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【PS4】FINAL FANTASY XV(FF15) レビュー

発売元 スクウェア・エニックスオフィシャルサイト
発売日 2016-11-29
価格 9504円(税込)
レーティング 【C】15才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人
■ DELUXE EDITION版:13,997円
■ PlayStationVR:対応

総合ポイント
60
(難易度)
1.95
レビュー数
41
スコアチャート FINAL FANTASY XV(FF15)レビューチャート

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4.9%
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90-100
【60点以上】
56.1%
【標準偏差】
18.55


デフォルト:新着順

0人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 5pt 2pt 3pt 3pt 2pt 3pt
総合点
60pt

GOOD!

[グラフィック]
FFの核心とでもいうべきでしょう。
やはり凄いと思います。実写のような映像と思います。

[クエストの豊富さ]
色々な遊び方はできると思います。
最初はゲームの操作性にあまり慣れず苦戦を繰り返しましたが、
ある程度慣れるうちに強敵との戦闘にも慣れてきました。

[キャラクターの個性]
主要キャラを4人と絞り込んだこともあり、
個性は際立っています。色々な場面での掛け合いは連帯感をうまく表しているのではないかと。

BAD/REQUEST

[オープンワールドの世界観]
特定の街を探索するというのであればいいのでしょうが、
複数の国にまたがる世界観をオープンワールドで示すのには無理があるのではないでしょうか。
km表示で遠い国が8kmとか出てきたら、山手線円内で世界が完結していると思えて正直げんなりします。

[移動がメイン?]
このゲームを象徴するのが車での移動ですが、
別に私は移動がしたいわけでもないですし、某HTBの深夜番組のようなやりとりを常に見たいわけではないです。
ファストトラベルで移動をスキップすることはできますが、
クエストになるとうまく機能しないことも多く、かなり煩わしかったです。
後半はパズドラしながら移動待ってましたよ。
後半は列車での移動が多かったですね。

[戦闘が少ない]
シナリオを追うのがメインなのか戦闘がメインなのかもはやわかりません。
クエストで入る経験値が結構多いこともあり、
ほぼ無戦闘でも十分にレベルは上がるのでは?
RPGの本質は戦ってレベルを上げることだと思っているので、ここは違和感が大きいです。

[ストーリーのボリューム感]
かなりチャプター数はありますが、
ボリューム感の少なさは半端ないです。シナリオ展開を簡単にまとめろと言われたら一瞬でまとまりますよ。
近作のFFを全然やっていないので最近の状況はわからないのですが、
細かい描写にこだわりすぎたのでは?

[音楽]
正直、印象に残らないです。
完全にBGMでしかなく、音楽をもうちょっと前面に押し出してほしかった。
インパクトのある音楽であれば一発で大まかなメロディーラインを覚えてしまうのですが、
今作は全くそれがなかったのが残念です。

[ローディング]
初期のプレイステーションですか?
下手すると1分かかっています。私は初代PSも最初から買っていた人間ではないので、
ここまでロードに時間がかかるゲームは初めてでした。快適さは大いに難ありです。

COMMENT

FFは8以来です。オンラインもやっていないので、今作が18年ぶりのプレイです。
FFの本質をどう捉えるかで評価は大きく変わるんだと思います。
DQと違って特定の世界観があってないに等しいので、
新しいことに挑戦した成果だ、と言われればこれは一つのFFだと思います。
ただ、複雑な人間関係や綿密に練りこまれたシナリオをFFとするのであれば、
正直成功しているとはあまり思えません。

作品としては一応楽しめました。
ただ、ナンバリングタイトルとしてのFFとしてはかなり違和感が大きいです。
外伝のような位置づけでよかったのでは?

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
Izayoiさん  [2017-01-04 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

0人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 5pt 4pt 2pt 3pt 3pt 2pt
総合点
60pt

GOOD!

・グラフィック
国内のゲームでは最高峰ではないでしょうか。
タイタン・リヴァイアサン戦は衝撃的でしたし、パリィ等の演出や召喚も○。
超巨大なクエストモンスターも控えてるらしく楽しみ。

・シフトブレイク
カッコいいし気持ちいい。良くも悪くもFF15の戦闘はこれが全て。

・仲間と旅してる感
あちこち探索してクエストこなしてキャンプしておいしそうな飯食って写真見て、
一日の終わりの仲間のやりとりもいろいろ想像させてくれる。

・やり込み要素
オープンワールド風の舞台も用意されており、寄り道でもクリア後もやれることは尽きない。

BAD/REQUEST

・ストーリーとキャラクター
きっと散々言われてるんでしょうけど、描写不足。
なんの役割もないまま、知らないうちに死んでたらしい多数のキャラたち。
メインキャラですら何を想いどんな信念の元行動してたのかよくわからない。
自分プレイ中寝てたのか?って疑いたくなるくらい、すっ飛ばされていくストーリー。
しかもそれをTIPSでサラっと補足という…。

まぁノクトだけを焦点に当てればなんとかまとまってる、かな?

