○キャラクター ここだけは本当に期待通りの可愛さ。 ノワールとネプギアとユニが特に気に入った。 ○女神化 カッコイイ。 ただし、シーンを全てスキップ可能にするなどもう少しテンポよく出来ると尚良かった。 プルルートなど喋るのが遅いキャラは変身に時間が掛かってイライラする。 ○レベル上げのしやすさ、金の稼ぎやすさ 稼ぎ場へ行けばどんどんレベルは上がる。 休みの日に一日やっていると200レベル上げる程度は容易い。
○ゴリ押し一択 接近戦タイプのキャラを4人前衛に配置して殴るのが一番強い。 敵をノックバックさせて上手く前衛(カップリングではなくフォーメーション的な意味で)で取り囲んでも、当たり判定を理不尽に無視してすり抜け、後衛に配置しているユニやプルルートなどの支援タイプのキャラに攻撃を加えてくるので、パーティ戦術が全然成り立たない。 戦線を無視して強行突破すると高いリスクを負うようなルールが必要。 背後からの攻撃はGPを無視して2倍のダメージが入るとか。 また、ゴリ押し一択の原因は他にもある。 状態異常が敵の専売特許になっている点だ。 こちらの状態異常付与スキルは、付与スキルなのに付与率が体感で1割程と全く役に立たない。にも拘らず敵は6,7割位の確率で状態異常を付与してくる。 極めつけは、そもそも麻痺や毒などが無効、という敵が異常に多いこと。 その結果、こちらだけが状態異常に苦しめられる羽目となる。 こちらから出来るのは、せいぜいステータスダウンくらいだが、そんな事をするくらいならヒット数稼いでスキル決めた方がマシ。 「周りの雑魚は先に前衛で潰して、このボスは後衛の麻痺スキルで出来るだけ取り抑えよう」 とか頭を使った戦いが出来ない。 「取り敢えず3人はヒット稼いで…4人目でエグゼ撃つ」 が定石だった。 ○キャラクターの性能の特徴付け ユニがお気に入りだったので使っていたが、 「これ…別にあらゆる意味でユニである必要ないよなあ」 と思い至った。 他のゲームではガンナーは手数で押していく調整がされているが、ユニは他キャラと大して手数が変わらない。 その上、敵も味方もフィールドに対して移動できる距離が長いので、パーティの最後尾で撃っていても簡単に接近されて殺される。 一度でも接近されると、その特異な攻撃範囲から、通常攻撃が当てられなくなる。 お気に入りのキャラを活躍させたい、という気持ちが強いゲームなので、全てのキャラクターが、それぞれを主軸に据えた時に、ちゃんと活躍できる戦略が用意されていると良いと思う。 その為にもステータスは割り振りにすると良いと考える。 例えば、ロムとラムを主軸にするなら、 ほか二人は防御特化にして前線でサンドバッグ役、ロムとラムは後衛から超火力魔法を連発、など。 ネプギアなら、前線に二人、後衛に一人配置して、その真ん中当たりに置けば、前衛に回復魔法、後衛に支援魔法が出来、彼女の器用さが活きる。 ノワールなど脳筋キャラなら、後衛に回復役でプルルートを置く。 などなど、少しルールをいじればいくらでも戦略を考えられる。 勿論、戦闘を楽しむのではなく、お気に入りの可愛いキャラクターが活躍するのを楽しむゲームなので、再割り振りはノーコストでできるようにしてほしい。 ○ストーリー 一部のキャラが展開をぶち壊しすぎ。 「よっしゃあ! ボス戦だ!」 って熱が入らない。プレイヤー目線の感情の起伏を考えないから、ストーリーが単調な出来になってしまう。 あの主人公は、変身すればシリアス展開に馴染めるんだから、アツいストーリーも書けるはず。 しかし、ストーリーは元からあまり期待していなかったので期待値が低い分それほど悪印象ではなかった。 ただし、有名クリエイターとのコラボがあるなら、有名シナリオライターとのコラボがあっても良いのではないかとは思う。 