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【PS3】Demon’s Souls(デモンズソウル) レビュー

発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメントオフィシャルサイト
発売日 2009-02-05
価格 6980円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon(廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクションRPG
■ プレイ人数:オフラインモード:1人 / オンラインモード:最大4人

【廉価版】
■ 発売日:2010/02/25
■ 価格:3,800円

総合ポイント
89
(難易度)
3.90
レビュー数
164
スコアチャート Demon’s Souls(デモンズソウル)レビューチャート

Demon's Souls(デモンズソウル) 購入する
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【60点以上】
86%
【標準偏差】
17.44


デフォルト:新着順

805人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 3pt 5pt
総合点
89pt

GOOD!

死んで死んで死にまくるゲームです。死ぬことが日課みたいなもんです。それでも諦めず続けると着実に強くなっていけます。どうしても進めない場所も、試行錯誤を繰り返せば進めるようになります。少しずつ前に進んで、達成感と喜びを味わえるゲームです。この達成感はやみつきになりますね。


・オリジナリティー 5点
人の死に様をみられる血痕システム。現在プレイしている人がみられる幻影。などオリジナリティーに富んだシステムがいくつかありますが、やはりファントムとして他のプレイヤーとの協力、敵対プレイが素晴らしいですね!だって普通にプレイしてて、いきなりボスより強い敵が殺しに来るんですよ!?ありえません。

・グラフィックス 4点
綺麗なほうだと思います。質感なんか良くできてて非常にリアルですね。ナメクジのグロさには思わず顔が引きつりましたね。

・サウンド 4点
ステージではボス以外音楽はありません。そのためゲームに集中できます。SEは非常にリアルで夜中に一人でやると怖いときがあります。

・熱中度 5点
正直10点位あげたいです。このゲームを買って1年程経ちますが、いまだに楽しんでます。たまに他のゲームもしますが、それが終わるとすぐデモンズしちゃいます。それほど熱中します。

・満足度 5点
大満足です。これほどまでに完成されたゲームシステム、バランスは他に例をみません。ARPGとしてほぼ完璧なのではないでしょうか。

BAD/REQUEST

あまり見当たりませんが強いていえば、顔グラが若干しょぼいですね。ただプレイ中、顔はあまりみえませんからそれほど気になりません。

あと後半、レベルが充分あがるとソウルを溜める意味がなくなってきますから、1千万ソウルでトロフィーとか、何かしら莫大なソウルでできることが1つほしかったですね。

COMMENT

最初プレイしたのはオフラインでした。アップデートもしていない為、死ねば死ぬほど敵は強くなるし、ボス倒すまでレベルは上げられないので、その衝撃的なドSっぷりに何度となく売ろうかと思いました。それでも諦めずこつこつ続けていくと気がつけばデモンズソウルにどっぷり浸かっていました。
このゲームは初見殺しが多いです。そんな理不尽な死に方をしたら、半端なく難しいと印象付けられますが、冷静に敵を観察したりすることでおそらくどんなアクション下手な人でもクリアできるようにできています。これは本当に秀逸です。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
tattanさん  [2011-06-21 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

543人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 3pt 5pt
総合点
89pt

GOOD!

GOODポイント

◆オリジナリティ 5点
とにかく、青ファントム・黒ファントムのオンライン共闘、PKシステムに尽きます。このシステムにより、このゲームがカルト宗教的な人気を博すことになったのは言うまでもありません。相手プレイヤーとの絶妙な距離感が、妙な連帯感と緊張感を生み出すことに成功しています。
また、攻撃、防御、回避、走る、何をするにも「スタミナ」が減少し、ボタン連打のゴリ押しが
一切通用しないリアリティのあるアクション性も素晴らしい。本当に人間が冒険に出て魔物と戦ったら、こんな感じになるんだと思います。敵によっては防御ボタン押してても簡単に弾かれて一撃死するのには萎えますが、確かに人間がクマに襲われたら防御なんて効かないですからねwww
リアリティあるのが好きな方は、たまらなくくすぐられるシステムだと思います。

自分の心臓の鼓動が ドクン、ドクン、 と聞こえてくるほど手に汗握ったゲームは、幼いころのバイオハザード以来です。

◆グラフィックス 4点
綺麗か汚いで言えば、綺麗だと思います。若干、グロイ部分も多いですが…

◆サウンド 4点
4点をつけたのは、OPの曲がゲームのイメージにドンピシャだったのと、主にゲーム中のボイスが大きいです。声優さんの声質、セリフのしゃべり方など、印象深いです。ラトリアの囚人の呻き声が、一時期マイブームになりました(ぁぅ〜……はぅ〜……ってやつですw)。

