オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
36pt
GOOD!
・”原点回帰”ということもあり、1の時に近い設定だったのがよかった。
・1,2,3に出ていたキャラクターではなく、新しいキャラクターにすることで新規の人も買いやすかった。
・シリーズで初めてボイスがついた。
・シリーズ初のオンラインモード搭載。頭の体操に丁度よく、楽しめました。
・難易度はそこそこ。しかし、「難しくてクリアできない!」という人はいないと思います。
BAD/REQUEST
■満足度
パッケージの「史上最多の作家陣によるマルチシナリオ」という謳い文句とは裏腹に、収録されてるシナリオは6つ。
どのシナリオも長けている訳ではなく、平均、もしくはそれ以下の話ばかり。
中には「時間を返せ」と叫びたくなる話も……。
※本作では流行に乗ってDLCもありますが、購入してないでレビューには載せてません。
■熱中度
3日ですべてのシナリオを読了。 プレイ中、熱中よりも後悔の念の方が強かった時も。
トロフィーが簡単に取れるのでそこだけはオススメ
■快適さ
設定でボイスを消せなかったのが残念
■音楽
耳に残るようなモノがなく残念
■オリジナル
ゲームとしてはサウンドノベルというジャンルで目新しいものが見つからず、3ptだと思いましたが、犯人のトリックが使いふるされたものだったので2pt
■その他
・声優を使っていますが、パートボイスでフルボイスではありません。
シナリオによってはボイスに偏りがあるように感じました。
・ミステリー編で書き手に都合のいい方向に進みすぎ。
あまりのご都合主義にため息が出ました。
・従来の選択肢のほかに今作からは特殊な選択肢が出る場面がありました。
新しい試みで面白かったのですが、上手に使いこなせていない感じでした。
・GOODにも挙げた、「みんなでかまいたち」
卓ゲーマーが好きそうなゲームでしたが、現実時間で2日-7日かかるのはどうかと。
COMMENT
とあるBADENDで○○○が殺されてしまうというENDがあるのですが、そこでのセリフ。
「どうしてこうなってしまったのだ……」はこちらのセリフ。
薄いシナリオ、読み進めるとプレイヤーが興ざめするような話やトリック、DLC。
かまいたちブランドが地に落ちたのを確信せざるを得なかったです。
1からプレイしていてチュンソフ党の信者になっていたのに、それが醒めたような感じです。
ミステリーもののサウンドノベルというのは書き手はプレイヤーを楽しませるために
困難を要しますが、ミステリー以外も悪かったのでこの点数にしました。
次ゲームを作るときは「街」や「428」のような新作を作って欲しいと願うばかりです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
67pt
GOOD!
・サウンドノベルの金字塔、完成度高く・読み応えあり・ボリュームあり。
・文章の出方が背景とマッチしていて良い塩梅です。
・相変わらずフローチャートが分かり易い。後半作業的になりがちなプレイにおいて苦にならない。
・「おさわり選択肢」・「推理システム」により総当り式で解決するゲーム性ではなくユーザー視点で真相に辿りつくようになっており面白い。
・操作性抜群。
・みんなでかまいたちが斬新で面白かった。
BAD/REQUEST
・ピンクのシナリオが課金だったのが痛い。
・サウンドが残念(言い過ぎかもしれませんが、無印の加藤氏のサウンドに比べると歴然)
・読了率100%にしてからのオマケが欲しかった。
・終盤にあるアレはもういいです
・ミステリー編は構成次第で、もっと面白く出来たはず。自分で解いたりして犯人を当てられるように作られていたまではいいのに、真相のフタを開けてみれば(残念な意味で)意外な結果が(キャラ設定も)。もうちょっとプレイヤー視点での謎解き要素・キャラ設定を練ってほしかった。
・妖怪編での文章があり得ない(幼稚)。全体的に見ても無印かまいたちには到底及ばないなと感じてしまった。○○編は、個人的に謎解き要素高いと思い全てメモしましたが、意外な結果でした。
COMMENT
