【PS3】グランド・セフト・オートV レビュー
発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-10-10 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールド ■ プレイ人数:1人(オンライン:2〜16人) |
- 総合ポイント
- 78
- (難易度)
- 2.58
- レビュー数
- 31
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
77pt
GOOD!
■3人の主人公
切り替え機能によって、移動中は他のキャラのストーリーを進めるなど
時間の浪費を抑えられる。
ミッション中の切り替えを行うことでプレイヤーが行う作業が豊富。
単純な狙撃だけではなく、援護される潜入役を同時にこなすことが可能。
銃撃戦では立ち位置などを考えて切り替えを行うなど戦略性も増加している。
3人それぞれが生活環境、立場などが異なっており、特にマイケルはGTAでは
初の子持ちの既婚主人公ということで新鮮な面白さを感じる。彼らの会話も
ブラックな内容で楽しむことができ、愛着もわきやすい。
■快適なプレイ
最初の読み込みこそ長いものの、一度完了すればシームレスにより
広大なマップをロードすることなく移動するこが出来る。
画面上には表示される情報が必要最低限に抑えられており、見やすい構図になっている、
■グラフィック
光の反射具合や細かい汚れなどきっちりと表現しグラフィック面は非常によい出来栄え。
ロスサントスの夜景は一度観るべし。
建物も一つ一つが丁寧に作りこまれており、コピペがなんとない。
■ランダムイベント
ランダムでイベントが発生するので単なる移動中にも思わぬ発見や収穫が得られる
楽しみがある。そして初見殺しのような酷いものまであるがそれこそGTAであろう。
■BGM
とにかくラジオ局が豊富。自身に合った局を選んでドライブしよう。
■遊び要素が多い。
ただ単に強盗や殺しといった殺伐としたミッションを進めるだけのゲームではない。
テニス、スカイダイビング、トライアスロン、カーレースなどお遊び要素は豊富。
キャラクターのステータスにも影響が及ぶので決して無駄にはならない。
過去のGTAに登場したキャラが出たり、色んな有名キャラをモチーフにした人物
やオブジェクトがユーザーを楽しませてくれる。
BAD/REQUEST
■字幕
運転中に字幕を読み取るのはさすがに忙しすぎる。
さらに一部字幕がない部分がある。
■出現する車の偏り
シリーズ伝統。自身が乗っている車両と同じ車両が出現しやすい。
仮にクラシックカーに乗って富裕層のエリアへ行くとスポーツカー
やスーパーカーといった高性能な車両が全く見かけなくなってしまう。
■ロストする車
車がとにかく消える。せっかくカスタマイズしてもミッションが終了したら
なくなっているようなパターンで消失してしまう。
3人の主人公にはそれぞれ決してロストしない愛車が設定されている。
そんな設定があるのならガレージに入れた車はどれもロストしない設定に
してほしい。
というかガレージに入れて車が消える致命的なバグはさすがに酷い。
■主人公同士で共有出来ない点
3人それぞれ個別に購入できるガレージがある。 が。
ちょうどトレバーのガレージが目の前にあったとしても他の主人公では
利用が出来ないという面倒な仕様になっている。
また所持金の受け渡しが不可能。ATMなどの存在価値がほぼない。
■トロフィーコンプの難易度
広大なマップの中から探し出すものが多い。
特にスタントジャンプ場所などは50箇所探し出すだけでもかなり苦労する。
合計2億ドル使うトロフィーも株のタイミングを逃すと厳しくなってしまう。
■広く浅い遊び要素
遊び要素が多いというのはGOOD欄に書いたが、結局同じ作業の繰り返しであり
多くの趣味をクリアするにはそれなりの忍耐力を求められる。
■強盗
強盗は基本的にストーリーだけで行うものであり、クリア後はコンビニ強盗
しかない。強盗メンバーには成長要素もあるのだが本編が終わると…。
その他
・ミッションリプレイの読み込みが長い
・マップに表示するアイコンのカスタマイズがない+メニュー経由で面倒。
・電話を切るのが×。走るのと同じなのはイカン。
・警察の手配度の解除が遅い。
・ライダーキックでのバイク強奪といったコミカルアクションなし。
・ストーリーがGTAらしくない?ギャング的なものが少ないからか。
・私見だがラジオスターの悲劇やSelf Controlといった印象深い曲がない。
・キャラステータスから車カスタマイズといった育成要素などが浅い。
COMMENT
GTAは 3、VC、LCS をプレイ済みです。
オンラインは未実装のため、ノーコメントです。
とりあえず本編を楽しむための期間と私は受け止めています。
所々に直して欲しい箇所もありますが、とにかくゲームとしての
完成度は非常に高いものでした。
綺麗なグラフィックや操作性もよかったですし、
新たな視点切り替え機能に関しても自分は満足しています。
(ただ切り替えに時間がかかるのは痛い)
今後オンラインも実装しますし、まだまだこれからのゲームです。
GTAに興味のある方は是非やってほしいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
75pt
GOOD!