◆熱中度 5点
かれこれ、自分と妻、二人合わせて400時間以上は遊んでいます。妻は初見はイマイチなイメージだったようですが、いざ始めてみたらハマってしまいました。お互い、何周もクリアしています。もちろん、オンラインの環境下です。正直、オンラインがなかったら、2点くらいになるかもしれませんw 初期の頃に味わった理不尽な反則武器を持った黒ファントム乱入も、ハメ技を使ってきた黒ファントムも、いまや良い思い出です。

◆満足感 5点
400時間以上も遊ばせてもらっていますので、もう何も思い残すことはありませんw

◆快適さ 3点
オンラインだからしょうがないですが、ロードが少〜し気になります。あとはラグの問題ですね…。ダメージをくらったのにHP減らなかったりなんだり…。そう頻繁にあるわけではないので、そこまで気にはなりませんが。

◆難易度 5点
ハッキリ言いましょう。凡人がネットの攻略や攻略本無しでこのゲームをやり尽くすには、おそらく500時間はかかるのではないでしょうか??私は凡人ですので、もちろん攻略本を途中で購入&ネット攻略を参考にして武器の改良などしました。妻も何周もクリアしていますが、正直、青ファントムさん方のお力が大きく(笑)、オン環境が無いとクリアはできなかったと思います。特に1人プレイでの周回プレイ(特に3周目以降)は、PS3ではぶっちぎりNo1のドS仕様です。それでも、面白さゆえにやってしまうんですけどね…。

BAD/REQUEST

BADポイント

・青ファントム、黒ファントムシステムの力バランス
弱いのに激強い青ファントムが入ってくる、黒ファントムが入ってくる…これに尽きます。
これの原因は、デモンズがレベルではなくほぼ装備品によってキャラクターの優劣が決まるというところにあると思います。何にせよ、レベル相応の能力の武器、魔法しか持てないシステムを作ることで、弱い者いじめや弱い者助け(超おせっかい)は無くなると思いますので、もう少しその辺整備してほしかったですね。

・あえて言うならステージ数がもう少し欲しい
これはあくまで希望です。追加ステージでDLCで出すなどして欲しいですね。これだけ夢中にさせるゲームを作ったんだから、その責任はとらないと!

COMMENT

もうとにかく我が夫婦の中では、人生でNo1の神ゲー扱いです。

一時期は、起きたらデモンズ…暇があればデモンズ…という生活でしたから。いや、素晴らしい。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
かずゆかさん  [2011-05-09 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

577人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 3pt 4pt
総合点
89pt

GOOD!

1.血痕システム

血痕システムという、他の冒険者(他プレイヤー)の死に様が見られるシステムがとても新鮮で面白い。
近年、ゲームが比較的低難易度に傾いてきている気がする中、それらに逆行するかのごとく、難しい難易度を誇るデモンズソウル。
当然、死亡率も高く、プレイ中に何度もゲームオーバーになる。
勿論、敵の配置や行動パターン等をよく読み、根気よくプレイすれば、どんなに下手であっても、クリアは可能だと思うが、消して楽な道のりにはならない事は確実な、デモンズソウル。
フロムソフトウェアの、「難しいが、クリアできない難易度ではない」という台詞は、消して嘘ではない事は認めるが…。
はやり、難しいものは、難しい…。(笑)

理由は、このゲーム自体のコンセプトが、死にながら学んでいくと言う、ゲームスタイルだからだ。
まぁ、実際問題、そのように割り切ってプレイしなければ挫折してしまうだろう…。

しかし、毎度毎回、罠や待ち伏せにあって死亡するのは、正直言って面白くないもの。
それを回避する手段の一つとして、頼りになるのが、血痕システムだ。
この血痕を調べると、先行してフィールドを探索していた、冒険者(他プレイヤー)達の死に様を見る事が出来る。
これによって、何故この冒険者は、この場所で死んでしまったのか、という疑問の答えが判明する。

