【PS3】鉄拳6 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-10-29 |
価格 | 8379円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) / 鉄拳6 対応 リアルアーケードPro.3 / 改訂版の設置基準について |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:3D対戦格闘アクション ■ プレイ人数:1〜2人 ■ コレクターズボックス:17,829円 【廉価版】 ■ 発売日:2011/06/02 ■ 価格:3,800円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt |
65pt
GOOD!
満点の項目はあるのですが、残念ながら入力項目としては挙がっていません。
◎バランスです。
多勢のキャラクターが参戦しながら、亜流と見限られるキャラが少ないのは、根幹のシステムが優れているからでしょう。
誰でも一人くらいは、好みのキャラが見つかる出来映えです。
格ゲーらしからぬシナリオモードの搭載も好感が持てます。
鉄拳ワールドの狂った背景をじっくり吟味できたのは有意義でした。
アリーナクリアで閲覧できる各キャラのENDも充実しています。
BAD/REQUEST
アーケードで完成されているゲームだから、家庭用は若輩連中にチャンスをつくってあげたんですね。
でなければ頻繁に挟まれるロードやセーブで、
「十分な待機時間を楽しんでください」
ゴーストバトルで敗北するたびに、
「キャラ選択を楽しんでください」
キャラカスタムはあるのに、
「シナリオとごっちゃにして汚いキャラで全編挑んでください」
なんて馬鹿な設計はしないでしょう。
オンのラグを含め、レンジでチンする程度の技量で発売して良いとのトップ命令が出た結果がこれでしょうね。
一つ、馬鹿げた性能の化け物とエンディングを争奪するのが楽しいなんて考えている人、一人もいません。カプ○ンの最近のアレよりはマシですが、万能な化け物と殴り合うことこそ家庭用なんだと考える甘さは改めてほしいものです(私たちは地球防衛軍ではありませんし)。
COMMENT
オンのラグがパッチで解消されたらそれなりの評価が出るんじゃないでしょうか?
辛口の評価が頻出するでしょうが、それはジャンルとしての根幹がなっていないことに対する愛のムチというやつで、なによりシナリオモードなんてこれまで無かったものを採用したことは、普段ゲーセンに通わない私にとっては有り難かった。
評価はどうあれ、今後の格ゲーのあり方に対して一石を投じたタイトルだと思います。
可能ならもっとグラフィックを綺麗にして貰いたいですが…。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
65pt
GOOD!
派手なイフェクト、相手の多彩なやられモーション、色々つなげられるコンボ、などなど敵をぶっ叩く爽快感はやはり鉄拳ならでは。CPUをただフルボッコにするだけで楽しい。キャラの着せ替えも楽しい。前作(と言ってもPS2鉄拳5)よりもさらに着せ替え設定が細かくできるようになり、選択肢も増え、楽しくなった。40キャラもいるのに全キャラにEDムービーをつけたり、おまけゲームをつけたりと、サービス満点なのもいつも通り。
その他新要素についていいところ。
>レイジシステムがいい。
一発逆転ができるようになって対戦が白熱する。
>バウンドコンボなど、さらにコンボが楽しくなった。
>ネット対戦ができる。
自分はヘタレなせいか、アンテナ4以上ならラグはほとんど感じない(でもオフラインに比べコンボ成功率が落ちるのでやはりラグがあるのだろう)。回線状態の悪い人とは対戦拒否できるので快適に遊べる。ゲーセンではお金がかかるのが家ではタダで対戦やり放題。最高。まあネット対戦は鉄拳だけではないが。
BAD/REQUEST
●とにかくことあるごとに待たされる
まず読み込みが長い。当然ゲームデータはインストールはするが、それでも長い。
そして、データのセーブロードも長い。他のPS3ゲームは知らないが、メモリーカードでなくHDDにセーブするのになぜこんなに時間がかかるのか不思議で仕方がない。
しかし、それはプログラマの技術不足なのか、システム的に仕方ないのか、まあいいとしよう。しかし、許せないのはそれ以前に仕様的な欠陥で長々と待たされることだ。正直これについては開発者はちょっとどうかしちゃったの?と思わざるを得ない。以下それについて列挙。
>オートセーブが強制であり、解除できない。