・まずなんといってもグラフィックが凄い。現世代機の性能を限界まで追求したかのようなグラ。波の描写、車に反射する風景、島北部にある雄大な山脈etc…ドライブしてると、リアル世界とみまごう位になります。
・今作は様々な遊びが用意されており、テニス、ヨガ、ゴルフ、射撃練習等。特にテニスは単体でも楽しく遊べる位の出来です。
・乗り物がリアル。また、気に入った車は改造も出来ます。そして種類が豊富で一般的なセダンからスポーツカー、戦車や旅客機、潜水艇まであります。
・キャラクターが面白い。家族仲が悪い、引退した銀行強盗のである冴えない中年マイケル、野心家で成り上がりを夢見ている青年フランクリン、キ○ガイ、ハゲの予測不能な人物のトレバーなど。彼らの会話が巧い位に皮肉や揶揄が織り成されていて、一聞の価値はあり。
BAD/REQUEST
・4から削除された点が多い。例を挙げれば、
警察のデータベースの削除
しゃがみの削除
入れる建物の減少
など。その他、
警察が異常なまでに強い&明らかにおかしい探索能力。(無敵チートを使えば問題なくなるが、非チート派の人はかなり苦戦する)例え☆2でもバンバン車を当ててくる。投降なんて便利な物は無く、ただ蜂の巣にされるのみ。そして、路地裏の柵の後ろに潜んでいても発見されるというエスパーぶり。
・株式が余り意味を成さない割りには、不動産購入には半ば必須になっていたりする。
COMMENT
GTAは3〜5までシリーズ通してプレイしてますが、今作は圧巻の出来。これまでGTAをプレイしてきた人ならかなりのめり込めるはず。BADもそれほど気にならない点ばかりだったので、今は楽しくプレイしています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt |
72pt
GOOD!
物語は、発端となる強盗ミッションから始まり、これがチュートリアルを兼ねている。操作はやり辛かったIVから勿論変更で、RDRのようなL2で構えR2で撃つ(L1R1に変更可能)
銃を構えるのも、自動照準・照準補正・手動の三段階で初心者から玄人までお好みで設定可能だ。
三人の主人公にはそれぞれ特徴がある。R3L3同時押しで発動する特殊能力があり、マイケルはデッドアイに似たスロー効果で、歩行中のみ使用可能、乗車中は不可、スナイパーとしてうってつけ。フランクリンは運転が得意という設定から、乗車中にスローにして、より曲がりやすくなる効果がつく、カーチェイスに強い。トレバーは若干のスローと、頑丈になる効果がつき、乱戦に強いが過信は禁物。
これらの能力により、攻略に幅が出来た。
また、三人のキャラクターにも、これまで以上に魅力的であり、最も愛着がわいた
トレバーは困難に立ち向かう度胸と実力をもったタフガイだが奇人変人であり、事情によりマイケルを目の敵にしている。しかしながら、マイケルがピンチの時は助けてくれる、俗にいう敵か味方か分からない「お前を殺すのは俺だからな!」というキャラ。
マイケルは、主人公初の所帯持ち、絵に描いたような不器用パパ。今回様々な問題に板挟みになりながら1番気苦労が絶えない立ち位置。映画好きであり、そういったところでは無邪気な面も持ち合わせる。
フランクリンは、おそらく今回のことで1番得をしのし上がった主人公。シリーズの主人公に最も近いタイプ。反発し合うトレバーとマイケルをまとめる理性的なキャラである(その喧嘩も今作の見所の一つといえる)
これまで以上に広大かつ、美しいグラフィックにも目を見張るものがある。
シリーズ屈指の完成度を誇りながら、日本では不遇な扱いをされたサンアンドレアスをようやく自由に歩くことができる。前作のような、個々の島を橋で結ぶような形ではなく。一つの大きな街として描写している。そこから山を挟んで砂漠の街がもう一つ、RDRのような様相であり、北部の森では狩りも楽しめる。
その綺麗なグラフィックを本筋では全て触れることはなく贅沢に無駄遣いともいえる。こちらから楽しもうとする姿勢が必要となる。
今回からスマートフォンからネットにアクセスして様々なことが可能、ネカフェに通う必要がなくなった。
BAD/REQUEST
悪いところもありますがシリーズとして致命的なものはなく、最新作としては申し分ない出来上がりです。
株式投資が出来るが、これが完全に死に設定である。今回は、節目節目に強盗ミッションがあるのだが、そこでかなりの額を稼げるので、金策に困ることはまずない。余程無茶をしたいか、増える持ち金をみてニヤニヤできる人だけが楽しめる。
