オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
83pt
GOOD!
・コンボの楽しさ。DmCは2以外全部やったが、最も簡単に多彩なコンボが楽しめる。特に空中戦。今までのDMCにはなかったものです。想像力や閃きを活かして自分なりに組み立てていくことが出来る。武器の切り替えもスムーズに行えて良い。
4のスナッチを進化させた「プル&リフト」もアクションの幅を更に広げる要素になっている。気持ち良い。
・キャラデザ。ネットでの風評同様に私も最初はこの黒髪ダンテを好きになれなかったが、いざプレイしてみるとこれはこれでよかった。クリア後にはアシメツーブロック銀髪ダンテ(こっちが一番似合っていると感じる)、DLCでいつもの銀長髪ダンテも選べるし、問題無し。
今作のダンテには短髪がシックリくる。好みによるかな。
BAD/REQUEST
・特定の武器しかきかない敵。通常の難易度では気にならなかったが、サンオブスパーダ以降に出現率が上がってきてウザい。
後はBADというより要望を下記。
・ミッションが少なく感じる。面白いからそう思うのかも。
・武器に籠手はあるものの蹴り技が無いのが少しさみしいような。
・3〜4のダンテが出来た「敵の元に瞬時に移動する技」がないのもさみしい。
鉤鎖のような武器を敵に投げることで移動出来るっちゃ出来るんですが、「瞬間移動」の方がかっこいいので(笑)
・ボスが後2〜3体居てもよかった。
・どうせなら1〜4までのダンテ衣装を追加してほしい。
逆に黒髪長髪だとどんな感じなのかも見てみたい。
COMMENT
シリーズ最高傑作だと思います。(2はやっていませんが)
スタッフの思いとして今までのDMCにはなかった新しいものを作る挑戦を示す意味もあって黒短髪ダンテにした、というのもあるはずです。そこで何処まで崩して何を残すかは旧作への理解とセンスが問われると思いますが今回に関しては私は有りだと思いました。
とはいえ、私もDLCで銀長髪ダンテも選択出来るのを知ってから購入したのですが。今作のダンテにそれはあまり似合ってない気もします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 1pt |
85pt
GOOD!
・事前情報を良い意味で裏切ったデザイン
散々、デビル名倉イなどとネタにされていたが、実際にプレイしてみると以外なほどダンテがサマになっている。プレイする度にスルメを噛むかのようにダンテのかっこよさが分かってくる。
1〜4までに歴代ダンテは様々なデザインがあったが、今作のように思い切ったモデルチェンジはインパクトがあった、というかこれ以外に目新しくすることはできなかったと感じたので、個人的にはこれが必然とも思える。初代ダンテがデザインされてから10年以上たっているので今回のまるでデトロイドのスラムにいるヤンキー兄ちゃん的ダンテは新鮮。
ステージに関しても無駄な謎解きなぞ皆無で赤と黒を基調とした悪魔の世界を上手に演出しているように見えた。
・過去作をきちんと踏襲したアクション性
初代から続くこのゲームの醍醐味、「敵の攻撃を避けて合間に斬る」というスタイリッシュなアクションはきちんと再現されている。ステージの雑魚戦も相当練って作られており、各武器の特性を把握しながら堅実に攻撃を当てていけば必ずスタイリッシュにプレイできる点も嬉しい。開発がカプコンでは無く、海外の外注であることに発売前は不安を感じていたのだが、エネミーステップやタメ攻撃等、過去作の良い所の操作性は一部を除き相変わらずで、開発者による過去作へのリスペクトが見えて良かった。
それだけにとどまらず今作は空中戦を多大に意識した技が多く、まだやりこんではいないが恐らく発見していない空中コンボが多数あると思われる。
・オリジナリティ溢れる世界観
前作までは邪悪な陰謀を持つ敵をダンテが倒していくという話だったが、今作は一変し、最初っから世界は悪魔に支配されており、そこからダンテが解放するというストーリー。
リメイクでも無く続編でもない、完全なモデルチェンジだからこそできる荒業だと思う。シリーズファンの自分としては「4」までで世界観の行き詰まりのようなモノを感じており、特に初代制作者の神谷氏の影響から抜け出せていないような印象があったので、この思い切りの良さはとても評価したい。
BAD/REQUEST
・もう一味欲しかったアクション
GOODの欄に書いたが、一部の操作性が気になる。具体的にはスティンガーや回避等。
回避に関してはもう少し動作キャンセルの幅を広くして欲しかった。剣の振りが速いとは言えないので斬っている最中に敵の攻撃が来ると避け切れない場合がある。GOWやベヨネッタぐらいの神回避性能でも問題なかったはず。また、スティンガー(突進攻撃)も△の入力タイミングが遅く、せっかく使い勝手が良い技なのにこのコマンド入力方法とタイミングで台無しにしている。
・似た様な色彩のステージが多い
同じマップという意味では無く、赤と黒を基調とした色でステージが彩られており最初こそ新鮮なのだが何時間とプレイしていると赤色が目に痛くなってくる。もうすこし緑や青などを使って欲しかった。
・ボス戦が単調
初回撃破までは攻略方法を考えたりで楽しいのだが、効率的な撃破方法を分かってしまうと後は作業に近い。やはり雑魚戦が本作の一番の旨みということだろうか。
・ストーリーが単調
そもそもDMCシリーズはストーリー自体オマケみたいなものだから気にならないといえばそれまでなのだが、他の点が良かったため、もう一捻り欲しいなと感じる。
COMMENT
良い意味で予想を裏切られた良作。これに尽きる。
続編も希望。ただし攻撃モーションは後コンマ2秒ほど速くして欲しい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
89pt
GOOD!