そのためにことあるごとに長いセーブが入る。シナリオキャンペーンではステージ終了ごとにいちいちセーブ、カスタマイズ終了でもセーブ。信じられないのはプラクティス終了でもセーブである(プラクティスで何を保存しているのか知らないが)。とにかくセーブだらけ。ストレスがたまる。
>ルーレットが頻繁に入る。
このルーレットが時間がかかる。たまにならいいが、頻繁に入る。ボタン押してもルーレットを止めることもできない(そのためゲーム性すらない)。ましてやラッキーが出てスーパールーレットになろうものならブチ切れそうになる。ルーレットなんぞ全くいらないが、入れるにしても読み込みが長いんだからローディング中に入れるとかそれくらいの工夫はできないのか。
>起動のたびに毎回、立ち位置設定(右か左か)を設定させられる。
なぜ、この設定を記憶させられないのか。
>PS起動後、放置しておくと、デモムービーのところまでしか進まない。
そのせいで、SP起動して、しばらく放置して、よしゲームスタート、とはいかない。そこからまたスタートボタンを押して、立ち位置設定して、長いローディングを経てやっとメインメニューである。PS起動したらそのまま放置でメインメニューまで読み込みが終わってるようにしてほしい。
>ネット対戦で同じ相手と、同じキャラ、同じステージで再戦できない。
ランキングマッチはできなくて当然として、それ以外のプレイマッチやルーム対戦などは、対戦終了後「同じ条件で再戦」という選択肢があっていいのではないか。もちろん、ネット対戦なので相手の同意を取るシステムをつける必要があるが、それを入れるのは決して難しいことではないだろう。キャラもステージも同じでやりたいのに毎回選び直して、そして長いロード。ストレスがたまる。
>ネット対戦で最終ラウンドだけ、KO時のリプレイや勝ちポーズがスキップできない。
●ネット対戦の問題点
>部屋を作る時、部屋のタイトルを付けさせて欲しい。
タイトルが付けられれば「弱い人限定」とか「段位が○段以上限定」とか、自分にあった相手と戦える。
>ランキングマッチ以外では相手の段位や勝率が確認できない。
相手がどんなレベルか知りたいのに分からない。不親切。
>もっと相手とコミュニケーションできるようにしてほしい。
ほとんどの人がキーボードやマイクを使用しないので、密なコミュニケーションは無理であろうが、エモーションを出せたり、定型文のセリフを発せられたり、軽く相手に何かしら伝えられる仕様にはできなかったのか。
>ハンデをつけさせて欲しい
弱い人でも遊べるように、ハンデをつけて戦えるようにしてほしかった。発売前情報ではハンデをつけれると聞いていたのだが、実際にはついていなかった。残念である。
>キャラと技が多すぎて把握できません。
相手キャラの技の性能を把握しなければ対戦で勝ち上がるのは難しいが、正直多すぎます!まあこれは私がヘタレだからですね。ハイ。
●キャンペーンモードの出来が悪い
キャンペーンモードはかなりの気合いの入れようである。鉄拳シリーズでは今までもこのような鉄拳素材を利用した対多人数アクションがおまけで付いてくることはあったが、今回はその選択肢の位置からしてもメインに据えているようである。しかし、その割にゲームとしてはお粗末である。これはもう今に始まったことでなく、鉄拳3の頃からそうであるが、おまけでついてくるアクションゲームは総じて出来が悪い。そのため今まで鉄拳5DRを除く全作をプレイしているが、このおまけアクションゲームをクリアーしたことは一度もない。しかしそれでも今までなら、しょせん「おまけ」だったのでクリアしなくてもさして問題はなかったのだが、今回はこれをかなり進めないと各キャラのストーリーモードがプレイできない。そのため嫌々プレイするしかない。かなり苦行である。(ただ、プレイキャラをラース限定でなく、お話の整合性が無くなってもいいと割り切って、他キャラでもプレイできるようにしたのは評価できる)
その他細かい不満点
>敵を攻撃した時のSEがやたら小さい。
なぜか、キャンペーンモードだけ、敵を殴った時の音が小さい。そのため爽快感半減。なぜ小さいのか全く意味不明。
>ストーリーに難
いきなり「記憶喪失」とか・・。ちょっと古くないか。それ以降もめくるめくどうでもいいストーリーを、長いデモでえんえん。
●その他
>字が小さい
ラグが嫌なのでブラウン管テレビでプレイしているが、低解像度テレビでプレイする人間のことは全く考えられいないようで、小さくて読めない字が多い。
>プラクティスではなぜか、立ち位置の左右の設定が反映されず、強制的に左になる。
>画面の下部に、今プレイしているモードが常に表示される。
表示する必要ある?
>ソフトリセットができない
「スタート押しながら、セレクトでソフトリセット」が鉄拳の伝統だったのに・・。なぜできないのか?
