オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
66pt
GOOD!
■キャラクター
・RPGにしては固有キャラクターは多目であり、立ち絵のあるキャラクターがほぼ全て使用可能というのは嬉しいところ。個性も様々できっとお気に入りのキャラクターが見つかる事請け合いである。
・自身でもキャラクリエイトが可能であり(髪型・声・顔・肌の色等)好みのキャラクターが作成できるようになっている。
■戦闘システム
・「萌え殺し」「アイテム化」といった要素があり、ただダメージを与えて敵を倒すという戦法に新たな選択肢を追加している(※BADに後述)。萌えというものを戦闘システムに昇華したこのシステムは斬新かつ大胆な発想だと思う。
■やりこみ要素
・キャラゲー(笑)と思うなかれ、圧倒的なやりこみ要素が用意されている。全てを遊びつくすにはかなりの時間を要する。まさに圧倒的
■グラフィック
・立ち絵は非常に綺麗です。モーションポートレートもあまり違和感がなくかなりいい出来です
(※BADに後述)
■音楽
・非常に良いです。BGMも耳障りなものはなく自然と聞き入れる。歌詞付きの曲に関しては素晴ら しい出来だと思う。個人的には「圧倒的なGo!!」がお気に入りです。
■声優
・思わず「このキャラの声当ててる人誰なんだろう」と調べてしまうくらいに興味を惹きました。詳しい方からすれば「知らないの〜?」って言われそうですが、こういった方面に疎い自分で も引き込まれる素晴らしい演技でした。これがプロの仕事か…。
BAD/REQUEST
■ストーリー
・せっかく主人公に7種類の性格を用意したのなら、そこをもっと上手く掘り下げて欲しかった。
ほとんどストーリーに絡まない6種類が勿体無さ過ぎる。どれも魅力的なだけに残念。
■ロード
・本当にヒドイです。拠点を中心に活動するゲームなのですが、拠点に戻る度に4〜5秒のロードが入ります。拠点に戻る頻度も高いため非常にストレスを感じます。
・敵とエンカウントする度に3〜4秒の読み込みがあります。まスキルやアイテムを選択すると2〜 3秒の謎の読み込みの後に発動するためテンポが最悪です。
■システム(戦闘・UI周り含む)
・細かく言ってしまうとかなりの長文になってしまうため割愛しますが「これ本当にテストしました?」レベルの不便さが目立ちます。パッチでだいぶ改善されましたが、アイテムソート機 能なんてパッチで当てるレベルじゃないと思うし、一部はまだソートできない(マテリアル)状態である。
・同一性能である武器・防具は纏まらないため無意味にアイテム欄を圧迫(アイテムも所持数と所 持限界数の表示が一切無い為整理を怠ると捨てるハメになる)そのくせ売却時に売却個数を聞いてくるという意味不明な仕様。結局1個しか売却できないため99個所持ならば99回売る作業が発生する(なぜか購入時は1〜99でまとめられているように表示されるがアイテム欄ではそうなっていない)
・全体的に操作がワンテンポ遅い。なんだか自分が口頭でプレイヤーに「上押してください」と伝えてそれを実行しているようなそんな遅さ。仮にもやりこみゲーを謳うならこのモッサリ感は致命的。
・GOODで書きましたが、萌え殺し・アイテム化が主人公しか使用不可能な為、戦闘メンバーのターンが無駄になる(倒してしまわないようにターンを飛ばすため)かなりの格下のモンスター以外は萌え殺し・アイテム化に3〜5ターン費やすため戦闘のテンポが非常に悪くなる。また、萌え殺し・アイテム化によるメリットが大きいため、強敵に対しては倒すより萌え殺し・アイテム化が優先される…結果ただ倒す事がデメリットになり、装備強化=俺ツエーというよりは萌え殺しを行う間耐えるために装備強化という図式になりがちである。
■グラフィック
・同社のゲームはいくつかプレイしていますが確実に良くなってきています。が、BADに書いたの はそういうことです。やはり次世代機のグラフィックかと言われるとNoといわざるを得ません。
・3D時のキャラクターモーションがPS時代かと疑ってしまうレベル。違和感がありすぎるというか…シンボルアタックを採用するならそこは改善して欲しい。振りがかなり遅いので敵が近づいてくるかなり前にアクションボタンを押さないと先制が取れない。
■やりこみ要素
・どこまでを「やりこみ要素」ととるかは個人によると思うのだが、Lv9999にするまでに12回もキャップを解放(それもキャラ毎)しなくてはいけないのは延命にしか見えない。
10名以上の固有キャラが参加するのに12*10以上のポイントが必要になる。さすがに一律解放で良かったのでは?12回もさせるなら…。
■スキップ機能
・なぜか2種類のスキップが用意されており、場面によって停止可能の低速スキップor停止不可能の高速スキップに勝手になる。もうちょっと何とかなりませんかねぇ…。
COMMENT
続編を期待したい作品です。作品としての伸び代はかなりあります。
不満点を解消して頂ければ文字通り神ゲーとなれる資質を持った一品です。それだけにこの未完成具合が非常に惜しい…。
発売時期からみても大人の事情があったのではと邪推したくなりますが、続編に期待したいところです。キャラゲーとして買うなら一級品、RPGとして買うならある程度覚悟はいるかと思います。
やりこみゲーは完成されたシステムがあってこそだなと改めて思いました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 2pt |
60pt
GOOD!