・戦闘
深く理解してないだけかもしれませんが、結局のところ総合力勝負。
装備・料理・アビリティーコール・魔法・なにより回復アイテム。とにかく準備しておくこと。

マップシフトできるフィールドではひたすら狙っていくわけですが、
シフトブレイクからの連撃→ガード押しっぱでカメラグリグリ→マップシフト
の流れはスタイリッシュとは言い難い。
シフトブレイクの攻撃判定が敵に届かずに空振ることが多いのもなんだかなぁ。

・クエスト
9割方はしょーもないおつかい。
FF15の舞台を散策できることに楽しさを感じられればよいが、
そこらのRPGとやってること変わらないと感じた自分は苦痛だった。

COMMENT

キングスグレイブ視聴済。映画はとても出来が良く期待が高まっていた分、肩透かし喰らった気分。
大興奮のバトルもあるんだけど数は少ないし、全てにおいて惜しい・もったいないという印象。
FF12みたいにメインはほったらかしでサブクエに精を出すのが一番の楽しみ方なんでしょう。

 
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
レビュアリウスティスさん  [2016-12-28 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

4人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 5pt 3pt 3pt 3pt 2pt 2pt
総合点
60pt

GOOD!

・グラフィック
マップグラフィック、メイン級のキャラクターのグラフィック等の美しさはさすがのもの。
海外の同ジャンルゲームとはやはり違って、キャラクターのグラフィック描写がかなりちゃんとしており、
その辺はとても日本的で良いと思う。

大自然の中に巨大な生物が歩いている等、非現実感もちゃんとあり
車から眺める景色も楽しむ事が出来た。もっとファンタジー的な描写を望む人もいると思うので、
この辺は好みが分かれる所だとは思う。

・戦闘システム
スピーディーでスタイリッシュ。シフトがとても壮快。ナンバリング初のアクション導入で簡単操作でかっこいい動きが出来、
ガード等もボタン押しっぱなしで自動で回避してくれたりと、アクション苦手な人でも大丈夫な仕様。
ただ、アクション慣れしている人からは色々不満が出るだろうなと言う仕様ではあるものの、
アクション初心者がターゲットであればまあこんなものなのかも。

・旅をしてる感がすごい
ストーリー展開とはちょっと合わないためにそこにはやや違和感を感じるものの、
アメリカの中南部あたりを実際にキャンプしながら車旅しているかのような感じをしっかり味わえる。
事前情報では正直キャラクターが全員ホストに見えて微妙だなとは思ったが
プレイ時間を重ねたり、アニメ版のキャラに焦点を当てた話を見て行くうちに
馴染んでいってあまり気にならなくなった。その辺はキャラクターの掛け合いの多さや
描写の多さの賜物だと思う。が、ここも好みが分かれるとは思う。

BAD/REQUEST

・ストーリー描写、世界描写の少なさ
オープンワールド系のゲームではある程度はしょうがないと思えるものの、
ストーリーの本筋に関わる描写がとても少ない上に明らかに欠けているように感じる出来。
日本のRPGはストーリー重視である事が多いので、そこは大きい問題だと感じた。
せっかくパーティーキャラクター自身の描写は頑張っているのに
(そもそもキャラクターを魅力的に描くのはストーリーに移入させる為のものなのでは…?)
ストーリーとはあまり結びついておらず、ストーリー進行と実際にオープンワールドでいくらでも
時間を潰せる仕様とがかみ合っていない感が凄い。

正直設定全般に関しても、「まあこの辺は突っ込んじゃだめだよね」と言う域を超えている気がする
ようなポイントが多く、どうしても気になってしまう点が多かった。
(敵国に狙われているようなノクト達が気軽にスマホで連絡を取り合ったり)