>謎のタイミングでキャラEDのロックが解除されて萎える。
キャンペーンモードがつまらないのでほとんどプレイせずネット対戦ばっかりやってたら、使用キャラや勝敗の結果に全く関係なく、法則が全く不明でキャラEDが解除。なんで?
>オフラインでは段位が初段以上にならない。
段位をONとOFFで分けれないのか?
>キャラのカスタマイズ画面が色々不親切
ほとんどの人がスティックで遊ぶゲームであるにも関わらずカメラ操作がパッドのアナログスティックしか受け付けない(セレクトボタンで一応スティックでも操作できるようになるが、切り替えがうざい)など。他にも色々あるけど、省略。
>より初心者お断りゲームになった。
キャラが増えた→対応を憶えるの大変。コンボがたくさん&長い→憶えるのが大変。それに難しい。出すこと自体難しい技が増えた→(´・ω・`)。初代鉄拳から比べてどんどん初心者には敷居が高くなりますね・・。
>キャラが色々気に入らない(かなり私の好みの話)
仁が冷徹な悪役になったのは残念。前の普通の高校生の方がよかった。ラースが主人公扱いのようだが、あまり好きになれない。リリはかなりサドキャラのようだが、普通のお嬢様がよかったなあ。
COMMENT
不満点の方が圧倒的に字数が多くなったが、総合的には高評価。それはそもそも「鉄拳」自体のゲームの面白さがあるから。3D格闘はやはり鉄拳が一番面白い。鉄拳のためにPS3買いました。
でも、それにおごらず、開発者はユーザーの要望に耳を傾けて、よりよい次回作を作って欲しい。・・・・って、違うな。次回作じゃなくて、いますぐ、今作の問題点を直した修正パッチを出してほしい。みんなが書いてる不満点はちょっといじればすぐ直せそうな所が多い。それだけでも直せませんかナムコさん。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
71pt
GOOD!
・キャラクターとその数
これだけの人数がいながらそれぞれのキャラ色が濃い格闘ゲームは他にないと思います。こういったゲームにおいて重要なのは「キャラの魅力」。人それぞれ魅力を感じる部分が違うからこそ、その選択肢が広がるという意味ではこのキャラクタの数は重要だし、ただ単に多いだけではなくその中でいかにそれぞれの色を出せるかという点においてこのゲームは素晴しい。
・迫力、演出、爽快感
大げさに飛び回るわけでもなく、手から波動を出せるわけでもなく、そこまで派手な技はないにも関わらず格闘ゲームのなかで一番迫力を感じます。それを担っているのがエフェクトや効果音、カウンターがヒットした時の一瞬のカメラ寄り等の演出。人間離れしすぎない動きのなかでここまで爽快感を出せるのはすごい。
・ステージと音楽
全ての曲がステージにマッチしており、インパクトがありつつも飽きない。その中にもアルプスの少女的なステージ等、遊び心があるのもいい。ムキムキのオッサン2人が羊の群れの中で闘ってるのには思わず微笑んでしまう。
BAD/REQUEST
・シナリオキャンペーンモードの扱い
かなり批判の多いこのモード。しかしこのモード自体は悪いとは思いません。別にこれがしたくて買ったわけではなく、オマケのようなものだから。
・・・そう、オマケなんです。オマケなのにメインメニューの一番上にあり、このオマケを進めなければ各キャラのエンディングが見れないという、なんともおかしなことになってます。
前作までのようにアーケードモードをクリアすれば各キャラのエンディングが見れて、このキャンペーンモードがメニューの下から2、3番目にあれば自分としては真逆の評価になっていました。
恐らく原因はこのキャンペーンモードを作りこみすぎたからだと思います。今までのシリーズにもこういったアクションゲーム的なモードはありましたが、それに比べるとステージ数、ムービー、セリフ等が多く、あわよくばこれで1つのゲームを成り立たせようとしている感があります。結果として成り立ってないですし、もし成り立っていたとしても評価は変わらないと思います。なぜならオマケだから。
あくまで予想ですが、スタッフの方はこのオマケを作りこみすぎたせいで「せっかくここまで作ったんだから一番にあそんで欲しいな」「オマケどころじゃない内容だから、エンディング見る為にやらざるを得ないようにすれば皆このモードの凄さに気づくんじゃないかな」といった考えになってしまったんではないだろうか。
・オートセーブの仕様
これも多くの方がおっしゃっている通り、煩わしいです。セーブの長さはしょうがないとして、オートセーブのON,OFFさえできれば解決したのでは?
