【PS4】ウォーキング・デッド(THE WALKING DEAD) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2016-06-24 |
価格 | 3024円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シネマティックホラーアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 65
- (難易度)
- 1.33
- レビュー数
- 3
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 1pt |
65pt
GOOD!
ゾンビ溢れる中での様々な人間模様が深く描かれており
大変に見入ってしまった。選択の一つ一つを己で選ばなくてはならない。
やめ時がわからなくなるほど夢中になります。
エピソードは5つで、追加エピソードの400DAYSも収録されてる。
BAD/REQUEST
こういうジャンルなので仕方がないがゲーム性は極めて低いです。
オートセーブのみ対応なので、やめたいときにサッサと手動セーブしたかった。
カメラが固定なのでちょっと不自由に感じる。
COMMENT
ストーリーが大変しっかりしているので、海外ドラマとかよく見る人はすんなり入っていけるでしょう。
ただゲーム性は限りなく低いため、ストーリーにハマれなかった場合はアウトという結果になるでしょう。
リピート性はないながら、濃い物語を楽しめます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 1pt |
76pt
GOOD!
脚本が良いです。
プレイした方ほぼ全員が持つであろうケーム性に対する不満を帳消しにしてまでGOTYを獲得出来たのはひとえに脚本が突出して良かったからだと思います。
非情なまでに残酷な選択がプレイヤーに委ねられます。
どれだけ時間を与えられても決めかねるような究極の選択が突如やってきて、ものの数秒で決断しなくてはなりません。
下した決断で死人がでることもあり、ひたすら後悔と罪悪感に苛まれながら物語は進んでいきます。
製作側の悪意すら感じますが徹底的にプレイヤーを打ちのめすことで「これはただただ受身の映画や小説ではないんだ」というゲームであることの意味を持たせることに成功していると思います。
これらは間違い無く胸糞でBADにもなり得るのですが、このゲームが名作となった根幹を支える部分なのでGOODに書きました。
少女が可愛いです。辛い境遇にも必死で耐えながら主人公を慕って付いてきてくれる姿は堪らなく愛おしくなります。
どんなに自分の手を汚してもこの子だけは絶対に守ろうと思えたことが、胸糞オンパレードを乗り越えるための大きな救いになりました。
The Last of usに欠かせない存在エリーとジョエルの関係に通ずるものがあります。
グラは癖があるので意見が分かれると思いますが自分は味と捉えました。
BAD/REQUEST
胸糞な部分といいBADに活かされたGOODが多分にある奇妙なゲームなので評価しづらいです。
ゲーム性も評価としては間違い無くBADなのですが素晴らしい脚本を活かすならこれで良かったのではと思えますし。
その辺は紙一重なので人によってはただただ胸糞悪くゲームとしてはお話にならないレベルという評価で終わってしまう可能性もあります。
COMMENT
このゲームに本サイトのシステムで点数を付けても良い点数にはなり得ないと思います。
脚本以外の要素はどこをとっても今ひとつなので。
自分は点数以上の高評価をあげたい素晴らしい作品だと思います。
理由を聞かれても「脚本が良い」くらいで他者を納得させるだけのレビューは書けません。
ただ、いい歳こいたオッサンが物語に没入し動揺させられまくった挙句最後はTVの前で号泣させられてしまったら本作を凡作としてかたずけることは出来ません。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-08-10
時間制限があってかなり悩むけどおもしろい。
GOOD!
■日本では原作コミックより海外ドラマの方が圧倒的に認知度が高いですが、シナリオは
2つの良いとこ取りみたいな感じで、テレビドラマと同じ様に恐怖の中での人間同士の疑心・葛藤・欺瞞等の
人間性が良く描かれています。
ウォーキング・デッドの面白さはただのゾンビと戦うという物でなく、それを通して見えてくる人間の本質を
描いているという所。そこはきちんと表現されています。
コミック・ドラマ共にこのシリーズのファンでしたら納得できるストーリー内容です。
■絵画調というか毛筆調というか、独特のグラフィックは面白い試み。その試みは良いとは思います。
が、BADもあります。
■元々はPS3で発売されていた物ですが、それをPS4に、しかも低価格で提供してくれたという点は
ひじょうに有難いですね。
BAD/REQUEST
■圧倒的にボリュームが少ない。まぁ元が2500円くらいなので仕方ないという所もありますが、
内容も分岐によって多少ストーリーが変わる程度でほとんどやり込み要素がないので、2~3日で
ほとんどやり尽くしてしまいます。
PS3の時にあった追加DLCが最初から入っているのは嬉しい所ですが、それを加味しても
ボリューム不足は否めません。
あわよくば、もう少し値段を上げても良いので、何らかの要素を入れてくれたら有難かったですね。
■グラフィックが絵画調の独特な雰囲気を出しているのはいいのですが、悪く言えばPS3どころか
PS2レベル。
それだけならまだ良いですが、キャラの動きが何ともぎこちなく、どう見てもPS2で十分といえる出来。
この点はかなり低レベルな出来にちょっと残念。
■おおまかなエピソード(章)が5つあるのですが、エピソード毎にいちいちスタッフテロップを流されるのは
テンポが悪くなって減点。
一応作品自体がテレビドラマと同じ様に予告を見せて本編→終了後テロップといったドラマ調の作りを意識しているのは
良く分かりますが、このテロップだけでなく作中の会話等も全てスキップ不可なので、ここは設定変更させて
ほしかったですね。
COMMENT
基本的に元々が続編ありきの作品なので全てがボリューム不足。
しかしそこは百歩譲ったとしても、せめてキャラの動き・モーション等はしっかりと作ってほしかったですね。
おそらく誰がプレイしてもPS2レベルだと感じるくらいその点はひじょうに陳腐。
この点はPS3でも結構言われていただけに、せめてPS4では改善してほしかったです。
ただ、反面ストーリーに関しては人間の負の部分をひじょうに上手く出してます。
原作も人間ドラマがひじょうに上手く出来ていたので、この点はウォーキング・デッドらしさが出ていて
ひじょうに良かったと思います。
一応Z指定なので万人向けではありませんが、原作ファンなら手にして問題ない作品です。