全体的なストーリーの内容としては不可解な所が多いものの悪くはないと思うのに、
徹底的に描写が足りずに色々完成していなかったんだろうなとつい感じてしまう。

・クエストのシンプル過ぎる仕様
全てのクエストが、あそこへ行ってこれを取って来いor倒して来いに終止する。
サブクエスト内のサブストーリー的な描写は特になく、数だけは膨大にあるため
やる事がなくなる事はないが、かと言ってお金と経験値以外に特にやる意味を見いだせない。

・戦闘システムの浅さ、バランスの雑さ
やり込もうとすると、戦闘システムがとても浅い事に気付く。
攻撃の硬直がとても長く、任意のタイミングでキャンセル出来るケースが少ない。
敵の攻撃モーションは発生がとても速く、早めに攻撃をやめてガードに徹しなければ
容易に攻撃を食らってしまうため、慣れてくるとあまり爽快感がない。
モーションが無闇に長く複雑なため、どこで終わるのかどのタイミングで回避すればいいか等が
直感的に非常にわかり辛い。その上敵は突然ガード不能攻撃を出してきたりする上に
ガード不能攻撃に対する警告などはなく、実際に食らってみるまでわからない。
敵の耐久力設定も凄まじく、固い敵が固過ぎて延々殴っているだけの戦闘が多い。
攻撃を当てると怯むタイプの敵はただ殴っていれば反撃される事もなく完封出来るレベルなのに、
殆どの敵が怯まない仕様でとても極端に感じる。

武器種が豊富にあるのに、最強クラスの片手剣が序盤で手に入ってしまうために
片手剣以外の武器を使う意味があまり感じられなかった。
一応武器相性が敵によってあるみたいな事を説明された気がするが、
正直張り付いて攻撃回数を増やした方が良いのでせっかくの豊富な武器の意味がないように感じた。
ファントムソードについてもHPの消費が激し過ぎて、リスクに見合った威力を提供出来てはいないため
死にシステムになっているように思う。

魔法の使用をアイテムかつフレンドリーファイア可能な手榴弾のような立ち位置にしたのも
あまり賛同は出来なかった。元々FFは最終的にはレベルを上げて物理で殴るのが正解とは言え、
一種類ずつ、三属性の魔法しかなく(違いは威力+副次効果のみ)、かつアイテムとして精製しなければならない上に
作成出来る数がとても少ない。原料のエレメントも妙に取得が面倒な仕様になっている。
まず戦闘自体が必然的に混戦になり、味方AIがとにかく敵の近くに陣取る為に
まともに魔法を使えるタイミングは戦闘開始時くらいしかない上に使用のディレイももの凄く長い。

戦闘中に使うのであればまず仲間を巻き込む心配をしなければならず、
この仕様は単純にストレスと言うか精製の面倒さも相まってあまり魔法を使いたいと思える
システムではなかった。そう言った特殊攻撃の類いはRPGの醍醐味でもあると思うのだが…。
フレンドリーファイアの必要性を全く感じない上にRPGとしての良さをかなり殺してしまっていると感じた。

・スタミナシステム?
マップ上でダッシュするとスタミナが減って行く仕様。
このスタミナ、ダッシュ中の操作で簡単に回復する事が出来るために
正直ゲージがある意味が全くない。面倒なだけである。マップシフトの際にスタミナが足りないと出来ませんと
説明にはあるので戦闘中に重要なのかと思いきや、そもそもスタミナが足りなくてマップシフトが出来なかったケースに
プレイしていて遭遇した事はなかった。
何となく開発途中で適当に何も考えず入れたのをそのまま意味も無く残していたのかな?と言う感じ。

・敵のレベル表記の意味のなさ
正直、敵の強さは主にモーションの唐突さと飛び道具の有無(またそれらがガード可能かどうか)
くらいで大体決まっているので、敵のレベル表記や推奨レベル等に意味を感じられなかった。
Lv30の時にLv30の敵と戦うと一方は楽勝で、もう一方は一瞬で仲間が全滅…等
一部の敵の攻撃力設定がおかしく、一撃で戦闘不能になるレベルの攻撃ばかりのケースも。
アイテムがあればいくらでも復活出来て決してゲームオーバーにはならないシステムなので
進行に支障はないのだが、その辺はアイテムを無限にする事でバランス調整を放棄した出来に思えた。

他にもロックオンの謎システムやカメラの不自由さ等、バトル関連は
まず「何とか完成させて動く所まで作りました」と言った出来で、その先にもっと面白くしようと言った試みや
改善を目指した形跡がどこにもない為、骨格自体はいいのに練り込み不足過ぎて完成度が低く感じてしまった。

