【PS3】AQUANAUT'S HOLIDAY 隠された記録 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-25 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:海洋アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt | 0pt | 1pt |
36pt
GOOD!
PS3のレビューを書く度に同じような事を書いてる気がするが、やっぱりグラフィックは美しいと思う。
現在まで沢山トロフィー対応のソフトが出てきたがこのソフトぐらい簡単に取れるのは嬉しい。(人によっては気に入らないかもしれないが)
ただしBAD欄に書きますが、簡単なのとすぐに取れるのとは違いますので…
ジェシカ&ケメルマン馬鹿すぎ。(笑)
ジェシカのほんのり笑顔に自信たっぷりの上目遣いとケメルマンのぎょろ目に「ほっほー」といわんばかりの顔が良い意味でむかつく。
BAD/REQUEST
どこから手を付ければ…な感じですが…。
立ち上がり時。
遅い。とにかく遅い。ゆっくりまったり海中遊泳させたいのかもしれないがこうまで遅いと眠くなる。
で、どうやらミームを集めるとドルフィン号をパワーアップさせる事が出来るらしいが特定イベントまで進めないと取得できない。
で、このミームを集めるにはここのレビューでも悪名高いシンガーとの記憶力ゲーム。
既に書かれてますが、1匹に対してレベル20は無駄に多い。(しかもそれが20匹もいる…)
また初期のシンガーはまぁまだコマンド数もたいした事ないがゲーム終盤のやつはとにかく無駄に多い。
ここら辺は攻略サイトを見れば解るが、攻略サイトのシンガーコマンド表を見るだけでうんざりする。逆に「シンガーイベント最高!」な人はいるんだろうか?と言うか開発中に誰一人として「長すぎませんか?これ…」と言えた人はいなかったのだろうか…
せめて20匹レベル5までが限度でしょう。トロフィー機能がなければ余程のファンじゃない限りこんなものイベント上必須な奴以外やらんでしょう。
そんな苦労をして集めてドルフィン号をパワーアップ!させても速度はある程度マシになるものの旋回性能はまだ後2〜3倍は欲しいところ。
狭いところにいくと「これは何の上級者カーですか?」と聞きたくなるぐらい。(早いけどハンドリングは最低という定番の上級者カー)
ソノブイ。
バッテリーを入れたら後はただの飾り。(一応注目するとNo.を振ってくれてるので目印代わりにはなるが)
NaSUというどこでも設置できるワープ装置が買えるが…ソノブイ自体狭い海域に沢山あるんだからそれがワープ地点代わりでも良かったんでは?
わざわざ1つ1万もするバッテリー入れ替えたんだから3万もする装置まで買わせる必要はないと思う…
頻繁に起こるフリーズロード。
ドルフィン号を進化させればさせる程頻繁に起こる急停止。
特に後半の海になればなるほど起こるような気がする。
例えばオプションで「画面は止まるが魚の表示は完璧」と「シームレスになるが、魚など特定オブジェを随時読み込み、読み込んだものから表示(位置判定は残ってるのでカーソルはあう)」なんかがあれば良かったと思う。
もしくは今更ながらのVerUPでHDDインストールとか。(まず無いだろうが)
COMMENT
酷評され気味のシナリオですが、個人的には良くある「後はあなたが感じ取ったものが答えです」的投げっぱなしなのでまぁ可も無く不可もなく。
強いていうなら途中から怪しい宗教団体の広告でもはいるんじゃないか?と思うような展開。
ですが、自分には別段そこまで酷かったとは思わなかったんでBADではなくここに書いてます。
総評としては「せっかくトロフィー機能つけれるんだからやり込み要素入れましょうよ!」の空回り感が半端じゃない。
BAD欄にも書いたが、トロフィー取得条件自体は「コンプする」とか「○○発見」ぐらいなので説明するのは簡単だけど、実際取得しようとすると莫大な作業感しか感じられなくなる。
そんな作業感たっぷりなのにも関わらず操作性が…フリーズ風読み込みが…的「どうにかならんかったんかいな…」な残念な仕様が多いので快適さは0にしました。
トロフィーレベル上げたいけど他のゲームは難しいし…
という人は(時間さえ掛ければ)誰でも完全取得できます。
ただし、ソナーゲームなどは攻略サイトを見てやった方が良いです。
ただでさえ無駄な時間が掛かるのに自力でやればそれ以上に無駄な時間が掛かるので…
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 1pt | 1pt | 2pt | 1pt |
33pt
GOOD!
