【PS3】ARMORED CORE VERDICT DAY(アーマード・コア ヴァーディクトデイ) レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-09-26 |
価格 | 6800円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:メカカスタマイズアクション&リアルタイムストラテジー ■ プレイ人数:1人(オンライン同時戦闘:1〜10人) |
- 総合ポイント
- 73
- (難易度)
- 3.09
- レビュー数
- 11
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 1pt | 2pt |
77pt
GOOD!
5はあまりにも酷すぎたのですが、大体改善されてましたのでそこを中心に書きます
・改善されたマッチング
5のときはマッチングされず、されても試合が始まらないでそのまま止まり、仕様の都合で防衛戦も防衛側が対応するのは困難と、オンライン前提なのにあまりにも杜撰な状況でした
発売から数日はやりましたが、あまりにも対戦できないので諦めてやめた記憶があります
しかし今作では(これまでのところ)確実にマッチングしてくれます、勢力も3つに区分けされたので自分たちがいなくても空き巣襲撃食らうなんてこともありません
人数や戦績に従ってマッチングのバランスもある程度自動でとってくれるみたいなので、いつまで経っても勝てないということはあまりないでしょう
・ミッションが比較してまとも
5のときはひたすら長いストーリーミッションかACと戦うミッションしかなかったのですが、ある程度旧作っぽく短いものを進めていく形になりました
・バランス
5は防御力がほぼ脚だけで決まる上に単一属性だけ高いので、見ただけでほぼ何が弱点か分かっていました
ほかにも武器の属性で優劣があったり、ダメージ計算が極端(威力が防御力を下回っていると跳弾してほぼダメージが入らない、逆に少しでも上回っていたら弾かれない)など問題がありました
今回も脚見たらほとんど属性が分かってしまうのですが、改造により他の属性もある程度対応できるようになるパーツが追加されたため、前ほど極端ではなくなりました
また跳弾に関するダメージ計算も変わり、以前よりもマイルドになりました
・UNAC
実用に足るものなんて作れないだろうと思っていましたが、過去作のAIと違って結構ちゃんと動いてくれます
あまり私は弄ってませんので評価できませんが、お供のUNACが頼もしかったり
BAD/REQUEST
・ミッション
5よりまともとはいえ、潜入や破壊工作がなく殲滅のみ、また大半がアリーナ形式なので60個あっても変わり映えしません
敵ACと戦うだけのは昔みたいにアリーナにして、普通のミッション50個ぐらい用意して欲しいです
ほぼ増援がくる芸のなさもちょっと
・作戦領域
警告出る位置が外に寄り過ぎてて、ハイブースト1回ふかしたらそのまま領域外に、という状況
特に区切りが分かりにくい平地系のマップだと、対戦中に外へ出ちゃう人をちょくちょく見かけます
過去作と違ってレーダーがない分、もっと警告を早めに出してもいいんじゃないかと思ったり
それなのに、ボスが平然と領域外に出てロックできなくなるのは地味にイラっときます
・ハードコア
本編とは「別」で制限をかけられた状態でミッションをクリアしていくモード
それだけならよかったんですが、完全に別扱いでプレイしても本編に何も反映されないのが難点
・バランス(今後修正されるかもしれません)
相変わらずカテゴリごと産廃になっているものが多くあります
武器腕追加されたなんて大々的に謳っていましたが、使い道のない武器カテゴリばかりで、使えるカテゴリでも威力や機体負荷が劣化してるなど、ほぼ日の目を見ていません
また、使いにくい構え武器ばかりで武器選択の幅が狭く感じます
・オーバードウェポン
強力な分デメリットが多すぎて微妙、逆にデメリットが軽すぎるとそれはそれで問題あるのですが・・・
消していいんじゃないでしょうかこのカテゴリ
・処理落ち、画面の見にくさ
多分デフォで30fps程度のほか、ちょっと負荷がかかるとフレームレートが低下するので始終カクついてます
それだけならまだしも、やたら激しい攻撃エフェクトや着弾エフェクトが発生するので何されてるのか、それ以前に自分が何してるのかも分からないときが多いです
大ダメージ受けたときには被ダメエフェクトでUIがブレ、TEだったならば発光し、さらに処理落ちでまともに判断できません
せめて30fps固定になるようにしてほしかった
・ロードの多さ
頻繁にアクセスするガレージとミッション選択時にロードする機会が多いので、あまり快適とはいえません
ガレージでACモデルを一々読み込まないで欲しい
・勢力戦
せっかく所属勢力が勝っても報酬なしは寂しい
・ミッション報酬
機体の修理費が尋常じゃなく高いので迂闊に高額パーツで組むと、ちょっと被弾しただけで簡単に赤字に
ほか、序盤から終盤まで貰える額が大して変わらないので、難度が高く修理費が嵩む後半のミッションほど金が増えないという状況になっています
金自体は簡単に稼げますが、ハイリスクハイリターンにして欲しかった
勢力戦で貰える額も雀の涙です、特に傭兵は終わりまで生きてないとお金すら貰えないのに・・・
この額は流石にミスだと信じたい
COMMENT
あまりにも酷かった5と違い、4対4のチーム戦はアセンも試合中も考えることが多く、やってて楽しいです
不満点も多くあるのですが、アセンも対戦もいい出来なのでゲームとしては満足してます
5の出来に引っ張られているのか、フレンドを見る限りのプレイ人口少ないのが残念です
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 2pt | 4pt |
82pt
GOOD!
