オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
72pt
GOOD!
・オリジナリティ
ザッピングシステムでそれぞれの主人公の視点から物語りを見ていくのは面白い。
誰のどの時間の行動を変えればバッドエンドを回避できるのか、など
考えて選択肢を選ぶのは斬新。
・グラフィック
画質は綺麗、でも止め絵なので。
演出は上手い、素晴らしく上手い!
・サウンド
絶品です!曲単体が良いというのじゃなく
BGMとしてこれ以上無いというほどシーンを盛り上げてくれます!
これも演出力として素晴らしいです。
・熱中度
ストーリーとそれを魅せる演出・キャラクターの魅力が絶妙で止め時を失うほど面白い!
先が見たい、とどんどん進んでしまいます。
もっとプレイしていたい、EDを迎えたくないと思うほど心地よい時間でした。
・満足感
感動しました。面白くて感動する、もう言うこと無しです!
ただ面白いがゆえにもっとやりたいと思ってしまって・・・・
BAD/REQUEST
・快適さ
ノベルゲーなのでとくに不満はないのですが
声のONOFFがわかりづらかったです。
・難易度
簡単です。ラスト付近で考えたりしましたが
それ以外のところはそれほど考えなくても進められました。
もうちょっといろいろ絡み合って推理する楽しさがあってもよかったかも。
・その他
短いです!面白いからこそそれが不満です!
基本一つのストーリーなのでクリアしてしまうとあとはサブシナリオを見るだけなので
クリア後の楽しみが少なすぎました。
同じ登場人物でまったく違ったストーリーが展開するなどの
パラレルストーリーに分岐できたりしたら大満足だったんですが。。。
あとカナン編がちょっと。
なぜかアニメ調になり、シナリオもアニメっぽくて、しかも
428の本編で解決しなかったものを、主人公でもない脇役の彼女が
最後に全部もっていってしまうのはいただけませんでした。
それなら最初から主人公の一人として加わって、本編で決着をつけてほしかった。
他の主人公がただのかませ犬のような扱いをされてるようで大不満でした。
COMMENT
面白いです!けどそれゆえに不満もあります。
ここさえなんとかしてくれれば100点満点だったのに、と思わされました。
ボリューム、カナン。。。
それでもプレイしてる最中は面白くて止められませんでした。
本編の面白さは素晴らしいです!
最初はとくに興味もない登場人物たちも
後半に入るころにはもう大好きで大好きで仕方なくなるほどです。
個人的に最高だったのは御法川みのるです、かっこいい!!!
あと隠しシナリオの白の栞は・・・あれは反則です、拓也すごすぎる。
定価が高いですが、興味のある方なら安くなっていれば絶対に買いだと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 3pt |
53pt
GOOD!
物語は本筋一本しかないが、テキスト量は多く、おおむね
文章もきちんとしている。また、複数の主人公がいて、互いの
行動が影響を与え合うというシステムが珍しい。
ゲーム内時間での一時間ごとに話が区切られているので、
複数主人公がいても話の内容を把握しやすい。ただ、悪い点も
ある。
実写画像はほんの一部を除いてたいへん鮮明で美しいし、
使い回しも少ない。
操作性はきびきびしていて良好で、一部を除きわかりやすい。
BAD/REQUEST
冒頭の渋谷空撮シーンがいきなり解像度の粗い画像でがっかりする。
まあその後のゲーム中は綺麗なんですけどね。
さらに、ゲーム開始後、最初のシーンが腕時計のアップなのだが、
主人公が秒針を見つめるという場面にもかかわらず、この腕時計は
秒針がないタイプのものなのである。主人公が秒針を見つめるという
記述は複数回繰り返されるため、たいへん違和感があった。
冒頭でこんなことがあったため、随分いいかげんな作りのゲームだな、
との先入観を持ってしまった。実際にはゲームを進めてみたところ、
決していいかげんなゲームではなかったので、冒頭のシーンでいきなり
印象を悪くする様な不手際があるのは、このゲームにとって大きな
損だろう。
肝心の物語についてだが、主人公によっては最初の数時間(ゲーム内時間)
は似たようなシーンの繰り返しになり、うんざりしてしまった。その後も、物語にどっぷりはまることができず、何度も中断しながら、折角買ったのだからと、なかば無理矢理自分を鼓舞しながらなんとか最後までプレイした。
また、このゲームの特徴である、ある主人公の行動が別の主人公の状況に
影響を与えるというシステムだが、プレイヤーが自分の選択した
行動により能動的に他者に影響を与えているという実感はほとんどなく、
あくまで結果論として受動的に状況が変化したことを受け入れてゆく
だけである。
もちろん、主人公は他の主人公への影響など考えて行動するわけは
ないので、リアリティという観点からは正しいのだろうが、ゲーム
