【PS3】第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-04-10 |
価格 | 8716円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 49
- (難易度)
- 1.10
- レビュー数
- 10
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 1pt |
68pt
GOOD!
●全体
熱く激しいロボットバトルでした。
分かっていても援軍が来るとテンションがあがりました。参戦作品も好きなものが多かったのでそれなりに楽しめました。
●戦闘
さすがPS3なだけあって、迫力満点でした。退屈な部分は飛ばせる。一緒になって技の名前を叫ぶとそれなりに楽しいです。
●BGM
いままで同様、気分によって変更することができるので、戦闘中も飽きることは、それほどありませんでした。ガンバスターの曲などもう何度聞いたことでしょうか。
●物語
王道といえば王道。なんだか呆気ないような気もしましたが。まだ前篇なのでなんとも言えませんが、次回作を期待したくなるような作品でした。
BAD/REQUEST
●全体
これといってあげるところはありませんが、個人的には、DLCにまったくそそられませんでした。元々長いストーリーであるのに、なぜ金を払ってまで余計なお話を増やさないといけないのでしょうか。本体に不満があるとしたら、それくらいです。
●戦闘マップ
生首大戦も嫌いじゃないのですが、せっかくPS3になったというのにもったいない気がしました。というかPS3で出した必要性が感じられなかった。ベッドのうえで寝転びながらやるようなゲームでもないし。
●戦闘
最初はそれなりに苦労しますが、すぐにお金が溜まってしまいます。最後のほうは改造する機体がいなくなります。味方が強すぎるので敵が可哀想になります。加えて、マップ兵器を全然使わない優しい敵たち。気を使われているようで情けなくなります。
SPポイントも、なぜあの仕様にしたのか理解に苦しみます。便利でもなければ不便でもないし、鬱陶しいだけで中途半端すぎていらない。
●参戦作品
そりゃあ今までの参戦作品をすべてだしたら膨大な数になってしまうことくらいは分かるのですが、まるでいなかったような扱われてしまうと寂しいものがあります。せっかく繋がったお話であるのだから、せめて顔くらいはだしてもらいたい。
あとGガンダムがいない。
アルゴ・ガルスキーはいずこへ。
COMMENT
おおむね満足でした。
期待は超えて来ませんでしたが、ゲームとしてはそれなりに面白かったです。隠し要素もあんまり魅力がなさそうなので二週目をやろうとも思えませんが、だらだらやるにはいい暇潰しではないでしょうか。
わたしの求めていたスパロボでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 1pt | 2pt | 1pt | 1pt | 3pt | 0pt |
29pt
GOOD!
ガンダムUCと逆襲のシャア関連のクロスオーバー。
エディットBGM。
DVE。
ビッグオー関連のシナリオ。
ボトムズ関連のシナリオ。
BAD/REQUEST
ローリングバスターライフルが強力すぎること。(ウイングゼロの撃墜数がモリモリ上がっていきました。)
戦闘アニメの出来が前作より劣化。(特にフルメタ勢やガンダムW勢がひどく感じました。)
ウーフェイをなぜカレンが説得できるのかが謎。(しかもサーペント取得に関わってくるのがきつい。)
とってつけたようなエンドレスワルツの再現。(MAPがユニットの顔だけのグラフィックでバスターライフルのイベント再現はすごいシュール。)
無駄に多いテキスト。(この膨大なテキストを一言一句読んでる人に敬意を表すレベル。)
相変わらずSRポイントの取得条件がターン制限が多いこと。(○ターン以内に○機倒せとか。)
サブオーダーでアクエリオンのサブパイロットの撃墜数をあげられないこと。(エースボーナスを取得するのに一苦労。)
分岐のたびにオーダーを組みなおす手間。(自動編成が相変わらず役に立たない。)
オリキャラが微妙。(特に最後にでてきたラスボス?のような敵はなにがしたかったのかすらわかりませんでした。)
エディットBGMできるのはいいけどマクロス7のファイヤーバルキリーは専用BGMが設定されている武器が全てなのでエディットBGMの恩恵を受けていないのは非常に残念。
COMMENT
今作はエディットBGMで音楽をいろいろ変えるのが一番楽しかったです。ゲッターやマジンガーの曲をスパロボFの曲に置き換えたりしたら結構馴染んでました。
ダウンロード版を購入しましたが戦闘アニメに入ってから始動するまでの間はダウンロード版でもしっかりありました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 4pt | 0pt | 1pt | 2pt | 1pt |
29pt
GOOD!
・参戦作品が豪華
・会話シーンのボケが面白かった
・戦闘シーンの掛け合いが楽しい
・タッグシステムで楽にマップをクリアできる
BAD/REQUEST
・ハッキリ評価すると再世編よりつまらない
・主人公が厨二病+カンフーでキャラ崩壊している
・ヒロインも魅力が無く、無理矢理感が凄すぎる
・参戦作品が人気に対し、オリジナルが足を引っ張っている
・シナリオが唐突に始まり、しかも説明不足で次回に持ち越し
・ボーナスシナリオも100円〜250円とかボッタくり過ぎる
・そのシナリオでも殆ど明らかにされておらず、五分以内に
終わるステージが大半で、詐欺に近い搾取を感じた
・宗介のボイス付き台詞で2回も同じセリフを違うステージで
連呼している(今作を一言で言えば“手抜き”)
・多元世界だから何でもアリなのかも知れないが
参戦作品の世界観がステージに出ており、他の
作品と混じらないので違和感が凄い
・値段が8000円以上で、それに見合う作品に
仕上がっていないのが酷過ぎる
・この作品をどう終わらせたいのか、全く見えて
こないし、引き伸ばしで尺を稼いでいる
COMMENT
とにかく第一次・第二次Zをやっていない人は専門用語と
未プレイの人を置いてきぼりにする展開なのでお勧めしません。
今回のスパロボをやって思ったのは昨今の邦画やアニメ、日本の
クリエイターに対する閉塞感を受け取りました。
「同じことの繰り返し」なんですよね、全体的にマンネリ感がハンパない。
こうすればフラグ、こうすれば泣くだろう、こうすれば盛り上がるだろうと
過去のライトノベルの焼き直しをしている気がする。海外の反応でJRPGを
アメリカ人が「まるで今の日本の様に衰退しているじゃないか」と嘆いて
おりましたが、本当にそうなっている気がします。ハリウッドもマンネリが
酷いですが、ここまで酷いスパロボは無いです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-28
GOOD!
