【PS3】メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜 レビュー
| 発売元 | ガスト （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2011-06-23 |
| 価格 | 7140円（税込） |
| レーティング | 【Ｂ】12才以上対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：新約錬金術RPG ■ プレイ人数：1人 ■ プレミアムボックス：10,290円 【廉価版】 ■ 発売日：2012/05/31 ■ 価格：3,990円 |
- 総合ポイント
- 81
- (難易度)
- 1.96
- レビュー数
- 48
592人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
93pt
583人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
94pt
GOOD!
○ 調合システムの部分は前作までと比べてそれほど大きな変化がありませんが、戦闘がコストターン制になった事で戦略性が向上しています。
新要素の開拓はいたってシンプルですが、必須の要素なのでどれを優先して開発していくか考えながら進める必要が出てきます。
○ 前作以上に進化したグラフィック。岸田メルさんの原画をさらに忠実に再現したうえ、主人公メルルをはじめとしたキャラクター達が生き生きと表情豊かに動きまわります。
背景などもさらに綺麗に。この手の路線の絵柄としては文句なしに最高峰でしょう。
ド派手な必殺技や路線が変わったOPムービーも非常に綺麗です。
○ サウンドに定評のあるガストだけあって良質なBGMが多く、盛り上がる戦闘曲やボーカル曲も多いです。
特定のシーンで流れる練金少女メルルの歌は思わず笑ってしまいましたｗ
必殺技で止めを刺すと専用BGMが流れるという凝った演出も。
声優の演技も安心して聞けるレベル。特に活発なメルルの声はよくあっていると思います。
○ 膨大な数を誇るイベント。 100や200では済まないほど尋常ではない数のイベントが発生します。
前作までと同じくコメディ色が強いせいもあって、いちいち笑わせてくれます。
過去作の登場人物が多数登場するのでシリーズのファンならば必見かと。
○ 細かい部分のシステムが改善されて遊びやすくなりました。
ヘルプ機能が充実していたり、コンテナの容量が前作の倍（1999個）になっていたりとあちこち改善されています。
BAD/REQUEST
× イベントスキップ機能が微妙。既読メッセージの早送りくらいしか出来ないので、大量に発生するイベントが災いして周回プレイの時に煩わしさを感じる事も。
× 今作も稀にフリーズや処理落ちが発生します。シナリオ上、重要な某ボス戦でフリーズした時はさすがにへこみました。
なぜか序盤だけ描画がコマ落ちして遅くなったりします。
フリーズバグだけでもアップデートで直るといいんですが…
× 特性でソートできないので、2000個近いアイテムの中からつけたい特性を探すのが大変です。
COMMENT
前作、前々作をプレイ済み。
発売日に購入してから寝不足になるほど熱中して遊んでます。
アーランドシリーズの集大成だけあって完成度が非常に高いですね。
息の長いアトリエシリーズの中でも文句なしに一番の出来でしょう。
アトリエRPGのひとつの完成形かと。
DLCも配信されるそうなので楽しみにしています。
今作では全く出番がなかったあのキャラとかも出てくるのかな〜
565人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
94pt
GOOD!