COMMENT

アクション好きでゲーム慣れしている人間からの意見として
レビューをさせていただきました。

全体的には楽しんでプレイは出来たものの(特に前半部分)、やはり骨格だけ作って
後は時間が足りませんでした、と言う感じがとても強い作品だと思います。
さすが、と思わせる点も多々ありましたがやればやるほど「せっかくの骨格が勿体ない」
と言う意識が強くなっていきます。
開発はこれからも精力的に追加コンテンツやパッチ等を配布していく様なので
頑張って改善していって欲しいと思う一方、次回作があったら
システムを使い回してちゃんと煮詰めたものを出して欲しいと言う気持ちでいっぱいです。

値段分は楽しめました。

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
木刀魔人さん  [2016-12-18 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

8人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 5pt 4pt 3pt 3pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

・圧巻のグラフィック、演出
 FFといえばグラフィック。本作も非常に素晴らしい出来になっています。どこまでも走って行きたくなる爽やかなフィールド、ガヤガヤしていて楽しそうな街の雰囲気もバッチリ出ています。特にオルティシエの清廉さと賑やかさが同居した美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。それまでに私は50時間プレイしていてFF15のグラフィックに慣れつつあったにもかかわらず、スゲェと本気で思ったものです。
マップだけではなく、食べ物のグラフィックにもかなり力が入っており、お米のつややかさに少々不満があるもののどれも美味しそうな描写になっています。
 演出も最初から最後まで全力を感じられます。タイタンやアダマンタイマイの勝てるのか不安になる程の圧倒的な迫力、ルナフレーナの青い花を前面に打ち出した儚くも美しい映像、ゲーム終盤のそれまでの比較的明るい世界との落差を感じる絶望的な状況などが私はかなり印象的でした。それ以外も、見れば見るほど細かい部分まで拘ってると感じます。

・仲間たちの台詞の圧倒的な多さ
 とにかくノクト達4人の台詞が膨大です。ありとあらゆる場面、例えばフィールドを走っている時や敵と戦ってる時も彼らは会話します。なので終始賑やかなゲームとなっています。また、サブクエストの受注時、クリア時の多くに専用の会話が用意されています。サブクエストを受注する時に「今度はどんな会話をするんだろう?」と期待してしまいます。
 正直、男同士の会話としてはうーんと感じる部分も多くクオリティが高いとは言えませんが、皆で旅をしている感覚や仲の良さの描写としては上手く機能しています。ノクトたちはまさに仲良し4人組という感じで、愛着も段々湧いてきます。なのでラスボス戦前の、最後のキャンプの会話や今まで撮った写真の中から最高の一枚を選ぶイベントにはグッと来るものがありました。


・ドラマを感じるBGM
 どの曲も本当に素晴らしい。全編オーケストラが使われており、壮大でドラマチックな曲がゲームを盛り上げてくれます。私はカルタナティカ駅の曲とラストダンジョンで流れるボーカル曲が一番好きですね。前者はそれまでの展開による疲弊感や変わっていく関係性への焦燥感、後者はもう少しで全てが終わる哀愁と最終決戦に向けての盛り上がりが見事に表現されています。ストーリー以上にノクト達の心理を物語っていると言えましょう。
 主題歌は誰もが一度は聞いたことがあるであろう『スタンド・バイ・ミー』のカバーです。オープニングでも使われており、その時は何でこの曲を……と思ったものですが、エンディングまでたどり着くとノクト達の友情にピッタリで、効果的な使われ方をしてるなと感心するようになりました。

・制約は強いものの、それが気軽さにつながるオープンワールド
 今作では自由度が高いゲームプレイが楽しめる、所謂オープンワールドが採用されています。メインストーリーの他にサブクエストや釣りといった本筋から外れた要素が用意されており、中盤まではメインストーリーを無視してそれらに没頭することも可能です。適当にサブイベントをクリアしながら釣りしたりチョコボレースにチャレンジしたりと、メインストーリーそっちのけで私は楽しめましたね。
 サブクエストの進行度や選択肢によってストーリーが変わるということはなく、確固たるメインストーリーが存在しますので、オープンワールドとしては決して自由度は高くありません。しかし、逆に言うと何をすればいいのかわからなくなることがない、とも言えるます。私は他のオープンワールドのゲームをやる時、自由度の圧倒的な高さ故にあれこれ考えすぎて疲れてしまうことがあるので、本作はある程度自由が制限されてるのが逆に気楽に楽しめて良かったです。初めてオープンワールドを人にとってはとっつきやすいと思います。本作をきっかけに様々なオープンワールドのゲームに手を出してみるのも面白いかもしれません。