IFにしては珍しい、「萌え殺し」というキャラを活かしたシステムが良かったと思います。毎回どのゲームでも、キャラを引き立たせる世界観とゲームバランスが、「萌え」という属性で一層特化していたように思えました。
また、キャラを1からメイクできる点や、メインキャラ+メイクキャラ、メイクキャラどうしを融合しての特性強化など、ただ単にレベルを上げるだけでは育たないステータスを強化できる点は良かったと思います。
そして、RPGで最も面倒なレベル上げも、「ムゲンフィールド」内にランダム出現する要塞?(要塞設定=○マトトのパクリ設定ですが…)でサクッと解消されますので、面倒にはならないかと思います。IFお決まりのお色気もあり、RPGで疲れた際に「ちょっと一息」感覚で使えるのも良かったと思います。
最後に、声優陣もなかなか良く、ボス戦ではテンポ良いBGMでノリやすいかと思います。
BAD/REQUEST
まず1点目。GOODで挙げた「萌え殺し」ですが、シュシュの変身回数には戦闘中に限り制限があり、戦闘の都度「萌え属性」をあわせる事が難しく、また大したメリットもない為、使用頻度はほぼ0でした。変身回数を設けるなら、ある程度属性の固定化を図るべきでは無いかと感じました。
2点目。レベル上げ自体は苦痛では無かったのですが、各レベル帯にキャップが設けてあり、解除するためにムゲンPを消費するという点が、いまいち理解不能でした。また、最大レベルが5000と、テイルズシリーズですらありえないカンスト上限は、トロフィー獲得を難しくする為の処置以外の何者でもないと感じました(カンスト上限に達するために、貴重なムゲンPを大量消費する点も意味不でした)。
3点目。シュシュの「萌え属性」は多数あり、特定イベントでも各属性が出現しますが、それ以外は登場も無く、戦闘で使い分ける程度しか意味がありません。加えて、得意武器やスキル属性もバラバラの為、その為だけに武器を強化する意味合いが全く感じられませんでした。一言で言うと、強化武器は1種類で属性を変える意味無し、です。もっと有意義にキャラを活かして頂きたかったです。
4点目。戦闘システムはネプmk2+ディスガイアと言った感じで、独創性はほぼ皆無です。トリユニからムゲンまでやってきましたが、トリユニのキャラとシステムを変えて販売しているだけ、という感じがしました。
5点目。レベルやスキルを強化できますが、スキルを強化しても必要APがレベルについていかないので、この点はもっと見直すべきだったかと…。
6点目。バグが致命的過ぎるということです。現在はアプデパッチが配布されており修正は可能ですが、特定の章で勇者が消滅してしまう、フィーバー時特定条件で打ち上げると、4000コンボ程まで敵が落ちてこない、と言った致命的なバグもあり、その修正が2〜3週間後という、メーカーのやる気の無さが表立ちました。
ラスト。入浴シーンでお手伝いできますが、18禁の劣化Verでしかもメリット皆無の為、あえて入れた意味が分かりません。これに時間を割くなら、誤字脱字をしっかり見直しましょう。
COMMENT
総合的にBADがメインになりましたが、癖になると時間を忘れて楽しめるゲームだと思います。操作も直感的ですし、キャラの魅力に惹かれたなら迷わず即買いでOKです。
キャラゲーとして、RPGとして楽しむには十分な一品だと思います。
ただ、ある話数に出現するキャラが「初音ミク」そのものという、原画の腕の無さが丸見えになるので、ミクさんファンは予め覚悟の上、挫折しないことを前提に購入しましょう(間違えても某音楽メーカーへ報告しないように…)。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 1pt |
69pt
GOOD!