*はじめに
これまでにDMCシリーズは全て体験済みで、本作とテイストの似たGOWやBAYONETTA、GODHAND(PS2)等のソリッドなアクションも好んで多々プレイしてきました。
賛否両論渦巻いた本作への最も大きな批判『これはあのDMCではない。』については、私はそもそもDMCの世界観やキャラクターに思い入れが一切なかったため、その観点でのコメントは控えています。
本稿は、あくまでアクション面を主とした"dmc Devil May Cry"の感想・レビューです。
*オリジナリティー 4pt
ナンバリングからは外れ、さりとて外伝やスピンアウトのような立ち位置でもなく、パラレルな作品と呼ぶぐらいしかこれまでのシリーズとの関連性を語れませんが、独特のイメージをしっかりと打ち立てたゲームに仕上がったと思います。
天使/悪魔での武器及び操作の使い分け、プッシュ・プルによる3次元を強く意識した戦闘、ファンタジーながら社会風刺や現代性・精神性を感じ取れる舞台設定、そしてシンプルだが人間味に溢れた主要キャラクターたち。そのあたりのブレンド加減が個人的には絶妙でした。
ただ、新規タイトルであればここまで注目されなかっただろうし、やはりタイトルとベースの部分で首をかしげる部分があるのは仕方ないよな…ということで、4ptに。
*グラフィックス 4pt
全体的に滑らかな描写ですし、乾いた空気感や背景(SFっぽかったりおどろおどろしかったり)の質感も見事でした。また、ムービーのリアルさ・秀逸なカメラワークには思わず魅入ってしまうことがしばしばありました(cp3のオープニングなど)。
敵キャラの中に若干やっつけっぽいのがいたり、何体かのボスがとにかく気色悪かったのは、洋の東西による解釈の違いってやつでしょうか。キャットはとても可愛いのですが(笑)。
とはいえ、全体的にはハイクオリティに纏まっていたと思います。
*快適さ 4pt
アクションの肝である、操作性=動かしての楽しさという点では、ほぼ満点です。洋ゲーとは思えないほどキビキビとキャラが動きます。
多くの方が仰っている様に、前作までと比較してという但し書き付ですが簡単にコンボを繋げられるのも◎。そこの敷居を上げても今更メリットはないでしょうし、プレイヤーによって色々な戦い方が工夫できるのでは。
武器にもそれぞれ個性があって使えないものがなく、ベヨとゴッドハンドからの影響をモロに感じさせる回避→攻撃の緊張感と、ディレイや溜め攻撃で破壊し尽くす爽快感のハイブリッドには、本作でしか味わえないカタルシスがあります。
ゲームバランスも良く練られていると思いました。シチュエーションも多様で、テレビニュースの中に入ってナレーションを聞きながら戦うシーンには個人的にセンスを感じましたね。
BAD/REQUEST
*サウンド 3pt
これは本作に限らずシリーズ通してそうですが、個人的にハードロックやメタルサウンドは…です。が、DMCに電子音やアンプラグドも可笑しいですし、可も無く不可も無く、ですね。効果音は違和感無く良かったと思います。
ロックオン機能のオフ、移動の多さ、片方の武器でしか攻撃できない敵なども、私は気になりせまんでした。むしろプレイに幅や奥行きが生まれて自由度が上がった様に思います。
ただ、ボスをあと1、2体増やしてほしかったのと、ストーリーにやはりもう少し説得力がほしかったですね(笑)。QTEや雰囲気を損ねるような過剰演出がなかったのは有り難かったですけれど。
最後に、挑発だけは何としても入れて欲しかった…。
COMMENT
*熱中度、満足感 5pt
率直に、久しぶりに心底楽しめるアクションゲームに出会えました。難易度を調整すれば、強敵相手にもこちらの思い通りの立ち回りでこれでもかと畳み掛けることができ、凄まじく病みつきになる魅力があります。〈現在のモードはSOS → HOH〉
開発のNINJA THEORYには、これまでの作品(HEAVENLY SWORD、ENSLAVED)の印象から密かに期待していたのですが、見事にやってくれたという感じですね。アクションの練度・精度は相当高いです。エンドムービーを見る限り、今回も相当制作費をかけてそうですが…(笑)。
最初に挙げたカプコン系諸作品へのオマージュはそこかしこに見受けられるし、強引とは言えDMCファン心理を掴んだ演出を紛れ込ませさせたりと、これまでのシリーズをリスペクトしつつ新たなアイディアをユーモアたっぷりに盛り込んだ感じが、プレイしていて最初から最後まで非常に楽しかったですね。
一般的には微妙な評価故に続編があるのか、はたまたマンネリ感漂うナンバリングをカプコン製作で進めていくのか、今後どういう展開になるのか分かりませんが、私としては"dmc Devil May Cry"には大満足です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-06
2のような作業アクション足したような感じ
GOOD!
爽快感あふれる戦闘は健在で自らがカメラを動かせることにより戦闘の自由度は増した
武器を切り替えながら敵にダメージを与えていくのは楽しい
中毒性のある戦闘 BGM、多彩なモーション、斬新なシステムにより完成度は高く感じる
BAD/REQUEST
カメラの感度をオプションで変えられない(カメラが勝手に動く
敵の種類が少ない(属性の敵が面倒
ストーリーが微妙 字幕もエッ!?あってなくね!?っという場面がある
COMMENT
DMCシリーズをやり通してきた人には不満の部分があるかもしれない(ロックオン廃止、挑発がないなど)しかしそれでも戦闘の面白さは必見です お勧めの一本