PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

「ゲームの雰囲気（ドラクエらしさ）」
戦闘やモンスターデザインについて
ギガンテスはこんなにデカかったんだと思えたし、動く石造やボストロール等も本当にデカイ。
メタルスライムは早すぎてそもそも攻撃しかけるのさえままならない。ルーラで待ち伏せするしかないのかと思えた。
ドラクエの戦闘を、よくぞリアルに体現した印象であり。最大の評価点。
モンスターのデカサは最近のドラクエモンスターズに設定されているサイズ（大サイズだと２枠、３枠食う）と照らし合わせると面白い。

「キャラクター、及びボイス」
キャラクターたちは、5のビアンカ、フローラは結婚前夜、他シリーズのキャラはクリア後の世界からやってきた模様。
登場数はやや少ないと思える。その分それぞれの個性を垣間見えるように趣向をこらしており、イベント露出配分には気をつかっている印象。
どのキャラクターも満遍なく使え、好きなキャラクターを使ってプレイしても問題はない。
（性能差を言えばテリー、フローラが強キャラ）
最初に男女どちらかの主人公を選び、ついに主人公しゃべる様になった。編集も丁寧に行われたのか、彼らの滑舌や発音もあまり引っかかるところはなかった。
主人公の声は、FF10でボイスが導入された衝撃に匹敵しうる。

「操作」
コンボはせいぜいＣ４まで、とくぎは「Ｒ1ホールドしつつ各種ボタン」で一発発動。ＭＰ消費。攻撃は回避やガードでキャンセルできるので、とっさのまもりも安心。
簡単操作で並みいる敵をなぎ倒すのに爽快感があるので、やり込み度が高い。

BAD/REQUEST

「キャラクター」
6,7のキャラももっと欲しかった。個人的にはハッサンやバーバラ、マリベルもw

「難易度」
多くを占める防衛ミッションは頭を使う反面、ボスが弱かった印象。レベル上げの必要が無かった。
特にラスボスは弱すぎ。歴代ドラクエでも9と同じぐらいザコ。

COMMENT

全体的に丁寧に作られた印象であり、王道の大切さを見せ付けた印象。

ゲーム機でも単純にゲームマシンとしての王道である性能を純粋に求めたPS4が今世代で最も支持されたハードとして、まず海外で大ブレイク、日本でもこのソフトと共に本格的に始まりました。
そして、立役者となったこのソフトはアクションとしての爽快感、RPGとしてのほのぼの感、ストーリー性といった王道の坪を外さない堅実なつくりです。

前世代のRPGでは某FFやテイルズを筆頭に難しいテーマを訳知り顔で騙って、まるで練りこまれていないシナリオ、ゲーム性がとにかく目立ちました。
そういった風潮に渇を入れ、マンネリと悪く言われようが王道を貫きみんなに安心して勧められるRPGとしての貫禄を見せつけ、
今後現世代機（もう、次世代ではない）でのゲーム作りにおけるお手本たりえんと見せ付けたのがこのドラクエであり、ドラクエヒーローズであります。