【PS3】アサシンクリードII レビュー
発売元 | ユービーアイ ソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-12-03 |
価格 | 7329円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(スペシャルエディション版) / 改訂版の設置基準について / アサシン クリード レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人 【スペシャルエディション版】 ■ 発売日:2010/08/05 ■ 価格:3,990円 本編及び追加ダウンロードコンテンツ2種類と同内容です。 【アサシン クリード I+II ウェルカムパック】 ■ 発売日:2012/07/19 ■ 価格:2,940円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt | 1pt |
60pt
GOOD!
・オリジナリティ
オープンワールドのゲームは多々あるしあまり新鮮味は感じないので3点
・グラフィックス
前作より劣化してはいるが箱庭系の中ではトップクラスのグラフィック
高所からみた時思わずヒュンとなる
・サウンド
前作よりも街中でのBGMの使用回数が増えているし、雰囲気にもあっていていい
・熱中度
やり込み要素が増えたのでクリア後も楽しめるし、ストーリーも秀逸でクリアまで一気につっきれる
・満足度
ストーリーに期待していたので今のところ満足
・快適さ
アクション面での快適さはかなりある障害物関係なくヒュンヒュン飛び越していく快感は一入
BAD/REQUEST
・クリア後の楽しみが劣化
やり込み要素とはいってみたが、実際どうでもいいものばかり。
真実の隠しファイルくらいしか実質楽しめないし理不尽な位置にあるため攻略サイト必須
一般市民を3人以上殺害するとゲームオーバー。前作ではリミットが無かったため本当に暴れまわる事が不可能になってしまった。何のための18禁なのか
・操作性
いいとはいったが、いちいち障害物や突起につかまろうとするためイライラする場面も多々ある
・無理やり感
とある防具をゲットするには6つの墓参りをしないといけないのだが、どうみても世界観が崩れる墓場。
意味のない面倒くさいだけの仕掛けがある。
後は町の改築ができるのだが、まったく無意味でただお金が増えるという利点しかない
しかもそのお金も下手すれば序盤で飽和状態に陥るため無意味
・ティアリング
画面がたまに切れる。フレームレートの低下は意識しない限りは感じられないのだがこれはちょっと気になる
・ロード時間
ちょっとしたミッションやるにもロード、MAP移動にも長めのロード。MAPの作り込みが半端じゃないので理解できますがもうちょっと短くても…
COMMENT
総評としては前作よりパワーアップしている
箱庭で自由に暴れるというよりは、ストーリー重視でストーリーを楽しむためのゲームといった方がいいだろう
自由はあるが、自由でない矛盾しているがそんな感じ
ハングライダーも任意では使えないので次回作に期待したい
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt |
59pt
GOOD!
*前作未経験です。
オリジナリティー
来る敵はすべて倒す、というゲームが多いですが、暗殺ということで、基本的には隠れて近づいて標的を倒す、というスタイルを重視しており、群集にまぎれる、敵の視線を別のものに向ける、といった他のゲームには無い要素が盛り込まれています。
また、Z指定ということもあって、暗殺や娼婦、賄賂など、文化的な側面の現実味がゲームに味を持たせているようにも思います。
グラフィックス
グラフィックスは普段ほとんど気にしていないのですが、ゲームをやっていて初めてグラフィックスに感心した、位のすばらしさです。
当然、他のゲームに比べて画像が良い、というのもありますが、ビューポイントというシステム(高所から街を見渡すシステム)を含め、必然的に高所から良い景観を見ることになり、印象深くしているように思います。また、舞台として教会などの見栄えのする素材が多用されているのも大きいと思います。
快適さ
単純なボタン操作で華麗に暗殺してくれて、サクサク進められます。隠れて近づいて暗殺すると爽快です。
また、難易度が比較的低く、とっつきやすいと思います。 アクション大好きな人には物足りなく感じるかもしれませんが、こればかりは万人に適切な難易度が存在しないので仕方ないでしょう。
BAD/REQUEST
はじめに
全体を通して、アクションというよりもパズル的な要素を強く感じました。
主人公の多彩なアクションを駆使して、ターゲットなりアイテムなりに向かうのがひとつの売りでだと思っています。しかし、(私が気づいてないだけかもしれませんが)ひとつしか無いルートを製作者の意図した通りにジャンプやよじ登りで進むことになり、しかも途中で失敗して最初からやり直しになったりすると、結構イライラしました。