水面から見た太陽
でかいサイズの魚の迫力
ストーリーが進むにつれ多少気になる
魚の種類と図鑑
OPデモが自分好み
CM
小魚の群れ
BAD/REQUEST
まず付属のエコバック。付ける必要ないし本当にエコロジーを考えてるならあのバックを作る費用や、あのバックがゴミになる事も考えてほしい。エコバックは人生で一つだけ使い続ける物だと思う。
シンガーの存在。 20回繰り返してクリアしてもストレスが残るだけ。クリアして潜水艦がレベルアップしても同じ結果である。NASUやバッテリーがたくさん持っていけても意味ない。あのシンガーの音で世界観が崩れる。
ロードが連続でくる事がある。 ほとんど動けない。
音楽も残りにくい。
肝心のグラフィック。ブラウン管のせいか、さほどキレイと思わない。汚くはないが。
でかい魚と潜水艦がぶつかるとペシっと音がするだけ。よろけもしないし逃げもしない。
SFストーリー。
潜水艦のセンス。
同じような魚が多い。特に小魚。
ソノブイにバッテリーを入れる作業。ストレスもいける範囲も増える。
主人公とあと2人の会話。ほぼいらない。
COMMENT
期待しすぎたせいかおもしろいと思わなかった。 ストーリーもグラフィックもいまいち。 自分好みではなかった。 海底散歩も同じような場所ばかり。 非現実の世界と書いてほしかった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
69pt
GOOD!
前作プレイヤーなので、どうしても前作と比べてしまう部分がありますが、そこはご了承ください。
・グラフィックス
これは素晴らしいです。さすがPS3ですね。初代PSのグラフィックでも満足してたのに、まさかPS3で作ってくれるとは……。
今作では特に浅瀬の表現に力が入っています。前作は浅瀬というより「表層」でしたが、今作では色取り取りのサンゴと可愛らしい小魚が大挙してプレイヤーを出迎えてくれます。
図鑑もかなり気合が入っており、全ての生物を360度自由な角度から観察できます。イセエビやカブトガニみたいな腹を見せない生物をひっくり返せるのが地味に嬉しい(笑)
・熱中度
ミームを溜めて潜水艦を強化していくのはハマる。シンガーを見るとついついコンタクトを取ってしまいます。
新しい地域に踏み込むと地図の黒い場所に色が付くので、新海域を発見すると隅々まで探索したくなる。なかなか止めるのが難しい。
また、新しい魚を発見すると図鑑に登録されていくので、図鑑完成を目指すのにも熱中。RPGのアイテムコンプに夢中になった方は分かるかな?(笑)
図鑑も前作までは魚の名前が並んでいて名前を選ぶとグラ表示、という流れでしたが、今作では最初から(発見した)生物のグラが表示されて、実物の海洋図鑑にかなり近くなっています。
・満足感
基本的には満足しています。ただ不満もあるので5点は付けられないかな……。
・オリジナリティー
「ただ海を自由に探索するだけ」という前作までのテーマは、他に類似品がなくオンリーワンの物でした。今作もそのままであれば5点を付けられたのですが、余計なストーリーが入ってしまったので1点減点です。それでも個性あふれるゲームですが。
BAD/REQUEST
深海が狭い! 深海を期待して買ったのでちょっとガッカリ……。深海がある海域自体少ないのですが、その少ない深海にも真ん中にでかい山があったりでかい神殿が建ってたり……。
マップも前作より狭くなった。全体の広さもそうだけど、海域一つ一つも小さく浅くなった。すぐに調べつくせてしまうので「まだ未踏の地があるかも……」というワクワク感もすぐに終わってしまう。中途半端な深度に洞窟でも作っておけばよかったのでは……。
オブジェクト探しもあまり熱中しなかったなー……。すぐに見つかるのに加えて、オブジェクト自体があまり神秘的でなかったのが原因か……。サメの卵とかは生物に分類してほしかった……。名前もそのまんまだし、前作みたいな情緒を感じられなかった(偉大なる骸、風はどこだ、とか)。
皆さん書いてある通り操作性はかなり悪い。ロードも多い。
シンガーがいつまでたっても消えないのもマイナス。うるさい。レベルも20は多い。
