非常に丁寧なリメイクなところ(ここは悪い点も表記するが)。お話面や操作面は今風に肉付けされているが、基本的なプレイ印象はオリジナルとほとんど同じ。操作感は4+リベ2でカメラは6に近い。基本は体術のない4という感じ。 ・TPSタイプでありながら旧バイオの謎解き要素や扉の鍵を探して右往左往する感じを両立させているため、4以降の肩越し視点バイオでは初めてと言えるほど旧バイオの謎解き要素の強みを復活させている。実質射撃部分よりアドベンチャー部分がメインに感じた。特にハードコアはセーブがオリジナルと同じ仕様になるため、肩越し視点で2の謎解きをする直球のリメイクらしさが出ている。 ・タイラントの性能強化。2はスルーしても倒しても良かったが、倒しても大したアイテムは落とさずインパクト重視の存在だったが、今回倒してもしばらく動かなくなるだけになったので、プレイヤーの進行を理不尽に妨害する新たなタイラントらしさが出ていた。お馴染みの壁破壊も健在。慎重に立ち回ればスルー可能なのも良い。 ・謎解き要素の強みを復活させていることもだが、反撃システムが1リメイクと同じだったり1リメイクも意識しているのを感じさせるのは良い。 ・タッチボタンのマップ機能は探索中の区域は色分けしたり便利、謎解きメインになった今作をサポートしていた。 ・ゾンビの造形の良さ、口の裂け具合。旧シリーズでもゾンビは早解きするユーザーには完全に倒すべき存在ではなくスルーすべき存在でもあったのだが、早解きせずともスルーしたくなるぐらいには強くなった。 ・エイダパートやシェリーパートはレオンクレアよりやや非力になりプレイの毛色が変わり、この辺りはリベ2らしさが出ていて良かった。 ・エイダはFBI設定だったり胡散臭い衣装だったり微妙だったが、オリジナルの衣装に変わる辺りから魅力的になるのは良かった。コートも良い演出になっていた。レオンの微妙な解釈の違いには賛否両論あると思うが、基本的に2と同じ。クレアは対照的にストーリー上の存在感が2より上がっているのは良かった。 ・影の部分の丁寧さ。1リメイクのリマスターの影はあからさまな塗り潰したような黒だったが、今回は自然な暗さ。 ・設定画やフィギュア収集要素の充実。 ・ハンクや豆腐モードの収録。
・事前に結構変えたと聞いていたが、体感的にはほぼそのまんまと言えるぐらいに同じに感じたのが残念だった。実際にやると新鮮で遠巻きに見ると1だったな、というのが1リメイクだったが、あれほどは大胆に変えていなかったのが残念。変えた部分が想像以下で誤差の範囲内だった。思っていたより無難で小粒に感じた。 ・警察署や各マップもあまりにそのまんまにリメイクしていると感じたマップが多く、個人的には失望した。全体的にも言えるのだが、もう少しひとひねりあっても良かったのでは。開発期間の長さの割にこれか…という感じ。 ・△画面やアイテム取得時のUIが微妙に使いづらい。アドベンチャー部分がメインになっている割にはオリジナルよりアイテム管理がやりづらくなっていると感じた。△のアイテムUIは右側に小さくまとめるのではなく、画面真ん中かに表示したり(武器UIが邪魔)もう少し見やすさ重視にしたほうが良かったのでは。使用済みキーアイテムは矢印が付くがそれも小さくわかりづらい。 ・走る速度は遅め。移動の回避要素は通常ダッシュとクイックターンのみ。体術もなくなり4よりもアクションが少ない。ただ、基本的に撃つこととナイフ攻撃しかできないのはオリジナルと同じなので(つかみ反撃や手榴弾投げは追加されているが)忠実なリメイクとも言える。 ・細かい部分ではプレイヤーの足音が控えめすぎて存在感がない、他の作品に比べてアイテムや扉に接触する時の○の表示範囲が狭くスムーズでない、開かないドアにわかりやすくノブのガチャガチャ音がもっと欲しい、オプション変更後のオートセーブがリベ2同様長い。 ・敵の種類や魅力の乏しさ。リベ2でも同じことを感じたが、アクションゲームやTPSとしての敵の肉付けが簡素気味。大まかに言えばゾンビ、リッカー、Gぐらいしか敵がいない(タイラントは倒すべき敵ではなく除外、植物人間は焼くだけ)。4よりも乏しく感じるのはさすがに残念。ゾンビは倒しきったのかわかりづらく中途半端に感じストレスだった。色々宣伝されていたが、正直今作のゾンビはリベのウーズと何ら変わらないように感じた。 ・HSの視覚的、聴覚的なわかりにくさ、爽快感のなさも残念。Zバージョンでも頭は残る。銃撃音もかなりあっさりめ。スタッフが共通しているからか不明だが、わかりやすく光る目玉を狙うボス戦、というのもいい加減ワンパターンで飽きた。
バイオシリーズの強みを生かした非常に丁寧なリメイクであることは間違いないが、一方で現在のTPSホラーの新作として見ると不満が強かった。ナンバリングではないため判断が難しいが、今までの総集編的でゲーム的には目新しさがないように感じたのは残念だった。
GOOD!