また、隠れ要素(?)として出てくる収集ポイントは正真正銘のパズルで、正直そのようなものはまったく期待していなかったので、鬱陶しく感じました。
暗殺ミッションには十分満足していますが、派手なアクションや爽快感を期待していたので、「パズルゲーム」であるということを認識していないと不満が残ることになると思います。
サウンド
個人的にあまりサウンドは重視していないので、可もなく不可もなく。唯一ビューポイントのBGMは記憶に残っていますが、それくらいです。
ステルスミッションで派手な音楽を流すのも違うように思うので、仕方ないと言えば仕方ないのかも。
熱中度
どこが問題ということも無いのですが、作業感のあるゲームに感じました。
類似のミッションが多いことと、パズル的な要素が多いことが、疲れる原因になっていると思います。
また、前作を未プレイなせいか、ストーリーが分かったような分からないような感じで、いまいちのめり込めなかったです。
快適さ
いくつか問題点があります。
?フリーランの使いにくさ
?フリーズ等
?微妙に長いロード時間&ムービースキップなし
?集団戦のダルさ
?は、慣れの問題と言えばそれまでで、他のゲームならそれほど問題ではないのですが、「自由で多彩な動き」を売り物にしているゲームとしては不満が残ります。
?私自身は1度だけ、非ミッション中にあっただけです。
頻繁に起こるわけではなく、ミッション中でなければたいした問題ではありませんが、ひとつのミッションを始めて途中でやめる際にセーブが出来ないので、途中でフリーズすると悲しいことになるだろうな、と思います。
?ストーリーの節目や地域にまたがる移動などの際に5秒程度のロード時間が発生します。また、ムービーは飛ばせません。耐えられないほどではないですが。
?暗殺に比べて、集団戦の出来はお世辞にも良いとは言えません。10年前のアクション並みのもっさり感です。集団戦を避けさせるための策略かと思うくらいです。
COMMENT
全体
バイオハザード、デビルメイクライ、メタルギアソリッドなどのシリーズが好きで、それらに近いゲーム性を期待していましたが、若干方向性が違っています。やってみて、「ああ、そういうゲームか。」という感じでした。
基本的にはひとつのゲームとして十分な出来であり、パズル性の強いゲームであることを理解しているのならば、問題は無いのでしょうが、個人的には失敗だったかなという感じです。
それから、上にも書きましたが、難易度が低めです。正直、このゲームを買う人がこの程度の難易度を期待しているようにはあまり思えないので、難易度を上げるか、上級者モードを作るかするべきだろうな、と思います。
一応、中立な意見になるように努力はしていますが、上記のような理由で若干悪いほうに評価している可能性もありますので、ご参考まで。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 4pt | 1pt | 2pt |
58pt
GOOD!
●グラフィックが綺麗
景色だけで人が足りない。ということもなく、賑やかな場所に行けばゴミのように人がいる。
●カスタマイズ
服の色を変えることができたり、防具や武器にも種類があったり、個性を出すことができる。
BAD/REQUEST
●移動
まず、しゃがめない。姿勢を低くすることはステルスの鉄則なのに。
また、ボタンを押していればドンドン建物なんかを登っていくのだが、とにかく融通の気かなさに腹が立った。
勝手に大ジャンプして建物を飛び下り、瀕死の重症。さらに、「いや、そこ掴めば登れるでしょ」という場所にも微調整が必要だったり、そもそも登らなかったりする。
ダッシュとフリーランが同じボタンなので、走りたいのにエツィオさんが勝手に登れもしない壁に挑戦を続ける。
いずれも、操作前に一呼吸置けば阻止できる操作ミスだが、サクサクした移動がしたい俺にとっては最初は30分で辞めた。前作は自動ヒーリングがあったので、この勝手な挙動も容認出来たが、今作はわざわざ医者にいくか、薬を使わなければいけない。
早歩きで勝手にスリを敢行するのも不満
●一般人キル規制
個人的にはやめてほしかった。クライムアクションもある程度容認してほしい。
COMMENT
このソフトは、穏やかな気持ちで始めてキレるまでの時間しか出来ない。
ゲームが難しいのではなく移動でストレスの溜まるゲームは初めて。
アルタイルに免じて1、2とやったが続編はもう買わない。
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-08-26
特典はメイキングと短編映画です。短編映画は主人公の父親のアサシンとして活躍を描くものになっていて、本編とも関わってきます。自身としては、これを見ると序盤の展開がわかってしまうため、ゲームがある程度進んだ後で見ることをお勧めします。
GOOD!
