PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

雰囲気、キャラクター
このゲームは雰囲気が非常にいい。いたずらの種類、学生服の豊富さ。そして学園内のキャラクター一人一人に名前が割り振られ、ちょっかいを出したり、挨拶をしたりNPCにも個性があると強く実感できる。今までミッションでしか会えなかったキャラも普通に歩けば遭遇するのでキャラへの愛着もGTAよりは強くなる。

自由度
GTAよりは規制が強いものの、かえって、いたずらや潜入を果たした時の解放感が強く、それがプレイの意欲を倍増させてくれる。

オープンワールドとして
マップはそこまで広くないが、主な行動手段が自転車であること、寄宿制の学校ということもあって、学校から街へ出たときの高揚感はうまく表現できている。ペンキやお手伝いミッション、レースといった適度なミッションも盛り込まれ箱庭としての遊び方はしっかり再現されている。

BAD/REQUEST

ストーリー
一本道である以上に、プレイヤーの日常の行動で勢力が変化するなどの要素がない。だから「自分はオタクグループだ、体育会系だ」という集団の没入が少し薄い。またメインストーリーで相手に認められるためにはすべて武力行使なのもいかがなものかと。アジトをもらうためにゲームやボクシングなど相手のフィールドで勝つシステムをそのまま踏襲してもらいたかった。
また中盤からGTAのようにギャング映画を彷彿とさせる展開に偏り過ぎている気がする。

システム
マップが狭いとはいえマーキング機能はつけてもらいたかった。
時間の縛りが少々きつく、簡単に無断欠席で追いかけられてしまう。

COMMENT

GTAよりもゲーム内にいくつかの規制を設けた結果、窮屈で自由度のない退屈なゲームではなく、しっかりとBULLYはBULLYのゲーム性を獲得している。後のGTA4やRDRのシステムも一部このゲームを受け継いでいることからもロックスターにとって大切なゲームなのだろう。
続編の開発も噂されているため、18歳未満でオープンワールドゲームをやりたい（ほとんどがZ指定）方、プレイ時間が短いので忙しい方にはお勧めできる。