・オフラインでは初段から上がらない
これも大きなマイナスです。オンライン目的で買っている人だけではないので。私はオンライン目的で買いましたが、あまり使わないキャラはオフラインで楽しもうという気だったので残念でした。これもオンとオフで段位の扱いを分ければ解決するのに・・・
・カスタマイズアイテムの選びにくさ
服の種類が少ないというのもありますが、それよりも選びにくさが気になります。同じ服でも色違いがあるし、更にキャンペーン用に特殊効果のある服もあるので、上着だけでも20着以上になってしまいます。例えば、上着→種類→色→効果等の順番でフォルダ分け出来ていればスッキリしたんではないかと思います。
COMMENT
「家庭版鉄拳6」ではなく「鉄拳6」というゲーム自体に関して言えば大満足です。
しかし「家庭版鉄拳6」はシナリオキャンペーンに気を使いすぎて細かい配慮が出来ていないと感じました。順番が逆ですね。
他のゲームは前評判が良くても発売後に様子を見ていましたが、このシリーズは1からやっていて、「鉄拳は100点満点だ」という思いだったんですが、家庭用の出来映えが微妙だったので残念です。
しかしながらそれは好きだからこその意見。100点を意識した部分ですので、ゲーム自体は十分に楽しめる内容になってます。鉄拳シリーズが初めての方や気になっている方は買って損はないと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-02-15
体力ゲージの移動ができなくてキャラの頭にかかり目障りである。
音量調節ができず急に爆音になる。
文字が小さい。
オフラインでは段位が最後まで上がらない。
1キャラで複数のカスタマイズが登録できない。
VSモードで2P側はカスタマイズキャラ使用不可。
シナリオキャンペーンでは相棒(COM側のキャラ)がアリサ(ラース)のみ
キャラをスキルアップする為には好みでない格好をしなくてはならない。
ロード時間がめずらしくかなり長い。
オンラインでルーム名が立てられない。
オンライン順番待ち中、観戦できない。
プラクティスでコマンドキャプチャーできない。
カスタムサウンドに非対応。
ボスキャラが使えない。
キャラやステージ等家庭用の追加がまったくない。
この先DLCの予定なし。
この細かい所が改善されれば鉄拳シリーズ最高作になったのに残念である。
GOOD!
グラフィック…鉄拳の特徴である多種多様なステージ背景には磨きが掛かって、様々なギミックが対戦を盛り上げてくれる。
人外も含めたキャラクターもそれぞれ個性的で、家庭用にはコスチュームを好きな様に変えられるビジュアルカスタマイズ機能もあるから、多様な楽しみ方が出来ると思う。
シナリオキャンペーン…シリーズを通しても、これ以上無いほど良くまとまったシナリオである。
ラースとアリサを中心としたプロットは、見事なまでに洗練された鉄拳ワールドを描き切っており、製作陣の意欲を感じた。
鉄拳6の家庭用版のウリはこれと思われるほど
ゴーストバトル…これは、全国の鉄拳プレイヤーが使用しているキャラクターのゴーストデータと対戦するモードであり、つまり対人戦を再現したモードである。
これは自分が使っているキャラクターの段位を上げていくのが目標で、多様な楽しみの一つである。
一番最初の段位は「入門生」で、そこからどんどん段位を上げていくと、最終的には「鉄拳神」になる。
段位が上がっていくとゴーストのレベルも上がっていき、闘い応えのあるバトルが出来る。
総合して、満足感は4点で
BAD/REQUEST
快適性
…ムービーが長すぎたり、読み込みが長かったりで、あまりテンポは良くない。
…文字も小さい(32インチ液晶でも見難い)
…プラクティスモードに不親切な点が目立つ(サンプルコンボの技が表示されない、レイジ状態を設定出来ない等)
細かい作り込み
…カスタマイズしたキャラクター同士で対戦出来ない(5では出来た)
…昔に比べてエンディングが手抜きのキャラがいる、しっかり作ってほしい。
COMMENT
使えるキャラクターも今回は41体へと増えていて、さらにバウンドシステムが採用され空中に浮かした後、敵を地面に叩き落し、さらにコンボを入れられるといったシステムが追加され戦い方の幅が若干拡がったし、
ネットワークを通じたオンライン対戦プレイに対応しているため、今までとはまた違う面白さを感じることができるんじゃないでしょうか。
キャラクターにさほど強さに差がないというかセコイキャラがいない、人間じゃないやつは多いけど。