簡単に言うと、この血痕がある場所は、大抵の場合、罠や待ち伏せなどの危険な事が起こるという事を事前に知らせてくれる、アラームみたいなものだ。
先行冒険者達の教えてくれた危険情報を読み取る事で、これから起こるであろう、災難への心の準備を整えられるメリットは、かなり大きいと断言できる。
事実、私自身もこのシステムのおかげで、かなりの数の危険を回避出来た。
これをうまく有効活用できれば、初プレイであっても、一度も死なずボスまで行く事も不可能ではないのかもしれない。

2.幻影システム

一人寂しく、血みどろで真っ暗な廃墟や恐ろしい死の沼地などを探索していると、例え死亡しなかったとしても、心が萎えてきてしまう。
しかし、この幻影システムによって、自分以外にも必死にあがいている冒険者達がいる事が分かると、とたんに自然と勇気が沸き、元気になれる。
暗がりの地獄のどん底で一人孤独に戦っているのは、自分だけではないのだという、共闘感や安心感が結果的として、己自身に新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれる。

3.青ファントム、黒ファントムシステム

これは正直一番感動したかもしれない。
ラトリアの塔2ステージ目で、初めて黒ファントムに乗り込まれた事は、良い意味でも悪い意味でも、今でも忘れる事が出来ない。
いきなり、【黒ファントムに侵入されました】と画面に出たときは、心臓が胸から飛び出すかと思ったほどだ。
慌てて転送の石で逃げようとしたが、マルチプレイモードに入ると、回線を切らない限り、逃げる事が出来ないようで、余計に焦った。
アタフタする私、ほぼパニック状態に近かったと思う。
そして、正面から姿を洗わず、黒ファントム・・・。
思わず、「この野郎!なめんじゃねーぞ!!ぶっ殺してやる!」リアルで叫んでしまったのは、懐かしい思い出だ。(笑)

又、別のフィールドで黒ファントムに殺されそうになっている直前に、呼び出した青ファントムがギリギリの所で助けに入ってきてくれた事もあった。
これは、正直凄く感動した。
私と黒ファントムの間に割って入るように突入してきた、青ファントム。
助太刀に入ってくれた青ファントム、そして、私を殺す目的で襲ってきた黒ファントムとの間で壮絶な戦闘が始まった。
その激しい戦闘を呆然と見ていた私だったが、すぐ我に返り、その青ファントムと共に黒ファントムを挟撃して倒した訳だが、手に汗握るほどの興奮状態であった事は言うまでもない。(笑)
大まじめに言ってしまうが・・・、青ファントムが、神様のように見えた。(笑)

BAD/REQUEST

黒ファントムについて

初めに、言っておかねばならない。
黒ファントムシステムは、このゲームの核の一つとして組み込まれているため、この部分について、意見をしてしまうのは、消して好ましい事ではない。
それを踏まえた上で聞いてもらえると有り難い。

私は、なれた今でも、一度も黒ファントムとして、他のプレイヤーを襲った事はない。
それは、私が必死にフィールドを探索している時に、いきなり進入されて、襲われ…、徹底的に叩きのめされた事に起因している。

これはゲームの仕様なので、仕方がない事なのは分かっているのだが、やられた方はかなりショックがでかく、初めの内は軽い放心状態となる。
特に、このゲーム自体、難易度がかなり高めという背景があるため、スムーズに探索が進んでいる時程、襲われると泣きたくなる。

まぁ、青サインだしていたら、黒ファントムとして召喚されて慌てふためいたという、例外的な事はあったが、基本的に他プレイヤーを襲う事は避けていた私。
(相手プレイヤーが途中で力尽きたため、結果的には私と交戦する事はなかった…)

それが結え、黒ファントム=プレイヤーを殺す、悪い奴。
青ファントム=正義の味方と行ったイメージが、固定観念として固着し、ガッチリ固定されてしまった…。
中身がプレイヤーと言う、無限の戦闘パターンを持った、ある意味でラスボスより強い強敵が、高難易度のフィールドを探索中に、突如襲ってくる恐ろしい現状…。
ゲームを楽しむ以前に、こんな強敵と、探索中に出会おうものなら、大パニックになるのは必死だ。
慌てて足を滑らせて、何度転落死した事か…。(大笑)

ならば、さっさと青ファントムでも何でも呼んで、黒ファントムを叩けば良いという人もいるかもしれない…。
しかし、青ファントムを呼び出す為の青サインは、必ずしもある訳ではない。