としては、私は、つまらなく感じた。
先にも述べたが、自分が能動的に状況に変化を与えているという実感が
持てないからである。実も蓋もない言い方をすると、ただ単に総当たり
で選択肢を潰してテキストを読んでいくだけなのだなと、プレイ中に
醒めてしまうのだ。自分なりに考えて、最善の選択肢を選んだから
先に進めるという作りではないのだ。絶対に、しかも頻繁に、バッド
エンドを経て、はじめて先に進めるようになっている。
また、ゲーム内時間の一時間ごとに一区切りで進んでいくという
作りは、数時間前の行動が現在の状況に影響を与える、という
選択肢によるダイナミックなストーリー変化がないということ
であり、あくまで直近の一時間内でちょこちょことした変化を
楽しむことしかできない。数箇所でいいから、数時間前の行動が
現在の状況に影響を与えるところが欲しかった。
本ゲーム中で上木という歌手が頻繁に取り上げられるのだが、
まあ好みもあるのだろうが、ありきたりなJ-popでしかなく、
ゲーム内でいい年した主人公が夢中になっている場面がでる
たびに鼻白む。
ゲーム内でのリアリティの非統一感が目立つ。
実写であることから、普通のゲームより現実世界に近い
リアリティをもった世界観により物語やディテールが作られて
いるのかと思うと、実際そうである部分と、荒唐無稽な部分が
ないまぜになってしまっている。よってここでも、物語に没入
できず、醒めてしまう。
荒唐無稽だから悪いと言いたいわけではない。
ひとつの物語の中では、リアルならリアル、荒唐無稽なら
荒唐無稽、で統一感があるべきである。
かまいたちの夜などの過去作では、そういう統一感のなさが
味にもなっていたが、あれは選択肢によって全然違う物語に
進行していくからアリだったわけで。本作はあくまで一本の
本筋しかないし、しかもゲームの作りがキチンとしてるから
余計に粗が目立つ。
操作性についてだが、既読部分のスキップの仕様に一部わかり
にくいところがあった。説明書にも詳しい記載がなく、理解
するまで少し時間がかかった。
COMMENT
チュンソフトのノベルゲームは、弟切草、かまいたちの夜、
同2をプレイ済です。他社製のノベルゲームも数本やったことがあります。
批判が多くなりましたが、「惜しい!」と思っているからこそ
です。
弟切草なんて、日本語の誤用や表現の拙さが目立ち、ひどい
ものでしたが、本作では比較にならないほど品質向上しています。
文章だけでなく、ゲームシステム、グラフィック、サウンド、
どれもレベルが上がってきています。
昔は「ゲームだから」で済ませられていたことが、済ませられ
なくなってきている、そこまでゲームという表現手段が進化
してきている、という認識が大前提としてあるからこその
批判です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
60pt
GOOD!
■ストーリー
複数の主人公によって物語が進んでいく。
また、一つの出来事でも様々な視点から見ることになり面白い。
誰がその時何を考えていたか、それをよく知ることができる。
また全体的にとても丁寧に作られており、最後までそれなりに楽しむことができた。
■ボリューム
本編をクリアするだけでも10時間程度はかかる。
またノーマルエンディング、トゥルーエンディングと分かれており
本編以外にもサブストーリーが多く存在していてボリューム満載。
最初から攻略サイトを見てもすべて見終わるには軽く20時間以上はかかる。
■主題歌が良い
■タマ可愛い
BAD/REQUEST
■システム
様々な人間の選択肢が影響するため、ことあるごとにキープアウトと表示され、強制的に物語が中断させられる。そして他の主人公の物語を進めなければいけなくなる。
特に後半はこれが多く、ぶつ切り感が多く感じられた。
また複数の主人公の選択肢によって、他の主人公に影響を与えるというが基本的にバッドエンディングになるかどうかというだけであり、非常に単純でつまらないものに感じた。
■バッドエンディング
バッドエンディングのなりかたが理不尽。
逆に言うとバッドエンディングになるのが当たり前で、何度も失敗を繰り返して物語を進めていくしかない。これは仕様であるし、このようなやり方が好きな人間には気にならないかもしれないが、何度も何度も理不尽なバッドエンディングを見せられるのが嫌な人間にとっては苦痛そのもの。
■快適さ
まず既読スキップが遅い。そして挿入されるムービーや演出が飛ばせない。
トロフィー集め作業がこれにより非常に苦痛となった。
■一部キャラの演技
一部のキャラの演技、もとい顔芸が下手糞だった。
■ボリューム
いいところでもあるが、悪いところでもある。
様々なサブストーリーが存在するが、正直本編以下の面白さだった。
トロフィー獲得のためにオートスキップで読み流すレベル。(エコ吉とか最悪だった)
またそのサブストーリーを出現する条件も難しく攻略サイトを見るしかない。
