【PS3】KILLZONE 2(キルゾーン2) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-04-23 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ファースト・パーソン・シューティング ■ プレイ人数:オフライン:1人 / オンライン: 1-32人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/12/02 ■ 価格:2,980円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 3pt |
82pt
GOOD!
☆グラフィックス
荒廃した世界観や、無機質な質感を再現していてすごいと思いました。
実際に戦場で戦っているような錯覚を受けます。
また、銃や建物の造型もしっかり作りこまれていてよかったです。
PS3のグラフィックスはどれもきれいですが、本作も非常に高いレベルだと思います。
☆サウンド
細かい効果音(足音や発砲音など)や戦闘時の音楽がよかったと思います。
音楽は耳に残らず、ゲームの世界観と一体化でしていたのがよかったと思います。
グラフィックスとあいまって、リアルな世界観を引き立てていました。
☆熱中度
オフラインもオンラインもどちらも面白かったです。
オフラインでは敵の動きがよく、こちらの行動を対処してくるので、
非常に手ごたえのある戦いを体験できました。
オンラインでは、32人対戦が面白く、仲間と協力したり、
さまざまな兵種で奇襲や援助を使い分けるのが面白かったです。
☆満足度
上記のように、内容がしっかりしていて、非常に楽しめました。
PS3のスペックを生かしている映像や音楽、硬派なシューティング要素・・・。
何においても高い水準だと思います。自分は定価より2000円近く安く買いましたが、
定価以上に楽しめました。良作です!!
BAD/REQUEST
・難易度
シューティングゲームでのFPSというジャンルは本作で初めてプレイしたんですが、
一番低い難易度でも何度か死んでしまうところがありました。(中盤のあるボスなど)
初心者が、ゴリ押しだけで進められる難易度ではないと思うので、
FPSが初めてという人は、「死んで覚える」箇所がいくつかあることを分かって頂きたいです。
・オンラインのサーバー
頻繁にサーバーダウンが起きます。たまにそこからフリーズが起き、電源を落とす
ハメになったこともありました。これからの改善パッチで直っていくかもしれませんが、
なかなか参戦できなかったりするのは非常にうっとおしいです。
・ステージの少なさ
オフラインではあまり感じませんが、オンラインになると、
「え?全部で8種類しかないの?」というようにステージの数が少なく感じます。
どのステージも個性的なのですが、何度もオンライン等でまわしていくと、
もう数ステージあったらなぁ・・・と思うようになりました。
無機質なステージが多いからでしょうか?個人の感想ですが。
COMMENT
今回パッケージのかっこよさに惚れて買ったKILLZONE2。
どうしても欲しかったので、発売前に体験版で練習したりもしました。
買ってみて、非常にいい作品に出会えたと思います。
よくCOD4などと比べられているレビューをみます。私はCOD4をやったことはないですが、
「COD4には適わないとはいえ、KILLZONE2がつまらないわけではない」
と思います。FPS初心者である私も楽しめたわけなので。
お勧めの一本です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
オフラインについては可もなく不可もなくというレベルなので、以下、オンラインモードについて述べます。
・1回のゲーム中にミッションが次々に変わるため、だれにくく、プレイごとに新鮮な楽しさを味わえる。また慣れてくると、「次にこのミッションが来る」と先読みして動く楽しみも生まれる。
・兵科やスキルの個性が明確なので、気分次第でいろんな遊び方ができる。突撃するのに飽きたら、医療プレイで味方の支援に徹したり、ステルスで敵陣に忍び込んでひたすら偵察しまくったり、スナイパーをやったり。
・相手を倒したときに出る「ピロリ」という音が快感。この音は全FPSで採用すべきではないかと、冗談抜きで思う。この音があるかないかで、敵を倒したときの気持ちよさが全然違う。
・部屋に入る前に人数が確認でき、途中参加もガンガン行われるため、人数がそろうまでボーッと待ち続けるという事態に陥らずに済む。
・最大16人vs16人の戦いはにぎやかで楽しい。
・死んでも、記録に残るという点以外ではあまりデメリットがないため、初心者でも死を恐れずにガンガン突撃できる。変な脳内麻薬が出て、自分が殺されたのにゲラゲラ笑っていることもしばしば。敵が待ち構えているポイントで復活し、すぐに手榴弾のピンを抜いて、そのまま自爆、敵を巻き添えにするといったプレイもあり。
BAD/REQUEST
・各部屋におけるゲームのルールが、一部実際に入ってみないと確認できない。たとえば制限時間などはかなり重要であるにも関わらず、部屋に入るまでわからないのはマイナス。
・回復や索敵といった一部のスキルを使ってもポイントにならないのは少し残念。
・一部の操作や画面表示に関する情報が説明書に載っておらず、自力で見つけたりネットで調べたりしないといけない。
COMMENT
僕はこれまでFPSを遊んだ経験があまりなく、いくつか遊んでみても、基本的に単調なジャンルだなと感じるに留まっていました。
キルゾーン2に関しても、最初にオフラインモードをやったときは同じ感想で、そこそこ面白いけれどそれだけだという評価でした。
しかし、せっかくだからとオンラインモードを試してみて評価は一変します。以後ハマりまくり、現在ではPS3のゲームの中で最も面白い1本となりました。
その後、他の有名どころのFPSもいくつかやってみたのですが、いずれもキルゾーン2に比べるといまいちでした。
理由はいくつかあると思いますが、最大のものは、僕が飽きっぽいことだと思います。他のFPSのオンラインモードは、1種類のミッションが終わったら新たなゲームをやり直さねばならなかったり、人数がそろうまでゲームが始まらずに待機しなければならなかったりと、なにかと面倒でした。キルゾーン2にはこの手の欠点がなく、ストレスを感じずに遊べることが、いまだにプレイを続けている大きな理由だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 3pt |
84pt
GOOD!