「前作に比べ、いい意味でゲーム化した」
前作からの大きな改善点として・・・
●「移動ステーション」ができた。
これにより、長距離移動はショートカットできるようになった。
(前作は、長距離移動を妥協無く強いられた)
●「ミッションの種類が増えた」
ストーリー上関係ない、サブストーリー的暗殺や、「こらしめてくれ」「競争しようぜ」などの脇道的要素が増えた。また、メインの暗殺内容も、忍び込んで一人でやったり、仲間とのチームプレーを駆使したりと、飽きさせない展開に。
(前作は、とにかくターゲットを見つけて殺して逃げての繰り返しオンリーだった)
「制作者の苦労を思うと感心する」
一つの街が立体的にしっかり作り込まれている。それがいくつもあり、道でつながっているためトータルでものすごい広い世界があるように思える。まず、制作者の仕事に驚く。箱庭型なのでテクスチャの張り遅れはどうしても目立っちゃうものの、処理落ちにつながったりせず、ここまでがんばったのなら許しちゃおうかという気持ちになれる。人にぶつかったらその人が荷物を落として壊れたり、しつこい野郎にからまれて、殴ったらそれなりの報いを受けたり、観てるだけでもドラマを感じられたりする人もいる。本当によく作ったと思う。
「武器・防具が増えた」
お金を貯めて、強い武器、頑丈な防具を買いそろえる楽しみができた。武器の種類も増え、はっきり操作性にも反映される。ただ、残念なことに、普通の攻撃は雑魚でも上手くガードしちゃうので、カウンター狙いばかりになってしまう。スピード感はあまりないです。ただ、後ろから忍び寄って急所一撃ってのは気持ちいいです。
BAD/REQUEST
「なんでアサシンの衣装のままうろちょろできるのか」
前作もそうだったが、ここが私が一番気になったところです。
今作で、人を殺すと悪評ゲージがたまり、それを処理する作業をすることでまた安心して街をうろちょろできるようになるんだけど・・・。でもなんで、アサシンの衣装のままなの?ソーシャルステルスなら、群衆と同じ格好に変装(普段着と帽子、ひげをつけるとか)しないとだめでしょ。どこの街の誰がどうみても、一人だけ浮いた殺し屋の衣装で街をうろちょろしている。いやぁ、私はだめでしたね、ここが。
「結局はお使いゲーム」
結局のところ、前作と比べ「頼まれる」→「遂行する」の繰り返しを抜け出せていない。「龍が如く」シリーズならギャンブルとかキャバ嬢育成とか、サブストーリーというより無駄、遊びとよばれるものがあった。そしてそれは必要な無駄だった。GTOシリーズも、無駄に車で走り回ったり、喧嘩売ってみたり、ずいぶんと遊び要素があった。だがこのゲームには、そんな遊びや必要な無駄がほとんどない。これが窮屈にさせる。結果、作業的になっちゃう。
「フリーランニングシステムにまだ難あり」
思う方向に縦横無尽に走るにはまだ無理がある。「R1」押しっぱなしでフリーランニング。プラス×ボタンでスピードアップ。の時点で右手親指がふさがるので右スティックが動かせなくなる。右スティックは方向転換なので、そこは減速しろって意味にしろ、結局スムーズにいかない。ちょっとかすった程度の壁にとりついちゃったり、イラッとすることが何度もある。この辺は、EAの「ミラーズエッジ」を見習って欲しい。あれはかなり爽快に屋上を走り回れた。
COMMENT
前作は、次世代機の黎明期だけあって、全世代機ならロードしちゃう場面を全部シームレスでやろうとしたのでしょう。だから、待ちから街までの長距離移動もまったく妥協無く強いられた。今思うとそれはそれでよかったのかも知れない。アサシンクリード?は拷問だ、とコメントした人がいたが、アサシンの仕事が確かに拷問のように辛く厳しい世界ならば、それを再現したといった意味でよかったのかもしれない。だけどそれはゲームとしてちょっと・・・となったわけでしょ?ので、今回はちゃんとアサシンの日常を、ちゃんとゲームとして整えて出してきたのでしょう。前作より退屈せず遊べました。
ただ、やっぱり硬派なゲームであることに変わりなく、BADのところにも書きましたが、「遊び」や「必要な無駄」がどうしても欲しい。これだけ作り込んで、しかもほぼシームレスな世界を創造したのにこれ以上求めるというのか、と言われるかもしれないが、それほど壮大だからこそ、そこに長くとどめさせるために必要なのだと思う。
24時間殺し屋でいますか?必殺仕事人でも夜だけですよ。普段は一般人にさせて、いろいろイタリアの庶民の楽しみも満喫させてくれればいいじゃないですか。それを次に期待したいですね。そこまでできれば、きっと敵無しのモンスターゲームになると思います。