・スタイリッシュなアクションバトル
 コツを覚えてくると楽しくなってくる、プレイヤーが成長できるバトルだと思います。最初のうちはなかなか慣れず、敵の前で攻撃を連打することしかしていませんでしたが、敵の攻撃を読んで回避する、その隙に攻撃する、といったことができるようになると、一見強くて適いそうもない敵をあっさり倒せるようになったりして、段々楽しくなってきます。これに加え、瞬時にワープする、攻防ともに強力な「シフト」を使いこなせるようになるとスタイリッシュにキャラを動かせてるな、という感覚が出てきます。
 アクションが苦手な方でもウェイトモードでじっくり戦うことが出来ますし、歴代のFFの中でもトップクラスに回復アイテムが強力なのでゴリ押しも可能なバランスになっているので、クリア自体は比較的しやすいと思います。
 その一方で最難易度クラスのボスやダンジョンはレベル99でもかなり厳しく、システムを使いこなせなければクリアできない程の難しさなので、やり込みがいもバッチリです。

BAD/REQUEST

・評価不可能なストーリー
 全体的にキャラクターや設定を出しては中途半端なまま投げ出しています。重要そうなキャラクターが出てきても、これと言った活躍や掘り下げもなくあっさり出番終了になります。パーティメンバーを含めた5,6名以外は全員そうと言っても過言ではありませんが、じゃあ彼らが充分に掘り下げられているかというと別にそんなことはないです。それと、メインヒロインのはずのルナフレーナの出番がどう考えても30分もないのですがどうなってるんでしょうか。設定もキャラクター同様に、出てきてはすぐ話題に出なくなりを繰り返している印象が強いです。
 このように、どの設定もキャラも掘り下げられぬまま進むので、何もかもが非常に薄っぺらい印象を受けます。もしかしたら奥深い設定が存在するのかもしれませんが、ゲーム中にその節が見受けられない以上ないも同然です。

 ストーリーを盛り上げるものの一つに、心理描写があります。しかし本作ではそれがほぼ描かれません。ノクト達の台詞が多いと前述しましたが、帝国と戦う決意や故郷を奪われた悲しさ、成長性などを感じさせるものはそこにありません。むしろ、故郷を奪われた直後に走りながら「だるいな」「そうだな」と言ったそれまでと同じノリの会話が繰り広げられ、もしかして彼らは何も感じていないのではないかとすら感じさせます。「仲良し4人組」と先述しましたが、その描写がストーリー上のシリアスな展開と噛み合っていません。
本来心理描写が出来る絶好のチャンスを、4章以後はほぼ毎章、時間経過のテロップで誤魔化す傾向にあります。一番酷いのは10章の始まりです。ネタバレはしたくないのでボカしますが、前の9章でノクトたちを取り巻く環境は劇的に変化します。ここからどのような経緯で旅を続けることになったのか、彼らの真意はいかに……とプレイヤーが最も興味をそそられるところでしょう。しかし、ロード中の「旅を続けるために列車に乗った」という文章と「数週間後……」というテロップだけで全て流され、それらが描かれることは一切ありません。
また、とあるキャラクターの意外な真実や真の王として世界を救うための驚くべき条件が語られてもこれまたさらっと流されて次に進みます。条件についてはかなり過酷なもので、普通に考えればそう簡単に受け入れられるわけがありませんが、ノクトは普通に受け入れます。この場面のみならず、ノクトは様々な重要なことを案外あっさりと受け入れる傾向にあります。
また、ストーリー上大事な展開を、任意でしか聞けない町中のラジオで伝えるという謎の手法も取っています。町中で調べられるものの一つでしかありませんから、ノクトたちは当然何の反応もしません。
もちろん、心理描写は必ずしなければならないわけではなく、本作はあくまでもRPGなので濃密なものを要求しているわけでもありません。また、敢えてせずにプレイヤーに想像させるというのも大いにアリです。しかし、本作を完全に理解しようとした場合、想像というよりは創造が求められます。RPGということを考慮しても、あまりに行間がないゲームなのです。
その結果、ただでさえ薄っぺらいストーリーが突拍子もなく意味不明なものになってしまいました。特にグラディオは頼れる兄貴分という描写が恐らくしたいのでしょうが、実際は「なんだかよくわからないけど突然キレる人」、ルナフレーナの兄レイヴスに至っては相当な重要人物のはずなのに言動が断片的かつ滅茶苦茶すぎて支離滅裂という印象が強いです。