潜水艦を成長させきるとミームと金の使い道がなくなってしまう。ミームの木を育てきってもなお大量に余る。
NASUを無限に配置できない。たった9個というのは少なすぎる。ミームパネルに3ページ目を作って延々とNASUを増設できるようにすればよかった。そうすれば3つの問題が一度に解決するのに……。
前作にはあった北極海と川と古代の海が無くなった。続編や拡張版を作るならぜひ復活させて欲しい。
COMMENT
新しい要素では、潜水艦の成長要素とサブストーリーは肯定的に見ています。
メインストーリー、ソノブイ(行動範囲を制限してる)、シンガーは要らなかったかな、と。シンガーとは積極的にコンタクトしましたが、それはコンタクト自体が面白いのではなくて、潜水艦が成長するのが楽しかったんですね……。
ただ、マイナス面こそ多いゲームですが、それを上回るほどのプラスをこのゲームは持っていると思います。海洋好きなら買って損は無いと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2008-10-14
舞台はキシラ環礁。
主人公はジャーナリスト。
キシラで消息不明になった海洋学者のビル。
ビルの失踪が特ダネになると思い、キシラ環礁に行きます。
キシラベースを拠点に、不思議な体験をしつつ、美しい海を調査。
海域は複数あり、それぞれ異なった種類の魚がいます。
『ゲームの大体の流れ』
ドルフィン2号という小型潜水艇に乗って海を回遊。
新しい魚や場所などの発見に伴い資金が支給され、必要な機材を購入。
そして次の海域を目指し、行動範囲を広げていく。
途中、失踪したビルに繋がる出来事が起き、謎が少しずつ解明。
『映像・音は』
水のゆらめき・水泡・魚の肌・水の音…
ヒーリング効果があり、どれも秀逸です。
魚を拡大すると、ヒレなどが角ばっていたりしますが、
リアルに作られています。
綺麗な分、映像を十分に楽しむためには、お使いのTV・ケーブルを選びます。
気に入った場所や魚は写真に撮れます。
写真はストーリーに関係することはありません。
海域ごとに音楽が違い、イメージが膨らみます。
音楽をオフにして、水の音だけ楽しむこともできます。
マンタの群れを下から見上げ、太陽の光で揺らめく光景は良かったですね。
『実際にやってみて』
魚とコミュニケーションする機会がありますが、
会話というよりちょっとした音ゲームです。
NaSUというアイテムをうまく使えば、遠い場所にショートカットできるので、
拠点から時間かけて行く手間が省けて良いですね。
登場人物は実際の写真を用いていて、全て外人の顔。
個人的に、リアル外人の顔に親近感は沸きませんでした。
セーブは早め。
ゲーム中のロードは、基本的に海に出るときと拠点に戻るときぐらいです。
意外と魚図鑑の詳しく、解説と魚の拡大で特徴を細かく見れるので、
けっこう勉強になりました。
『深海について』
約1000mまでしか潜れないので、中深層といったところでしょうか。
つまり、表層と中深層の調査だけになります。
下に行くほど岩で狭くなるので、深海の割合は少なめ。
よって、出会える深海魚の種類も少なめ。
『注意点』
主人公の名前は無し。
ボイス無し。
天候の変化無し。
魚同士の争いや食物連鎖は無し。
ゲームオーバー無し。
サメなどに襲われる心配無し。
いつでも昼。
資金が余る。
泳いでいる途中、急にローディングになり、動きが何回も止まることがある。
岩肌・珊瑚など少し雑。
シンガーと呼ばれる魚がうるさい。
一部、リリカルな会話あり。
深海の深度は約1000mまで。
『実際どうなのか』
謎解きといっても、流れで解決できます。
謎を自分で考えるというよりも、解決に繋がる鍵を探すという作業が多いですね。
映像においては、実際に海に潜られた方には物足りないでしょう。
「水が好き」
「気軽に癒されたい」
「海に行きたくても行けない」
「ダイビングしたいけど泳げない」
「まだ夏を感じたい」
こういう方々に向いているゲームかなと思います。
『ボリューム』
私のクリア時間は、約12時間。
魚図鑑コンプリート・トロフィー制覇で、約18時間。
参考なれば嬉しいです。
GOOD!