非常に丁寧なリメイクなところ(ここは悪い点も表記するが)。お話面や操作面は今風に肉付けされているが、基本的なプレイ印象はオリジナルとほとんど同じ。操作感は4+リベ2でカメラは6に近い。基本は体術のない4という感じ。
・TPSタイプでありながら旧バイオの謎解き要素や扉の鍵を探して右往左往する感じを両立させているため、4以降の肩越し視点バイオでは初めてと言えるほど旧バイオの謎解き要素の強みを復活させている。実質射撃部分よりアドベンチャー部分がメインに感じた。特にハードコアはセーブがオリジナルと同じ仕様になるため、肩越し視点で2の謎解きをする直球のリメイクらしさが出ている。
・タイラントの性能強化。2はスルーしても倒しても良かったが、倒しても大したアイテムは落とさずインパクト重視の存在だったが、今回倒してもしばらく動かなくなるだけになったので、プレイヤーの進行を理不尽に妨害する新たなタイラントらしさが出ていた。お馴染みの壁破壊も健在。慎重に立ち回ればスルー可能なのも良い。
・謎解き要素の強みを復活させていることもだが、反撃システムが1リメイクと同じだったり1リメイクも意識しているのを感じさせるのは良い。
・タッチボタンのマップ機能は探索中の区域は色分けしたり便利、謎解きメインになった今作をサポートしていた。
・ゾンビの造形の良さ、口の裂け具合。旧シリーズでもゾンビは早解きするユーザーには完全に倒すべき存在ではなくスルーすべき存在でもあったのだが、早解きせずともスルーしたくなるぐらいには強くなった。
・エイダパートやシェリーパートはレオンクレアよりやや非力になりプレイの毛色が変わり、この辺りはリベ2らしさが出ていて良かった。
・エイダはFBI設定だったり胡散臭い衣装だったり微妙だったが、オリジナルの衣装に変わる辺りから魅力的になるのは良かった。コートも良い演出になっていた。レオンの微妙な解釈の違いには賛否両論あると思うが、基本的に2と同じ。クレアは対照的にストーリー上の存在感が2より上がっているのは良かった。
・影の部分の丁寧さ。1リメイクのリマスターの影はあからさまな塗り潰したような黒だったが、今回は自然な暗さ。
・設定画やフィギュア収集要素の充実。
・ハンクや豆腐モードの収録。
BAD/REQUEST
・事前に結構変えたと聞いていたが、体感的にはほぼそのまんまと言えるぐらいに同じに感じたのが残念だった。実際にやると新鮮で遠巻きに見ると1だったな、というのが1リメイクだったが、あれほどは大胆に変えていなかったのが残念。変えた部分が想像以下で誤差の範囲内だった。思っていたより無難で小粒に感じた。
・警察署や各マップもあまりにそのまんまにリメイクしていると感じたマップが多く、個人的には失望した。全体的にも言えるのだが、もう少しひとひねりあっても良かったのでは。開発期間の長さの割にこれか…という感じ。
・△画面やアイテム取得時のUIが微妙に使いづらい。アドベンチャー部分がメインになっている割にはオリジナルよりアイテム管理がやりづらくなっていると感じた。△のアイテムUIは右側に小さくまとめるのではなく、画面真ん中かに表示したり(武器UIが邪魔)もう少し見やすさ重視にしたほうが良かったのでは。使用済みキーアイテムは矢印が付くがそれも小さくわかりづらい。
・走る速度は遅め。移動の回避要素は通常ダッシュとクイックターンのみ。体術もなくなり4よりもアクションが少ない。ただ、基本的に撃つこととナイフ攻撃しかできないのはオリジナルと同じなので(つかみ反撃や手榴弾投げは追加されているが)忠実なリメイクとも言える。
・細かい部分ではプレイヤーの足音が控えめすぎて存在感がない、他の作品に比べてアイテムや扉に接触する時の○の表示範囲が狭くスムーズでない、開かないドアにわかりやすくノブのガチャガチャ音がもっと欲しい、オプション変更後のオートセーブがリベ2同様長い。
・敵の種類や魅力の乏しさ。リベ2でも同じことを感じたが、アクションゲームやTPSとしての敵の肉付けが簡素気味。大まかに言えばゾンビ、リッカー、Gぐらいしか敵がいない(タイラントは倒すべき敵ではなく除外、植物人間は焼くだけ)。4よりも乏しく感じるのはさすがに残念。ゾンビは倒しきったのかわかりづらく中途半端に感じストレスだった。色々宣伝されていたが、正直今作のゾンビはリベのウーズと何ら変わらないように感じた。
・HSの視覚的、聴覚的なわかりにくさ、爽快感のなさも残念。Zバージョンでも頭は残る。銃撃音もかなりあっさりめ。スタッフが共通しているからか不明だが、わかりやすく光る目玉を狙うボス戦、というのもいい加減ワンパターンで飽きた。
COMMENT
バイオシリーズの強みを生かした非常に丁寧なリメイクであることは間違いないが、一方で現在のTPSホラーの新作として見ると不満が強かった。ナンバリングではないため判断が難しいが、今までの総集編的でゲーム的には目新しさがないように感じたのは残念だった。