いつだったかは忘れましたがPVで、スープを不味いというノクトを窘めながらも、口に含んでから不味そうにべえっと舌を出すレギスというワンシーンがありました。これだけでレギスがどういうキャラなのか、どういう親子なのかわかる巧みな描写で、これは期待できそうだなと思ったことがあります。しかし本編にはこのように、短い時間で様々な感情や関係性を伝えられるような描写はまるでなく、クリアして落胆したものです。そもそもこのシーンは本編にありませんでした。

写真選びや最後のキャンプのシーンでグッと来ると言いましたが、それはあくまでプレイの累積でしかありません。共に世界を駆け巡り、苦労しながらもお互いに助け合って強敵を倒し、様々な困難を乗り越えていく。そのようなゲームプレイで得た経験ゆえの感動であり、シナリオはハッキリ言ってプラスには全く作用していません。むしろ、シナリオが並以上であればもっと感動できたであろうという点で、私はマイナスだったと思っています。


・内容の薄いサブクエスト
 「○○倒して」や「△△持ってきて」といったお使いに終始しており、それを終えたら報酬をもらって終了です。依頼主の台詞から世界観の広がりや新たなキャラクター性が発見できるということも特になく、全編通してただのお使いと化しています。シナリオの薄さと相まって世界観に薄さを感じる要因となっています。


・戦闘のストレス要素
 まず、カメラワークが滅茶苦茶です。戦闘でカメラとノクトの間に木々などのオブジェがあった場合は、カメラが近づくわけでもオブジェが透明になるわけでもなくそのまま表示され、ノクトや敵が見えなくなります。また壁際にいる時や巨大モンスターが相手の時はカメラが変に動いたりズームアップしすぎたりしてノクトがどこにいるのかわからなくなることもしばしばです。これにより相手の攻撃をよく見て対応するということが難しくなっています。
 また、本作では操作できるのはノクトだけで仲間は基本的にAIで動くのですが、そのAIがとてつもなく馬鹿です。基本的に敵に突っ込むことしか考えておらず、敵が攻撃を仕掛けた時に突撃して勝手にダメージを受けます。この問題は敵が強くなるにつれ顕著になっていき、レベル90前後以上の敵が相手では仲間全員を生かして勝つよりも、死んでも放置してノクト一人で勝つ方が楽なこともあります。なので四人で協力して戦う戦略性は次第に薄れていきます。仲間の絆を描く本作ですから、もうちょっと強くても良かったのではないでしょうか。


・3章以降段々ショボくなっていくゲーム性
マップの拡張性という点で疑問が残ります。オープンワールドとして機能しているのは8章までの舞台となる、ルシスの大陸のみです。実はこのゲーム、3章の時点でこの大陸の8割以上のエリアに行けるようになります。残りは7章で訪れる北西のエリアとクリア後に飛行して訪れるプティウォス遺跡周辺のみです。つまり、4章以降はほとんど行ける所が増えないということです。3章の時点でかなり広い世界を実感できたため、「ここからどんどん広くなって、同じくらいの規模の他の大陸にも行けるようになるんだろうな」と期待したのですが、そんなことは全くなくかなりガッカリしました。ゲームとしての楽しさやワクワク感は間違いなく3章がピークです。

 9章でオルティシエに上陸してからは完全な一本道になり、つまらなくなっていきます。9章はオルティシエの美しさや賑やかさ、闘技場やモブハント(モンスター討伐の依頼)が楽しめるためまだいいのですが、問題は10章以降。これ以降は行動できる範囲が電車内だけ、小さな拠点とダンジョンだけなど、とにかく狭すぎます。サブクエストやモブハント等、本筋以外の要素も一切ありません。また、ルナフレーナの故郷テネブラエは城が見える丘だけ、敵国ニフルハイムは道路と塔だけと、見える所に行けない窮屈さをこれ以上ないほどに感じます。
 ストーリー上のミッションはひどく単純で、10~13章では戦闘もそれまでに比べ出来ることが少なくなっています。
 中でもノクト一人でダンジョンを探索するのがメインの13章は、力が封印されている関係でショボい魔法しか使えず、戦闘が非常につまらないものになっています。探索自体もあっちへいったりこっちへ来たりを繰り返すだけで全く面白くありません。また、何故か封印中は非戦闘時にダッシュができず、探索のいらいらを助長させます。
 あまりの自由度のなさとつまらなさに、ひょっとして後半は時間が足りず急ピッチで作ったのではないかという疑念すら生まれます。