話が逸れるが、平成ライダーが成功を収め、戦隊とウルトラマンが遅れをとっている原因の一端もそこにある。 難しい話ではあるが、奈須きのこ氏、虚淵玄氏など、美少女ゲームに慣れた人物と、西谷史氏など、RPGやアクション慣れしたライターを掛け合せるなどすると良いかもしれない。 ○不釣り合いな敵とステージ 敵は面白いものが多く非常に好印象。特にテライケメン。 もっとネタ路線に走っても良いと思う。 しかし、何処かに違和感を感じる。 そう、ステージが普通なのだ。 火山や森、そういった普通のステージに面白い敵がいるのはイマイチ世界観に浸り切れない原因である。 コミカルで、ファンシーで、シュールなステージとBGMに面白い敵がいるとより盛り上がると思う。 その点、ルジーイ高原は見た目だけでなくジャンプばかりさせるステージの構造も元ネタを連想させるので良かった。 ○ボイス おまけボイスは全てのキャラクターチャレンジに対して設定して欲しかった。 「振る」があるのに「OK」が無いのは何だか釈然としない。 それと、もう少し難度が低いと嬉しい。色んなキャラクターのボイスを聞きたいので。 からかうとか、手を繋ぐとか、美少女ゲーっぽいボイスもどんどん欲しい。 ○謎のクリエイタースキル あれは自己満足だろうか。 このソフトは一体誰に遊んで欲しくて作ったのだろうか。身内? 稲船氏は某名言のおかげもあってか許容できた。 他の人物には『?』しか浮かんでこない。 やるのであれば、アトランジャー召喚や、愛と勇気と希望の光など、ああいった方向性でやるべき。 ハード系のエグゼドライブに、マクロスのミサイルアクションのパロがあっても良いし、 ライダーキックや、スペシウム光線、スマブラハンマー、約束された勝利の剣、無限の剣製、ティロ・フィナーレ、影分身の術、かめはめ波…などなど、このゲームを買う層なら誰もがニヤリとするネタはいくらでもある。 しかし、こうしてクリエイターが直接出てくるというのは熱意の表れでもあると思う。
良い物の使い回しはあっても構わない。 次の作品にテライケメンやルジーイ高原があったら、むしろ僕は歓迎するだろう。 ただ、その分の浮いたコストを有意義に使ってほしいと思う。 他のプレイヤーも言うように、具材は悪くないのだ。 RPGに求められる戦略性、美少女ゲームの可愛さ。 ハード擬人化という個性的なスパイス。 これらを上手く組み合わせれば、それが他のゲームには無い、このネプテューヌシリーズだけの強みになることは間違いない。 そしてこれからの厳しい時代に生き残っていけるのは、狡いDLC商法や印象操作商法などではなく、こういった『この作品だけの強み』というものがあるタイトルである。 ロボットアニメ一つをとっても、金字塔であるガンダム、歌と変形のマクロス、戦略性とギアスのコードギアスなど、長く支持を得る作品は何が強みがあるのだ。 勿論、手抜きで次回作を出し続けても一定のファンは買い続けてくれるだろう。 これを単に搾取ゲームとするのか、末永く愛されるゲームに出来るのかはメーカーにかかっている。 既存の他ナンバリングRPGが失敗を重ね、相次いで酷評に晒される中、高画質化やオンラインなどをさほど熱望されないこのゲームは内容に磨きをかけられるチャンスがあると思う。 このゲームそのものはお世辞にも面白いゲームとは言えない。 しかし具材は可能性を感じさせるには十分の物だ。 よって、レビュー内容の殆どを要望が占めてしまった。 それだけ期待できるのだ。 次のナンバリングタイトルは、RPGとしての戦略的なやり込みと、美少女ゲーとしての可愛さがより洗練された作品になっていることを期待する。 あとグリーンシスターも期待する。
GOOD!
