【PS4】DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN(ダークソウル2 スカラー オブ ザ ファースト シン) レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-04-09 |
価格 | 5962円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / PS3版 レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人(オンライン:2~6人) |
- 総合ポイント
- 68
- (難易度)
- 3.54
- レビュー数
- 13
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt |
72pt
GOOD!
【やっと出た完全版】
ダクソ1の初期のバージョンはバランスがあまりよくありませんでしたが、アルトリウス版で至高の一本に。
そんな訳で初期段階で酷かった(※シリーズ的には)ダクソ2の完全版を待ちに待っていました。
敵の配置と数、アイテムの配置が大幅に変更されたのでハイスペック版は初期版と印象は全く異なります。
処理落ちも無くなり、プレーはかなり快適になりました。
道中の攻略は難易度が上がり、走り抜けがあまりに簡単だった初期とも変わり、かなり面白くなったと思います。
【ブラボの後だから余計に感じること】
武器・防具・魔法の選択肢の多さがやはりこのシリーズの醍醐味だと改めて感じました。
2は特にガン盾ゲームだと馬鹿にされた事もありますが、盾があり、二刀流もあり、ローリング回避もあり、時には片手にたいまつの時も。
遠距離から弓やボウガン、魔法で攻撃しても何でも良し!
こういった懐の深さが、ゲームの深みを増していることを実感できました。
BAD/REQUEST
【ブラボの後だからこそ際立つ悪さ】
マップが横に長すぎるのがどうも辛く、中盤以降ダレます。
そして、ボスが非常に弱い。驚くほどに。
ダークソウル1のボスとは違って、個性が弱いのは元々2の欠点ではあるのですが。
盾なし強制プレーで鍛えられたプレイヤーにとって、ガン盾可能なダクソ2のボスはあまりに弱く、個性もないと前以上に感じました。
【変わらない武器のバランス調整】
大きな不満はここにあります。
鎧の敵に対してダメージの補正が高く、鈍器が強すぎるのもそのまま。
斬属性の武器がなにを使ってもパッとしない残念さ。
低すぎる武器耐久性と、あまりに簡単に手に入りすぎる鉱石。
武器はたくさん装備出来ても装備重量制限が厳しすぎて、一度に持てる武器の数が少ないのもやはり不満です。
COMMENT
ハイスペック版は非常に出来が良いと思います。
ブラボをプレーした後だと特に装備・育成関連の自由度の高さに「やはりシリーズはこうだよな!」と感じられます。
面白いアクションRPGだが、シリーズとしては最低の出来。
そう評されたダクソ2でしたが、名誉を若干挽回したのではないでしょうか。
ただ、ダクソ2にあった根本的なダメさが改善訳ではありません。
ボスの問題、ステージの単調さ・長さ、武器バランスの悪さ。
相変わらずの惜しいっぷりです。面白いゲームではありますが。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 1pt | 5pt |
76pt
GOOD!
シリーズは触れていません。『bloodborne』は(DL)購入していますが数時間やってワケ分からなくて投げていました。
「超高難易度A・APG」ということだけの概要しか知らずにDL盤を購入。
※完全初見プレイをしたい人は知らないほうがいい情報が含まれているので注意して下さい※
長文レビューとなります。
・グラフィック等
もの凄く綺麗。背景の細かさ、美しさ、「ダーク」な芸術美。そして「即死」ゲーを煽る恐怖演出まで。
ムービーはそれぞれ短いが非常に凝っていて見応えがありました。そのムービーと差のない操作画面は滑らかに動く。
カメラが良い。距離感、バランス、敵の圧倒的な強さ=スケールも巧く演出しながら、硬派なアクションとしても成立させている。一つ一つの動きに重力を感じる。
『bloodborne』では挙動が軽く、カメラも悪かったので、全体的に本作のほうが上のグラフィックと感じました。
・音楽
おどろおどろしい、雰囲気に合ったBGM。ボス戦では盛り上げに一役買っている「変化」もよし。
・操作感、ゲーム性
操作性が非常にいい。日本産万歳。
武器アイテム切り替えをサクサク行える、快適なもの。
アクションとしても、所謂「華麗な」アクションゲームで「ない」と分かればこの上ない完成度に唸る。
理不尽な死にゲーなのだが、操作性やカメラの所為でのむかつく死に方は一度もなかったように思う。素晴らしい。