髪型やファッションの幅が狭い。柄の種類はあるが基本的に似たり寄ったりあまり奇抜な格好はできないし、ミッションごとに服装が固定されることも多い。楽しみたい人にとっては残念、カウボーイの格好でマーストンごっこは出来ない
マップは広大だが、その実できることは少ない、ビリヤード台はあってもビリヤードは出来ない。ストリップクラブも一つだけ。テニスはボールに印も何もないので見え辛い。
軍事基地や刑務所のような魅力的なロケーションはあるものの、殆ど触れない脱獄とかはしない
ストーリーはあくまで堅実に、真面目に進んで行くので、セインツロウに慣れているとやや物足りないか。サードの序盤のような強盗はしません。ただ唐突にSFな幻影が現れるくらい。
COMMENT
シリーズとしては間違いなく最高傑作。
RDRから導入された歩行者ミッションや不審者と変質者ミッションも好印象。
リアリティに不親切である。広大なくせにワープするにはいちいちタクシーを呼ぶか探して乗るしかない。そういう面倒を楽しめる人でないとこのゲームは合わない。
綺麗なグラフィックのために常時読み込んでいるため、人によってはヒヤヒヤするかもしれない。
難易度としては、前に出すぎると蜂の巣なのでちまちま撃つことになりますが、時に大胆にならないと、あっという間に背後に回られます。あるミッションのせいで中国人のことが嫌いになりました。自動照準だとシューティング好きには味気ないです。ただ照準のマークが見え辛く、白の背景だと全く見えません。
ステルスは今回いるのかな?って感じです。別にノーアラートができるわけでも無いのでさっさと見つかった方が気が楽です。
目立った不満はありませんが、個人的には作中の「日本で三番目に人気のアニメ」が気になります、もう少し膨らませてもらいたかった。前作のスピンオフからあるらしいのだが、未プレイ
あと本筋で触れない海の描写が異常に凝ってる。水面の描写やそこに飛び込むキャラの動作、珊瑚や海藻の美しさや海溝の広大なこと。特に今回はマップ東側のフランクリンの不動産に付属する潜水艇を使えばいくらでも水に潜っていられるし、そこから降りると潜水服装備。街から離れて、360度何もない水中を泳いでいると、言いようの無い緊張感にゾクゾクしました。こっから鯨でも現れたらかなり興奮するのになあ
と思ってたら鮫に食われますた。次回スピンオフがあれば海の方に注力してもらいたい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-04
期待を裏切らないと思いました。
GOOD!
美しい画面。
町並み、車、人物、すべてがびっくりするほど綺麗。
それだけでなく、車をぶつければボディに傷が、主人公が銃で撃たれれば服に血が・・・と、何かがある度にちゃんとその痕跡が残っている。
なんという作り込み。
遠くに見える、ビルや山も、しっかり描かれていて、いったい、どんな技術でこんなことができちゃうのか、驚きである。
おまけに町をどれだけ高速で移動してもローディング画面などない。
本当に、いったい、どんな技術?
驚き。
作り込みも凄まじく、非常に広大なマップであるにも関わらず、使い回しの背景はなく、かと言って、こんなところには誰も来ないだろう、という場所も、綺麗に作りこまれている。
もう、製作者の手間暇に脱帽するばかり・・・というか、むしろ、ここまで作りこまれて、ちょっと気持ち悪くなるくらい(笑) これって、いったいどれだけの人件費がかかってるんだろう、と、調べてみたら制作費が260億・・・・納得。
銃撃戦が楽しい。
ゲームはとても簡単。ミッションでつまることはほとんどないし、仮につまっても「スキップ」でいくらでも飛ばせる。簡単で物足りないとは思わない。何度もローディングをはさんで最初からやり直しさせられるくらいならスパッとクリアできた方がいい。
あと、とても親切。ミッションは、「どこに行けばいいか」「何をすればいいか」が非常にわかりやすく明示されている。洋ゲーといえば「不親切」「難解」なイメージがあったが、むしろ、国内産より親切な印象。
キャラクターが新鮮。主人公のうち二人がおっさんとか。特にトレバーのキャラクターは強烈。
BAD/REQUEST
○バグの放置
発売後2ヶ月位で出たパッチで、ゲームのローディング中フリーズするようになった。この致命的なバグをメーカーは放置するだけでなく、なんのアナウンスもしない状態がしばらく続いた。開発、販売元の良識を疑う最低の対応。
260億かけて作ろうが、こんな致命的なバグを出したり、放置するようなゲームはダメである。ただし、現在そのバグは修正されている。
○警察官がうざすぎる。本当にこれはクライムゲーム?