○キャラクター
ここだけは本当に期待通りの可愛さ。
ノワールとネプギアとユニが特に気に入った。
○女神化
カッコイイ。
ただし、シーンを全てスキップ可能にするなどもう少しテンポよく出来ると尚良かった。
プルルートなど喋るのが遅いキャラは変身に時間が掛かってイライラする。
○レベル上げのしやすさ、金の稼ぎやすさ
稼ぎ場へ行けばどんどんレベルは上がる。
休みの日に一日やっていると200レベル上げる程度は容易い。
BAD/REQUEST
○ゴリ押し一択
接近戦タイプのキャラを4人前衛に配置して殴るのが一番強い。
敵をノックバックさせて上手く前衛(カップリングではなくフォーメーション的な意味で)で取り囲んでも、当たり判定を理不尽に無視してすり抜け、後衛に配置しているユニやプルルートなどの支援タイプのキャラに攻撃を加えてくるので、パーティ戦術が全然成り立たない。
戦線を無視して強行突破すると高いリスクを負うようなルールが必要。
背後からの攻撃はGPを無視して2倍のダメージが入るとか。
また、ゴリ押し一択の原因は他にもある。
状態異常が敵の専売特許になっている点だ。
こちらの状態異常付与スキルは、付与スキルなのに付与率が体感で1割程と全く役に立たない。にも拘らず敵は6,7割位の確率で状態異常を付与してくる。
極めつけは、そもそも麻痺や毒などが無効、という敵が異常に多いこと。
その結果、こちらだけが状態異常に苦しめられる羽目となる。
こちらから出来るのは、せいぜいステータスダウンくらいだが、そんな事をするくらいならヒット数稼いでスキル決めた方がマシ。
「周りの雑魚は先に前衛で潰して、このボスは後衛の麻痺スキルで出来るだけ取り抑えよう」
とか頭を使った戦いが出来ない。
「取り敢えず3人はヒット稼いで…4人目でエグゼ撃つ」
が定石だった。
○キャラクターの性能の特徴付け
ユニがお気に入りだったので使っていたが、
「これ…別にあらゆる意味でユニである必要ないよなあ」
と思い至った。
他のゲームではガンナーは手数で押していく調整がされているが、ユニは他キャラと大して手数が変わらない。
その上、敵も味方もフィールドに対して移動できる距離が長いので、パーティの最後尾で撃っていても簡単に接近されて殺される。
一度でも接近されると、その特異な攻撃範囲から、通常攻撃が当てられなくなる。
お気に入りのキャラを活躍させたい、という気持ちが強いゲームなので、全てのキャラクターが、それぞれを主軸に据えた時に、ちゃんと活躍できる戦略が用意されていると良いと思う。
その為にもステータスは割り振りにすると良いと考える。
例えば、ロムとラムを主軸にするなら、
ほか二人は防御特化にして前線でサンドバッグ役、ロムとラムは後衛から超火力魔法を連発、など。
ネプギアなら、前線に二人、後衛に一人配置して、その真ん中当たりに置けば、前衛に回復魔法、後衛に支援魔法が出来、彼女の器用さが活きる。
ノワールなど脳筋キャラなら、後衛に回復役でプルルートを置く。
などなど、少しルールをいじればいくらでも戦略を考えられる。
勿論、戦闘を楽しむのではなく、お気に入りの可愛いキャラクターが活躍するのを楽しむゲームなので、再割り振りはノーコストでできるようにしてほしい。
○ストーリー
一部のキャラが展開をぶち壊しすぎ。
「よっしゃあ! ボス戦だ!」
って熱が入らない。プレイヤー目線の感情の起伏を考えないから、ストーリーが単調な出来になってしまう。
あの主人公は、変身すればシリアス展開に馴染めるんだから、アツいストーリーも書けるはず。
しかし、ストーリーは元からあまり期待していなかったので期待値が低い分それほど悪印象ではなかった。
ただし、有名クリエイターとのコラボがあるなら、有名シナリオライターとのコラボがあっても良いのではないかとは思う。