サブストーリーなのだからやらなければいいだけ と思う人もいるだろうが
トロフィーの項目に並んでるため、途中で投げ出すこともできなかった。
■カナン編
賛否両論のカナン編
自分はそれほど拒否感は感じなかったが。そもそもそれほどボリュームもあるわけじゃなく。
アニメ版への布石でしかなかったので、存在感は薄く感じられた。
アニメ版を見る気分にはならなかったが・・・。
COMMENT
チュンソフトのAVGは、PS2で発売された3年B組金八先生だけしかやったことがなかったが
それが非常に楽しめたため、この428というのも買ってみた。(共通するキャラもいたので)
全体的に見てそこそこ楽しめたが、金八先生ほどハマることは出来ず残念。
決して悪い出来ではなく、丁寧に作られてはいるものの、システムに少々難有り。
「複数の主人公が影響を及ぼし合い一つの事件を多角的に進めていく」というコンセプトは素晴らしかったが、ゲームシステムがそれについて行けてないように思えた。
また実写という表現は悪くなく、別に違和感を持つことはなかったが
声がない分、顔芸に頼ってる部分が多く、顔芸が下手なシーンが目立つことがあったのが残念。
御法川実のキャラに関しては金八先生の時と違和感無く、金八先生をプレイした人にはニヤリとできた。
あと全編通して、タマ編が一番楽しかった。
とりあえず、神ゲーや名作というほどのものではなかったが、良ゲーであることは間違いない。
AVG好きならお勧めです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-05-20
映像、音楽、操作性、ストーリー、演出、登場人物文句なし!!
最近PS4本体を購入。PS3の電源を入れることがほとんどなくなったためにPS3は売却しようかと思ったのですが、このゲームをまたやりたくなったらと思い売却をやめました。
PS4に移植されないかなー
GOOD!
サウンドノベルの老舗「チュンソフト」の作品と言うことで、プレイしてみました。
チュンソフト作品はかまいたちの夜1〜3と弟切草をプレイしましたが、
これまでやったサウンドノベルの中でも一番と言っても過言ではないほどに、おもしろかったです!!
最初は実写のゲームと言うことで、二の足を踏んでいたのですが、いざ始めてみると、ドンドンと続きが気になってきます。
ゲームのシステムは、複数いる主人公を全員クリアすると、次の時間帯に進めると言うシステムなのですが、
ある主人公が取った行動によって、別の主人公のシナリオに影響が出ると言うシステムはそれぞれの主人公が直接的には関っていないにしろ、
密接な関りを持っていると言う感覚があり、やりごたえがありました。
それが原因でバッドエンドとなっても、ヒントが表示されるので、迷うことなくサクサク進めました。
チャート機能でバッドエンドの原因となった部分を簡単に補正できるのも親切なシステムだと思います。
サウンドノベルの柱であるストーリーですが、これがかなりおもしろかったです。
キャラクターのさり気ない一言や行動が事件の全貌を解く鍵となっていた所や、
衝撃の事実、そしてエンディングでは胸が熱くなりました。
渋谷という街の中でそれぞれのキャラクターのドラマがあり、それらが一つの道へと繋がっていく・・・
家族や仲間の大切さと言った、人間関係が希薄な現代社会に何が必要なのかを教えてくれたような気がします。
ボーナスシナリオ1も本編に劣ることはなく、感涙しました。
グラフィック&音楽ですが、背景は実際の渋谷の景色を手直し程度にCG修正したものが使われている(?)ようで、ドラマのような雰囲気になっていました。
音楽もかなりの出来で、ゲームの場面や雰囲気に合った音楽でストーリーに盛り上がりを乗せていました。
何より、各主人公をクリアして、次のチャプターに行くときにドラマの「次回予告」的なムービーが流れるのですが、
このムービーが熱いです!
BAD/REQUEST
背景の中のCG加工で某アーティストの宣伝(例えば、背景の中で街の看板がそのアーティストの看板になっていたり)が多すぎ。
流血表現や爆発のCGの粗が若干ですが、気になりました。これも、背景、ムービーとも実写メインということが裏目に出てしまった形とは思うのですが、減点対象になる程の物ではなかったです。
「謎解き」要素は皆無に等しいです。私的には謎解きはどっちでも良いのですが、「犯人は誰だ!?」というのを完全に自身で解きたいという方にはそこが不発に終わるかもしれません。
COMMENT
総評ですが、言うまでもなく名作です!!
キャラクターの個性やギャグ、シリアスのバランスも非常に良く、根幹のストーリーも驚愕の連続です。
ゲームだけにとどまらず、ドラマ化したらかなりの話題になるのでは・・・とも思います。
最近のゲームはグラフィック技術に頼りすぎて、シナリオが薄い作品が多くてやり応えがない・・・
と感じている方なら、プレイされて損はないと思います。