まず何よりグラフィック。威圧的で格好良いヘルガストなどのキャラクターをはじめとして、印象的なライティング、臨場感あふれる荒んだ空気感、懐古と未来を融合したようなデザイン。全てが素晴らしく文句のつけようがない。それで居て戦闘中に処理落ちすることも泣く快適。リロードから発砲まで演出過多な位美しい銃器。まさに次世代機にふさわしいグラフィックといえます。
またゲーム内容についてもFPSとして最高レベルです。敵のAIは賢い馬鹿であり、超反応で瞬殺される無ければ、連射してたらいきなり射線上に飛び込んできたなんてこともありません。敵に障害物が無いときに攻撃すれば手近な障害物に隠れ、主人公を見失えばそのポイントを中心の攻撃計画を立て、それを利用してこちらは回りこむなんてこともできます。同じFPSであるCODに対して失礼な言い方になりますが、CODの敵兵は攻撃能力を持った的な事に対して、これの敵兵は正に敵です。また敵兵の挙動も良く、敵に銃弾を当ててのけぞらせ・倒すにしろ爆発物で吹き飛ばすにしろそのキャラクターの重量感を感じることができます。
音楽もMGS4ほどではないにしろ良い曲が揃っており、臨場感があります。
オンライン戦は固有技能を持つ兵科を選んで戦います。近距離戦に強く、嫌らしい自動機銃を設置できる工兵。ほかのゲームほど蘇生回数は無いけど蘇生・回復能力を持つ衛生兵。速い硬い高火力の三拍子で敵を蹴散らす突撃兵などそれぞれに特徴があります。
システムでユニークなのは、選べる兵科と遊ぶ部屋がレベルで制限されているということです。これのおかげで、最初から狙撃兵に延々とキャンプされることもなければ、高いスキルを持った敵に虐殺されることもありません。経験を積んでいくことで自然とこのゲームのオンライン対戦に慣れていく事ができます。
BAD/REQUEST
オフラインでは敵を転ばせることができますが、その後むくりとと起き上がってきます。視界が多少狭いこともあり、至近距離戦闘で敵に銃を乱射して倒したと思ったら、起き上がってきた敵に挟み撃ちにされることがあります。断末魔が聞こえるまで撃ち込む、頭を撃ちぬく、敵が銃を手放したかを確認するなど、ほかのFPSとは違った対処法が求められます。
道中での読み込みが、ゲームがフリーズしたのかというくらい止まることがある(日本語版は気になるくらい長い)。
オンラインではBGMが流れません。カスタムサウンドトラック機能を使うことはできますが、どうせなら本編の音楽も流して欲しい。
エイムが独特で、慣れるのに時間がかかります。レジスタンスやCODのようにスッスッと照準を合わせることができません。
出てくる女性キャラがお世辞にも若いとはいえないエブリンだけで、華が欲しい。
COMMENT
初めてトレーラーを見たときその美しさに惹かれて、日本語版に先駆けて北米版を購入しました(日本語版との違いは音声と部位破損表現程度です)。正に期待通りの出来でした。SCEはPS3の持つマシンパワーを良く見せ付けてくれます。
お気に入りは、道中で乗ることができるEXOと呼ばれる二足歩行ロボです。ガンダムというよりACのMTみたいな感じです。近未来戦争物では良く見かけるロボですが、このゲームではその素敵性能を遺憾なく発揮できます。これを題材にした1時間ぐらいのミニゲームがあっても良いくらいです。
この手のゲームの初心者には操作になれるかどうかが肝です。製品版では体験版に比べ操作がマイルドですが、やはり癖があります。初心者から上達するまでの環境はありますから頑張る心があればどっぷりはまることができるでしょう。
逆にコアなPSユーザーにはまず買うべきだといえるゲームです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-19
GOOD!