【オリジナリティ】
相変わらずのアトリエ。
RPGの範疇には収まるが、一般的なRPGのクエストに特化したようなゲームになっている。アトリエシリーズも数多く出ていて目新しさは減ってきてはいるが、やはり周りのRPGとは一味違うゲームになっている。
【グラフィックス】
全体的にアニメ調で、岸田メル先生原画のカワイイキャラクターが3Dでヌルヌル動く。HD時代の中ではややグラフィックに粗さは感じるが、それがこのゲームでは致命的になっておらず、むしろリアリティ追求の流れの中では一つの個性にすらなっている。
質自体はメルルとほぼ同等であるが、霧や空気感の濃淡等で新しい表現が見られる。
前作ではダンジョンマップ内の敵シンボルが画面視野の関係で見にくい部分が多々見受けられたが、今回は改善してある。
【サウンド】
相変わらず素晴らしい。荘厳さや圧倒的な迫力があるわけではないが、グラフィックスの雰囲気に合致して情景描写能力に富んでいて、気づかぬうちに世界観に引き込まれるBGM。表現力豊かで聴いていて飽きないCV。
ガストのサウンドは感動的だ。是非良い音環境でプレイして頂きたい。
【熱中度】
採集にでて調合して依頼や任務を解決していく。それだけなのに止めどころが見つけられないほど熱中できる。今回のテーマは『開拓』になっていてどんどん国が発展していく様子は見ていて楽しい。
やりこみ系のコンプリートは複数周回が恐らく前提になっており、一度のクリアでは終わらない。引き継ぎ要素もあるため、複数周回でも毎回違った視点で楽しめる。
【満足感】
ゲーム内に嫌味や変な正義感・主張が無く、錬金術師としての日常から国を発展させていく。現実ではこううまく行かないとわかっていても、どこかに必ず達成感がありプレイして良かったと随所で感じることができる。
ストーリー性は前作トトリよりは少ないが、1つの目標に向かって突き進んでいく（いける）のはかなり爽快でもある。
【快適さ】
大量のアイテムを操作する必要があるゲームだが、前作トトリからさらにインターフェイスに改良が加えられてアイテムの扱いが楽になった。
マップの情報も前作ではわかりにくいところもあったが、今回は痒いところに手が届いている。
ロードは短く快適。（HDDインストール済み）
BAD/REQUEST
【グラフィックス】
前作に比べて敵シンボルの把握はしやすくなったが、距離感が慣れないといまいちわかりにくい。マップ上で杖を振って当てると先制になるというシステムだが、このメリットが実はそこまで大きいものではないので、大きなデメリットにはなっていない。
・ボスや準ボス級モンスターのHPがやたら高い。攻撃力はそうでもないので、初見では戦闘が長引き気味がち。ゲームバランス自体は悪くない。
COMMENT
ディスプレイ：28インチワイド液晶（1920*1080)にHDMI接続
PS3本体は2000番台
3週目クリア済み。1周にかかる時間は15〜25時間程度。
前々作ロロナ（アーランドアトリエ1）、前作トトリ（アーランドアトリエ2）プレイ済み。
基本的な世界観や時間軸はロロナ、トトリを踏襲していて、メルルは完全に続編になっている。
本作の途中にて前作トトリのストーリー展開に関するウルトラC級超重大なネタばれがあるので、トトリのプレイは激しく推奨。ロロナもプレイしておいたほうが良いだろう。
ネタばれを気にしないのであれば、今回からのプレイでも問題は無いが、人物・世界観の設定にやや置いていかれる可能性はある。
ロロナ・トトリにハマれた人にはお勧めできます。
やっぱりアーランドはおもしろい。
【難易度】
ストーリー・戦闘共にトトリからは大きく易化している。ロロナに近くゲームとしては平均的な難易度だろう。
【自由度】
ロロナ、トトリ共に日数制限がきつく自由にマップをまわれなかったり調合できないことが多々あったが、今回はかなり緩くなっている。自由度が増した分やることは増えたが、攻略自由度で悩むことはないだろう。
573人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
94pt
GOOD!
