と訳している箇所があるなどイマイチ。見づらいフォントをがんばって読んだら、誤字があった時は悲しくなった。加えて説明書も情報が乏しく、説明不足が否めない。

インターフェース
アイテム、装備、ステータス、マップ、クエスト情報を一元管理できるのはいいが、さすがにゴチャゴチャしすぎ、アイコンも何を表しているのか理解しづらい。マップを多用するゲームだけにイチイチ○ボタン押してマップ確認に入らなくてはいけないのもクドイ。

オリジナリティ
ある意味、オンラインゲーム（ＭＭＯ）とゲーム性は一緒。自分でキャラメイクして、好きな職業スキルを突き詰めたり、広いフィールドを冒険するというのは普段からＭＭＯやっている人にとっては新鮮じゃないかも。

COMMENT

上記の悪い所を含めても、個人的には新品で購入しても割りにあっていると思えたゲーム。ただ、このゲームは好きな人と嫌いな人が極端に分かれるゲームだと思う。

国産RPGのようにとにかく物語重視で主人公が立つストーリー、なおかつガツガツとクエストを消化して話を進めたいという人には確実に合わないゲーム。

基本的にはプレイヤー放置ゲーなので、自分なりにゲームの楽しみ方を見つけられないと駄目。

作りこまれた世界を何のあてもなくただ探検したり、購入した家を拾ってきたオブジェクトで飾ってみたりなど、自分で楽しみ方を見つけられれば何百時間とプレイできる。