PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

<操作性>
序盤シナリオがチュートリアルも兼ねていて、すんなり覚えられます。
アクションゲームとして最も大事な自分の腕で倒した、やられたを感じることができ、このジャンルに不慣れな人にもお勧めできます。

<難易度>
コツを掴めばある程度ごり押しが効くので評価は普通としましたが、歯ごたえはあります。
序盤のギガンテス戦の難易度は絶妙でした。
その他モンスターの攻撃にもそれぞれ特徴があり、強く感じるけど倒せるという良いバランスです。

<熱中度>
評価4は少しサービス気味です。
エリアごとに明確なボスがいるため、無双シリーズ特有の延々と同じことをしている感は無く、最後までだれずに遊べました。
不満にあげられることの多いタワーディフェンス型のステージも、緊張感があって自分は好きです。

<ドラクエ感>
ベースが確固たる地位を築いている超大物であるため、いたずらに無双と組み合わせてシリーズの汚点にならなきゃいいけどと思っていましたが杞憂でした。
特にモンスターは非常に良くできています。

BAD/REQUEST

<キャラクター造形>
主人公男女、ディルク王、ジュリエッタのデザインがえらく地味です。
正確は嫌いではないのですが特徴が無さすぎて、今後のシリーズでまた使いたいかというともう出てこなくてもいいかな、という感じです。

モデリングのプロポーションは良好です。
しかし表情やしぐさなどの細かい表現がチープです。
会話のシーンであらぬ方向を見ながら喋っているのは気持ち悪いですし、また必要以上に輪郭のはっきりした目の作りがおもちゃっぽく、鳥山明もどきの類似品を見させられている感が最後までぬぐえませんでした。
ルイーダの酒場で待機しているメンバーも、ただつっ立っているだけでなく、それぞれのキャラに会ったアクションの一つも取ってくれていたら良かったのですが。

<音楽の使い方>
せっかくの名曲の数々が、ただ垂れ流れている感じでした。勿体ない。
あとラスボスの音楽が耳に残らず、何かそれっぽい曲止まりだったのも残念です。

<世界観>
ストーリー中盤で実は魔物は本来人を襲うものということに主人公達が驚くシーンがありますが、驚きたいのはこっちです。
敵意のない仲間を「魔」物なんて呼ぶ世界の方が異常です。
今は○○と呼んで親しまれている者たちも、かつては魔物と呼ばれ恐れられていたということであれば合点がいくのですが。
堀井雄二さんがきちんと監修していればこんな表現にはならなかったと思います。
ドラクエって子供だましに見えて実はシニカルな世界観だったと思うので、ここは次回ぜひ改善していただきたいです。

COMMENT

ドラクエは10以外全てプレー、クリアしています。
無双とドラクエの組み合わせがピンと来なかったので当初見送っていたのですが、ネットの評判を見てPS4と一緒に購入しました。

結果、エンディングを見て全ミッションも一通り終え、素直に楽しかったなと思える良作でした。
細かいところで気になるところはたくさんあるものの、むしろこの辺りが改善された次回作が非常に楽しみです。

あとキャラクターは3の主人公(男女)のデザインが大好きなので、次回作ではぜひ使いたいですね。