多彩な武器それぞれのモーション等も面白く、プレイヤー毎に遊び方がある。
敵(ボス)にはしっかり予備動作があり、攻撃後には反撃、回復の「間」が絶対に存在する、理にかなった面も素晴らしい。
・快適さ
起動が早い。ロゴを飛ばせる。
ロード、リロードが非常に短い。死にゲーなので大事。
セーブデータが数個作れる。
固定回復アイテムが秀逸。休憩場で常に補充できる。
・オンライン関連
適度な距離感に終始落ち着くオンライン。
メッセージのバリエーションもこのくらいが丁度よい。
バランス調整も絶妙なのでは。
・その他
定価が安価。
膨大なやり込み要素。
周回あり。
BAD/REQUEST
・逸脱した難易度
初見殺し、やりすぎな敵配置。罠、状態異常、遠距離敵等のステージ構成。
初心者は何十、何百と死ぬことになります。
救済策はいくつかあるのですが、初心者が逆に気付きづらいのは×
というのも
・シリーズ初心者への配慮不足とゲームシステム面
経験値は蓄積されず、「落とす」。
敵シンボルはプレイヤーが「休む=回復」するごとに復活。しかし十何回倒すと復活しなくなるが、そうすると経験値稼ぎ不可能のどっちつかず。
死ぬごとにプレイヤーの体力値は減少していく。
中間地点からボスまでの道のりも地獄続き。
といった独特な難易度もあるが、それよりも
・説明不足のシステム
に尽きる。
「レベルアップの方法が分からない」
(初見プレイで「初めの雑魚」(大剣と盾を持つ兵)相手に、完全に見切るまで3時間。さすが「高難易度」というだけあるな、と思うが、続く雑魚(大槌)に歯が立たず、避けて進んだら敵の群れ。実はチュートリアルゾーンに気付かずスルーし、攻略順も間違えていたという……。これはおかしいと思い、攻略順とレベルアップの概念を攻略サイトで確認し、改めてnew gameスタートしました)。
「魔法の使い方が分からない」
「たいまつの使用法がわからない」
40時間ほどプレイしてようやく要領を掴みました。
「救済策であるNPC召喚が分からない」
これも40時間くらいやってから気付きました。
等など、オンラインマニュアルでは把握不可能な要素が多すぎる。
誓約なんかはクリア(エンドロール)時にもわからなかったです。
その他○ボタンの使い方(隠し扉発見から会話早送りまで)もなかなか気づけなかった。
「初見プレイをお勧め」とはこのゲームの推薦分で言いますが、それに見合う順を追った快適さはありません。
一部のステージギミックも非常に分かりづらく、何時間も迷って断念したほど、所々で「間違えた」難しさです。
・続・救済策
「体力減少」の問題は序盤のとあるアイテムを見つけると一気に気にならなくなるのですが、それまでが数時間~10数時間。ここまでが長い長いチュートリアルだと思いますが、初心者には敷居が高すぎるでしょう。
・アクション面
『bloodborne』で、肝心のアクション部分に?だったのですが、このシリーズの流れを汲んだ、と知ればなるほど、と思います。
いわばスタイリッシュで爽快なアクションを目指していない。かといって『モンハン』のゲーム性、難易度とも異なる。
RPGにACTを混ぜたら~の一つの完成形ですが、人を選ぶことに違いはないです。
・その他
(リアルタイムでの)オンライン参加者は少なめ。そもそも「召喚」メッセージを「見れる」状況にいることが限られているからだとも思いますし、バランス調整の為のマッチング制限の処置の影響もあるようです。
COMMENT
完全初見プレイで途中断念は6時間で147回死亡。
その後新たに初めて、オンライン、オフライン交えてプレイ。ゲーム内メッセージ以外での攻略情報は、行き先に迷った時のみ参照を心掛けました。
クリア時間(エンドロール)は約60時間。死んだ回数は662回。
クリア時のレベルは147ですが得たソウルは321万となっていました。
面倒なボス二体でNPCを使いましたがその他はソロでクリアしました(自身はステージボス到達時にサインを書いてマルチには参加)。
苦しかったのは「炎の城」と「湖」。ギミックでは「毒の塔」と最終盤。
敵では雑魚もボスも大槌を持ったやつが非常に強かったです。
回避アクション重視の立ち回りでプレイしたので左右前後どの方向に回避するかがほとんど重要でしたが、多いときは20回以上は挑戦したと思います。初見で倒せたのは一体のみ。
コンセプトにある、「達成感」は、実はあまり感じなくて、死にまくって、意地になって、数時間掛けてようやく進めて少し安堵する程度で、緊張はずっと続きます。感慨よりも「まだ先がある」と。
クリアを目指したのでいったん休憩しますが、まだまだ未踏の地は膨大にある模様。
『bloodborne』に再挑戦しつつ触れてみます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
78pt
GOOD!