・圧倒的オリジナリティ
ディスガイアやファントムに影響を受けている部分が多いとはいえ、これまで触れたことのない概念が多く、ゴチャゴチャしたおもちゃ箱のようで楽しいです。RPGだと大体最初の数時間で「あーこの先お使いクエストやって、素材集めて生産して…」と先が見えてしまう事が多いのですが、今回は目新しい要素が多い上に育成の底が見えないので、これどうなるんだろうという興味を持ってプレイできました。
また大手のデベロッパーが続編やリメイク、スピンオフでセコく稼ごうとする中、新規タイトルで市場にチャレンジするだけで敬意を表します。
・圧倒的BGM
ディスガイアでお馴染みの佐藤天平さんです。いわゆるバカゲー的なノリのボーカルBGMもあります。
・圧倒的キャラクター陣
個性的で我の強い登場人物の織り成すストーリーは、最初「なんだこのいかにも狙ったキャラは…」と軽く引き気味だった私でも、ちゃんと感情移入できるくらいまともな作りになっています。王道で安心感のあるシナリオで、最終章ではもう終わっちゃうのか…と寂しさまで感じられました。
BAD/REQUEST
・圧倒的バグ(バージョンアップ予定)
IFファンとそうでない人で評価が最も割れる部分ではないでしょうか…。
進行不能レベルなバグがチラホラと報告されています。
クリティカルでないものも含めるとかなりの数です。
一応、公式から後日のバージョンアップで対応する旨の回答が出ているようですが、決算期に合わせて強行発売した大人の事情が垣間見えますね。
・圧倒的メッセージ送りのテンポの悪さ
2Dの立ち絵がモーショングラフィックスで動く、ネプテューヌ形式の会話シーンは一括スキップ不可。微妙にトロ臭い早送りしかできません。
ポリゴンキャラが動く人形劇のシーンは早送り不可。一括スキップしかできません。
周回前提なのにいまいち不便です。
・圧倒的チュートリアル強制!
チュートリアルは毎回強制で見せられますが、システムが複雑なのにメニューにヘルプやチュートリアルはなく、後から見直すことはできません。
・圧倒的垢抜けないインターフェイス
いつものIFです。細かいところに手が届いていません。
カメラワークも酷い。DOFっぽい演出がありますが見づらいだけです。
ロードが煩雑でモサモサと重く、フリーズの不安もあります。
COMMENT
コンシューマ向けのタイトルでこれほど熱中して一気にプレイできたのは久々です。ここ最近、発売前に楽しみにしていたタイトルほど買ってからガッカリして、2〜3時間も遊ぶと飽きてしまうことが多かったのですが、土日で夢中になってシナリオを進めました。ただし後半は作業感が増してくるのも事実で、自由度のようなものは期待しないほうがいいです。ステータスがどんどん桁違いに伸びていくのを見て爽快感を楽しむのがいいのではないでしょうか。
時代遅れなグラフィックスを含め、どっからどう見ても日本一ソフトの製品ですが、実は違います。
IFのゲームを経験したことがない人は慎重に購入を判断して下さい。
私は声優さんは詳しくありませんし、いわゆるキャラ萌えのような視点はほとんど持っていませんのでコメントを控えさせて頂きますが、好きな人にはプラス材料になるのではないでしょうか。
初期型PS3、HDDインストール済、40型HDMIでプレイしています。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-11-10
止めちゃいました。FPSなどのアクションに馴れてしまった、後遺症なのかなぁ?
GOOD!
キャラクター:
魅力的なキャラクターが多く見ていて飽きません
どのキャラクターにも弱味みたいなものがあり
一見まともなキャラクターがそのことになると突如豹変したりw
ストーリー:
最初から最後まで明るく軽いノリ突っ走るストーリー展開で
見ていて楽しいですw(ラストで少しだけシリアスな場面がありますが)
BGM:
どの曲も作品の雰囲気を十二分引き出しており
戦闘曲も多く飽きない
個人的にフィーバータイム時の歌が好きw
BAD/REQUEST
戦闘:
あえてこちらに書きますが
戦闘のやり込みがゲームの中核を成してるにも関わらず
システムが複雑すぎてスッと入っていけない
萌え殺しやフィーバータイムなど面白い要素もあるが
0ダメージだったのにクリスタル効果による事故死や
スキルの使用不可、移動禁止やダメージの無効化、反転等
キャラクターを鍛え上げた苦労が一瞬で無に帰すようなクリスタルの能力
それを置いておくとしても
ロード時間が長いのは流石に目を瞑れません
スキルを選んでから発動するのにすら数秒ロードするときがあります
一瞬フリーズしたのかと思ったくらい
このもっさり感はこのゲームのテーマを考えると致命的
あと連携とはなんだったのか。。。
ムゲンフィールド:
このゲームの核を成すともいえるムゲンフィールド
Gアップなどここでしか手に入らないものが多数あることなどから
このムゲンフィールドを何度もやることになるのだが
プレイヤーの目的次第では何度やっても終わりが見えないほど
永遠と繰り返すことになるので
上記の戦闘のもっさり感が相まって
途中から苦痛でしかなくなってくる
もう少し他の要素は無かったのか。。。
COMMENT
悪い点も多く、現在は大分改善されたものの
致命的なバグも多かったゲームですが
それを差し引いても面白いゲームであることに違いはなかったです
特に作品全体の雰囲気が良く
明るく楽しい気分にさせてくれましたw
バグと快適ささえなんとか出来れば神ゲーになったであろう一品だと思います
それだけに惜しい