又、例外として、霊体でプレイする方法もあるのだが…。
腕が未熟なプレイヤーにとっては、霊体でのプレイ(霊体:HPが半分になるが黒ファントムに襲われない)は、結構辛いものがある。

上でも述べたが、青ファントムを呼び出すには、青いサインを調べて呼び出さなければならないのだが…。
正直、他のプレイヤーを自分の世界に呼び出す訳なので、こちらの救助に来られるまで、かなりの時間を要する。
危険なのは、その救助要請を申請中に、黒ファントムがやってくる事であり、実際場所によっては、かなりこういった状況が頻発する。

更に、このデモンズソウル、重量制限があるため、持ち込める武器には限界がある。
厳密に言えば、沢山の武器や防具を携帯できない訳ではないのだが、動作が、亀のように遅くなり、ゲームプレイの著しい障害となってしまう
それに、私のようなステージを普通にクリアしたい人は、そのステージをクリアする為に、最適な装備で挑む訳だが、こちらを殺しにかかってくる黒ファントムは違う。
レベルこそ、こちらより低いとはいえ、常時、対人専用の強烈な装備で襲いかかってくる。
当然、殆どの相手は、比較的ゲームを知り尽くし、対人戦にもこなれた相手が多い為、対人になれてないプレイヤーは為す術もなくやられる。

真面目に言うが、ステージ仕様装備の対人戦に不慣れなプレイヤーが、彼らに勝利する事は非常に難しいと思う。
これは実際にやってみれば分かるハズだ…。
私もこてんぱんにやられる事が殆どで、悔しい思いばかりしてきた。

今、このデモンズソウルの続編と言うべき存在である、ダークソウルの発売が年内に決定している。
もし、出来たら、黒ファントム強襲の有無ぐらいは、選択できると有り難い。
それが無理なら、黒ファントムに襲われた際の対策として、何らかの脱出手段が欲しい。
何度も使えるものや何個もストックできるような便利なアイテムではなく、ボスステージの霧に触れれば、切り抜けられるような、そう言った脱出ゲートをステージ上の中盤あたりにでも作って貰えれば、本当に有り難いのだが…。

COMMENT

デモンズソウルが何故これ程のヒットを飛ばす事で出来たのか…。
色々と考えてしまう今日この頃…。

最近、同じような内容の作品が多くなってきた国産ゲーム業界。
一つヒットするゲームがでれば、皆がそれに追従して行くような変な風潮があるというか…オリジナリティの少ない作品が増えてきたように思う。
その中で、このようなゲームが出現してくれた事は非常に喜ばしいことだ。

メーカーの中には、「常に新しい事」に挑戦して行きたいと言いながらも、「案の定、前作とほぼ変わらぬような物を作り上げる」メーカーもいたりする、今だからこそ…。

私自身は、思わざる終えない…。
今の国産ゲームは、海外のゲームと比べて、シナリオ的にも、キャラクターの魅力的にも、負けていると…。

言わせてもらうが、私は海外ゲームのファンでない。
日本と違い、ゴツくて特徴のあるキャラクター達になれず、違和感があったりした事も要因の一つだったかもしれない。
でも、最近の発展性の欠片もない、似たようなゲームの乱立とブランド化、在り来たりなキャラクター設定や取って付けたような世界観に飽きてきていた私は、それをもってしても、十分引きつけられる魅力を海外のゲームに感じた。
それどころか、魅力的な世界観やキャラクター設定に私自身が魅了され、その世界や人物に惚れ込んでしまう事すらあった。
勿論、最近の外国産のゲームが、キチンと日本語にローカライズされ、国産ゲームをプレイしている感覚で遊べるようになった事も大きい。
それに、絵も以前と比べ、親しみやすい柔らかなものが多くなって来た事もある。

昔のゲームを懐かしむつもりはないが、かつての国産ゲームは、今のゲームにない面白さが沢山あったように感じる。
例えると、今のゲームが超美麗な3D映画とすれば、昔のゲームは小説だった。
誰が見ても初めから結末まで全く同じ超美麗な映画と、一人一人が個々に、その場の風景や雰囲気を想像しながらじっくり読み解いて行く小説。
己の想像力をかき立てながら、ワクワク、ドキドキしながら進めていくのか、他人の押しつけがましい、世界観をドドーン!と押しつけられながら、一本道を、ただひたすら進み続けるのかの差はかなり大きいのではないだろうか。