中古として安くなってきた頃合を見ての購入から一ヶ月、ゆっくりプレイで読了率100%になりました。私としては、色々な話が見られて満足の一品だった。ストーリーはかまいたち2のようなごった煮的な要素が強い。みんなでかまいたちも、なかなか面白い(ほとんどソロプレイです)。今はもっと安くなってるので買いといえば買いだと思います。BAD欄には色々書きましたが、やはりサウンドノベルとしては秀逸の出来ではありますので、数千円出して遊べるなら全然ありかと。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-12-31
主人公キャラの名前を変更できなかったり、中途半端にキャラクターボイスを採用したり、その音声のON・OFF設定ができなかったり、既読スキップができなかったりと、サウンドノベルを作るにあたって、最もやってはいけない変更や難点の多さにセンスの無さを感じる。初代から製作に携わってきた人が何人もいたようなのに、何でこんな出来になるのか分からない。
肝心のメインシナリオは突っ込み所やご都合主義が満載で、ミステリーの出来としては二流以下。これが「名探偵コナン」ならまだしも、何年も待たせた上でのシナリオなのだから期待ハズレも甚だしい。その他のサブシナリオに至ってはどれも素人が書いたようなもので、はっきり言ってフルプライスの価値やDLCとして金を取れるだけの商品レベルに達しているものは一本も無かった。
据え置きゲーム機が高度化していく事で、こうした昔ながらのサウンドノベルやミステリーAVGはもはや絶滅危惧種になりつつある。それゆえ「原点回帰」の謳い文句に期待したが、残念ながら、過去の思い出が美化されるに終わっただけだった。
GOOD!
ここでは(というか世間で)酷評のミステリー編。
しいて褒めるとすれば、「簡単すぎる!」という人は大半がミステリのお約束を解ってる人が多いと思う。(ミスリードやこのタイトル特有の一見意味なさそうな選択肢が正解パターンとか)
なので、そういったお約束が分からない人にはちょうどいい難易度だと思う。
サブシナリオも前作までのどぎつい内容のものが無いので「虫は苦手だ…」「血生臭すぎるのはちょっと…」とかま2かま3のサブで敬遠してた人もとりあえず全て楽しめる。(面白いと思うかは別)
過去かま2かま3も出た当初は酷評されてたが自分は「でも自分にとってはそこはいいところだと思うよ」「ここは自分は楽しめたよ」と擁護できる点は多かったが今作は上記2点が限界。それも無理矢理いい点探してこの2点のみ。後はBADに。
BAD/REQUEST
まずはシナリオ面で。
GOODでミステリー編は一応褒めてはいるが、やっぱり「ミステリー系のお約束」を知ってる以上、この言い回しは犯人除外だよな…とどんどん候補から外れ、「まぁこのキャラがこういう事を言ってるとするとベタな所でこいつが…」と思ったとおりにそいつが犯人。とか、お約束に忠実すぎてサウンドノベル・ミステリー自力解答初挑戦!な人以外はあっさり解るかと。
ミステリー編をクリアした時点で出るピンクのしおり。(これはシリーズ恒例なのでネタバレにはならないと思います)
これまでピンクのしおりが出るとサブシナリオ探しでワクワクするが、まさかネットでネタにされてる「○○を買う権利を与えよう」を実際に目の当たりにするとは…
「一部サブシナリオ開放と有料DLCを購入して遊べるようになりました!」の一文にウンザリ。
これがもし、ゲーム発売と同時に「あなただけのかまいたちの夜」みたいにユーザーからシナリオを募集し、長編1本・短編数本を再編してDLC化…とかだったらDLC化も納得だがいい加減元々あるデータをわざと削って小出しで売るとか、マジで誰が喜ぶんだ?というような糞仕様止めましょうよ。
ひどい言い方をするとそんな有料DLCはオタコンテンツゲー以外誰も喜びません。
それでも一応幾つかのサブシナリオは遊べるのでプレイ。
GOODに「どぎついのが無いので過去作で敬遠してた人も安心して遊べる」というのは表裏一体で、悪く言えば記憶に残る話がない。(悪い意味で残るのはあるが)
かま2の「ソニーチェックちゃんと通したのか!?」と言いたくなるケツ振り&残酷描写にかま3の「犯人編」を代表とする各キャラの狂気じみた人格描写など、印象にのこるものがこれにはない。