・見えない壁
 実は8章までの舞台も上記と似た欠点を抱えています。それは世界各地に、一見進めそうなのに進めない「見えない壁」があることです。
まずガードレールの多くをジャンプで飛び越えられません。高所からは基本的に全部できず、曲がりくねった道をまっすぐ飛んでショートカット、ということが出来ません。それ以外にもジャンプの高度より低いのに飛び越えられない岩、飛行中なにもないところで強制的に旋回させられるなど、見えない壁は世界各地に点在します。その先に何もない大陸の果てでそうなるのなら仕方ないのですが、道路と道路の間の山なども進めません。このように地図上に記載されているのに行けない所はかなり多く、プレイすればするほど世界が狭く感じられてきます。


・オープンワールドとしての不満点
 広さだけではなく、質も決して高いとはいえません。街や拠点、店を除くと人はほとんどいません。たまに負傷したり車が故障して立ち往生する人がいるくらいで、それ以外は基本的にいません。なので、辺鄙な所に人がいる驚きやそこでしか聞けない話も特にありません。また、奥地に行くと妙に印象に残るへんてこな地形や模様があるということもないので、全体的に平坦な印象を受けます。
 街のあちこちにいるNPCの動きのなさも気になります。本作は時間や天気の概念が存在します。しかし、いついかなる時も彼らは決められた範囲を動きません。夜になったから家に帰るということもなければ、雨が降ったから屋根のあるところまで走ったり傘をさすこともありません。オルティシエで雨がザーザー降っているのに、階段に座って談笑するNPCの姿を見た時、このゲームに何とも言えぬ作り物臭さを感じてしまいました。


・クリア後の要素
 クリア後に一定の条件を満たすと車が飛行できるようになりますが、これが妙に難しいです。車は道路しか走れないため道路に確実に着地しなければならず、これが出来なかったらなんとゲームオーバーになります。ゲームオーバーになる条件がよくわからず、ぶつかりながらも道路に着地して走り出したのにゲームオーバーになったことがあります。
 また、飛行していけるプティウォス遺跡は、ノクト一人で戦闘のないアクションと謎解きオンリーのダンジョンなのですが、これが嫌になるほど辛い。アクションはかなりシビアなジャンプ調整や幅の狭い鉄骨渡りを求められることが多く、RPGとしてはともかくアクションとしてみた場合操作性が悪い本作では終始イライラすること請け合いです。3Dアクションの黎明期かと言いたくなります。ちなみに報酬は自動で敵の攻撃を避けてくれるアイテムで、アクションを苦手とする方向けだと思うのですが、何でアクションオンリーのダンジョンの報酬にしたのか理解に苦しみます。


・その他
 レストランで受けられるモブハントは何故か一度に複数を受注することができません。そのため「受注→倒しに行く→報告→受注→倒しに行く……」という繰り返しをすることになり、作業感が非常に強くなっています。サブクエストがいくつでも受注できるのに、モブハントを一つだけにした理由がわかりかねます。
 ロードは全体的に長く、セーブデータのロード時は仕方ないにしても、ファストトラベル(ドラクエで言うルーラに近い)や車または宿泊地に戻るといった違うエリアに瞬時に行くコマンド、新章スタートでもかなり待たされます。ファストトラベルは使う頻度が高いコマンドなので、モブハントをこなしてる時はプレイ時間の大半がロード時間になることもしばしば。
 このゲームは仲間との絆を序盤から描いてきました。しかしラスボス戦や、1月24日から行われているモグチョコカーニバルがノクト一人であるなど、絆とは一体何だったのかと思う要素がちらほらあります。
 これら以外にも気になる部分は山ほどありますが長いので割愛します。

COMMENT

 このゲームを評価する際、「サブクエストなどの、本筋から外れた遊びを楽しめるか」というのが一番のポイントになります。メインストーリーを楽しみたいという方も大勢おられるかと思いますが、本作のメインストーリーはプレイ時間にして20時間程度しかなく、出来が壊滅的なこともあって、それだけを追っても満足度はかなり低くなるでしょう。ある程度サブクエストもやって、世界を駆け回ったりノクト達の仲の良さを堪能して初めて、ゲーム自体にも愛着がわきます。一方でどうにも平坦で遊び心に欠けるため、海外産の本格的なオープンワールドゲームに親しんでいる方は物足りなさを感じる内容かもしれません。オープンワールドとかつての『FF』のような、従来の非オープンワールドの中間のようなゲームだと思っておけば楽しめるゲームではあります。