海外のゲームには、かつて国産ゲームで感じた、懐かしい魅力ある。
独創的な雰囲気と想像力をかき立てるキャラクターの数々、そして、魅力的な世界観…。
うまく説明できないのがもどかしいのだが、シナリオや世界観等に対し、プレイヤーが色々と想像できる余地が豊富にあり、十人十色な様々な視点をもって、楽しくプレイできると言う感覚と言えば分かりやすいだろうか。
かつての日本のゲームには、それがあった。
だから、楽しめたのではないだろうか。
事実、考える余地すらプレイヤーに与えず、ただひたすらと美麗なムービーを押しつける、今の国産ゲームに、正直ガッカリしている私がいる…。
与えられたモノをダラダラと見させられるのではなく、与えられたモノで想像し、自分なりに精一杯楽しめるようなゲーム、やったぜ!と言うような達成感を得られるようなゲームこそが、本当のゲームなのではないだろうか。
勿論、確実に売れるゲームを作りたい、売れる為の要素を入れなくてはならないと、言う気持ちも消して分からなくはない。

しかし…。
それだけでは、この先、衰退はしても進展はしないような気がする。
シリーズ物にはシリーズ物の魅力があるし、個人的に、それにケチを付けるつもりはない。
ただ、新しいモノを作ると意気込んで新しいブランドを立ち上げるのであれば、過去のタイトルの力は借りず、頑張って、新タイトルで勝負してやる位の意気込みが欲しいところだ。
今までとはひと味違う、面白さや斬新さを持ったゲームを作って欲しい。

…私自身の押しつけがましい話をまくし立てて申し訳ない。
あくまでこれは、私の持論であり、沢山の人の意見ではない。
全ての国産ゲームを上のような枠に当てはめ、否定するつもりはないし、デモンズソウル以外にもまだ面白いゲームが存在している事は事実だ。
でも、ここ最近の大手メーカーの出すゲームを見ていると、何ともむなしい気持ちになってしまう…。

デモンズソウル…。
今風なリアルな映像作品なのに、独創的な世界観、そして、何かと想像力をかき立てられる、キャラクターや演出の数々に、小説的面白さを随所に感じることが出来た、久しぶりの名作…。
とても難しい難易度ではあるが、私自身、これ程ハマったタイトルは、PS3史上なかった。
デモンズソウルは海外とも勝負できる、数少ないタイトルの一つであり、日本が誇れる貴重なゲームだ。
だからこそ、多くの人にこのゲームをプレイして貰いたいと思う。
上記の書いた不安などを、少しでも感じた事のある人達には、特にうってつけの作品といえる。
このゲームには、ずっと昔に味わえた楽しさが存在する…。

 
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
タックさん  [2011-05-09 掲載]

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589人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 3pt 4pt
総合点
89pt

GOOD!

■オリジナリティ
○同じフィールドをプレイしている他プレイヤーの幻影が見える“徘徊幻影”や、他プレイヤーの死に様を見る事が出来る“血痕”、ヒントメッセージを書いたり他プレイヤーのメッセージを評価したり出来る(評価されたプレイヤーは体力が回復する)システムは非常にオリジナリティに溢れており、加えて一人でプレイしていても他プレイヤーとの共闘感を味わえる素晴らしいシステムだと思います。



■グラフィックス
○映像は綺麗ですし、ダークファンタジーという世界観を決して損なう事のない敵やステージのデザインも秀逸です。
床や壁に張り付いたヒルは未だに直視できないぐらい気持ち悪いですが、これが良いのです。



■サウンド
○基本的にBGMは無く、シーンとした空間に足音や息づかいなどのSEが響きます。緊張感、恐怖感が煽られます。

○ボス戦になると荘厳な感じや切ない感じのするBGMが流れ、気分を大いに盛り上げてくれます。



■満足感・熱中度
○罠についつい自分から引っかかりに行ってしまうようなステージ構成と、プレイヤーの心を完全に折ってしまうのではなく折れそうで折れない状態を保たせるバランスが素晴らしいです。
死にまくって嫌になる時は確かにあります。ですが、血痕が“死亡地点”ではなく“死亡する数秒前の地点”に残されるようになっていたり、大抵のステージにはショートカットが用意されていたりと、「頑張ればどうにかなる」「今度こそ」と奮起できるようなシステムになってる事も確かです。

