【PS2】リトルアンカー
発売元 | ディースリー・パブリッシャー (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-04-23 |
価格 | 7240円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:SF恋愛アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 |
|
発売元 | ディースリー・パブリッシャー (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-04-23 |
価格 | 7240円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:SF恋愛アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 |
|
GOOD!
・乙女ゲームというジャンルで、「近未来SF」を題材にしたということ
→主人公が乗ることになる戦艦や、SGと呼ばれる戦闘機で(簡単ではあるが)
戦闘のターンがあり、乙女ゲームに「戦闘」と「SF」、「戦うこと」と
「戦うことが招くこと」を盛り込んだ、という
新しいことに一歩踏み出したことに、好印象です。
・セーブ、ロードは快適で、システム周りは問題なし
→クイックセーブ・ロードも有るので、そのあたりはとても便利です。
・オプション画面での小さなおまけたち
→キャラクターの音声のオン・オフにいたるまで、小さな笑いが
盛り込まれており、隅々まで気を配って、ユーザーを楽しませ
よう、とする姿勢を感じました。
・ナレーションや予告の声がとても良い
→予告を担当されている方のキャスティングがばっちりでした。
(次回予告のタイトルコール後、作品の決めゼリフとか
作って喋っておいてくれたらなあ。と、それだけは残念です)
BAD/REQUEST
・題材となっている「近未来SFでの正義と戦争のやりとり」のほぐし方
→主人公達が「何のために」戦っているのか、仲間達が「何を求めて」
「戦う」という行為を見つめ直すのか、テキスト文章やフルボイスで
しっかりとその内容は語られているのですが、残念なことに、
台詞やナレーション、一枚絵のスチルに頼ってそれらを説明
しているため、「読む」・「聞く」作業が長くなる
という部分に、ゲームとして販売する意味を、
巧くほぐしきれていないかな、という印象です。
最小限とはいかないまでも、絞られたテキストの量・そして
戦闘ターンがあるのだから、戦闘ターンの中で物語りの
核心を語る、という方法を使ったりしてほしいと感じました。
せっかく戦闘ターンが盛り込まれた作品であるのに、
二週目以降は戦闘自体スキップ出来てしまうという点が、
利点と言えば利点ですが、ならば、リトルアンカーという作品そのものに
「戦闘ターン」を取り入れる必要がこれといって無いことを意味しており、
「戦闘ターン」で物語を語る・話を魅せる、ということを、やって欲しかったです。
COMMENT
全体的にとても丁寧なつくりのゲームだと思いました。
戦闘などは決して難しい物ではなく、どんな初心者でも問題なく
遊べると思います。
ただ、同時に抱いた感想として、「丁寧だけれどこれといって
目立って秀でた部分はなく、本当にごく普通に、丁寧に
作られたふつうの作品」というのが正直なところです。
特定のキャラクターに入れ込むこともなく、特定の
シーンに眼を奪われることもなく、かといって作品
自体が粗だらけなわけでもなく、とにかく、
『「普通」に「丁寧」』な作品でした。
ユーザーのわがままな希望としては、
「丁寧」+「その作品にしか無いプラスアルファ」を
「商品としての売り物であるゲーム」に願って、
リトルアンカーというこの作品商品においては、
そういったプラスアルファが無いな、と感じました。
声を大にして「一押し!オススメ!!」と言える作品ではなく、
かといって「ダメ!ゼンゼン!」というわけでもないので、
興味を持たれた方は新品を、そうでない方は
お財布に余裕が出来た時に、またはリサイクル店でふと
出会った時に購入、という感じの作品かな…?と思います。