完全ギャグシナリオも自分はまぁ鼻で笑いながら楽しめたが、ベタな展開すぎるので鼻につく人はとことん合わないでしょうし、ただでさえ少ないバッドエンドが無駄に豊富(それも単なるデバッグ作業レベルなつまらないバッドエンド)なシナリオはバッドエンド埋め&読了率100%の最後の鬼門になる人がかなり多いと思う。
次はゲーム部分について
既に書かれてますが、「新システム」とされてる部分が完璧蛇足。
確かに新システムなのであまりミステリー編に絡めるとクリアできませんでしたな人が出すぎてSFC版かま1のようにミステリー編意外なにも楽しめない…って事になりかねないのでまぁ本編にあまり多用するのは無しでもしょうがないでしょう。だったらサブでもっと活用しましょうよ…
おさわり選択肢(とりあえずかま3のサイキック編にもありましたけど?)は特定の1点調べたら「○○だろうが特に何もない…」と流れるだけ。あるサブシナリオで活用しまくってるが、最初は「なるほど。そういう使い方があったか」と思ったが2回目以降でもうウンザリ。(理由はBADエンド埋めや読了率100%目指せばわかります)
変わる選択肢も基本的に15秒とムダに長い時間待った結果3番目の選択肢が出るだけ程度なのでこれもあるサブシナリオで多用されてるだけで特に楽しいシステムと思いません。
推理組み合わせシステムは、これも難易度的に厳しくなるのでミステリー編はこの程度でいいが、そのミステリー編のみなので全く必要性が…
それこそサブはおさわりと組み合わせでしっかり考えてやらないとクリア不可…みたいなものがあればよかったが…まさか「新システムを多用して頑張ったから有料DLCに!」って事か??
フローチャートはコメント欄に不満点書いてるので割愛。
COMMENT
とりあえずPS3版はやっつけ仕事だね(笑)と思った。
フローチャートの無駄なデカさやL2/R2ボタンを一切使ってない不便な操作性(フローチャートを一発で出せないのにセレクトボタンで操作説明という全く必要性のないものを1ボタン化してたり)は、vitaと同発と理解した時点でまず間違いなくvita単体で出すと売上に影響が…だからとりあえずPS3でもだしとけ(笑)と。
実際vitaにあってPS3版に無いモードという「逆だろ?」と思うようなことをやってるし。
あくまでvitaが悪いのではなく、vitaの容量とPS3の容量差を考えた時にこの圧倒的な内容の薄さはPS3メインで作ってないよな…と思わざるをえない。
その時点でげんなり感満点。(後述理由も含めてPS3は後日「真かま完全版」として出せよ…と思った)
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オリジナリティは新システムを入れてるといっても全く活かせてないので1P
グラフィックは人物絵が意外にカクカク。PS3使っててさすがにこれでは…の2P
サウンドはいまいち残らず。2P
熱中度はミステリー編終了時に激減。サブでの邪魔臭いだけのポイントが多かったのでどんどん熱が冷め最終的に1P
快適さはフローチャート関連で1P
結果満足度は1Pでした。
難易度は「全バッドエンド&読了率100%」基準です。ある程度寄り道して選べる選択肢は選んだ状態での99%止まりの絶望感は半端ないです。
攻略情報がなければ完全クリアはかなり厳しいです。
「厳しいって全選択肢選ぶだけだろ(笑)」と思う人。やってみればわかります。
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最後に。自分は伊集院さんがプレイして感想を述べてるプレミアムファンディスク目当てでもあったのでPディスク4500円と思えばまぁ失敗じゃなかったかな、と。
後このディスクを持ってる人は絶対にミステリー編クリアするまで伊集院プレイ映像は見ない方がいいです。
確かに犯人の名前をズバリ言ってるわけじゃないです。が、考える方向性としてはドンピシャ(あくまで自分はそう思った)すぎるので、プレイ動画+自分でのプレイであっさり犯人がわかります。
と同時にプラチナトロフィー取った時点で感じたこと。
これのどこが「真」かまいたちだったんだろう?「新」かまいたちじゃなく「真」にした意味は??最低でも本編で語るべきでしょう…
これじゃ「ざしきわらしの夜」が正式タイトルといっても過言じゃないです…