話が逸れるが、平成ライダーが成功を収め、戦隊とウルトラマンが遅れをとっている原因の一端もそこにある。
難しい話ではあるが、奈須きのこ氏、虚淵玄氏など、美少女ゲームに慣れた人物と、西谷史氏など、RPGやアクション慣れしたライターを掛け合せるなどすると良いかもしれない。
○不釣り合いな敵とステージ
敵は面白いものが多く非常に好印象。特にテライケメン。
もっとネタ路線に走っても良いと思う。
しかし、何処かに違和感を感じる。
そう、ステージが普通なのだ。
火山や森、そういった普通のステージに面白い敵がいるのはイマイチ世界観に浸り切れない原因である。
コミカルで、ファンシーで、シュールなステージとBGMに面白い敵がいるとより盛り上がると思う。
その点、ルジーイ高原は見た目だけでなくジャンプばかりさせるステージの構造も元ネタを連想させるので良かった。
○ボイス
おまけボイスは全てのキャラクターチャレンジに対して設定して欲しかった。
「振る」があるのに「OK」が無いのは何だか釈然としない。
それと、もう少し難度が低いと嬉しい。色んなキャラクターのボイスを聞きたいので。
からかうとか、手を繋ぐとか、美少女ゲーっぽいボイスもどんどん欲しい。
○謎のクリエイタースキル
あれは自己満足だろうか。
このソフトは一体誰に遊んで欲しくて作ったのだろうか。身内?
稲船氏は某名言のおかげもあってか許容できた。
他の人物には『?』しか浮かんでこない。
やるのであれば、アトランジャー召喚や、愛と勇気と希望の光など、ああいった方向性でやるべき。
ハード系のエグゼドライブに、マクロスのミサイルアクションのパロがあっても良いし、
ライダーキックや、スペシウム光線、スマブラハンマー、約束された勝利の剣、無限の剣製、ティロ・フィナーレ、影分身の術、かめはめ波…などなど、このゲームを買う層なら誰もがニヤリとするネタはいくらでもある。
しかし、こうしてクリエイターが直接出てくるというのは熱意の表れでもあると思う。
COMMENT
良い物の使い回しはあっても構わない。
次の作品にテライケメンやルジーイ高原があったら、むしろ僕は歓迎するだろう。
ただ、その分の浮いたコストを有意義に使ってほしいと思う。
他のプレイヤーも言うように、具材は悪くないのだ。
RPGに求められる戦略性、美少女ゲームの可愛さ。
ハード擬人化という個性的なスパイス。
これらを上手く組み合わせれば、それが他のゲームには無い、このネプテューヌシリーズだけの強みになることは間違いない。
そしてこれからの厳しい時代に生き残っていけるのは、狡いDLC商法や印象操作商法などではなく、こういった『この作品だけの強み』というものがあるタイトルである。
ロボットアニメ一つをとっても、金字塔であるガンダム、歌と変形のマクロス、戦略性とギアスのコードギアスなど、長く支持を得る作品は何が強みがあるのだ。
勿論、手抜きで次回作を出し続けても一定のファンは買い続けてくれるだろう。
これを単に搾取ゲームとするのか、末永く愛されるゲームに出来るのかはメーカーにかかっている。
既存の他ナンバリングRPGが失敗を重ね、相次いで酷評に晒される中、高画質化やオンラインなどをさほど熱望されないこのゲームは内容に磨きをかけられるチャンスがあると思う。
このゲームそのものはお世辞にも面白いゲームとは言えない。
しかし具材は可能性を感じさせるには十分の物だ。
よって、レビュー内容の殆どを要望が占めてしまった。
それだけ期待できるのだ。
次のナンバリングタイトルは、RPGとしての戦略的なやり込みと、美少女ゲーとしての可愛さがより洗練された作品になっていることを期待する。
あとグリーンシスターも期待する。