トトリ→ロロナ→メルルの順にプレイ、ファン歴は短いですがどっぷりアトリエシリーズにハマっています。
1周クリア時点でのレビューです。
まず基本として、効率を考えながら調合や戦闘など日々を自由に過ごしてゆくのが楽しい、というのはシリーズ共通の長所です。
その上で特に良かったところや前作から進化した点を述べます。
【開拓】
自分のとった行動によって人口が増えたり、調合等が便利になったり、フィールドが変化したりと、様々な面から達成感を味わえるようになっています。いくつかの地がただの素材採取場所という扱いから一歩進んでおり、アールズという国に徐々に愛着が持てる作りになっていました。
またフアナのかわらばんは良いお楽しみ要素だったと思います。開拓の進捗状況の他、小さなネタが盛り込まれていて芸が細かい。
【バトルシステム】
これまでバトルはシンプルすぎて少し味気なかったのですが、今回かなり良くなっています。
スキル数は前作の倍、戦い方の特徴もキャラごとにしっかり出ており、これでこそ育てる甲斐もあるというものです。
新たに加わった重要なスキル、パワーアイテムやポテンシャライズの演出も派手で見ていて楽しいです。
【キャラクター】
主人公が活発で素直な性格で、とても好感が持てました。
前作や前々作のキャラも多数登場しますが、必要以上に出張らないので新規の人でも置いてきぼりになる事はないかと。かと言って影が薄いわけでもないので、上手な組み込み方だったと思います。
特定のサブキャラだけがやたらと掘り下げられるような描写が無かったのも好印象。マルチEDで、キャラに関しては色々な解釈ができるシリーズですのでこういった形で本当に良かったです。
【快適性】
コンテナの容量倍増、依頼アイテムや討伐対象の敵に印、依頼の期限廃止、量販店の統一化など、プレイヤーが少しでも快適に遊べるよう細かい工夫がされていたと思います。
またロードは全体的に短くほとんど気にならないレベルでした。
これらの事よりストレスを感じることなくプレイできたので、快適さに満点を付けております。
【その他もろもろ】
前作や前々作では比較的目立った誤字・脱字は激減しています。
また、ちょっと狙いすぎかなと思えるような会話も抑え気味になっていて良かったです。
ゲームの目標が明確でありながら、そこに辿り着くための進め方は自分次第ですので一本道というわけでもなく、初心者からシリーズに慣れている人まで楽しめる内容になっていると思います。
BAD/REQUEST
2周目以降の引き継ぎ要素が装備品のみというのが、個人的に少し残念。せっかく本編でたくさん達成感を味わえても、ほとんど白紙になってしまいます。
もう少しその周のプレイややり込みが周回プレイに色濃く反映される仕様だと嬉しいです。
そして2周目以降は難易度が選択できても良いかもしれませんね。かつ高難易度でやれば何かメリットがある…といったような仕様だと、さらに周回プレイのモチベーションが高まると思います。
それからこれは主観の強い意見になりますが、前々作の主人公・ロロナについて。小さくなってとても愛らしいのですが、中身があれではロロナである意味が薄い…と言うかほとんど新規の子供キャラと変わりません。
錬金術の師匠としては既にトトリが居るので、もう一人ねじ込むのは難しかったんだと思いますが、せっかくなのでロロナなりの年の取り方を見てみたかったかなと思います。
あとは、細かい部分ですが装備画面でもセレクトで特性詳細が見れるようにしてほしかったです。
またアイテム一覧など様々な場面で、空いている右スティックを使ったページ送りができると良いのではないでしょうか。
何にせよ、致命的なものはありませんでした。
COMMENT
40型プラズマTV使用、HDMI接続
購入から1週間メルル漬けでした。様々な要素がうまくかみ合っており、飽きが来ません。
ふんわりしたグラフィック、爽やかなサウンド、愛着の持てるキャラクターたちが楽しさを増幅させてくれます。
これからもまだまだ楽しみたいと思います。
見た目からは想像できないほどゲームシステムはしっかりしており、骨太な内容になっています。じっくりやり込むゲームをお探しの方、どことなく優しい世界でまったり過ごしてみたい方はぜひ。
Amazonレビュー
レビュー日： 2011-08-24
前作、前々作のロロナのアトリエ、トトリのアトリエに比べて、細かいシステムなどは大いに進化し
とても軽快に操作できる作品になっています。
内容やキャラクターなど魅力がいっぱいで飽きることなくプレイできました。
PS3でRPGをするなら
オススメの作品です。
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GOOD!
