PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

　グラフィックスは、「ジブリ」らしさに溢れています。スタジオジブリの映像作品が好きで、「あの世界に行ってみたい」と思っていた方ならば、一緒に流れるＢＧＭと相まって引き込まれること間違いないと思います。影や鏡面の反射など、細かいところも丁寧に作られています。登場する主要キャラクターも「ジブリ」そのものです。自分はジブリ作品が好きなので、このグラフィックはとても感動できるものでした。
　ゲーム中で使われる曲も、久石譲が手掛けているのでとても良い曲が多いです。エンディングテーマは、いかにもジブリ映画のエンディングといった感じです。
　次に行くところ、やるべきことに迷うことがありません。これを快適と呼ぶかどうかは異論もあろうかと思いますが、毎日プレイできない社会人ユーザーには助かりました。
　ジブリ的ファンタジー世界をゲーム化するというアイデア自体は、割と前からあったと思います。それをしっかりと実現させたという点で、このゲームは十分評価できると思います。

BAD/REQUEST

　日本のＲＰＧにある様々な要素が盛り込まれています。ただ、新機軸とかオリジナリティーは無いです。ＲＰＧ好きならば体験したことのある要素が殆どでしょう。
　声優については、聞くに堪えない水準の方が複数います。ジブリ作品は、プロの声優を忌避する傾向がありますが、そんなところまで真似しなくても・・・と思います。特に、パーティーメンバーとなる女性については、戦闘に入る時と勝利した時にランダムで声が聞けるのですが、とても苦痛でした。サウンドの評価を下げている要因です。これについては、「主観的」ではなく、「客観的」と言い切れるレベルです。

COMMENT

　１０５時間のプレイで、プラチナトロフィーを獲得しました。
　続けられたのは、ひとえに「ジブリ世界でＲＰＧ」だったからです。本編は４５時間でクリアしています。
　難易度は、難しいほうだと思います。ストーリーを追うこと自体は容易ですが、トロフィーを狙いにいくとなると別です。寄り道らしい寄り道をせずに本編をクリアした場合、トロフィーの獲得率は５割前後になるのではないかと思います。戦闘も、どんなイマージェン（モンスター）を仲間にしているかで、難易度が随分変わります。
　良くも悪くも日本のＲＰＧです。お使い感も強いです。ただ、ジブリ的世界に浸りたい・浸ってみたいという方ならお勧めです。