Killzone2はオンラインが最高に中毒になるので以下オンライン中心に書きますが、オフライン(キャンペーン)に共通する内容もあります。
【グラフィック】
CELLの高い演算能力をグラフィック処理にも存分に活用し、昨今のFPSの中でもトップレベルのグラフィックを実現している。特に光の表現が素晴らしい。光源の数や位置によってちゃんと人物・オブジェクトの陰影も変化する。また人物のモーションもかなりリアルで、撃たれた時の体の各部の動きや爆風で吹っ飛ぶさま、リロード時の手の動きなど一見の価値あり。オブジェクトも、柱を撃てば表面のタイルが粉々になっていき、本棚を撃てば本が飛び散って紙切れが舞う。立てかけてある木の板も爆風で飛んでいく。地面のテクスチャもかなり細かいし、風が強い場所では砂埃やゴミが飛んでいく。
この他にもまだまだあるが、とにかく撃ち合いに夢中になってたら気付かないような細部までかなりこだわって作り込まれていて、見れば見るほど凄いと感じる。
【武器やマップの種類】
武器は銃火器で16種類と他はグレネードなど。
Killzone2の武器は種類による違いがけっこうはっきりしており、また兵科によって使用可能武器も変わるので、使い分ける意味や面白さがある。例えばARは2種類あり両方とも初期状態で使用可能だが、見た目はもちろん発砲音や1発あたりの威力、集弾率、連射速度、リロード時間などがそれぞれ体感できるほど異なるので、当然使い勝手も違ってくる。それがプレイスタイルのバリエーションを豊富にさせている。なお、使える武器の種類はポイントを積み重ねて階級が上がるにつれ徐々に増えていくが、他のFPSと違い、必ずしも後になって使えるようになる武器の方が強いわけではなく、単純に選択の幅が拡がるだけ。むしろ初期状態から使えるARの一つ、M82は非常にバランスの取れた良武器で、全武器アンロック済みのベテランでも愛用者は多い。
またマップはデフォルトで8種類、追加コンテンツで6種類の計14種類。追加マップがあればなお楽しいがデフォルトマップのみでも十分飽きずに楽しめる。スナイパーに有利な大マップから出会い頭の撃ち合いが起こりやすい小マップまでバラエティー豊富。
【オンの雰囲気】
Killzone2のオンは名物「カオス状態」が楽しい。どのマップにも、制圧のための衝突が発生しやすいポイントが何箇所か意図的に設けられているようで、ルールによってはそのポイントに最大32人が入り乱れての大乱戦が発生する。両陣営の弾幕とグレネードの爆発と煙で何が何やら把握できないほどで、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図、画面がカオス以外の何物でもない状況になる。初めの頃は「これは…すごいことになってる…」と口あんぐりだった(笑)。そういうのが嫌いな人もいると思うが自分はけっこう好きで、これはKillzone2ならではの醍醐味だと思う(CODではまず経験できない)。
また、そのルールもゲーム毎に分かれているのではなく、最大5種類のルールが1回のゲーム内で次から次へとランダムかつシームレスに切り替わっていくため、それに応じて臨機応変に行動を変える必要がある。息つく暇がほとんどないのでとても疲れるが、それでも「次は何だ!?」とついつい夢中になってしまう。
ちなみにマッチングは自身と同レベルの人に限定できる。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
グラ関連で唯一の不満点は、フレームレートが30fpsなので、カクカクとは言わないまでも60fpsのCODほど滑らかではないところ。フレームレート以外は間違いなくCOD以上の綺麗さだと思う。
【チーム分け】
オンでは同じチームの中で最大4人の即席分隊を組めるようになっており、当初この分隊は原則そのゲームのみの一時的なものだった(1ゲーム終了後強制解散)のだが、修正パッチ以降は次のゲームにも分隊をそのまま引き継げるようになってしまい、これにより、一旦戦力が偏ると次ゲーム以降もメンバーがなかなかシャッフルされず一方的なゲームが続くことが多くなってしまった。これは修正前の分隊システムに戻して欲しい。
【エイム】
よく「もっさりエイム」と言われる通り、確かにカーソルの動き出しが一瞬遅れるため、特にCODに慣れてるとイライラさせられる。その不満の声を受け修正パッチによりある程度改善されたため慣れた今はほとんどストレスはないが、CODの方が快適なのは確か。ただ、エイムに限らずキャラの移動フィーリングも含め、ゲーム全体として、CODはサクサク軽快に操作するスポーツ系なのに対しKillzone2はより現実に近い重量感を出そうとしている?という、そもそものコンセプトの違いはあると思う。
COMMENT
COD4やCODMW2もやってますが、個人的にはオンの中毒度はKillzone2が一番です。最盛期は仕事が手につかないほどでした(笑)。また、他の方も書いてましたが、キルした時の「ピロリ」っていう音が最高に気持ち良い!病みつきになります。この音を聞くためだけに今日もKillzone2やりたくなります(ピロリ音はオンのみ)。
ちなみにオフは可もなく不可もなく、無難な作りになっています。敵AIはまるで個々に意思を持っているかのようにリアルに思考しながら動きますのでそれは素晴らしいのですが、ストーリーや演出に特筆すべきものはなく、一度クリアすれば2回目はもういいかな、という感じです。
でも、くどいようですがFPS好きならオンだけでも是非やってください。共闘感も大きいし、何よりKillzone2ならではのカオスな雰囲気は一度経験して損はなし!です。
【当方環境】
40インチFullHD液晶テレビ、21.5インチFullHD液晶モニタ、HDMI接続