ハードがPS3に移行したことにより、海の生物が非常に綺麗になった。当然かも知れないが、これは非常に重要な要素であり、潜水艦を止めてジュゴンをぼーっと見ているだけでも十分元は取ったと思える出来。
単座の潜水艦に乗って海中散歩の雰囲気が気軽に味わえる。本来は非常に危険かつ金がかかるため中々体験できるものではない。さらに燃料だの酸素だのサメだの気にしなくてもいい。
見つけた魚が記録に残るので、コレクター要素的な部分もある。海域ごとで条件を絞ることもできるので、どこで取りこぼしたかが一応分かる。
BAD/REQUEST
まずシンガー。ゲーム中に「歌う魚」というのが出てくるのですが、まさか最新鋭のゲーム機でエレメカの代表的ゲーム「サイモン」をやらされるとは思わなかった。しかもクリアにはある程度回数をこなすのが必須。
次にストーリー。オマケ程度につけたにもかかわらず、「メッセージが出るところ全て回らないと先に進めない」仕様にしてしまったため早く先の海域に行きたくてもしらみつぶしに色々なところを回らないといけない。
そしてロードが頻繁に起こる。特にサイモンゲームを進めて行くと自分の潜水艦を強化でき、速度を上げることができるのだが、ロードが入ってしまうためかえって速度が落ちてしまうという本末転倒。
これらのことをふまえて快適さは0としました。
曲は悪くはない。でもBGMのボリュームを無しにすると水中以外のBGMも消滅する。あと魚群がやたらうるさく、魚群の近くでイベントが起きると長々ノイズを聞かされる。つまり音響システム周りがなっていない。
魚のロックオン範囲が思ったより狭いため、魚群の中にいる速い魚などを登録したい場合にはボタン連打と反射神経の勝負になる。一応全部登録しなくても先には進めるが、遅延が発生するテレビでは厳しいかもしれない。
あとゲームの設定上「バッテリーが生きているソノブイの範囲外は調査不能」とありますが、余りにも無理がありすぎる。人間と会話できるくらいのコンピュータを搭載しているのなら、GPSで位置や方角を得ることなどたやすいはず。
COMMENT
37インチ液晶HDTV、5.1chサウンドシステム使用。
アクアノートの新作がPS3で出るということでかなり期待していましたが、良いところよりも悪いところが目立つ作品になってしまっていました。
最低限「アクアノートの休日」としてプレイするにはサイモンゲームやらポイント探しやら苦行をしなければならず、そこが非常にもったいないポイントです。
とはいってもグラフィックに関しては5点はあげられないものの文句なしの出来なので、水族館、特に色々な生態系が混ざっている巨大なのが好きな人にはおすすめできます。というよりも私も水族館大好きなので。
次回作では北極・南極の海を加えてぜひ普通の「アクアノートの休日」としてリリースしてください。