 それを考慮しても、ストーリーと後半のつまらなさは致命的で、全体的な評価は低くならざるを得ません。
 また凄そうなゲームに見えて、案外作り込みが浅いなと感じる瞬間が多々あります。世界の広がりを感じられそうに見えてそのピークは序盤にあたる3章であること。どこまでも走っていける自由度を持っていそうでそれを阻害する見えない壁。軽快なアクション性を持つものの、カメラワークの劣悪さと仲間の馬鹿さが足を引っ張る戦闘。ストーリーと後半はどうしようもないレベルではありますが、これらはもっと何とかなったんじゃないかと惜しく思います。

 とは言え、なかなかに楽しめたゲームです。序盤から中盤にかけて、メインストーリーを無視してサブクエストに没頭していた時は間違いなく楽しかったですし、オルティシエをはじめとする美麗なグラフィック、演出に圧倒され、久々にサウンドトラックが欲しくなるくらいBGMを好きになれました。レベル99が出発点とも言える高難度のやり込みも熱いです。物議を醸した、最後のキャンプでノクトが真意を吐露するシーンも問題点は多いですが、私はかなり気に入ってますので、好きか嫌いかで言えば好きな部類に入るゲームではありますね。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ジョンさん  [2017-01-29 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: サザーン
レビュー日: 2016-12-01
のんびりクエスト等をそれなりにこなしつつ
30時間弱でクリアしました。

最初に言わせていただくと、高評価の大半に書かれている
"まだ序盤ですが面白いです"といったプレイ中の高評価は、
少なくとも今作では全く参考になりません。

なぜなら私自身、体験版やゲームの序盤~中盤にかけては、
色々不満はありながらもオープンワールドっぽい世界を楽しく
プレイしていたからです。
なぜこんなに評判が悪いんだろうとさえ思っていました。

しかし、ゲームの終盤、ここまで酷評されている意味を理解しました。
これまで疑問に思いながらも、あまり気にしない(よく分からない)でいた
シナリオが核心に迫って来たからです。
なまじ進行が一本道になり、シナリオが強調されるばかりに、
理解不能なシナリオ進行、意図不明な演出、唐突な伏線回収etc・・・が
こちらにダイレクトに伝わるため、フラストレーションがガンガン溜まっていきます。
特に私は、映画やアニメを事前に観ていたので、フラストレーションの
溜まり方が凄まじかったです。

そしてエンディングを迎えた瞬間、怒りを通り越して頭が真っ白になりました。
方向性の見えないこのシナリオで、製作者は何を表現したかったのか・・・
割と真剣に考えてみましたが、シナリオの矛盾点ばかりに目がいってしまい
到底理解することができませんでした。
この理解不能で雑な部分を"ファンタジー"と表現してたのでしょうか。

おそらくこのゲームは、シナリオの結末を知らずに、
オープンワールドっぽい世界をプレイし続けた方が
楽しめる"クリア非推奨"なゲームだったと思います。
(クリア済みの他の方のレビューを見ても概ねそんな感じですよね)
シナリオの結末を迎えてしまった今となっては私に知る術はありませんが・・・。

FFのナンバリングタイトル、しかも発売まで10年かかった超大作と
大きな期待をして買ってみれば、
結局、よくあるやたら大風呂敷広げて面白く見せといて
広げた風呂敷を無理やり畳んでゲームの形にして売りましたという駄作でした。

しかも、たちの悪いことに大風呂敷の部分をかいつまんで誇張して
ユーザーの購入意欲を煽りに煽り、よく分かっていないユーザに売り抜くという・・・。
最早FFの伝統芸になりつつありますが、この出来で何故あのような
"極上"を騙る宣伝が出来るのか開発側の神経を疑います。

評価としては、減点方式ならシナリオのあまりの出来の悪さに
文句無く星1(ゼロの評価が出来るならゼロ)なのですが、
シナリオに目をつぶれば、誠に遺憾ながら、
中盤まではオープンワールドっぽい世界をそれなりに楽しく
プレイさせていただいたので、その部分だけ評価して星2とします・・・。

【PS4】FINAL FANTASY XV(FF15)
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