まず特筆すべきは5vs5のチーム戦であること、チーム内の一人はオペレーターであることです。
3次元の高速戦闘なので1vs1相手を補足するのも容易ではないゲームなのですが、
さらにチーム戦で以前のシリーズのような全体を見るレーダーがないので何もできずに落ちることも多々あります。
そのための専任メンバーがオペレーターであり、
一度オペ付きで遊ぶとVCオフだとものすごく味気なく感じますし、旧来のACシリーズでは味わえない興奮を味わえます。
現在のレギュレーション1.07のパーツバランスが良くて、
オンラインにも関わらず、過去作でも一番いろいろなパーツを使われているシリーズになっているのではないでしょうか。
いろいろなアセンブルで遊べて毎日数時間遊んでも飽きません。
気軽に遊べる傭兵というシステムもあるのも嬉しいですね。
以上のことから熱中度、満足度を5点とさせていただきます。
グラフィックに関してはエフェクトで画面が見にくくなることがあるものの、
これだけ負荷がかかりそうなゲームのわりに比較的安定したフレームレートです。
アセンを考えてエンブレム作ってデカール貼ったオリジナル機体を心ゆくまで作れるのもポイントが高いです。
BGMはあまり耳に残りませんでしたが、弾丸の発射音や爆発音はなかなかいい感じになっています。
BAD/REQUEST
とにかく難しいです。
同社のダークソウルが裸足で逃げ出す難易度といっても過言ではないかもしれません。
文字通り全ボタンを使いますし、操作にまごついたらすぐ死にます。
数的有利をつくるのが戦略上重要なため、とんちんかんなアセンでいくと即座に狙われてこれまたすぐ死にます。
こういったアセンの基本や立ち回りなどのヒントがゲームを遊んでいるだけではほとんどわからないのが問題です。
せっかく興味を持って手にとった人のためにヒントをもっと記すべきでは?
よって自分から調べたり、トライアンドエラーができる人以外にはおすすめできません。
また、基本的にオンラインを想定したつくりのため、オフラインだとおそらく面白くないです。
ストーリーはただ戦うだけなので、過去作のほうが間違いなくよかったですね。
COMMENT
少しでも興味がわいた方はぜひ手にとってみてください。
そして勇気を出してどこかのチームに入ってみてください。
もしそこの雰囲気が気に入って、かつVCでやり取りできるようならば、
ACVDが最高峰のロボットアクションゲームといっても過言ではないかもしれないと思えることでしょう。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 4pt |
82pt
GOOD!
・一から自分で構築した機体で戦うロボットアクションゲームという点で現在ではほとんど唯一の存在です。
・壁蹴りやグライドブーストなど独特なシステムによる操作感。慣れれば気持ちよくテクニカルに戦場を飛び回ることが出来ます。
・多種多様なパーツ群。物凄い数のパーツが用意されており、用途や使用感にも個性付けがなされています。今回は初期の段階からパーツのバランスなかなか良好になっており、2013/11/10時点で多彩なアセンブルの機体を戦場で見ることが出来ます。更にこれ以降も数度の調整が入ることが予定されています。
・マッチングの改善。前作に比べ劇的に早くなりました。一人ぼっちのチームでも傭兵を簡易雇用→揃ったら出撃で快適に対戦に入れます。
・新要素UNAC。行動パターンをチップの組み合わせで決定したAIに機体を制御させるシステムです。機体そのもののアセンブルと同等、またはそれ以上の奥深さがあり、構築したUNACを僚機として対戦に投入することも出来ます。適切に組まれたUNACは中々の強さを発揮し、一人ぼっちのチームでもUNACを連れて行くことでそれなりに戦っていくことが出来ます。
・攻略し甲斐のあるストーリーモード。ただクリアするだけでも中々の難易度ですが、更にSランクやサブクエスト全達成などを目指すと適切なアセンブルと攻略パターンを吟味する必要があります。ACらしい構成のキャンペーンモードと言えるでしょう。
・武器育成システムが無くなり、単純な固定チューン方式になりました。武器をいちいち厳選する手間が無くなり、快適になっています。
・多彩な要素と、前回より大幅に快適になったマッチングにより対戦ツールとしてかなりの完成度になりました。個人的に大満足しているので満足度には5をつけさせてもらいます。
BAD/REQUEST
・とにかく覚えることが多く、操作も複雑です。軽い気分で手を出すとわけが分からないということになるプレイヤーも多いと思います。ゲーム内マニュアルやヘルプは充実しているのですが、情報量が圧倒的すぎて中々把握しきるのは難しいでしょう。情報の多さ自体はアセンブルや戦術に深みを与えるので悪いことではありませんが、初心者にとって乗り越える壁が大きいのは事実だと思います。
・一部の対戦マップが狭すぎたり、あるいは運要素が強かったりで面白くありません。加えて、勢力戦のシステム上そういうマップに連続で当たることも多く、そうした時は気分が一気に盛り下がってしまいます。
COMMENT
・前作のVを快適に進化させ、UNACを追加したゲーム。それが本作です。
相変わらずの敷居の高さですが、ゲームとしての完成度は比較にならないほど向上し、十分に良作だと言えるでしょう。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-06-06
他のレビューにオンライン対戦がひどいとありますが、まずは良いチームに加入できることが重要です。
自分は運良く同じかそれ以上ほどのチームと巡りあえて、skype通話をしながら模擬戦を繰り返すうちに、中級者程度なら勝てるぐらいまで成長できました。
正直ここまでくれば自然と戦闘の仕方が分かるようになり、自分自身でどんどん上達していくのを感じれるようになります。
めぼしいチームがなければ是非私たちのチーム
「初心者の巣窟」へ! (チーム名は気にしてはいけない)
GOOD!