ガンダム関連のストーリーがよくまとまっていたように感じられました。逆襲のシャアとUCをZシリーズの設定と併せてそれなりにうまくクロスさせられていたと思います。
その他、版権関係のストーリーは良かったです。版権キャラ同士の関係性や成長はシリーズものならではの出来でした。
戦闘アニメはさすがというべきか、平均的にはおそらくかなり満足できます。良いものに関しては本当に素晴らしいです。ただ、ムラが非常に激しい。この辺はBADにも書きますが。
一部で言われるBGMも、さほど気になりませんでした。ただ、ムラがチラホラ・・・。戦闘アニメほどではありませんが。
顔グラフィックの豊富さは言うことなしレベルです。一部作画が乱れているものもありますが、基本的にどれも美しく、また表情が豊かです。例えばキラの顔グラも、いつもの曖昧な笑み、曖昧な悲しみ、曖昧な無表情だけよりは随分勇ましく、人間味があって個人的には好感が持てました。(ちょっと恐いですが)
BAD/REQUEST
オリジナルキャラの魅力のなさ。特に最序盤のオリジナル主人公のクサさは久しぶりに初見テキストスキップをしそうになるくらいでした。版権キャラ同士の絡みは普通に面白いのに、そこにオリジナルが絡んだ瞬間醒めた目で見てしまいます。中盤から少し改善されますが、終盤でまた・・・。もう少し等身大の感性があるキャラで良かったように思えます。
オリジナルストーリーの寒さ。版権作品でのクロスオーバーやオリジナル展開はかなり面白いのですが、オリジナルキャラにスポットが当たると明らかにクオリティが下がります。幸い中盤以降そうスポットが当たるわけではないのですが、当たった時の強烈さがもうほんと、ひどい。
戦闘アニメのムラも激しいです。ある作品のメカはのきなみ華麗に動く傍ら、別の作品は明らかにもっさりもっさりと動く。過去作品と比べれば全体のクオリティは上がっていますが、相対評価としてもっさりと動く作品のファンは戦闘アニメを見るたび悔しくなり、次第に戦闘アニメを見なくなります。アニメの監修がなっていないとしか言えません。
オリジナルキャラの顔グラ。基本的に顔グラに関しては大満足なのですが、オリジナルキャラだけ明らかに雑です。主人公のヒビキくん、実は中盤以降性格はちょっと改善されているんですが、これで損してる部分もあるんじゃないでしょうか。かわいそうでもあります。
難易度。序盤から中盤にかけてはなかなかちょうど良いのですが、システムに恵まれた機体の存在に気が付くとバランスは完全に崩壊します。爽快感があるといえなくもないですが、一週目にいくつかは歯ごたえのあるステージをやりたかったものです。
UIの退化。過去作でできてたことがいくつかできなくなっています。個人的にイラついたのは3Dスティックでのカーソル移動撤廃とMAP兵器使用後のほんの少しのもっさり感。前者は慣れればあまり気にならないのですが、後者は仕様上おそらく何度も何度も目にするため「イラッ」としてしまうかもしれません。
マキシマムブレイクの演出。ダサい。ダサいしただ戦闘アニメを繋げただけです。わりとすぐにダメージが上がるコマンドというだけの認識になります。
COMMENT
総括すると、なかなかいいスパロボだったと思います。シリーズは初期の第〇次〜シリーズ以外ほとんどプレイしていますが、据え置き系の大作感がありつつ、プレイしての満足感もある今作は良作に思えました。
64ほどのヘビーさもなく、Wほどの軽妙さ、熱さもなかったZシリーズでしたが、ここにきてやっと独自の魅力が出てきたようにも感じます。
版権作品単体、あるいは版権作品同士で展開する部分のストーリーの出来は個人的にはかなり良かったです。少なくとも、天獄篇の期待は大きいです。
ただ、Zシリーズ全般に言えると思うのですが、オリジナル関連が寒い。
スパロボオリジナル自体は決して嫌いではないですし、OGシリーズも楽しんでプレイしているのですが、Zのオリキャラ、オリジナルストーリーは正直あまり好きになれません。2Zだけはそれでも結構マシでしたが。
今作のオリジナルキャラも全てが全て魅力なしとまでは言いませんが、基本的にあまり好感をいだけるキャラはおらず、関連イベントも独りよがりでした。強いて言うなら、ガンダムにこんな奴いたっけと思うくらい見事に馴染んていた敵キャラの一人は徹底したストーリー上の役割の遂行振りでとても好感を持てました。まぁ、サブキャラもいいとこなんですけど。
いろいろ不満点が多く上がるくらいには大味なところもありますが、シリーズ物最終作の前編としては良かったと思います。