PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

*筆者はゴーストリコンシリーズ初プレイです。旧作との比較は出来ませんのでその旨をご理解下さい

オフラインシナリオ：
未来戦を意識したシナリオ、もといアメリカ特殊部隊「ゴースト」の装備兵器をうまく活用し攻略する。
「くそったれ!!量がてめえなら質はオレだ!!」一生かかっても技術は追いつけねえぞ！とかプレイしていると後半相手も特殊兵装で来ましたが、基本はそれです。

難易度は3つ、簡単な難易度だと有限で瀕死時に味方が救援してくれます。シナリオ自体の内容も練られておりかつボリュームもあり好印象でした。
各シナリオにはミッションなるサブミッションが３，４つあり、１つはクリアすることでオフラインでの兵器アンロック。別のものはトロフィー解除の様相を呈します。そしてゴーストスキルレベルなるものもあり、やり込もうと思えば中々のもの、オフライン専門でも型が嵌まれば納得。

高難易度でも手順さえ踏めばクリアも可能で情報を上手く使用していく直感パズルゲームとも取れます。戦闘中やイベントでちょこちょこ主人公たちのコメントがあるのもバランスを取っているとおもいます。


オンライン対戦モード：
最大16人で敵味方2分隊に分かれてつまるとこ最低2+2VS2+2・最大4+4VS4+4の形式で戦闘を行う。
ルールは現段階で4種類、その中でなんとTDMは無いのに私個人は最初驚いたが今作の色からして他作との良い差別化になっているのではないかと感じた。

兵科が3つ、それぞれにレベルが50まであり選択兵科で戦場を駆けていく程にレベルも上がり武器がアンロックされる、また1レベル上がるごとにカスタマイズポイントも１つ手に入り好みの武器をより自分好みにアレンジすることが可能。それによって同じ兵科でも個人のプレイスタイルによって毛色は大きく変わるので、良いシステムであり、今後も改良されていってほしい部分だ。

オンラインにしてもオフラインで述べた情報パズル戦は健在であり寧ろ其れを疎かにしたチーム（疎かなプレイヤーが多いほうが）負けるのが必然とも。故に両者が其れを理解している試合は実に高尚で遣り甲斐があり負けられない思わず手に力が入る試合が巻き起こる、そこで得られる達成感はこのゲームのオンラインプレイの一番の快感とも言って良いのではないだろうか。
プレイヤーの意思疎通方法としてボイスチャットと方向キー下で視覚的な救援マークを出すことが出来る、後者の救援マークの使い方がやり込めばやり込むほど梔子には面白いコマンドだと感じさせる。

MAPサイズも16人に適当で兵器バランスも良し、全体的に良いバランスで纏まっているTPSオンラインゲームである。

BAD/REQUEST

オフラインシナリオ：
やりこみ要素もある為に数回プレイする可能性がある、しかしイベントスキップなどが行えないのが残念。ちょっとした時間だが其れがあることでサブミッションに手をつける心持が如何様にも変わる。
かゆい所に手が届きそうでと・・どかない味方AI。まあそれを汲みした上で行動すればいいのですが。


オンライン対戦モード：
筆者の操作下手もありきカバーアクションの誤作動が時々あり、敵がいるはずも無い所を真剣に全力ダッシュしマジマジと前方を窺っていうというプレイヤーをシュールレアリズムに陥れる。もうちょい如何にかならんかなーとか思うときがあります。

ヴァニラでMAP不足と少々感じる、追加があるのかも知れないが。あと2，3マップ欲しかった。

どのゲームでもあるラグ問題、稀にアリ、クイックマッチである程度回避はされているのだろうが…これ以上はどのゲームもあることなので述べず。

戦闘と同じほど戦闘中に遂行する任務に勝ち負けの重きを置かれているモードが多い、故にある程度プレイすると定置場が判るのでプレイが機械化し得る。よりバリエーションを持たせる工夫が欲しい。


オフライン・オンラインを総じてトロフィーを多少なり餌にしている部分があり、つまり”面白い”＝やり込むではなく”トロフィーがある”＝やり込む　となっている節がある。トロフィーの意義を製作側にもう一度検討して欲しい。

グラフィックが悪いという評価や声がちらほらあるがプレイするのには問題がない、が、他シリーズ作品と比較するとボケてたりするのは確か。

COMMENT

筆者はTPSオンラインゲームとしてはロストプラネット・MGS4内のMGOをプレイ
FPSはﾚｼﾞｽﾀﾝｽ1・COD4MW1,2・ベガス1・BF3　etcプレイ

24型BenQディスプレイ、通常振動コントローラー使用。

オフラインシナリオモード
オンライン対戦モード
の二つについて個人的感想を述べさせてもらいました。ゲリラモードについては語るほどプレイしておりませぬ故勝手ながら未評価とさせて頂きたい。

私は軍隊に入隊したことは無いのであくまで想像の上ながら語っている部分もありますが、現代戦で特攻が戦術として安易に選択されている分けも無く、詰碁の如く1手1手勝利に近づいていく物であると考えています。その中で今作は現代戦の緊張感が上手く表現されたものだと思います。
そこでオンラインの場合共闘する最大8名の意識が重要でそれが士気や勝利に繋がります（GOOD述）
逆に各々バラバラに突撃・後方待機があれば情報が奪われ、兵力も衰える。仮に敵も同じ状態だとしてもそれは味気ないただの泥試合にしかなりません。
敵を知りそれと同等に味方を知り、そして目的や土地を理解する気がないプレイヤーにはお勧め出来ない作品です。決して個人プレーの作品では無いです。ゲーム自体の問題より個人意識によって面白さが大変変わるので今後今作が映えるか廃れるかはプレイヤー次第という気がしました。

作品自体のボリュームも満足いくもので、フルプライスでも納得いく物と思います。未来的な現代戦に興味があれば一度お試しあれ。