全体として、作品の出来が大変良い。
ゲームのシステムがよく考えられており、熱中度が高い。
苦労して強力な武器やアイテムを調合すると、それ以前の何倍も強くなっている手ごたえがあってハマれる。
ゲーム内での期間的な制約があって、やることを絞らなければならないという緊張感が持続するようになっており、周回プレイでのマンネリ感も少ない。
ストーリー面は世界観、設定などがよく考えられている。
宿命によって世界を救いに行ったりするわけでなく、単に1人の女の子の家庭の事情から話が始まっていて斬新な感じがした。
これはプレイしたトトリ、メルルの両作品に共通している。
音楽も物語にマッチした良曲が多く、高く評価できる。
バトル時の音楽に戦隊モノ系のテーマがあって、ちょっと笑える。
遊び心が入っていて、それもまた作品によく合っていると思う。
基本的に立ち絵での会話を中心にゲームが展開するため、高度なグラフィック技術が使われているわけではない。
フィールドやバトルは3Dとなっているが、やや平面に見えてしまう。
元のキャラクター絵の特徴を失わないために必要だと思うが、別にPS3で作らなくても出るクオリティである。
悪いことではない。むしろ、良ゲーに高度なグラフィック技術等々が必ずしも必要でない好例だと思う。
基本的に1周目で装備を整え、2周目で全エンディング制覇を目指すようになっている。
個人的な話で恐縮だが、普通に2周目に入るくらいに面白かった。
プレイヤーが社会人ともなれば年に数本しかゲームをやれない人も多いと思うが、そうした人にもオススメできる良作だと、私は思う。（ただし後述の通り、ややプレイヤーを選ぶので注意が必要）
BAD/REQUEST
トトリのアトリエに比べて調合のルールが難しくなっており、初心者には分かりづらいように感じた。
初めてプレイする人にとっては、おそらく前作トトリのアトリエくらいの複雑さがよいのではないかと思う。
1周目でトゥルーエンド（一番難しいエンド）を見るのが極めて困難なのも、おそらくは前作までの流れを組んでいるものと考えられる。
2周以上のプレイを前提としている辺りも、新規プレイヤーにとってはハードルが高いだろう。
また、システム面でやや使いにくいところがある。
アイテム特性の検索機能がないのはいただけなかった。
前作には検索機能があったので、どうしてなくなっているのか謎である。
ゲーム中に探している特性がなかなか見つからなくてイラッとする。
調合直前に付与できる特性がスクロールできず、全て見られないのもストレスになった。
加えて、おそらくは最近の流行なのだろうがBLと百合に話が傾きすぎているために、プレイヤーを選ぶと思う。
メルルをプレイすることによって、新しい世界が開けてしまう人が多数いるであろう反面、正直イベントの中には気色悪いものもあって好みが分かれると感じた。
ストーリー展開も、これまでの作品に出てきたキャラクターを無理やり絡ませようとしたためか、やや薄い気がする。
もうひとひねりあっても良かったかな、と感じた。
COMMENT
ゲーム自体は普通に面白くてハマれる。
時間を忘れて楽しくプレイできる、そのためのシステムやストーリーは揃っている。
プレイヤーにとって、最も重要な要素は問題なくクリアできている。
そういう意味では、安心して勧められる作品である。
ただし人を選ぶという点で、やや評価を落とさざるを得なかった。
万人受けを目指すことなく、ゲーム自体が持っている良さや特徴を極限まで研ぎ澄ましている。
それもおそらくはわざと。
BLや百合といった要素も、わざわざ計算してこの品質にしているものと考えられる。
いい意味でも悪い意味でも、これだけ趣味の偏った作品をこれだけのクオリティで提供しているのは、世界広しといえど日本だけであろう。
しかもゲーム自体が面白いので、余計に始末が悪い。
こうした趣向の作品に接して、日本ｵﾜﾀと捉えるか日本ﾊｼﾞﾏﾀと捉えるかの違いで、本作への評価は分かれるはずだ。
これだけのクオリティの作品が作られているということは、大変貴重である。
生半可なニーズに合わせるだけでは、普通はここまでにはならないだろう。
ゲーム全体の評価は下がるが、こうした試みは高く評価したいと思う。
イベントには正直、見ていて気分が悪くなるものもあるが、子供をかわいいと思う感情に近い感覚を覚えることが多々あり、不思議な感じがする。
このような作品を1度もプレイしたことがないのであれば、1度はプレイしてみることをオススメする。
かわいいキャラクター絵が好きな人なら、迷う必要性を見出せない水準である。