【グラフィック】
前作のVと比べ、画面が見やすくなっている。
Vのときは画面が全体的に薄暗く、マップによってはかなり暗いところがあった。そしてスキャンモード時は画面が青白っぽくなり、さらに視界が悪くなっていた。
だけど今作のVDでは画面が明るくなり、スキャンモード時の画面も格段に見やすくなっている
さらにはロボットの質感やエフェクトが改良されており、Vよりメカっぽさが増し、カッコよくなっている。
【マッチング】
Vで不評だったマッチングシステムだが、VDでは「えっ?」と思うほど良くなっていた
前作では防衛側で待機する人がいなくて、侵攻側に人数が偏っていた
そのため、領地戦を開始しても対人戦にならずに、侵攻側が相手の領地を荒らすだけの空き巣襲撃ばかりだった。
しかしVDではわざわざ防衛側で待機する必要がなくなったので、空き巣襲撃はめったに起きない。
対戦を始めると、だいたい10秒程でマッチする。Vではマッチングに10〜30分は掛かっていたのに・・・。
Vより頻繁に対人戦が起きてるため、傭兵登録をすると1分と掛からずに依頼がくる。
【パーツ】
まだちょっとバランスが安定してないパーツもあるが、これもVより良くなっている。
TEだけじゃなくKEにも多少強くなる追加装甲付きのパーツやシールドが新しく登場したので、微妙に撃たれ強くなった。その他にも、プラズマミサイルというTE属性の追尾型ミサイルも追加されたので、両腕・両ハンガーにTE属性の武器を装備しなくても、ショルダーにプラズマミサイルを装備すれば、TE攻撃ができるようになる
これはかなり便利なので、僕も愛用してます。
さらに武器腕と呼ばれる、武器と腕が一体化してるパーツが復活。
ほぼネタに近いが、使いこなせれば意外と使えます。ちなみにVDの武器腕は、最初から腕と武器が一体化してるわけじゃないので、普通の武器も持つことができる。
というかこの武器腕の動き考えた人、変態すぎますね(笑)
いや、バカにしてるわけじゃないけど、これはねぇよ(笑)
【ミッション】
ストーリーは10、サブミッションは50と、前作に比べミッション数は減りました
それにストーリーミッションも、前作のように長くないのでパッと見、ボリュームは減りました。
ただ難易度が少し高くなり、味方UNACが敵に回ったりなど状況変化があるので、手応えがあります。数だけ多かった前作とは違って、味がありますね。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
全体的に良くなってはいるけどやっぱり微妙なのが、攻撃を受けた時に出るノイズとブレ。
ガトリングなどで撃たれてると、何が起こってるのかわからなくなる。
【処理落ち】
戦闘が激しいと動きが少しカクカクします。
けど、ものすごくスローになったり、画面が止まってしまうことはないですね
【オーバードウェポン】
これは前作のほうが使いやすい。いや、オーバードウェポンを使ってる時はなんともない。
画面も見やすくなったし使いやすくはなってる
ただ、使い終わった時がヤバいですね、ENが0になります
ENがないとブーストは勿論、TE兵器が使えなくなるので、ただ的になるしかない
おかげで今作では使う気になれません(笑)
【初心者お断り】
もともと複雑だったゲームがさらに複雑になり、対戦で強い人は明らかに動きが違い、AIのように正確に攻撃をしてきたり、色々と初心者に厳しい作りになっています。
ただ、慣れれば面白い。
COMMENT
前作とは比べものにならないくらい、進化してます。
本当はVDは買う予定なかったんですけどね、武器腕の動画を見たらやりたくなり、発売日に買ってしまいました。
正直、前作のVは有料のβテストで、VDが製品版と言っても過言ではないかと
ここまで良くなっているとは思いもしませんでしたよ、本当に。
これはVをやっていないとわからない良さですね〜
まぁ初心者には難しいし、オススメできる内容じゃない
操作に慣れなくて無理!!、ミッション難しくて無理!!、対戦に勝てなくて無理!!と、諦めやすい人には無理無理な内容ですが、僕は頑張って続けて、強くなっていくところがまた、ACVDの面白いところだと思います。