PS3版ダークソウル2は未プレイ
・本編+DLC全部入りなのでお得
・ロードが速い
PS3版プレイしたことないけど・・・たぶん速くなってると思う。
・アイテム管理が一新
ダクソ1で使いづらかったアイテム管理がしやすく、そして見やすくなった。
・前作で不評だった、狭い場所、足場の悪い場所での戦闘が少なくなった
前作がちょっとひどすぎた感じ
・転送がどの篝火からでも行えるようになった。
前作は特定の篝火のみだったので大変便利になった。
BAD/REQUEST
・武器の耐久値が少なくなった。
デモンズやダクソ1は耐久値なんて気にしなくてもクリアできたけど
本作は意識してないといつのまにか壊れる寸前に。
前二作は耐久値が死に仕様だったので、耐久値をもっと意識してもらうように って感じで
こういう仕様にしたんだろうけど、不便なだけ。
耐久値自体、もうなくてもいいと思う。
・敏捷性という謎のステータス
本作から登場して本作で消える、ステータス。
この項目を上げるとローリングの無敵時間が微妙に長くなるとか。
どこまで上げるとどこまで無敵時間が長くなるのかさっぱりわからないので手が出しにくかった。
けど強いボス戦ではある程度上げていないとローリングでかわすのが困難なので
ボス戦前に振り直しで一気にステータスを上げる、ってことをしてた。
めんどいのでローリングの仕様に関しては前二作のまんまでいい。
・とあるエリアでとあるギミックを作動させてないとそのエリアのボスを倒すのがすんごくきつくなる。
とあるキャラに話しかけないとそのギミックの存在すらわからなかった。
ほぼノーヒントなのでファミコン時代のような理不尽さ。
COMMENT
ダクソ1で不評だった部分をちゃんと改善したのは◎。
ただ新要素が微妙。
ボス戦はソウルシリーズとしては簡単な部類。
そのあたりは評価が分かれるところなので各々で判断で。
とにかくグラフィック、ロード、DLC全部入りでお得感満載なので満足でした。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-01-06
クリアしました。
みなさんが言われるように数の暴力、狭い足場から転落などで死にます。
最初は理不尽に感じますが、打開策は必ず見つかります。
私なんか何度イラついて机を叩いたか^^;
しかしボス撃破したら、すべて吹っ飛びスカッとしますよ。
ブラッドボーンみたいに何周もしないかもしれないですが、とりあえず一周はやってみる価値ありますよ。
グラフィックはブラッドボーンや今度出るダークソウル3には前世代機用ですから劣るかと思います。
あと、亡者がちょっと嫌でした、折角キャラメイクしたのに大半をゾンビの外見で過ごすのはね。
ダークソウル3は亡者でも外見変わらないらしいから期待しています。
GOOD!