人を撃ったらすぐ指名手配になっておまわりさんに追いかけられる。
クライムゲームということなんだから、理不尽に人を撃ったり、轢いたり、そういうのを楽しむゲームでもあると思うんだけど、その割にはそういった行為に対するペナルティ(指名手配)がシビアすぎる。
例えば遠距離からサプレッサーつきスナイパーライフルで人を狙撃したら、普通誰がどこから撃ったかなんて分からないでしょ。ところが、一人撃てばすぐバレて指名手配。どうしてそんなにシビアにするの?ゲームの自由度は確かに高いんだけど、肝心の犯罪行為の自由度は意外に制約がきつい。よくわからないゲーム。
本当にお行儀よくプレイしないとすぐ指名手配。軽い気持ちで犯罪行為をすると警察に追いかけまくられ、警察から逃げる時間は極めてストレスがたまる。
○冗長なイベントシーン
ミッション開始時などに、イベントシーンが挿入されるのだが、これが無駄に長く、そして面白くない。とにかく、どうでもいい会話を延々やるのだが、これが退屈というか苦痛。会話の内容もこれと言ってひねりが効いてるわけでなく、それどころか、日本語訳の不手際なのかいまいち会話が噛み合ってない不自然さがあり、そんなものを延々聞かされるのは非常に退屈。
スキップはいつでもできるものの、スキップしてしまうと、話の筋も見えなくなるから困りもの。
○日本語ローカライズの不十分さ
会話はすべて英語。なので英語が分からないなら日本語字幕を読むことになる。しかし、プレイ中、特に運転中に会話が入ることが多く、字幕を追いながら運転するのはなかなかのストレス。
字幕の出ないセリフが多いのも困る。このゲーム、イベントシーン以外でも、街を歩く人を殴ったり、警察官と銃撃戦になったり、いろんなシーンで操作キャラクターもモブキャラも色々しゃべるのだが、そのしゃべる内容には字幕が出ない。なので、何を言ってるのか分からない。これが残念。
すべて、日本語吹き替えならよかったんだけど。そこまで日本向けに金をかける気はないか。
○使用される楽曲にろくな曲が無い。外人さんや洋楽好きはあれで喜ぶのかもしれないけれど、正直日本人にはどうなんでしょうね。ひと通り曲を聞いたら、BGMをオフに設定した。
COMMENT
○制作費(プロモーション費用含む)は260億という、すごい金のかかったゲーム。
それだけに、全てにおいてものすごいクオリティーが高い。
だが、それだけの金をかけたからといって、それに見合う面白いゲームになってるかというとそういうわけではないだろう。
「こんな所まで作りこまれてる!」と感動はしてみても、それがゲームの面白さに直結するわけではない。
正直「他に労力をかけるべきところがたくさんあったんじゃ・・・」と思う。
○結局のところ、ゲームは「ストーリーに沿ったミニゲーム集」と言った感じであろう。
いろんな課題が出るのでそれをこなしていってクリアーを目指す。
そのミニゲーム部分は色々あるが、基本は、乗り物を操作する「レースゲーム」的要素と、銃撃戦の「シューティング・アクション」の2つがメインとなる。
結局のところ、この2つの要素に面白さを感じられないプレイヤーなら、このゲームは楽しくないであろう。
ただ、この2つの要素ともかなり高いクオリティーである。操作性がいいし、アクションも多彩、非常に良く出来ている。
自分は非常に楽しめた。
○マップは広大で、やれることは多そうだが、実は大してやることはない。ストーリーミッションをすべてやり終えた後、この広大なマップで何をすればいいのか途方に暮れることになるであろう。色んな犯罪を楽しみたくても警察が鬱陶しすぎて楽しめない。
○ゲームとしては「そこそこ面白い」程度の評価に落ち着くのではないだろうか。