【PS4】イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky- レビュー
発売元 | スパイク・チュンソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-12-17 |
価格 | 7776円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 44
- (難易度)
- 2.67
- レビュー数
- 6
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
60pt
GOOD!
・VPを踏襲した戦闘システム
名作であるヴァルキリープロファイルを踏襲した戦闘システムはなかなか爽快
・個性的なキャラクター
パーティーメンバーが多いが性格も性能も個性的。
近距離型・遠距離型・攻撃魔法型・回復魔法型とどのキャラも違う使い勝手があるし、育てれば育てるほど新技を覚えていく。
キャラ同士の掛け合いイベントも豊富で、ほどよい長さの会話で楽しませてくれる。
特に終盤、プレイヤーが任意選択でパーティキャラを離脱させることができるのだが、残すパターン、残さないパターンでの小イベントが豊富で、キャラが気に入った人なら周回でいろんなパターンを楽しめると思う。
・豊富なスキルを活かした育成
スキルが豊富で、かつ後半になると好感度の高いキャラ同士の間ではランダムにスキル伝授が起きるので、スキルをどんどん身につけて成長させていくのが楽しい。
・ロード時間が短い
戦闘もダンジョンの出入りも短いのでその辺りは快適
BAD/REQUEST
・戦闘がVPより劣化
名作を踏襲しているし技も豊富だが、バランス調整が雑なため「一人のキャラが一つの広範囲攻撃を連発」という脳死戦法でだいたい終わる
またパーティーメンバーも多いが近距離型の主人公が固定のため、近距離で戦えない敵の処理のために遠距離型一人、魔法以外が効きにくい敵のために攻撃魔法型一人、回復魔法型一人、というのがほぼ必須になってしまい、選択の幅が実質的に狭い。
また、単純に攻撃の見た目があんまりかっこ良くない。
・ストーリーが薄い
キャラは立っているものの、話の本筋自体が薄く、設定がややこしいわりには盛り上がりどころに欠ける。
またストーリーが大きく3つに分岐するが、うち二つはただのバッドエンド同然なのであまり観る価値がない。
・ダンジョンが無駄に長い
ただひたすら歩くだけみたいなダンジョンが無駄に長く、本当にただひたすら歩くだけなので苦痛。
・ハクスラ要素が微妙
基本的に武器は敵からのドロップで集めるハクスラなのだが、基本の種類が少なく、特殊能力よりも基本性能がものをいうので、あまりハクスラの醍醐味を感じなかった。
・UIがところどころ微妙
頻繁に使用する回復魔法を使うのにオプションボタンを押さねばならないなど、ところどころ不便なところが見受けられる
COMMENT
全体的につまらないわけではないのだが物足りない部分が多く、このゲームならではの魅力というものを感じない。
他のゲームと比べて特殊な部分はだいたいVPの劣化。
とにかく戦闘の調整が雑なのが残念だった。
駄作ではないが良作とは呼べず、止めはしないが勧めもしない、PS4でRPGをやりたいならプレイしても良いかな、程度の出来。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-11
GOOD!
<ストーリー>
神のような存在の三つどもえに振り回される主人公たち。異世界から地球に戻るための決断をプレイヤーに委ねられている。マルチエンディング。
<キャラクター>
主人公も入れて12人の仲間たち。戦闘ではそれぞれジョブが割り振られており、パーティ編成を考えるのが楽しい。好感が持てるキャラばかりなので誰を地球に還すか悩ましい。
<戦闘>
ヴァルキリープロファイルのような戦闘システム。コンボを繋いで必殺技を放つ気持ちよさがある。
BAD/REQUEST
<ダンジョン>
4,5種類ぐらいしかないコピペ。別のダンジョンに入っても全く同じのマップ構成で、宝箱も同じ位置。宝箱からも消費アイテムかステータス強化のアイテムしか出てこない。探索する気力が沸いてこなくなる。ダンジョン内にはセーブポイントもなく、ボスを倒す前に脱出しようとすると仲間の評価が下がるペナルティーつき。
<敵キャラ>
本当に種類が少ない。グラフィックは10種類ぐらいだろうか。ボスも3種類でほとんどローテーション。「またこいつか」という気持ちになる。
近接戦闘キャラの天敵となるウニみたいな雑魚敵。魔法耐性も異常に高く、パーティに中距離の物理キャラを入れていないと詰みかけるモンスター。こいつがいるせいで、パーティ編成が著しく制限される。近接4人とかやってみたいのに気軽にできない。ちなみに逃走すると仲間の評価が下がるペナルティー付き。
<序盤でできることの少なさ>
公式で宣伝してるバインドスフィアやグリードモードなど、フィールドで行うアクションがすべて出来るようになるまでが遅すぎる。
アイテムショップが開かれるのも中盤で、それまでに回復できるキャラを上手く成長させないと回復手段が制限されたゲームになり、常に回復アイテム不足に悩むことになる。下手をしたら序盤で詰むのではないかと思う。
<説明書が説明不足というギャグ>
電子版の説明書しかない。状態異常の効果についておそらく何も記載がない。「混乱とか気絶とかしてるけど、これどうなってるの?」調べるにはネットの攻略サイトを見るしか手段がないと思われる。ガードブレイクシステムに関しても何も説明がないので、ガードし直すことなど自分できづかないといけない。
COMMENT
開発資金も期間も無かったのかなとプレイヤーに感じさせてくれるゲーム。あの意味不明なCMをするなら開発にお金を回してあげてください。
ヴァルキリープロファイルの後継作品と聞いて購入しましたが、正直プレイステーション1の時代よりできることが少なくなってないかと思いました。トライエースの作品で隠しダンジョンをやる気力が沸かないゲームは初めてです。
総評は、他人にはお勧めしないゲーム。トライエースにお金を落としてあげたい人だけが購入すればいいと思います。
SO5は熱中して出来るといいなと思います。