Ps3のダークソウル2はクリアしたのですが、新装したダークソウル2をやりたく購入。
装備損傷度はアップデートせずそのままプレイ。
ですが修正パッチがあるみたいなのでこの点は減点にはしていません。
グラフィック
当時ps3版のグラフィックにがっかりした経験があるのですが、今回で非常にパワーアップしており、これが本当のダークソウル2なんだと、その世界を存分に味わう事ができました。
動きもヌルヌル動き(キャラの動作のもっさりは変わっていませんでしたが)、光沢感がアップし絶景ポイントがかなり増えたと思います。
熱中度
武器防具の種類が数え切れないほど存在しています。この中からお好みの装備パーツを選んで強化していくのはかなり楽しめると思います。武器もまあたくさんの種類があり、自分のスタイルに合うものを探していきます。武器においてはモーションが似たようなものがかなり多いですが…。
敵の配置
Ps3版にあった、体力が高いだけの敵の、うんざりするほどの数の暴力は鳴りを潜め、面白くなったステージが帰ってきました。単純に硬い敵を多く配置しているだけの人気のないステージにはことごとく修正が入っており、もはや別物です。これをやるだけでも価値があります。ただしdlcエリアは変更なしだったかなと思います。
キャラビルド
シリーズで一番完成していると思います。秀逸すぎるパラメーター間のバランス。死にステがなくどのスタイルも強い。本当なにに振ろうか迷います。
オンライン
白を3人も呼べるので賑やかに皆で攻略するのが病み付きになるほど面白いです。このゲームはオンラインモードが本当のダークソウル2です。
黒も二人侵入してくるので最大6人でお祭りみたいに魔法が飛び交い、最高に楽しいです。例えば戦士、技量戦士、魔法使い、奇跡使いのパーティーなんかで進んでいく様はドラクエのようでワクワクします。
BAD/REQUEST
やっぱりキャラのもっさりが終始気になりました。多少は慣れますが、ダークソウル1やブラッドボーンをやってしまうとやはり本作品のもっさりは嫌でも目につきます。攻撃、スタブ、ローリング、扉開け、宝箱開け、アイテム使用、エスト、これらぜんぶがスローモーションでいらいらします。これだけはやはり何度やっても好きになれない。
最軽量、かつ敏捷度に25も振って105とかになってもまだまだまだまだモッサリしています。(周りの友人に聞いても、敏捷105というのはわりと敏捷に振っているほうだそうです)
本作品ははっきり言いますと、難しいと言うよりめんどくさい要素が目立つのではないでしょうか。
自分は裏ボス、dlc以外で死ぬ事は数えるほどでした。そのほとんどの要因がモッサリ死でした。
あまりに行動が遅いので敵に対して食いぎみに攻撃を「置いておく」みたいな戦法をとる人がいる程です。
ダーク1みたいな挙動にしたら簡単になりすぎてしまうのでしょうか?ですがこういうベクトルの難しさは多くの人にとってストレスでしかなくなります。
モンハンのG級ボスの攻撃速度ばかり速くしてプレーヤー側とのモッサリ差で難易度を高くしている系統と似てます。これは本当に残念です。
後は、アイテム説明文が他シリーズに比べあまり面白くない。中身がなく特に刺さらない。
npc、話長い。中身ない。薄っぺらい。飛ばしたくなります。
ボス、大概魅力がない。個性ない。そもそも中盤以降はめんどくさいだけで、印象に残る様な強いボスはあまりいなかったからか、数える程しか覚えてないです。。
デモンズもダークもブラボンもあんなに魅力的なのにこの作品だけはなんでしょうか、フワフワしていて刺さらない。不思議です。本当に同じ人が作ったのか。
アイテム配置が適当すぎる。例を挙げると攻略情報一切見ないで一周しただけなのに気づいたら探索者32個、ソウルの器9個…。誰がこんなに使うのか。どうせやり込む人は周回プレイする訳だし、2、3個で充分では?
正直な話、後半の宝箱からはこれらばかりで辟易しました。
膨大なマップの数に対してアイテムの種類が追い付いていないのでしょうか?大ボリュームだから大変なのでしょうが、やっつけ感が伝わってきます。
それとも今回は大ボリュームだから周回プレイはしんどいだろうから、部分的に周回プレイしたい人は楽しんで、というメッセージなのでしょうか?
COMMENT
本作品も壮大でのめり込む内容のすばらしい作品なのは間違いありません。
ですがこのシリーズをこの作品以外をやり込んでいる経験者はきっと比べてしまうでしょう。比べざるを得ない部分が多いのです。それだけハイレベルなシリーズだとも言えますが。
逆に難易度的にもこの作品からシリーズを始めるのはありだと感じました。
気になる点もありますが、王道なボリュームたっぷりの中世ファンタジーRPGとしては珠玉の名作といっていい作品です。