○周回を重ねるごとに敵が強くなるため何周しても新鮮さが失われる事はありませんし、武器を変えてみたりマルチプレイをしたりとやりたい事が尽きず、なかなか飽きません。
また、ボスとの戦闘は非常に楽しく何度でも戦いたくなります。
さらに、ステージを攻略する順番やステータスの上げ方などを自由に決められるため、「次キャラの武器はコレで、防具はアレ。装備するために必要なステがこうで、装備を揃えるためにまず最初にこのステージを攻略して・・・」と考えるのが非常に楽しいです。

○マルチプレイが楽しい。
素晴らしい青ファントムの方と出会って「私もこんな青ファンになりたい」と思ったり、他の方のプレイを見て新たな発見をしたり、下手なりにPvPで腕を磨いたり。
たまに悪質なプレイヤーと出会って心が折れそうになる事もありますが、いろんな他プレイヤーと遊べるのはやっぱり楽しいです。



■快適さ
○武器の片手/両手持ちの変更や、第2武器への切り替え、アイテムの使用等をワンボタンで行えます。
いちいちメニュー画面を開く必要が無いので非常に便利ですし、没入感も高いです。



■難易度
○評判通りのマゾゲーです。難しいです。
ですが、薬草などの消費アイテムは99個まで持てますし、レベルやステータスを縛らなければある程度のゴリ押しも可能です。
非常に便利な魔法や奇跡、アイテムも存在していますし、比較的安全に戦える場所もそれなりにあったりします。
オンラインであれば他プレイヤーに助けを求める事も可能です。
レベルを上げ、武器を鍛え、何度も死にながら敵の位置や攻撃方法などを把握し、慎重に対処するように心掛ければ(少なくとも1周目であれば)クリアは充分に可能かと。

○「死にゲー」を楽しめる折れない心と、そこそこの根気があれば(4周必要)トロフィーコンプも可能。
リアルラックによっては大変な思いをするハメになるかもしれませんが、某変身RPGよりは断然取り易いです。

BAD/REQUEST

■満足感
要望として
●防具の種類はもう少し欲しかった。

●黒ファントム侵入の許可/不許可機能があれば良かった。
我侭かもしれませんが、「黒ファンさん、カモ〜ン」な時もあればフレとまったりプレイしたい時もありますので。



■快適さ
●エリアを移動する時と死亡してエリアのスタート地点に戻される時以外にはロードが無いのですが、このロードが少々長め。
普段は気にならないのですが、短時間に何度も死んだりすると少々気になります。

●時々処理オチが発生し、画面がカクカクします。
谷2エリアでカクつく時が多かったです。そのままフリーズするような事は1度もありませんでしたので、大きなマイナスには感じませんが。

●ロックオン機能に少々難あり。
何故かロックオン出来なかったり、目の前の敵ではなく空中に居る敵をロックしてしまったり。大抵は笑って済ませられますが、シャレにならないと感じる時もあります。

COMMENT

アップデート済みでプレイ。



個人的な総評としては「傑作」です。

マルチプレイに関しては一部の悪質なプレイヤーに対する問題などもあり手放しで褒める事は出来ませんが、ソロプレイに関しては緻密に計算され作り込まれた非常に素晴らしいゲームだと思います。
周回するごとに敵が強くなる仕様も、このゲームでなければ「勝手に敵を強くするんじゃない!」と思ったことでしょうが、デモンズソウルに限っては「よくぞこの仕様にしてくれた」と感謝したいくらいです。


未プレイで興味をお持ちの方には、ぜびプレイしてみてほしいです。
オススメします。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ヘタノヨコズキっ子さん(Webサイト)  [2011-02-06 掲載]

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Amazonレビュー

レビュー者: hide
レビュー日: 2017-04-26
某動画サイトでただの暇つぶしのつもりでプレイ動画を見始め、
数十分後にはいてもたってもいられず本体ごと買うことを決めていた、そんなゲームです
そして、実際に遊んでみてさらに衝撃を受けました
動画で見たところをなぞっているだけなのに面白い
いうまでもなく初見のエリアはもっと面白いわけです
死にゲーと言われますが、ただ理不尽に殺してくるゲームではありません
死んだらはっきりと自分の悪かった点が浮かび上がり、繰り返すたびに自分のプレイの上達が感じ取れる
職人芸的ともいえるゲームデザインが光っているのです
ある程度人を選ぶゲームではありますが、ハマる人はとことん心に残るゲームとなるでしょう

【PS3】Demon’s Souls(デモンズソウル)
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